迷子の月

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November 12, 2005
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テーマ: ポチ日記(490)
カテゴリ: 月葵とポチ
11月12日

昨日短い間デートした私達だったけど、次の日もデートする事になった。

PM 5:58

『今日は6時30分に仕事終わるけど 仕事終わったら連絡して』

ポチくんからのメールを読んだのは6時20分頃。

なんでもっと早く気付かなかったんだぁ~(TロT)

会社を出る時、メールを返し急いで帰宅。


PM 6:22

『今 終わったよ』



PM 6:29

『家に車置いてきて良い?』

家に着いた時はとうに時間は過ぎていたけど、まだ連絡なし。

待っていようかとも思ったけれど、私は家を出た。

歩きながらポチくんにメール。

PM 6:54

『○○に歩いて行って待ってます』

そこは、家から近く10分くらいの場所。

歩いていると聞き覚えのある、マフラーの音。

振り向くとポチくんの車。

だけど、私に気付かずに通り過ぎ待ち合わせ場所の駐車場に入ってしまった。




ポチくん。減点ー30

暗くなってて視界が悪いとはいえ、私を見落とすなんて酷いです。


その場に私も到着し、やっと気付いたポチ。

「気付かなかった?」

「あ。さっき車避けたの月葵ちゃん?」



「ごめんね~」

どーしてくれよう。

ま、いいか。


ポチくんの車に乗り込み出発。

今日はどーするんだろう?

「今日はどうしてこんなに早いの?」

「先輩、今日は接待なの」

「ポチくんは行かなくていいの?」

「うん。上の人達だけの秘密?の集まりだから・・」

「ポチくんだって上じゃないの?」

「うーん・・なんだけど、極秘会議だから少数でやるんだって」

ふぅ~ん?


「今日は何処行くの?」

「どうしようか?」

「うーん」

「昨日と同じ所に何度も行けないよね」

「あ、また来た。とか言われそう」

「だよね。でも、今日はあんまり遅くまでいれないんだ」

「どうして?」

「月曜までに仕上げなくちゃいけない書類があって、それを今日明日と2日かけてやろうかと思ってて・・」

「そっか・・何時ごろ?」

「9時頃・・?」

早いじゃないか。

なぁんだ。

早く帰れても、結局一緒にいられる時間は短いんじゃないの。

がっかり。

あんまりしつこくしても仕方ないから言わないけど。

「急がしいんだったら無理に逢わなくても良かったのに。昨日逢ったし」

「ううん。それとは別だから」


***


ポチくんの車はあてもなく進む。

「何処行くの?」

「月葵ちゃんどこか良い場所知ってる?」

「うーんポチくん何が食べたい?」

「何でも良いけど・・俺って何が食べたいとかあんまりないから」

「ないの?今日はラーメン食べたい!とかないの?」

「ないなぁ~」

「ふーん。私は行った事のないお店とかで美味しい物を食べるのが好き」

「女の人ってそういう人多いよね」

「うん。電車男のエルメスもそうだったでしょ?そういう人多いんだよ」

「そういえばそうだよね~」


前から行きたいと思っていたカレー屋さんの近くを通ったので、そこにしようとポチくんに言うとすんなりと決まった。


ポチくんが頼んだのはポークカレーの大盛、私はビーフカレー。

味見させてもらったけどポチくんのはイマイチだったらしい。

私は普通だと思ったけどね。

野菜一杯入ってたし。

それが原型を留めていないくらい煮込んであったから、それがイマイチだったのかもしれない。

「家でも作れそう」

とか小声で言うな~。

(>_<)

私のはまぁまぁ。

でも、次に来るかと言われると微妙・・


最近、ポチくんにゴチになるのに慣れてしまって当然みたいになってた。

だから、たまには私がご馳走しようと思い、ポチくんに今日は私が払うと言った。

ポチくんは申し訳なさそうにしてたけど、たまにはね?

お店を出ると、8時30分。

「もう30分しかないね。ご飯食べて終わりかな?」

私が言うとポチくんは、

「うん・・でももう少しなら・・」

そんな事言って。

移動時間で終わっちゃうじゃない。


私を送って行く訳でもなく、夜のドライブ。

きっちり時間に帰らないなら、早く帰るなんて言わなきゃいいのに。

ポチくんは道路工事途中の所に入っていった。

「え?何処行くの?」

「うん。少し話でもして・・」


車を停めると、ポチくんが後ろに行く?と聞いてきた。

「どっちでもいいよ」

まぁ、いつものパターン。

後ろに移動してすぐ。

「何だか・・疲れてるから眠くて・・」

「膝枕してあげようか?」

「いいの?」

「いいよ」

私の膝に頭を乗せ、寛ぐポチくん。

「気持ち良すぎて眠くなっちゃう」

「寝て良いよ」

「うん・・」

時計は見てないけれど、既に9時は過ぎていたはず。

「時間大丈夫?」

「うん・・」

時間が勿体無いと思ったのか、ポチくんは起き上がり私を抱き寄せる。

私はされるがまま。

いちゃいちゃしていたのだけど、何かの拍子でまた私がブルーになった。

それでポチくんをまた困らせるような事を言ったのだと思う。

でも、私はその時の事をよく覚えていない。


ポチくんの心無い発言で私は傷つきそれをポチくんに訴えたのだけど、ポチくんにはそれが分からないのだと言う。

「ポチくんは怒った事ないけど、私に腹が立つことはないの?我慢してるの?」

「そんなの・・」

暫くの沈黙の後、ポチくんは言った。

「月葵ちゃんは・・今言った事はそれはそれで分かるんだけど、でもさっきまで普通に話ししてたのに、急に言い出すから・・上手く言えないんだけど・・」

「話飛ぶ?」

「ん~・・何でその話になるの?って。さっきまで笑って楽しく話ししてたのに、急にそういう話になるから戸惑うっていうか」

「ウザイ?」

「イヤッそういうんじゃないよ。どうしてそう思うの?」

ポチくんは狼狽して私の顔を覗き込む。

そして、私の顔を撫でながら

(o・_・)ノ”(ノ_<。)

「こんなに奇麗な顔してるのに・・」

なんて言う。


今、そんな事言われても嬉しくない。

「月葵ちゃんは・・俺も上手く言えないけど・・なんていうか。俺に限らず、誰かが言った事に対してこうだって思い込む様な所がある。言った本人はそんなつもりがないのに」

「深読みしちゃう?」

「う~ん。だから・・もう少し、こうだって決め付けないでもう少し選択肢を増やすっていうか・・分かる?上手く言えなくてごめんね?」

「うん・・でも・・ポチくんは私の話が繋がっていないと思ってるけど・・いつもそういう事は口に出さないだけで考えてる事だし、私の中では繋がってるの」

「うん」

「でも、一緒にいてもいなくても不安なの。自信がないから精神も不安定だし・・」

「疲れてるからだよ。帰って休んだ方がいいよ」


だから、そんな事聞きたいわけじゃないのに。

こうなっては堂々巡り。

ポチくんも早く帰りたいだろう。11時は過ぎてる筈。

こんな調子では帰って仕事は無理だろう。

他にも色々言ったけど支離滅裂だったと思う。

仕事で疲れてるのに、私が泣いたりウダウダ言ったりしてるのでポチくんは困惑している。



結局、ポチくんに宥められ送ってもらった。

何が何だか自分でも分からない。


その日、お互い気まずいまま別れてしまった。

どうなるんだろう。

自分も悪い。

謝った方がいいのかな。


今日はポチくんに初めてお説教されてしまった。

そういう所、確かにあると思う。

でも、不安なのはポチくんが変わらない限り消えないし、どうしようもない。


どうしたらいい・・?





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Last updated  November 20, 2005 11:34:52 PM
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