星の髪飾り

星の髪飾り

2007/04/06
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類



香川秀明と結婚後もインテリアコーディネーターを十数年続けていた。
仕事を精力的にこなす日々の最中妊娠、そして流産。それは夫婦の絆を深めることを
選ばなかった。多くを語らない夫婦。秀明の背中に女性の影を感じながら、裕子は
ますます仕事に明け暮れる。家庭や接客のストレス、40歳を過ぎた頃から心身が悲鳴を
あげる。そんな最中、店舗改装の仕事において裕子は大きなクレームを!
まさかの現実にすっかり健康を害し、社会復帰も不可能になった。天井を眺めるだけの
暮らしが続く。秀明も不況の真っ只中。リストラ、自殺の文字に脅える。
やがて裕子は通院と元同僚明海や雄二との励ましで、薄紙を剥ぐ様に回復に向かう。
ある晩、久しぶりに秀明が話し掛けた。それは遠まわしではあるが「好きなことをすればいい」
という秀明の意外な思いだった。見えない抑圧からの開放を得た裕子は独身時代に
夢中になったジャズダンスをはじめる。サークル新入りに向けられる好奇心。
それでも心身ともに健康になっていくことに感謝しつつ水底ゆるやかに本来の自分を取り戻す。
レストラン「街路樹」はそんな裕子にぴったりのリズムで働ける場だった。
接客を離れ、レストランの裏方で無になって働こうと潔い一歩を踏み出す。全くの畑違いの
仕事に、秀明も周囲も呆れるが、闇を見た裕子にとってそれは歓びの一歩だった。
そして戦場ともいうべくレストランのランチタイム。自らの甘さに嘆く間もなく、そこで
働く様々な世代の人との摩擦や融合を繰り返す中・・・・・

 大沢竜也・・・
高校生の竜也は母子家庭。歳の離れた弟と母、祖母の四人暮らし。アルバイトをしながら
好きなギターを持って路上ライブをする平凡な若者。
ある晩、アルバイト先に面接が決まった新入りが仕事説明を受けにやってきた。
厨房に女性が入るという噂を聞きつけ、わくわくしながら彼らを待った。
数人の男子学生とやってきた「その人」は、期待はずれのおばさんだった。
「なーんだオバサンじゃん!」
竜也の一言は、香川裕子に大きなインパクトを与える。そして不思議なキャラのおばさんは
厨房を影でしきるベテラン倉田や自己中チーフ西田に戸惑う。繊細なのか大胆なのか
極めて普通とは思えないその人をある日、お台場に誘う。昭和育ちと平成生まれ。
両親を亡くした幼い頃の話から、落ちていた時のことをまるで自然に話す裕子。
気がつけば、竜也自身も誰にも言えない家庭の事情や好きな女の子のことまで話していた。
素のままでかかわれる裕子は時々切れて、静かなるベテラン小林やフロア―の兄貴分、矢沢を
驚かせる一方、ヤングママ千尋の公園デビューの助っ人や、裕子より後に入った奏に親切に
寄り添う。
春、夏が過ぎ、秋を迎えようとしていた頃、チーフの移動と倉田の退職が厨房を一挙に
多忙の空間へ導いた。
ギターを弾く時間を失った自由奔放な竜也。殺気だった厨房の空気は、それまで幾度となく
陽気な竜也のスイッチで和みの場に切り替わった。が・・・ゆとりが失せた今、それは
苛立ちにが支配する空間に過ぎない。よってボイコットをして勤務時間を見直してもらおう
と提案するが誰も乗って来ない。
諦めかけたある日・・・・






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007/04/06 07:14:06 PM
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: