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2025.01.02
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カテゴリ: カテゴリ未分類
手書きハート
「眞鍋さん、何かあった…???」

その声に睦美、目をパチクリと、
「えっ…???…あ。ははは。…いえいえいえ。別に…、何も…。」
思わず僅かに赤面に。

珠里、そんな眞鍋を見て、
「そぅお~~。何かしら、いつもとちょっと…、雰囲気、変わった…???…かな…???」
そして、
「はははは。」


「好きな人、出来ちゃった~~~、とか…???」

そんな話に思わず睦美、顔を小刻みに左右に、
「いえいえいえ。とんでもない、そんな私…。全然、全然。」
いそいそと自席に…。

奈緒、パソコン画面を見ながら、書類に目を通して、
「図星…、かな~~。」

珠里、そんな奈織の顔を見ずに、
「わお。ダイレクト~~~。」

奈織、ニッコリと。
「なんちゃって~~~。」

珠里、




睦美、昨夜の事を思い出しながら、時々のラインのチェック。その度に、頭の中で、
「来て…ない。」

それもそのはず、完璧にどん詰まりの耀司、昨夜の睦美との事で、
仕事をしながらも、仕事になっていない。

しかも、汐梨からも散々言われて…。





そして…。


睦美、終業時間。他の事務局員に、
「お疲れ様で~~す。」

職員たちも、
「お疲れ様~~。」




ロッカー室で睦美、何気にまたスマホの画面を。ラインには何も…。

心なしか、
「なし…か。」




音楽教室の帰り、何か、買って帰りたかった。
駅への道。けれどもその逆方向には高井戸の家がある。
それでも睦美、足の向かう先は駅の…。
そして…。歩きながらも体が自然に、ケーキショップへと…。
12月である。店の中に…。

結構客で賑わっている。
ショーウィンドウに並べられてあるショートケーキたち。そんなケーキを見ながらも…。
…無意識だった。
すぐにバッグからスマホを取り出して、ラインから指をトン。

3回のコールで相手が出る。
「もしもし。…睦美さん…???…高井戸ですけど。」

瞬間、睦美、
「あ、あ、あ~~。」
余りのケーキの美味しそうな感じに睦美、高井戸に電話をしていた。
「あ、あ~~。」
いきなりドキドキ、
「高井戸さん。あ、あ、はははは。あの。」

こちらもいきなりの電話に鼓動が高鳴る耀司。頭の中で、
「…びっくりした~~。」

スマホから、
「あ、あの。…今、音楽教室、終わって。」

耀司、
「あ、あ~~、はい。はいはい。うん。うんうんうん。お疲れ様。」

「…それで…。…今、近くのケーキ屋さんにいるんです。」

耀司、頭の中で、
「…ケーキ屋さん…???」
そして口に出して、
「あ~~。はい。蘭子のケーキ屋さん。」

スマホから睦美の声、
「え~~。結構、お客さんがいる~~。」

スマホから高井戸の声、
「はは。」
そしてカレンダーを見て、
「もぅ…。12月ですからね~~。」
賑わっている店内の雰囲気もスマホから聞こえてくる。

「あ、あの。」
睦美の声。

耀司、その声に、
「あ、はい。」

「た、高井戸さんは、どんなケーキが…。」

スマホから、
「へっ…???…俺…???…いや、僕…???」

「え、え~~~。」

耀司、頭を撫でながらも、
「あ、いや~~。ケーキ。」
顔を傾げて、
「いや~~。…特に、これ、好きと言うのは…。まぁ…。どれも食べちゃいますけど。これが…、好き。…と、言うのは…、特に。」

「そぅ…ですか。はは。」

その声に耀司、
「えへ…???」

睦美、あれこれとショートケーキを見ながらスマホに、
「はい。分かりました。」

耀司、スマホに、
「え…???…え…???」

スマホから睦美の声、
「いきなりの電話で、すみません。じゃ。」
通話が切れる。

耀司、
「えっ…???」
耳からスマホを。
「今のは一体…???」



それから、30分もしただろうか。高井戸家の玄関のチャイムが。

汐梨、
「あ、は~~い。」
モニターから見る姿に、
「うそ。睦美さん…???」
そして、
「は~~い、お待ちくださ~~い。」
リビングから耀司の部屋に、
「兄さん、睦美さん。」

その声に部屋の中で耀司、目を真ん丸に、
「えっ…???…うそ。」

汐梨、すぐさま玄関に。そしてドアを開けて、
「睦美さん。」
驚いた様子で。けれどもすぐににこやかになって、
「はははははは。いらっしゃ~~い。」

睦美、汐梨に一礼をして、
「いきなり来ちゃった、ごめんなさい。」

そんな睦美に汐梨、ニコニコと。そして首を振って、
「ううん。どうぞ、どうぞ。私もさっき来たところだから。」

睦美、手に提げている洋菓子の箱を持って、
「これ。」

汐梨、
「あ、あ~~~。」

「駅の近くのケーキ屋さんで。」

汐梨、ニッコリと。
「うん。蘭子のケーキ屋さん。あそこ、評判よね~~。」

「お店の中も、混んでました。」

「うんうんうん。」
汐梨。
「ささ。どうぞ、どうぞ。」


玄関の中に入って睦美、
「お邪魔しま~~す。」








ママでいい…。   vol,163.   「好きな人、出来ちゃった~~~、とか…???」

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最終更新日  2025.01.02 21:33:45 コメントを書く


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