【粗筋】
遊女が噛みついた歯形を友達に見せて回って惚気るのだが、そのうちに薄くなって来て、自分で色揚げする。
「おう、どうだい、あの馴染みが焼き餅で食いついた」
「女にしては大分大きいな」
「ああ、笑いながら噛んだのよ」
【成立】
安永2(1773)年『坐笑産』の「歯形」は、隠居が最初から自分で歯形を付ける。同6年『さとすゞめ』の「歯の跡」、天明9(1789)年『福来すゞめ』の「歯がた」、寛政元(1789)年『かたいはなし』の「見え」、寛政8年『廓寿賀書』の「歯形」など。遊びネタのマクラによく聞く。
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