迷子の月

迷子の月

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December 8, 2007
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テーマ: ポチ日記(490)
カテゴリ: カテゴリ未分類
結局、いつものファミレスに着いた。

ポチくんって、このファミレス好きだよね~。

何度も来てるから、いい加減食べ飽きてるんだけど。

デート開始時間が遅い上、ご飯にポチくんが気づくの遅いから、どうしても行けるお店が限られて来る。

だけど、逢ってすぐ「お腹空いた」って毎回言うのも変でしょ?

そして、いつも「月葵ちゃんご飯は(食べた)?」って聞くし。

デートなのに食べる訳ないでしょーが!!

オバカ~。


お店に入る前、私はもう一度ポチくんに念押しした。



ポ「うん♪」

・・ホントかなぁ。不安だ。

店員さんに気付かれないように、ケーキの入った紙袋を隠しながら持って行く。

しかし、ご飯食べに来た客が持つには、その大きい紙袋は不自然に思えた。

ポ「あぁ~あの席、座られてる~っ」

と、かなりへこんでいるポチ。

月「何処?」

私が聞くと、指で差し教えながら

ポ「あそこ。店員から死角になってて良かったのに・・↓↓」

月「あぁ・・仕方ないよ。ケーキは別の場所で食べよう?」

ポ「うん・・・」



だけど、ケーキをここで開けて店員さんに注意されるかもしれないという不安を抱えながらご飯食べたくなかった私は、少しほっとした。

あまりにお腹が空いていたので、いつもは頼まないサイドメニューを頼んでご機嫌な私。

・・なので当然、諦めた筈のポチくんの企み?に気付く筈もなかった。

待っている間、ドリンクバーで飲み物を持ってくる。

席に座って落ち着くと、ポチくんの体調の話になった。



ポ「うん。大分良いよ。でも、何だか今年はあちこち体調が良くなくて・・・診察券だけがどんどん増えていくよ↓↓」

月「そんなに?一体何枚持ってるの?」

ポ「ん~とね~?」

言いながら、お財布から診察券が出てくる出てくる。

ポチくんから受け取り、数を数えていく。

月「いちにぃさんしぃ~・・・17枚?」

ポ「(//・。・//)あはは…すごいでしょ?」

月「すごい・・(;´▽`A``ホント、どんだけ弱い子なの~?って感じ」

ポ「どんだけ~?呆れるよね」

月「いや、呆れはしないけど本当に体大事にしてね?長生き出来ないよ?」

ポ「ありがとう。うん、俺もそう思う・・」

はぁ~( ̄△ ̄)

月「ところで、そのお財布使って結構長いの?」

ポ「これ?う~んそうだね。2年くらいかな?しまむらで買ったんだ」

月「しまむら・・・?ポチくん・・しまむら好きだねぇ・・」

しまむらって・・そりゃあ、一応全国チェーンだけどさ。

何と言っていいのか分からないよ。

さて、気を取り直して。

月「ポチくん。誕生日、仕事で逢えないから今日プレゼント渡すね」

ポ「えっ?(* ̄◇ ̄*)」

月「クリスマス近いから、包装紙はクリスマス仕様だけど」

ポ「わぁ~良いの?何だろう?」

月「開けてみて?」

ポ「良いの?」

月「どうぞ」

ゆっくり丁寧に包装紙を開けるポチくん。

ポ「財布だぁ」

月「気に入ってくれると良いんだけど。ポチくん黒が好きって言ってたから、黒にしてみたの」

ポ「わぁ、軽い。革?大人っぽいね~(*⌒ヮ⌒*)」

月「・・ポチくん。十分オトナですから」

ポ「そうだね。いつまでもこんな子供っぽいの使ってちゃいけないよね・・
(//・_・//)」

言いながら、学生が使うような財布をじぃっと見ている。

月「もう大人なんだから、ちゃんとしたのを使って欲しいな。周りの人も見るし」

ポ「そうだね。うん。ありがとう!勿体無いから、何かあった時に使うよ」

月「何かあった時って?」

ポ「何か集まりとかあった時とか」

はぁ?( ̄△ ̄)それって何の集まりデスか・・?

月「そんなの駄目っ 普段、使うようにして」

ポ「うん分かった。・・その前に一度、カード類整理しないとなぁ」

月「一応、カードが沢山入るの探したんだけど・・」

ポ「ありがとう(*^-^*) 今は使っていないのもあるから、整理してみるよ」

そうして下さい。


***


食べ物が運ばれてきた。

猫舌なのに、熱い食べ物を頼むポチくん。

すぐには食べられないので、冷ましてから食べる。

月「美味しい?」

ポ「うん」

熱い食べ物を食べていたので、段々と体も熱くなってきた。

月「何だか熱くなってきた・・(×_×;)」

ポ「そうだね。俺も熱くなってきた・・」

暫くして、頼んだメニューを全て店員さんが運んだ所でポチくん、

ポ「多分、もう大丈夫だよ。店員暫く来ないから。ケーキさっきから見たくて見たくてしょうがなかったんだ♪」

月「・・え?( ̄△ ̄)今、ここで?」

ポ「うん♪」

うそぉぉぉ?( ̄Д ̄;)がーんっ!

諦めていなかったのね!?

ポ「ケーキ早く見たい♪」

月「(-_-;)・・・ほんとに開けるの?見えちゃうよ?」

ポ「大丈夫だよ。器で隠せば見えないよ」

月「でも、まだ食べ物残ってるよ?食べれるの?」

ポ「大丈夫っ」

もぉ~!!怒られても知らないからねっ

月「・・分かった」

渋々袋からケーキの箱を取り出し、蓋を開けた。

車で揺られた所為なのか、温まったからなのか分からないけれど、ブルーベリージャムが少し下に流れていた。

月「あぁ~ジャムが下に・・保冷剤入れておいたんだけどなぁ↓↓」

ポ「どれ?見せて?」

月「はい」

そぉっとケーキを取り出す。

ポ「わぁ~♪」

月「うーん。見た目がちょっと良くないね」

ポ「そんな事ないよ。拭けば奇麗になるから。わぁ、美味しそうだぁ
ヾ(@⌒¬⌒@)ノ 」

拭き取ってポチくんの方に向ける。

お店の中なので、さすがにロウソクに火は点けられないけど。

ポ「結構大きいね~」

月「そうだね(;´▽`A``ちょっと2人じゃ食べきれないよね」

ポ「食べても良い?」

え?もう食べるの??

月「良いよ。ちょっと待って」

言って、持って来たスプーンを渡す。

ご飯食べてお腹いっぱいの筈なのに、パクパクとケーキを食べ始めるポチくん。

その様子を呆気に取られて私は見ていた。

月「ポチくん。その前にカメラで撮らせて」

ポ「うん(*^-^*)」

携帯のカメラの操作をしていると、ポチくんはにこにこしたままじぃ~っとしている。


(〃'∇'〃)ゝエヘヘ  カメラ→ [【◎】]_・。) ジーッ・・ 

月「撮ったよ ほら」

ポ「あ、ほんとだ」

一枚撮って確認した後、また食べ始めるポチくん。

ポ「美味しいヾ(@⌒¬⌒@)ノ 絶品~♪ こってりしてるね」

月「そぉ?良かった。久々に作ったからどうかと思ったんだけど・・今日はね、ゼラチン入れなかったから余計にこってりしてるかも ・・って、ちょっと無理しないでね?」

ポ「うん。大丈夫、美味しいよ♪」

言いながら、食べるスピードは衰えない。

・・・お腹、大丈夫なの?このこ。

食べすぎですよ?

私が食べたのは、ほんの二口程度。

ケーキの大きさは、5号。

とはいえ、これはレアチーズケーキ。

一人で食べる量ではない。

あっという間に、三分の二も食べてしまった。

月「・・ねぇ?無理しないで、このくらいにしておいたら?」

ポ「(o・。・o) あ、そうだね・・」

やっと止めたよ。

月「残ったケーキどうする?明日食べる?」

ポ「うん♪(*^-^*)」

月「じゃ、お腹いっぱいになったからコレ(ケーキ)しまうね」

ポ「うん」

という訳で、何とかお店の人には気付かれずケーキを食べ、出る事が出来ました。


***


食事を終え、ポチくんは車を出した。

月「どこ行くの?」

ポ「・・月葵ちゃん疲れてるでしょ?右肩痛いって言ってたけど、大丈夫?何処かで少し、肩揉みでもするよ」

あ、いつものですね?

前にも来た公園。

ポチくんの肩揉みなんて、ただの言い訳。

ホントは、自分が肩揉みして欲しいのだ。

月「明日もお仕事なんだよね?」

ポ「うん(>_<)中々休み取れなくてね~」

月「そうだよね。疲れてるよねぇ・・来週忘年会だから、ポチくんにお迎えに来てもらおうかなと思ったんだけどなぁ」

ポ「忘年会?良いよ」

月「良いの?」

ポ「うん」

月「でも、始まるの7時30分だから遅くなっちゃうよ?仕事で疲れてるでしょ?」

ポ「大丈夫だよ。むしろゆっくり待ってるよ。2時間位?」

月「うん。大丈夫?」

ポ「うん(*^-^)」

月「ありがとう」

ポ「でも、2次会行かなくて良いの?」

月「良いの」

と、いう事で忘年会の日はポチくんがお迎えに来てくれる事になった。


***


さて、風邪が治ったばかりだし、明日も仕事だから、あんまり遅くならないようにしなくちゃね。

肩揉みしていると、ポチくんは気持ち良いのか口を開けて放心状態。

その顔が、何だかアホっぽくて笑える。

そのうち疲れてきたので、私はポチくんの背中に頭をもたげる。

すると、ポチくんがチューしてきたので、私達は暫くぺったりくっついていた。

少しのつもりが段々とエスカレートしてきたのだけど、途中で車が入ってきて中断。

邪魔されてしまい、結局チューだけ。

2人とも、なんとなくがっかりした気分でこの日は帰る事に。

帰る途中、信号機で停車した時にポチくんは私の手を握り、

ポ「今日はアクシデントがあったけど、月葵ちゃんに色々プレゼントしてもらって嬉しかったよ」

月「うん・・今は年末だから、車が遅くまでウロウロしてるんだね」

ポ「そうかもしれないね。今度は場所考えよう」

月「うん」

(*´ -`)(´- `*)


ポ「月葵ちゃんに肩揉んでもらったから、明日も仕事頑張れそうだ」

月「うん。でも、無理しないでね。お風呂入ったらすぐ眠ってね?」

ポ「うん(*^-^*)分かったよ」


今日のデートは、こんな風に最後があれれ?な感じで終わってしまいました。





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Last updated  January 20, 2008 08:57:40 PM


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