星の髪飾り

星の髪飾り

2007/01/07
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類



でも、世の中はもっと暗い。 

少し色褪せたカーテンを閉め、だるい足腰を右手の甲で叩く。

気合いを入れなければ! 明日の為に・・・・・・

(週3日~4日、1日5時間程度働ける方。 経験者優遇。 年齢40歳位まで)

「ガクン! 」

明海にもらったハーブティーをめがけて、一階のキッチンまで、「よーい、ドン!」

まるで、待機せざるをえなかった就職氷河期の若者のようだ。 

氷は何時になったら、溶けるのやら。 

 クローゼットの整理の途中、見つけてしまったピンクの箱。

ちょっとのつもりが、いつもこう。 だから開けっ放しのクローゼットに、半分腰を入れ

曲げた膝だけ、ひょこんと出して密やかに読む。 ハーブティーをすすりながら。



「その日、イギリスに来て、最初の市内ツアー授業で、俺はロンドンに行くのを

楽しみにしていたんだ。 あの手紙を読むまでは・・・・・・

 裕子さん、もうわかるよね? 終わったんだ、俺たち。 遠距離、いや!側にいても

駄目なものは駄目だったのだろうな。 終わるってそういうことだ。

 ロンドン行きの電車の中で、もう一度彼女からの手紙を読み返した。 周りの友達や先生に

気付かれぬように。 やはり夢でなく現実なんだ!と思ったら、涙が止まらなくなった。

 ただこの日、日本でも報じられたと思うけれど、イギリスでは、ダイアナ妃が亡くなったことで

多くの人が泣いていたんだ。 俺の涙のもうひとつの訳は、悟られなかった。

だけど、この失恋はダイアナ妃の死と重なったことで、俺の記憶に強烈に残っていくんだろうな。 

本当に状況は容赦なく変わる。 人の心もね。 

 裕子さんはどう? 風の頼りに会社を辞めたって聞いたけれど。

ああ、返事はいいよ。 裕子さんは仕事、家事、あげくに俺の知るところの同年(といっても

母親や叔母くらいだけれど)の女性の中でも、多忙を好む人だから。

 前にも書いたと思うけど、夜8時を過ぎても太陽が明るく街を照らすんだ。

そうかと思えば、午後3時頃、夜が降ってくるし。 

地球は不思議だな。 

追伸: 俺、たぶん立ち直るから・・・・・・いつか裕子さん、言ってたよね。 あれは
    美紀ちゃんの時だっけ? 
   「涙は心に染み入り、男を少しだけデカクし、女を凄く強くする」って。

    ちょっと勝手な定義じゃない? 俺も少しはデカイ男になって帰るよ。

                                     雄二       」


                         撮影 yuu yuuさん



・・・・・・・・・・・・かおと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 外は強風! こんな日は中途半端で困る。

洗濯物もお布団も、掃除も換気も・・・逆効果。

こたつにへばり付くのは、もう鯔になるばかり、ムーミンなら可愛いけれど、鯔・・トド。

火曜日から「普通」が戻ってくる。 

私の普通は昨年から変わった。

 タバコをやめた。 コーヒーが飲めるようになった。 パソコンと向き合うようになった。

手抜き主婦になった。 これでもオトナシイ暮らし振りになった。

ああ、チーズケーキが食べたい! できたら抹茶ケーキも。 

さっき横目で見て、堪えて買わずにきたアレが食べたい





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007/01/07 08:13:09 PM コメント(10) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: