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今年ほど盆に振り回されたのは珍しいな。
まあね、妹の家が新盆と言うこともあるのでしょう。
お姑さんと話をしてると必然的に時代が逆流しますね。
家に帰って雪姫と散歩しながら見る風景も異世界を想わせて。
こうしてPCの前に座っていても過ぎ去った時のような感じで。
お墓で、かかさまが言うには
「N子ちゃんに間違いないわ」
って言うけれど、吉幾三の
”おじさんのサンバ”
が好きなわたしだけれど否定した。
髪が白くなったその人が初恋の相手とはとても、、、
思えませんので、、、、、。
ここまで生きてきてよかったのかと言う思い、と
それはそれで好かったんじゃないのかと言う想いが。
”鉄腕アトム”から池田理代子の”おにいさまへ”、”章子のエチュード”
を経て”めぞん一刻”、”うる星やつら”までは確かに若かった、。
それ以後は生きるための苦闘の惰性で今日に至る。
姫が現れてからのわたしはその他大勢に徹してきました。
現役からの引退宣言をして春の雪解水、夏の山風、秋の
寺鐘、冬の凍星を眺めながら来るべき転移の時に備えた。
つひに行くみちとはかねてききしかどきのふけふとはおもはざりしを
てな日を想いながらも悟りなどは無視して。
今年ほど盆にのめりこんだことはなかったのですが。
江戸時代の”16日の薮入り”など記憶している人は幾許か。
落語を耳にする人なら知ってるでしょうが、江戸時代の人々は
もう1人も存在しませんから。
信長の切迫した声の”敦盛”が耳に響く夜。