名作落語大全集

名作落語大全集

2026.09.06
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カテゴリ: 落語

【粗筋】

 車夫のずぶ六、その名の通り酒で身を滅ぼしたのだが、困って泥棒を働く。入った家がろくな物がなく、ガラクタを風呂敷に包んで逃げ出すが、慌てて書生とぶつかってしまう。書生が怒鳴りつけるが、風呂敷包みに目を止める。「それは何だ」というので、とうとう泥棒をしたと白状してしまう。すると、この書生も、ずぶ六と同じ、酒で女房に逃げられ、泥棒をして来たと言う。質屋へ行って、それぞれの物を売るが、さすがにガラクタばかりで大した金にはならない。それでも何とかなるだろうと縄のれんをくぐる。酒が入ると気が大きくなり、そのまま吉原へ繰り出す。

 朝になって金がないから、二人とも着物を剥がれて追い出される。昼間から裸で稼ぎは出来ない。ずぶ六は自分の家が近いからいらっしゃいと言う。付いて来た書生、家に入るのをためらうので、訳を聞くと、昨夜ががらくたを盗んだのがこの家だと言う。

 じゃあ、全部俺が出したんじゃねえかと、腹を立てたずぶ六、金を返せと言い出した。そのまま書生の家まで行って金を取り返すことにしたが、いざ家に着くと、ずぶ六は中へ入ろうとしない。

「どうした、中へ入れ」

「いや、もうここで結構で」

「なぜそう遠慮する」

「へえ、実は昨日入ってしまいました」

【成立】

 明治40(1907)年の『文藝倶楽部』の懸賞新作落語。2等に入った みよしの家の作品。「両泥」がこの改作らしい。









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Last updated  2026.09.06 05:29:19
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Comments

落語愛好者@ Re:落語「は」の88:浜野矩随(はまのまさのり)(02/08) 読みが違っておりますよ。 浜野矩随は「は…
ヌ−ベルハンバ―グ@ Re:落語「ね」の14:猫忠(ねこただ)(09/24) 初めてコメントさせ頂きます。 六代目・三…
名無し@ Re:落語「と」の86:とろろん(05/12) 「デロレン左衛門」は「デロデン祭文」では…
モルモタマ@ Re:65:油屋猫(あぶらやねこ)(10/21) これは小咄で、桂米朝が小咄ばかりを演じ…
背番号のないエース0829 @ 日比谷公園 「日比谷焼き討ち事件」に、上記の内容に…

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