迷子の月

迷子の月

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September 2, 2005
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テーマ: ポチ日記(490)
カテゴリ: 月葵とポチ
9月2日久々のデート。

ポチくんからPM8:16メールが来た。


「今仕事終わった所いつもの所にいるの?」


私は返事を出し、ポチくんが来る間車の中で休んでいた。

暫くしてポチくんの車のマフラー音が聞こえてきた。

だけど、私はそのまま起きずに横になったまま。

ちょっと疲れていたので、ポチくんが来るまで起きずにそのまま待つ事にした。

コンコン。

運転席の窓をノックするポチくん。



やっぱり変な子だ。

私は起き上がって車を出ると、ポチくんがにこにこしている。

「どうしたの?」

私が首をかしげて聞くと、つられたポチくんも首をかしげてまたにっこり?いや、うっとり?

・:*:・(*´▽`*)うっとり・:*:・

「え?あぁ・・似合うなぁと思って」

「ん?」

「うん!スカート似合うよ!凄く良い」

「あ・・ありがと」

`s(・'・;)エ-トォ ...

「それ・・すごく短いよね?」



「良いよぉ・・すごく良い」

(。・・。)ポッ

あ・・ソウデスカ。

「その格好で会社行ってるの?」

「ううん」



「うん。だって、会社には地味な格好していかないと叱られちゃうから」

「あ・・そっかぁ・・あの会社ってそういう所あるんだよね」

嬉しそうにマジマジと私を見ている。

何だか恥ずかしいんですけど・・?


私って、膝上10CMのミニスカなんてポチくんの前じゃあんまりはいた事がなかった。

何故かと言うと、私がポチくんを誘惑してるって言うんだもん。

だから、ポチくんと逢う時は大概、膝丈くらいの長さにしておいた。

「今日、どうするの?」

「少し遅くなっても大丈夫?」

「うん。大丈夫だよ」

「じゃ、ご飯食べに行こうか」

「うん」

(*^-^)

「あ・・・・」

そう言うと何か考え込むポチくん。

「どうしたの?」

「うーん・・」

「なに?」

「あ・・あんまり最近ゆっくり出来なかったから、ご飯でも買って・・汗流してTVとか見ながらゆっくりしたいなって思うんだけど・・・?」

私にお伺いを立てる。

「・・・」

「駄目・・?」

ぺと。

ポチくんの腕を触る。

「あっ。汗かいてるから」

「・・ホントだ。ポチくん汗かいてて気持ち悪いよね。いいよ。でも・・」

「あっゆっくりするだけだからっ。別に何かしようとか考えてないし。うん。別の機会にしよう」

「うん・・でも、汗かいてるからさっぱりしたいでしょ?いいよ」

ポチくんの腕を触ると汗でベトベトしていて、汗ばんでいるからと逃げ腰になる。

私はあんまり気にしないけど、ポチくん本人も汗で気持ち悪いだろうし、そういう体を私に触られるのも気になるのでしょう。

ホテルまで行って、ポチくんが何もしないなんてないだろうけど、しょうがないよね。



***



ポチくん。

コンビニについて暫くするとトイレに行って来ると言ったまま出てこない。

どうしたのかな?お腹調子悪いのかな?なんて思っているとやっと出てきた。

随分長かったね。

「待たせてごめんね。トイレ入っている途中先輩から電話来ちゃって。携帯危うく落しそうになっちゃった」

「お腹痛いのかと思った。」

「大丈夫だよ。ごめんね」

「ううん。最近は調子どう?」

「うん。最近は大丈夫だよ」

「そっか。良かった。でも、先輩からよく来るの?」

「うん。俺しか頼る人いないから、新人入ったり新しい仕事増えたし」

「大変ね」

「うん・・だから、今日は逢えて良かった」

(*^_^*)

コンビニでご飯と飲み物、デザートをポチくんに買ってもらって再び車に乗り込んだ。

「ね~ポチくん。何処行くの?」

「うーん」

「いつもと違う所が良いなぁ~?」

「そうする?」

「うん」

どうせならお洒落な所が良い。


「あ~一杯だ」

「どこも満室だね」

「週末だからね~」

あちこちぐるぐる回ってやっと見つけました。

結構お洒落な所です。


中には有線放送・ゲーム・カラオケ・DVDは当たり前。

レンジやコーヒーメーカー。

冷蔵庫の中にはウエルカムドリンクや無料の冷凍ホットケーキまであった。

私達二人で入った今までの何処よりも設備が充実していた。

コスメも沢山あるし、浴室はブラックライトの怪しい光。

ローションやマットまで・・・

私達は、まるで初めてホテルに入ったおのぼりさんみたいだった。

Σ(*'0')*'0')/ アレハナンダ!!

「おぉ~」

「すごいね~」

何か見つけては関心したり、面白いものを見つけてはお互いを呼んで教えたりして馬鹿な事をやっていた。


私はポチくんの持ち物の中に、見た事がないものがあったのでじっと見ていた。

煙草が入りそうな大きさの缶。

ポチくん煙草吸わないし・・なんだろう?

ま、いっか?


それからふと、私は壁に何か扉を見つけたので好奇心から開いてみた。

「・・・・・」

パタリ。

何も無かったかのように私が扉を閉めると、それを見ていたポチくんが目ざとく見つけ、

「なに?」

「え?なんでもないよ」

とぼけてみたけど、ポチくんが目をキラキラ輝かせて私の閉めた扉を再び開いた。

「あっ」

私の方を振り返りにっこり。

そう、それはオモチャやローションの販売機だった。

「月葵ちゃんこういうの(おもちゃ)使った事ある・・?」

「あるわけ無いでしょ~?」

(*/□\*)うわぁ~ん

「だよねぇ・・?」

「ポチくんはあるの?」

「俺はないけど」

馬鹿者~!!そんな事聞くな!

「月葵ちゃんにこれ使ってしてもらったら気持ち良いだろうなぁ」

「何言ってるの?」

「うん。石鹸は痛いから・・」

「・・・」

そしてポチくん、後に浴室でローションを発見して喜んでいた。

食後の楽しみとか言って・・・

(-_-;)


さ、おバカさんは構わず、ご飯の支度をしましょう。

TVのスイッチを入れ、私はちょうど放送していた「笑いの金メダル」?を見ながら買ってきたものをレンジで温める準備を始めた。

「ポチくん。ご飯前にお風呂入ってさっぱりしてきたら?」

「そうだね」

ネクタイを緩め、ポチくんは部屋着を持ったのだけど、何か考え込んでいる。

「・・それとも一緒に入る?」

冗談で言ったのだけど、それを聞いたポチくんはにっこり笑って頷いた。

「うん」

「でも、汗かいて気持ち悪くない?」

「うん。大丈夫。お風呂はご飯食べてからにするよ。着替えてくるね」

そういってポチくんは脱衣場で着替えて来ました。

何か変な格好です。

私は笑いを堪えつつ、ミネラルウォーターも無料だったのだけど冷えていなかったのでそれを冷凍庫に入れ、買ってきたデザートを冷蔵庫に入れて、パスタを温めはじめた。

ポチくんは、あんまりお腹が空いてないみたいなので冷やし中華を購入。

着替えた後は、有線放送のリモコンをいじったりカラオケの本を見ている。

食べ物が温まったので、二人がけのソファに座り、TVを見ながらご飯を食べ始めた。

二人ともお笑いが好きなのでTVを見て楽しい時間が流れる。

笑いのツボは一緒だと良いね。


TVが終わり、一息つくとポチくんが私に微笑む。

「こういうのずっとしたかったんだ~」

「こういうの?」

「うん。月葵ちゃんと普通にTV見てご飯食べたりしてごろごろするの」

「そういえば去年も言ってたね」

「うん♪」

(*´ -`)(´- `*)

可愛いなぁ。

「ポチくん。デザート食べる?」

「あ、そういえばホットケーキあったよね?」

「食べる?」

「うん。折角だから・・でも、どうやって食べるの?」

「大丈夫。レンジでチンするだけだから」

「そっかぁ。俺、こういうのどうやって食べていいのか分からないから・・」

ホットケーキには付き物のバターも、ちゃんと冷凍庫に入っていたので手のひらで程よく解凍。

それをケーキに乗せ、ナイフとフォークで切り、ポチくんの口にあーん。

「ポチくん、はい」

「ありがとう」

もぐもぐ

「美味しい?」

「うん・・」

ヾ(@⌒¬⌒@)ノ 絶品~♪

ポチくん、冷蔵庫にもコンビニから買ってきたプリンが入ってるのに食べれるのかな・・?

「二枚あるから、月葵ちゃんも」

「私はお腹一杯だからいい。ポチくん食べて」

「うん」

私としては、ポチくんにあんまりお腹一杯になって欲しくないんですけど。

何で?だって・・眠くなるでしょ?

ポチくんそういうところ子供みたいなんだもん。

私に食べさせてもらって、ポチくん借りてきた猫みたいです。

「こういう風に女の人に食べさせてもらったの初めて」

(*^-^)

「そう?」

私、前にもポチくんに食べさせた事あるんですけど・・?

忘れてるのかな?

それとも、私が初めてって事?

何にしても経験値が上がって良かったね。



***


TVを見ながらホットケーキを食べさせていると、ポチくんお腹一杯になってきたみたい。

二枚平らげすっかり満足そう。

食べ物は残しちゃいけませんってお母さんに教えられているのかな?

残した事ってないかも。

二人がけのソファーに座っているのだけど、ポチくんはすっかりリラックスしている。

私の手を取り撫で撫でしている。

「初めてだよね。TV見たりしてこんな風にくつろぐのは」

「そうだね。笑ったりして・・楽しいね」

「うん」

(*´ -`)(´- `*)

私はポチくんの肩に頭をもたれさせ、のんびりした時間を楽しんでいた。

すると、すけべぇポチくんの手が私の腿に伸びてくる。

ナデナデ。

「短いね~すごく似合うよ」

「そう?」

「うん」

「俺が来た時、月葵ちゃんクッション抱っこして寝てたでしょ?」

「うん」

「あれ見て、すごくドキッとして・・たっちゃったの」

「え?何で?」

「すごい色っぽいなぁって思った」

「・・クッション抱っこしてたから下のほうはスカートかなんて分からなかったでしょ?」

「うん・・だけど、ドキッとしちゃったの」

にこにこしながら言うポチくん。

(〃'∇'〃)ゝエヘヘ

やっぱりおかしな子・・







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Last updated  September 12, 2005 11:09:28 PM
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