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昨日は南座の歌舞伎あらしのよるに。もう9年も経つのかな昔も南座で見た。めい役は松也だったかな。山羊と狼の友情を描いたロングセラー絵本が原作。初音ミクと並ぶ獅童の代表作で年末歌舞伎座で凱旋興行する。今回めい役は壱太郎。異様に外国人さんが多い。途中で帰る人もなくじっくり見てる。どこかの旅行会社が企画したのかな。筋が分かり易いし、立ち回りやだんまり、竹本や長唄、歌舞伎の要素をいっぱい詰め込んでいるので、初心者にもお勧め。
2024.09.08
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昨日は文楽劇場で第34回上方歌舞伎会。国立劇場伝統芸能伝承者養成所 歌舞伎俳優既成者研修発表会。要するに歌舞伎の家出身でない人達の会。片岡千壽さん以外知らない。花道が設置されている。演目は、素踊りの荒れねずみと封印切。松嶋屋が監修だけど、封印切には成駒家と声がかかってたし、封印がはずみで切れる鴈治郎型。八右衛門を憎たらしく演じてた役者さんが一番儲けたと思う。回り舞台がない劇場、暗転した後どう転換してるのか知りたい。鴈治郎型と仁左衛門型の違いで目立つのは、階段の向き、引っ込みが1人が2人。ここで変な人2選、幕間にロービーで休憩しようとしたとき、おばさまが私たちここに3人で座るから〜席をこっちと変わってというのはよく聞くが、どいては初めて遭遇した。言ってることが変だと思ってないのが恐ろしいので相手せずに他の席を探した(笑)。前方席で何度も声を掛ける人がいた。あれだけの回数掛けるのなら後方席からがマナーであろう。2日間4公演だけなので入りは良い。
2024.08.26
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昨日は、歌舞伎座八月納涼歌舞伎。三部制の第一部のみ観劇。まず山本周五郎原作の「ゆうれい貸屋」。夏に定番の幽霊ものだが人情あふれる喜劇。江戸の長屋の生活が上手く描かれてる。巳之助が活躍、これで踊れれば三津五郎襲名だ〜。休憩は1回、35分とたっぷりと営業時間が取られてる。ロビーには役者が書いた団扇が飾られ夏を演出。次が山川アナの原案の舞踊劇「鵜の殿様」。夏の風物詩長良川の鵜飼を取り入れたおかしさ満載の短い舞踊。幸四郎には弁慶よりこっちがあってる。夏の芝居は客が入らない。いつもは満席の3階席もかなり空いてた。
2024.08.06
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昨日は文楽劇場の文楽、親子劇場・名作劇場・サマーレイトショーの三部制。二部から観劇、当然のように朝から炎天下を歩いたことがたたり、睡眠学習に。二部の「生写朝顔話」は切の千歳太夫の大井川の段で目覚めたが、筋は嬉しくない結末。三部の「女殺油地獄」は実は苦手な演目。でも靖太夫も頑張り若太夫は流石の上手さで良かった。お吉役の一輔が休演だったのは残念だったが、代役の簑紫郎がよくやった。
2024.07.28
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昨日の昼は、今回の関西行きの目的の国立文楽劇場の第27回文楽素浄瑠璃の会。六部くらいの入り。でも午前中に奈良で1万歩以上歩いたので結果は見えている…(笑)。織太夫が木遣り音頭を歌ってたのは聞いた。錣太夫の雲助も聞いた。でもほぼ睡眠学習に近い。千歳太夫と富助の丞相名残の段はほぼ聴いた。歌舞伎でも文楽でも菅原伝授手習鑑の中で私はこの段が一番好き、良いもん聴いた。これを聴けただけでも来て良かった。
2024.06.30
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昨日の日曜は歌舞伎座昼の部、その前の金曜は幕見で夜の二幕を見た。昼の部は、上州土産百両首、時鳥花有里、時蔵襲名披露の三笠山御殿。劇中の襲名披露口上は仁左衛門さん、豆腐買おむらを務める。幕見で夜の部は、萬壽襲名披露の山姥、獅童の子の初舞台の魚屋宗五郎。時蔵一家の襲名興行だけど、獅童家の扱いの方が大きいような。昼も夜も獅童が、目立ってたからそう感じるのかなぁ(笑)。なんか分かりにくいなぁと感じたが、よくよく見ると時間の表示が縦書きから横書きになってる。外国人さんに合わせたようだ。そのうち英語も併記されるな、知らんけど(笑)。
2024.06.24
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昨日は松竹座のスーパー歌舞伎ヤマトタケル。ほぼ満席の大盛況〜。幕間は、はり重の弁当。洋食弁当やサンドウィッチ類は数量限定のため完売。すき焼き弁当2160円(お茶付)。値段を考えなければ、牛丼よりずっと美味しい(笑)。2月の新橋でも感じたが、團子は芝居は上手いが、発声が今ひとつ。あの時は空席が目立ち寂しかったが昨日は大向うが次々かかり華やかで盛り上がった舞台に。でも今の時代には1時間、1時間、1時間20分の実演時間計3時間20分は長すぎるな…。白鳥になって飛んだヤマトタケルが舞い降りた地の一つに香川県の白鳥神社(しろとりじんじゃ)もある。
2024.06.09
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昨日は、文楽劇場で鑑賞教室午後の部。平日は主に児童生徒の団体での校外学習に充てられてるけど、昨日は単一の高校で前から後ろまで満席。一般客は左右の袖での鑑賞のみ。演目は二人三番叟、解説、寺入り・寺子屋で2時間半。何故か義太夫が始まると眠たくなる私、二人三番叟は芳穂太夫の初めの「それ豊秋津洲の大日本〜」を聴いたあとから寝てた。聴かなくても良い解説は目をちゃんと覚ましてたが、「一日に一字学べば三百六十字との教え」を聴いたら再び爆睡、織太夫の登場に拍手はした記憶はあるけど…。気付くと千代が切りつけられてた〜。で、太夫は希太夫に替わってた。そこからは希が汗が流れるのもそのままに必死で語るのハラハラしながらいろは送りまで聴いた。よくやった希太夫!
2024.06.08
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昨日は三の丸尚蔵館のあと文楽、国立劇場建替えのため北千住のシアター1010で若太夫の襲名披露。北千住って意外に近い。襲名披露狂言の女舞鶴に比べると近頃河原の達引の面白いこと。織太夫・藤蔵の熱演から引き込まれていったのもあるけど…。船底がないので手摺が高い、客席は階段状なので、前方でなく床と同じ高さの後ろ半分の前から少し上が見やすいかも。マルイが入った商業ビルの高層階、劇場は701人と狭いから退出は楽だけど、帰りのエレベーターが混雑する。階段とエレベータを現実的に使えるよう配置するとかの工夫が欲しいな。団体で見ていた胸からカードケース下げてた人たちの鑑賞態度悪すぎ〜。電源切らず公演中に鳴らすわ、その後も操作を続けるわ、おしゃべりはするわ…。なぜ周りが注意しないかと思ってたら文楽愛好家でなく同じ建設会社の社員イベントかなにかなのね。まぁ文楽愛好家の私もかなりウトウトしてたけど(笑)。
2024.05.13
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昨日は朝一で東京に、のはずだったが、自宅でオンラインチェックインを終えて空港に着いたとき、機材故障で欠航のメールが…。機材故障だから特典航空券でも他の航空会社への振替も可能?と考えたが、歌舞伎は12時からだったので次の便でも大丈夫とオンラインで振替をした。一応カウンターに寄ったら食事代2000円くれたけど寄らないともらえなかったのかなぁ。高松でドアは5分前に閉まったのに、羽田が混雑してて着くのが5分も遅れた。ギリギリやがな(笑)。新宿歌舞伎町のビルの6階にあるシアターミラノ座。演目は、正札附根元草摺と流星、福叶神恋噺。虎之助が大活躍〜。花道がないので通路を花道に見立てた演出もうまい。座席が高く角度があって前の人の頭が邪魔にならず見やすいから出来るのだろうが。でもちゃんとした足置きがなく地に足がつかない状態は居心地が悪い。終演後は一斉に退場出来ずここでも5分ほど待たされた。悪くはないのにどうもストレスが溜まる劇場だ。
2024.05.11
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大阪城から一目散に文楽劇場に。汗びっしょりだけど充分間に合った。十一代目豊竹若太夫の襲名披露興行だ。大阪城で運動したから眠たくなると思ってたけど目は冴えてる。でも第1部は悲惨な入り。客を呼べる先代玉男さんや住大夫さんがいないから、まぁそれはそれで若手は伸びなかったけど…。食事したらツイツイうとうと…。朝、思い切り歩いたからなぁ。文楽劇場開場40周年記念としては寂しい。第1部が終わってロビーで第2部を持ってたとき胸に貼るシールを渡された。セキュリティ強化だそうだけど、手荷物検査も行ってるし、無線を通してやり取りもしている。誰か来るのかな?それとも備えての演習か?襲名披露の演目、何年か振りだそうだけど面白くない。演じられないのには訳があると思う。時代にも合わないのだろう。第1部絵本太功記(二条城配膳・光秀館・夕顔棚・尼崎駅)。第2部団子売、襲名口上、女舞鶴、釣女。見なかった第3部弁慶上使、大江山。救いは希太夫や小住太夫や一輔らの若手(とは言えない)が育ってきたこと。
2024.04.28
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で歌舞伎座。昼の部が、寺子屋、傾城道成寺、御浜御殿。夜の部が、伊勢音頭の通しと喜撰。昼が人気!でも空席が、夜は入りが悪い。寺子屋はほぼ睡眠学習、鷹之介の涎くりしか見てない(笑)。四世雀右衛門追善狂言は短いので起きてた。御浜御殿、途中はウトウトしてたが途中から仁左さんと幸四郎のセリフに引き込まれていった。それにしても能舞台に向かい「わしの出じゃ」素敵すぎる!これって原作は船弁慶だけど松竹では望月だそうな。幕間に鯛焼き400円を食べた。昨日は比較的空いてたな。入替え時間にはカレーライス1000円。スパーリングワインが1100円!歌舞伎会割で100円引き〜。伊勢音頭の通しは初めてなので、相の山・宿屋・追駈け・地蔵前・二見ヶ浦・太々講まで熱心に見てたら、定番の油屋で力尽きた。幸四郎の貢は仁左さんのそれとはかなり趣が違うけど良い味出してたと思う。最後が松緑、「わが庵は都の辰巳しかぞすむ世を宇治山と人はいふなり」の喜撰法師は存在が疑問視されてる。思い出の歌舞伎俳優の写真に段四郎さんと猿翁さんが追加されてた。私は歳の割に歌舞伎歴が短いので舞台で見たことあるのは又五郎さんから。久しぶりの昼夜2部制の通し、疲れた〜。
2024.03.16
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先おとといの夜と昨日の昼は歌舞伎座。十八世勘三郎十三回忌追善 猿若祭。普段と違い、黒・白・柿の中村座の定式幕。演目は野崎村・釣女・籠釣瓶と猿若江戸の初櫓・すし屋・連獅子。松竹もその気になればちゃんとした演目を並べられる。昼の部、野崎村はもっと義太夫ぽくすべき。釣女は下品なだけで、醜女の優しさが今ひとつ。これじゃルッキズムのターゲットにされる(笑)。籠釣瓶は勘九郎の十八世写しだったが芸風が異なるから今後は独自の道を。祖父に当たる十七世は大根と呼ばれてたのから戦後最大の名優になった。これが昼夜通して一番の出来かな。仁左衛さんが良かったし七之助も松緑も、追善らしくみんな気合いが入ってた。ただ私は大詰めはなくても良いと思ってる。夜の部、初櫓はまぁ追善だから。すし屋はこんなものかな、面白くない。連獅子は長三郎が健気に演じていた。歌舞伎は襲名と追善で興行として成り立っている。でもそれ以上の効果として芸が継承される。この芸が継承されるということを今回肌で感じた。中村屋一門はこれからも大きくなるだろう!泉下の十八世も喜んでいるな。
2024.02.19
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昨夜は新橋演舞場でスーパー歌舞伎ヤマトタケル。これって梅原さんの原作が秀逸なんだろう。まぁ原作と言っても元ネタは古事記の倭建命だから、そもそもが良いんだけどね。日本書紀だと父に愛された日本武尊だからかなり話が変わってくるらしいけど…。若手も熱演だけど空席が目立つ。團子も頑張ってるんだけど発声が悪いのかな、台詞回しが下手。今の時代もう少しコンパクトにしたほうが良いかもね。
2024.02.18
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昨日は松竹座で立春歌舞伎。昼の部は、源平布引滝の義賢最期と竹生島遊覧と実盛物語。歩き疲れてほとんど寝てた私がいうのも何だが、この演目は良くかかるがそんなに面白くはない。役者で見せる芝居だ。そうそう海老蔵時代の團十郎は大きさを感じられてなぁ。大入りとは言えない入り。愛之助もよくやってたが、仁左さんにはまだまだ、頑張れ!脇の松之助や千壽、吉弥が活躍してた。子役も良かった。そうか節分だったのだ「福は〜内」節分の豆まきが4年ぶりに行われた。3階席までは届かないので、ちゃんと持ち帰り用のが用意されてた。昼の部だけ見て帰路に。
2024.02.04
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昨日は正月の東京芝居三昧の最終日、浅草歌舞伎。歌舞伎仲間から国立を見てないの?と指摘されたけど公演が行われることすら忘れてた。今の松也以下のメンバーは今回で卒業するようである。演目は、十種香、源氏店、どんつく。米吉のお富さんは玉三郎のセリフそっくり。回り舞台もセリもない劇場だから演目は限られるけど若手が素直な演技をしてる。歌舞伎らしくてウトウトしながら楽しんだ。ネタバレなんて言葉があるが、歌舞伎はいつも壮大なネタバレだ(笑)。
2024.01.22
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昨日の夕方から新橋演舞場の初春歌舞伎。團十郎の平家女護嶋。これが期待外れ、鬼界ヶ島の俊寛は下手だし、復活した場は元々面白くないから上演されなかったという現実を分かってないし…何より拍手が来ない。一言で言えば、團十郎親子の学芸会。昔はそれなりに見られたのに、市川宗家の重圧はそんなにあるのかなぁ。右團次や市蔵はそこそこ頑張ってたけど。土曜日の夜の部の3階席に空席があるということは、評判が悪いという証明だろう(今現在千秋楽も含めまだまだ空席がある)。観客が高齢化してるのが主因ではないだろう。先代や勘三郎が亡くなってから團十郎に教える人がいない。教わることもしない現状の当然の結果だろう。歌舞伎座より狭い新橋さえ満席に出来ないことを團十郎は猛省すべきだろうが、それが出来るようなら、こんなことにはなってないか。
2024.01.21
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昨日は、歌舞伎座通し、寿初春大芝居。その前に、めでたい焼400円を食べる。幕間は行列が出来るが開演前は誰もいない。上演時間は短め。昔より30分は早く終わる。演目は昼の部が、當辰歳歌舞伎賑・荒川十太夫・狐狸狐狸ばなし。昼は芝居を見たという感じ。講談から作ったという荒川十太夫は良い芝居だ。先月の俵星玄蕃よりずっと芝居らしい。昼と夜との間には、近くの喫茶YOU。ここも15時過ぎのためか待ってるのは1人。すぐに入れて、注文したらすぐにきた。オムライスのセット1500円(1000円と500円の計算)。夜の部が、鶴亀・寿曽我対面・息子・京鹿子娘道成寺。夜は、踊りを見た感じかな。息子は、高麗屋3代の芝居で。白鸚は、やはり上手い。義太夫より、この手の芝居が向いてるのだろう。道成寺は後半に入り、花子が壱太郎から尾上右近に。50分という短めのバージョン。右近は綺麗だった。ウトウトしながらの芝居三昧、至福の時〜(笑)。
2024.01.20
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昨日の午後は松竹座で坂東玉三郎の初春お年玉公演。正月観劇の計画を立てたときには公演は発表されてなく、もう少し早く帰るつもりが、最終日も芝居を見ることに。口上、黒髪、天守物語、由縁の月という2時間程度の上演。定式幕は映像。入はかなり良い。口上は女方の話など玉三郎が好きなことを語った。地唄の2つは短い踊り。途中の天守物語はシネマ歌舞伎の映像と玉三郎との共演で富姫と亀姫を演じ、箏も演奏するというかなりサービスした内容。役者は吉弥さんと弟子だけのかなり安上がりな公演。チケット代も3階2列目からは1500円とかなりお安い。良いこと尽くしのようだが、正月に上方で歌舞伎の興業が打てない事実は考えないと…。
2024.01.05
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昨日は文楽三昧。三部制を通しで聴く。早めに着いたら枡酒を配ってたがパス。第一部は、七福神宝の入舩と近頃河原の達引。驚いたことにパイプ椅子まで並べられる盛況!いつ以来だろうか?正月は三番叟に限るというオタクの友人もいたが、出演者が多く正月らしくて華やかで良いと思う。堀川はいつものことだけど、猿回ししか記憶がない〜。第二部は、伽羅先代萩のみ。まま炊きはやはり睡眠を誘う。第三部は、平家女護島と伊達娘恋緋鹿子。玉男さんの俊寛良かったなぁ〜。二部、三部と段々と客席がまばらになってくる。外国人さんが多い印象がある。維新はカジノのような安直な金儲けは分かるが、文楽は理解出来ないけど、外国人さんはちゃんと理解してくれているようだ(笑)。三部制を通しで見るのは疲れる。早く二部制に戻して欲しい。
2024.01.04
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昨日の午後は南座で初笑い!松竹新喜劇 新春お年玉公演。京博でたっぷり時間を取りたかったのでAとBあるうちのBプロのみ。Bプロは、わかぎ ゑふ さんのオリジナル作品「お見合」を松竹新喜劇のため書き換えた「蕾」。世代交代して若手中心の座組。1時間ほどの短い芝居。六場をセットを変えないで演じるというとても経済的な舞台(笑)。でも安くあげた割には良く出来ている。初詣の客を取り込む算段で短く、チケットも安くしているのだろうが、客席の入りを見るとあまり成功はしていないようだ。
2024.01.03
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昨日は、新橋演舞場で流白浪燦星の昼の部。いつもより心なしか年齢が若めか。キワモノだけど意外にも南禅寺三門、だんまり、勢揃いなどをなぞってる。ルパンの喋りをもちょっと歌舞伎らしくすれば定番で行ける。松也も決して名門でないのにここまで来られるとは凄い。歌舞伎は門閥主義だけど、松竹は客を呼べる役者を優遇する実力重視な面がある。楽しんで、最後は空から小判が降ってきて幕となる。
2023.12.17
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昨日は歌舞伎座。まず三部制の1部は角川の貸し切りだったので、4階の幕見席で獅童と初音ミクの「今昔饗宴千本桜」を見た。ペンライトが振られ、普通の人が大向うになる公演。歌舞伎座で超歌舞伎が上演されるとは思わなかった。初音ミクの声には違和感があるが、それを除けば良いのではと思う。まぁ獅童は名門の生まれでもないのに、今や大幹部、たいしたもんだ。2部は中村屋の爪王の踊りのあと、俵星玄蕃。ちょうど12月か、時は元禄十五年師走十四日、響くは山鹿流陣太鼓〜昔だったら忠臣蔵一色だったのに…。三波春夫の歌を聴いて凄いと思ってた槍の玄蕃、赤穂義士外伝から今回講談を取り入れ歌舞伎に。あの三波春夫のセリフそのままあったら良かったのに。そして先程3部、猩々と天守物語。そう言えば、昨日猩々の能面見たな。天守物語で玉三郎はちょっとだけしかでないけど、人気は衰えずほぼ満席。
2023.12.16
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昨日は紅葉狩りのあと、南座で顔見世、團十郎の襲名披露午後の部。七段目と助六、大満足〜。まず仁左衛門の祇園一力茶屋の場。仁左さんにはいつまでも演じてて欲しいな。久しぶりの進之助を見た。元気そうだ。口上、仁左衛門さん、團十郎親子、梅玉さんの後ろに、ズラッと並んだ赤茶色、7人・12人・6人だったかな。仁左衛門さんの「市川」が「石川」に聞こえたのは私だけだろうか?ここで30分の休憩、弁当を買ってなかった私は、外に出て壹銭洋食。いつの間にか850円に値上がりしてた。襲名披露狂言は助六。鴈治郎の通人や壱太郎の揚巻など見どころいっぱい。オメッティこと男女蔵の髭の意休が意外にもお父さん写しの良い出来!二部制で休憩も含めて5時間弱、ひさびさにしっかり芝居を見た。
2023.12.03
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大阪文楽劇場、杏雨書屋に寄るつもりだったので2部と3部だけ。元々三部制は好きでないので。でも急に時間ができてもやることないので困ってしまう。最近、歌舞伎も文楽も見てなかったので久しぶり。2部の奥州安達原は朱雀堤の段から矢の根の段まで記憶がない。多分つまらなかったのだろう(笑)。袖萩祭文の段からは起きてた、やはり名作だというか歌舞伎でも見取りで上演される場はやはり人を引き付ける。呂勢太夫が熱演。3部の冥途の飛脚の淡路町の段、織太夫は上手い。でも改作されたゲジゲジのハっさんが出て来る恋飛脚大和往来の方が、分かりやすいかな。女殺油地獄と同じくやるせなさを感じる。そこが近松の狙いかもしれないが。道行相合かごまでだったが、原作では、その次の新口村の段で2人は父の前で捕まる、改作は取り敢えずは逃げれた、だったかな。それにしても2部も3部も客の入は悪い。大阪の人たち、優勝パレードも大事だろうけど、文楽にも行こうね。私の後ろの座席に欧米系と思われる中年のカップルが座ってたが、3部をきちんと見て拍手をしてた。文化を理解出来ない維新橋下に壊されかけた文楽、その劣化バージョンのサラ金にだけ強いイソジン吉村、万博に使う税金の何分の1かで大阪発祥の文化を世界に発信出来るのに。
2023.11.24
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昨日は国立劇場の1部と2部、さよなら特別公演通し狂言。菅原伝授手習鑑の三段目、四段目、五段目と三番叟。舞台は気合が入ってる。希も51年振りの北嵯峨の段を無難に語り、三番叟は咲さんは休場だけど切場語り3人が勢揃いで閉場への感謝が伝わって来る。小住太夫が良いなぁ。1部は上手下手とも後方に数十席の空きがあったけど2部は10席少々、よく入ってる。幕間には食堂を眺めながら弁当。1部と2部の入替え時間には食堂でお茶。もうこの劇場に来ることがないかも。新しい劇場は資材高騰のおり、いつ出来るか分からないようだから。
2023.09.11
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京都→奈良→日本橋と近鉄のお得意さまになり文楽劇場に。26回 文楽素浄瑠璃の会。七分の入りかな。切場語りに混ざった織は大抜擢。どうなることやら。演目は、源平布引滝 九郎助住家の段(織太夫✕清志郎)、ひらかな盛衰記 松右衛門内より逆櫓の段(錣太夫✕藤蔵)、卅三間堂棟由来 平太郎住家より木遣り音頭の段(千歳太夫✕富助)。織が飛ばす飛ばす〜、藤蔵が鬼の形相で弾く叩く。千歳太夫は大人しい演目で損した感じ(笑)。演目と格から、源平→卅三間堂→逆櫓が良かったかも。それにしても一回限りだと太夫も死ぬ気で語るのね!
2023.08.20
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「カランコロン、カランコロン」昨日は午後、南座で玉三郎の特別公演。愛之助が相手役で夏にふさわしい三遊亭圓朝の怪談牡丹燈籠。面白い!怪談噺か喜劇かよく分からないけどね(笑)。前半の方が好き。後半は、夫婦のすれ違いに至る過程がちょっとねぇ。新派に移った喜多村緑郎と河合雪之丞を久しぶりに見たなぁ。元気で良かった。夏休みとはいえ平日、よく入ってる。たった2時間なのでチケット代は高いけど、玉三郎の人気はまだまだあるなぁ。
2023.08.19
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昨日は奈良から戻って来て、文楽劇場2部3部へ。初日。でも賑わってない。2部が妹背山女庭訓の四段目。3部が夏祭浪花鑑。団七九郎兵衛を人間国宝に内定した吉田玉男(二代目)がつとめた。藤太夫の義平次が憎たらしさ全開〜。開演20分前はこんな状況〜。2部の方が客は多かったけど半分程度、3部は3分の1くらいかな。大阪の人もっと通わな文楽なくなりまっせ。
2023.07.23
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昨日は、高速バスで大阪。阪神高速が混んでちょっと危なかったけど無事に松竹座到着。短くなった気もするが、二部制に戻って芝居を堪能出来た。昼の部は、吉例寿曽我・京鹿子娘道成寺・沼津。鴈治郎が良い。夜の部が、俊寛と吉原狐。仁左衛門の俊寛はあと何回見られるかなぁ、次は歌舞伎座で演じて欲しい!虎之介は今後注目が必要かも。昼は、学生が団体で観劇してて盛況、夜は何故か満員御礼。暑さのためか道頓堀は空いていた。そんなとき、昼の部も夜の部も大活躍の米吉のお父さんの歌六が人間国宝に内定したとの嬉しいニュースが飛び込んで来た~。
2023.07.22
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昨日は午後再び日本橋の文楽劇場。第23回文楽若手会。七分の入り。義経千本桜 すしや の段、傾城恋飛脚 新口村の段、釣女。通しでなく見取りになるが充実した演目。すしやの段の前を語った芳穂太夫が秀逸、目をつぶってずっと聴いていた。単に寝てただけと周りは言うだろうが…(笑)。後を語った希も線の細さがなくなってきたな。新口村はいつもつまらない場面だと感じていたが、靖太夫の語りでやっと良さが分かった気がする。釣女は、現代物だとルッキズムと苦情が殺到する内容だろうな(笑)。醜女が上手く演じられるかがこの演目を左右する。咲寿太夫は上手いなぁ。人格否定は論外として、勉強が出来る・運動が出来る・金を稼げる、これらは評価基準として成り立つ。外観だけ駄目だというのは、間違った考えと私は思う。外観をみがいた人に対する冒涜にもなる。
2023.06.25
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文楽劇場に行くため地下鉄に乗ってたら、女子高生がいっぱい乗ってきた。日本橋駅で降りにくいなぁ、と思ってるとみんな降りた。??、私が行く方向と同じ、そうか!文楽教室に学校行事で参加してるのだ〜。五条橋で始まり、解説 文楽へようこそ、そして仮名手本忠臣蔵の殿中刃傷の段・塩谷判官切腹の段・城明渡しの段。内容はともかく、学生にも分かり易い演目、私は早起きのせいでほぼ睡眠学習、義太夫は子守唄に最適(笑)。千秋楽だけど、女子高生で埋まった前方以外はパラパラ。集客が課題だな。
2023.06.23
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昨日は、梅雨前線が活発になって飛行機が20分遅延。京急は速度規制で遅れてる。歌舞伎座の6月興行。昼が、傾城反魂香・児雷也・扇獅子。夜が義経千本桜の3段目と4段目。到着が遅れたので築地に寄れず、開幕前に1階の檜でカレーを食べようと思ったら朝はないとのこと。ミックスサンド800円とコーヒー300円。歌舞伎会の割引券100円を使う。幕見席も復活し賑やかさが少し戻ってる。反魂香は土佐将監閑居に浮世又平住家が付いてる。初めて見るかなぁ。猿之助が休演で壱君が女房おとく。中車親子が熱演。幕間は2階に飾ってる絵を見る。国立劇場ほどではないがかなりある。玉堂の「早春漁村」。扇獅子で新吾の毛ぶりが遅いのは身体の調子が悪いのかな。昼の部と夜の部の間に、5階に上り庭園を見ながら寿月堂でおやつの時間に早めの夕食。打ちたて抹茶蕎麦デザートほうじ茶付1430円。デザートはかなり小さめ(笑)。夜は、幕間に、めでたい焼350円。仁左衛門が良い。79歳もう若くはない、体力的にもきついと思う。来月の俊寛といいガチの主役だけどもう体力的に軽めの重要な役に回らせてあげてと思うが、すぐ下の後継者が亡くなってるのが…。4段目はちょっと長めのバージョン。川連法眼が戻ってくるところから。松緑もなかなかやるやん。
2023.06.10
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昨日は南座の後、大阪松竹座まで移動。松竹新喜劇 五月新緑公演。私は子供の頃テレビで吉本でなく藤山寛美を見て育った世代。開幕前に、渋谷天笑・藤山扇治郎・曽我廼家いろは・曽我廼家桃太郎・曽我廼家一蝶の松竹新喜劇の若きリーダー5人が挨拶。ここは写真撮影及びSNS等での発信可能とのこと。いろは美人やな(笑)。演目は、「花ざくろ」と「三味線に惚れたはなし」。花ざくろはしんみりしてホロッとさせる寛美らしい喜劇。三味線は短いけどよく出来た喜劇。3階席は空席が目立ったなぁ。3階席3300円なら見て損はないと思うけど。25日まで。土曜の午後の道頓堀は大混雑。開幕まで時間があったのでたこ焼きでもと思ったら、おやつ時間でどこも長蛇の列。くくる・わなか・十八番、なんと橋のたもとから移転して行列がなくなってた大だこまで。一組2人しか並んでなかった「イイダコが丸ごと一匹入った踊りだこ」、4個600円。1個1個に小さなタコが入ってる。一昨日の大徳寺ツアーでも写真撮影可能なとこがあった。展覧会でも撮影可の作品を用意するようになった。スマホを持った現代人は撮影しないと落ち着かなことが多くなった。支障のない範囲で、舞台も撮影させて発信させれば良いと考える。客は満足し、勝手に宣伝してくれるのだから。
2023.05.21
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南座歌舞伎鑑賞教室。まずは講談師の旭堂南龍による「歌舞伎の講釈」から。意外にというと怒られるか、喋るのが仕事以上に歌舞伎を勉強してて上手い。1階席はほぼ満席。2階は最前列くらいしか客はいない。休憩時間をはさんで、妹背山婦女庭訓から願絲縁苧環。杉酒屋娘お三輪の上村 吉太朗が可憐。でも、もう一演目欲しいところかな。席は均一価格なので1階席も選択出来るが私は2階最前列が好き(笑)。高い席にはテーブルが付いてたんだ。予告のポスターが貼ってたけどどうなるのか?
2023.05.21
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昨日は歌舞伎座昼の部。寿曽我対面、若き日の信長、眞秀の襲名狂言。祝には曽我物という始まり。単純な様式美が良い。信長は先々代の團十郎に大佛次郎が当て書きしたもの。ちょうど歌舞伎座ギャラリーで先代の展示があったので幕間に見る。信長の映像も流してた。親子でかなり違うなぁ〜。先代は私も見てるのでもう10年になるのかと思う。先代を失ったことはそのものも惜しまれるが、当代を教える人物がいなくなったという損失が大きかった。バックにフランス政府が付いてる役者、大物になるかなぁ(笑)。
2023.05.15
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昨日は、国立劇場で通し狂言の菅原伝授手習鑑の初段と二段目。夏祭はパスして3部制の1部と2部を聴く。私は、二段目の切、いわゆる道明寺の段が好き。山城少掾のCDも持ってるし、仁左衛門の菅丞相も大好き〜。四の切も好きだけど、忠臣蔵の大序、義経千本桜の鳥居前の方が好きかもという嗜好(笑)。休憩時間は、3階の無料休憩所で、コンビニおにぎりを。下を見ると食堂は空いてるな。休憩時間が歌舞伎より短いのも原因だろう。1部と2部の間には伝統芸能情報館「怪談物のつくりかた」で蝦蟇を見る。とは言っても未明のJalの切符争奪戦に参戦敗退したためずっと起きてることは出来ず、1部は大序の後記憶がない。2部は8割は起きてた~。希が活躍してたのと小住が藤蔵の三味線に負けまいと必死でかたってたのは覚えてる。この緞帳ももうあと少し。建替え前の最後の秋公演、本当の初代国立劇場さよなら特別公演では、三段目から五段目が上演される予定。
2023.05.13
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金曜の夜と日曜の昼は歌舞伎座。新開場十周年を記念した新緞帳の第二弾、東山魁夷「朝明けの潮」。山口県の青海島の波と岩を描いたといわれる。夜の部から紹介。延期など色々あった仁左さんと玉三郎の与話情浮名横櫛。これに尽きる。と思ったら連獅子が意外の出来!宗論も良いし、左近の踊りが秀逸!上手いのはもちろんだけど、これだけの拍手、新しくなった歌舞伎座の10年でこんなに大きく長く続いたの聞いたことがなかった。覚悟というか信念というか伝わったきた。万雷の拍手ってこのことだな。昼の部は猿之助の新・陰陽師。発端・序幕、二幕目、大詰の構成で古典風の新作歌舞伎。最初は面白くない。知らない話だから仕方ないのだろうが、もう一演目あるならまだしもわざわざ通しで演じる意味が不明と私は思った。隼人が良いなぁ、大ちゃんも。若手を活かすという意味では良い演目かも知れないが…。わざわざ宙乗りする意味も不明。久し振りに鯛焼き食べたら350円に値上がりしてた。二部制に戻ったのは評価するけど、それぞれ1時間ほど短いなぁ。これじゃねぇ〜。
2023.04.24
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昨日は朝から大阪で文楽。3部制の1,2部が妹背山女庭訓の半通し。1部は初段の大序から二段目芝六忠義の段まで。平日なのによく入ってるなぁ。大序は 御簾の中で若手がリレー式に語ったけどしっかりしてきたなぁ。第2部は三段目の太宰館の段と妹山背山の段。近松半二がシェークスピアのパクリはしないと思うので、ロミオとジュリエット的な筋書きは宗教も民族も超えた普遍の真理なんだろう。人気演目のはずのこっちは散々の入り。上手、下手の床の掛け合いなんて滅多にないのに。合わせて、全五段のうちの前半。有名な道行恋苧環や金殿の段は四段目で夏の興行で上演される。五段目はカットされたままなのか。10時前にホテルから黒門市場を通って劇場に向かったが、まぐろ屋さんなんか長蛇の列。中国語も聞こえるな~。ちなみに3部は近松門左衛門の名作の誉れ高き曾根崎心中。でも私はあまり好きじゃないし、3部全部を見る財力もないのでパス。3部制は止めて欲しい。この4日間遊んでるばかり見えるが、実は観光でなくある大切な用事をすませた。書いてない空白の半日間があります(笑)。
2023.04.11
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昨日東京に行った目的は、明治座創業150周年記念 高田文夫プロデュース「第三回 立川流三人の会」。立川志の輔・立川談春・立川志らくの三人会。昼と夜のチケットを申し込んだが昼の部しか当たらなかった。立ち見も出る大盛況だから当たったことを喜ぶべきかも…。志の輔はパルコで2度、談春は読売で、志らくは終戦の日に行われた川柳師匠の会で聞いたことがある。この三人チケットはなかなか取れないし、立川流は寄席に出られないからぶらっと出かけて聞けるものでない。初めと終わりの4人の話は面白い〜。ジャンケンで順を決め、志の輔が「親の顔」、志らくが「親子酒」、談春が「文七元結」。30分、30分の志の輔と志らくはちょっと話した程度。談春の文七元結とは歌舞伎とは一味違う良さ、凄みがある。30分、30分に45分。もう10分ずつあれば本格的な話がもっと聞けたと少し残念である。
2023.03.30
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昨日の昼は南座の花形歌舞伎。安い席と高い席はほぼ埋まってて、中間がちょっとというまぁまぁの入り。外国人さんも多い。英語のイヤホンガイドがあれば良いのに。Bプロ、まず仮名手本忠臣蔵を大序より四段目までを壱太郎が解説した後に、五段目と六段目を右近(音羽屋)が演じ、忠臣いろは絵姿で壱・右・千之助他が十段目まで踊り十一段目討入の活劇まで。忠臣蔵は歌舞伎では暗すぎるな。右近の勘平もサラリと良かったが、母おかや役の菊三呂とかなりの熱演。まぁ文楽の方が暗い場面は似合うというかそれが文楽かも(笑)。壱太郎と右近はもう若手のエースやな。解説の最後の撮影タイム、SNS可だそう。今日千秋楽だけどこの方法、拡散の効果はあると思う。
2023.03.26
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一昨日の1部と昨日の3部に歌舞伎座。開幕前に早めのランチに喫茶店に行くと並んでる人はいるが再開は開幕後だったので断念し、時間つぶしに歌舞伎座の屋根を見る。「花の御所始末」はシェークスピアに着想を得た宇野信夫の作品。将軍とは言え足利義教ってマイナーだし…。歴史好きの私も何をした将軍かよく知らない。新開場10周年で緞帳が新しくなってる。横山大観「霊峰飛鶴」。大観ってデッサン下手だけどこういうのは映えるなぁ。ギャラリーこソファは幕間に食事ができないので、人は少なめ、ゆっくり座って休憩〜贅沢な時間。昨日は3部、髑髏尼と吉田屋。どちらも玉三郎が主演、さすがに客はよく入ってる。髑髏尼は吉井勇の作で61年振り。良く分からない芝居。まっ玉三郎の夕霧が見られたから良しとしよう。愛之助は仁左衛門写し。彼を看板にしようとする松竹の狙いが見える、1代限りで仁左衛門を襲名させるかも。
2023.03.12
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国立劇場の十二代目團十郎丈が植樹した熊谷桜も満開〜。他に先駆けて咲く早咲きのため、一の谷合戦での熊谷直実の先陣争いに因んで名付けられたという。大劇場のさよなら公演の鬼一法眼三略巻から一條大蔵譚(曲舞・奥殿)と五條橋。「入門源氏の旗揚げ」説明役の亀蔵(松島屋)の舞台番亀吉はさすが、ちょっと噛んでたが…(笑)。ギャラリーには名のある画家の絵がずらりと並ぶ。建替えの間は美術館に貸し出されるそうな。途中睡眠学習したけど…(笑)。種之助の牛若丸は良いなぁ。
2023.03.12
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昨日の昼から京都で素浄瑠璃の会。今回の関西旅行の発端はここ。場所は文化芸術会館。府立病院の前。初めて行く劇場。419席と小振りで義太夫にはちょうど良い。史跡 御土居の側。4時間ほど堪能した。もちろんウトウトしながらだけど…(笑)。5人の太夫と三味線5人みんな頑張ってたが顔と名前と師匠が一致する太夫3人の感想。碩太夫はしっかりと語ってた。小住太夫はもう大家の風格。靖太夫の寺子屋の段は熱演!これが今日だけの公演でなく毎日続く定期公演で出来れば近い将来重要な場を任されることになるだろう。休憩時間に梨木神社に散歩。鳥居の奥の参道の真ん中マンションが?!定期借地権だそうだが、下鴨神社の参道の両側に比べて景観的には酷いなぁ。
2023.02.27
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昨日は歌舞伎座。ここも3部制、2部と3部を観劇。2部は、女車引と船弁慶。3部は、通し狂言 霊験亀山鉾ー亀山の仇討ー。五世中村富十郎十三回忌追善狂言の船弁慶、鷹之資が踊りきった。万雷の拍手。幕が閉じてからもこれだけ拍手が続いたのは久し振り。大ちゃんよくやった!次の追善興行は、昼夜演じられる役者になれ〜。仁左衛門一世一代の亀山、国立で見たことはあったが、歌舞伎座では初めてなのか。南北は好きでないが、これは好きな芝居。なぜかからないのか不思議。仁左衛門さん以外似合う役者がいないのでまたしばらくかからないだろう。2部は上演時間が短すぎる。亀山は3部制になってやっと芝居を見た気持ちになった。これは良い!
2023.02.12
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昨日は、国立小劇場で文楽。近松名作集と銘打って、心中天網島・国性爺合戦・女殺油地獄の3部制。3部制は高いので天網島だけ聴く。北新地河庄の段・天満紙屋内の段・大和屋の段・道行名残の橋づくし。近松は改作が多いのでしかとどれを聴いたか分からない。大和屋の段を語る咲太夫さんが1月に引き続いての休演。心配だ。代わりの織太夫はもうエース。一昨日にANAからメールがあって飛行機キャンセル出来るよ〜ちょっと心配したけどなんの問題もなく小雨の羽田に着陸。私の学生時代から冬、低気圧が東京の南の海上を通過するとき雪が降ってたけど南岸低気圧って呼んでなかったような気が…。都心は朝少し雪が降ったようだ。でも気温がそれほどじゃなくて雨になったのか。
2023.02.11
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金曜日と昨日で歌舞伎座新開場十周年 壽 初春大歌舞伎の2部と1部を見た。1部が卯春歌舞伎草紙・弁天娘女男白浪。卯春歌舞伎草紙は新春らしい華やかな踊り。弁天娘は浜松屋と勢揃い。2部が壽恵方曽我・人間万事金世中。壽恵方曽我は吉例の曽我物。人間万事金世中は喜劇。3部制のためか薄っぺらい。休憩も含めて2時間ほどでは芝居に入り込む前に終わる。どっちの部も消化不良〜。これなら浅草の若手の方が芝居らしい。特に金曜の2部は空席が目立った。彌十郎が大河で人気になっても歌舞伎の集客はまだまだ。救いは、虎之介、ひょっとして今後売れるかも!
2023.01.16
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昨日は3年振りに開催された浅草歌舞伎を通しで。今も若手の興行だけど私が歌舞伎に通い始めた頃の亀ちゃんの時代はもう一昔も前のこととなった。浅草公会堂は回り舞台がないので演目が限られる。第1部が引窓・男女道成寺、第2部が傾城反魂香・連獅子。引窓、隼人が仁左衛門とは言わないまでも良い形。髷姿の隼人はかっこいい。吉弥さんが芝居を格調高いものにしているが、新悟も良い。道成寺、巳之助と新悟で成立すると思えなかったが良く出来てた。新悟もこんなきれいでない女形と思ってたが芸が上達すると顔も姿も美しくなった。第2部、種之助は上手い。歌昇は吉右衛門を真似たような不器用さの表現の仕方がそっくり。連獅子、この若手8人衆では松也はリーダー格。歌昇と種之助兄弟は息ぴったり、見どころがある。3年振りに開催されたことを喜ぶ役者と祝う観客が作り出すお薦めの充実した舞台。これに大向うがあればと望むのは望み過ぎか。芝居の前後も含めそこそこ賑わう浅草を1日楽しめた。当日売られる手すりが視界に入る席もあるようなので、どしどし足を運んでもらいたい。
2023.01.15
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昨日の夜は、志の輔らくごinPARCO。何年振りかな。色んなとこに書かれてるので書くけど、ネタバレなのでこれから行く予定の人はここまでで。歌舞伎に比べると集まりが悪く大丈夫かと心配したけど、1分遅れで幕が開く。まさか・狂言長屋・百年目。新作2つに休憩20分はさんで古典の3時間。まさかは、渋谷にある「まさか」の説明もあってご当地ネタに。まくらが文楽や能だった狂言は本当に狂言が演じられる落語とのコラボ。大道具も展開も秀逸。百年目は水の都だった江戸の情景が目に浮かぶ。年の初めから良いもの見たなぁ〜。なかなか抽選に当たらない訳だ〜。東京の正月、これまで小三治を3回、志の輔2回聴いたのかな。それにしても渋谷は駅も街も道が分かり辛い。渋谷は人が多すぎる。
2023.01.14
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昨日の昼は南座で、初笑い!松竹新喜劇新春お年玉公演。南座の前は初詣か十日戎か人通りが多い。短いプログラムが2つ。Aプロ 裏町の友情とBプロ 流れ星ひとつにそれぞれ新春ご挨拶が付くという安いのか高いのか分からない公演。どちらも松竹らしいしみじみとした話。藤山寛美の阿呆ばなし、子供の頃テレビでよく見てたなぁ~。天外さんは流れ星押しだけど、私は裏町の友情押し。だって昭和の色が良く出てたし、舞台が明るいし、何より娘役の久本雅美より千草明日翔の方が可愛いいから(笑)。3階は空いてるけど、1階はまずまずの入りといったところ。
2023.01.09
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