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2025.05.22
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カテゴリ: カテゴリ未分類
手書きハート

校長の舘脇、
「インフルエンザが流行しているようです。今日も何名か生徒が…。それに、進路指導の粟屋先生もインフルエンザで…。」

その声に季久美、コクリと。

舘脇、
「いずれにしろ、衛生面ではしっかり。手洗いの徹底、うがい。お願いします。」
そして、舘脇、
「神代先生、養護室からひとつ、お願いしたいのですが…。」

その声に神代、

そして教師たちに。
「昨日も養護室の方に5名の生徒が…。校長先生も仰ってくださいましたが、手洗い、そしてうがい、とにかく徹底してください。お願いします。」

季久美、
「現在、今日も含めて、欠席している生徒が10名。その10名が…。…まだ、受診していらっしゃらない生徒もおりますが、恐らくインフルエンザ感染は濃厚かと。もうすぐ卒業式なので、ひとりの欠席者もなしでの卒業式に臨みたいところです。博楼高校、一丸となって、よろしくお願いします。」
一礼。

その声に、校長も教師たちも、
「はい。」
そして一礼。




濱村、
「やれやれ。卒業式まで2週間。ここに来てインフルってね~~。」

その声に鶴来、


濱村、鶴来を見て、
「馬鹿言え~~。俺はひとりもんだから。…って、おまえんとここそ、旦那と子供4人だろ。」

鶴来、
「まね~~。…でも、ウチは、去年、全員、インフル、罹ってますから~~。そうやすやすとは。」
ニッコリと。


「そんなもんですかね~~。」



臨時で全校朝礼でも同じ呼び掛けが全生徒に向けて…。
折しも、インフルエンザが、その猛威を…。





耀司、
「え…???…詩乃ちゃんも。」
スマホに。

電話の相手は、詩乃の母親である。

由紀奈(ゆきな)
「えぇ~~。だから、今日から学校、お休みに~~。…で、景織子ちゃんや千愛ちゃんも気になって電話したら、景織子ちゃんと千愛ちゃんは問題ない、大丈夫だって~~。で、芙美花ちゃんはどうかなって思って電話したら~~。」

その話に耀司、スマホを耳に、
「あ、あ~~~。何とも…。」

スマホから、
「…と、いう事は…。まさか。芙美花ちゃん。」

耀司、
「あ、はい。…実は~~。…その、まさか。…でして…。」

由紀奈、
「あら~~。やっぱり~~。」

耀司、困ったような顔で、
「え~~~。今朝、起きたら、キッチンに姿がないので、部屋に行ってみたら、まだベッドで。」

由紀奈、
「あら~~~。」
そして、
「それにしても、どこから…。」

耀司、その声に、
「ん~~~。」

「あ。でも、高井戸さん。じゃあ、芙美花ちゃん、インフルで、お食事…。」

瞬間、耀司、
「あ、あ~~~。」
耀司、すぐさま睦美の顔が頭に浮かん…。…だのだが、素早く、
「あ、ははははは。…近くに、妹夫婦がいますから。妹にでも、お願い。」
思わず嘘を。

由紀奈、
「あぁ、そうでしたか~~。ははは。それなら安心。」

耀司、何とか。頭の中で、
「…誤魔化せた~~~。」
と、思いきや、
「…まさか、あいつまで…。」

スマホの向こうで、
「それでは、失礼します。」

咄嗟に耀司、
「あ。はい。…わざわざご連絡、ありがとうございました。」
通話は切れる。耀司、
「そっか~~~。詩乃ちゃんも…、かぁ~~。」

リビングに、いつもだったら芙美花の姿が見えるのに、
その姿が見えないのにバセットも、心なしか顔を傾げて、
「クゥ~~ン。」

耀司、椅子に座って、
「やれやれ。」

そんな耀司にパセットも何かしら感じたのであろう、
ベッドクッションから立ち上がり、耀司の下に。そして、
「クゥ~~ン。」

耀司、そんなバセット頭を撫でて、
「おまえも心配だよな~~。芙美花、インフルだよ~~。」

バセット、また顔を傾げて、
「クゥ~~ン。」

途端に耀司、
「お~~っと~~。」
そして、バセットを見て、
「ははは。バセット~~、おまえの朝ご飯~~。」



その頃、芙美花は…。ベッドで眠りながら…。

博楼高校の合格発表の当日。母の祐里子と共に。
いきなり駆け足になる芙美花、掲示板を見て、
「え…とぉ~~。」

その後ろで祐里子、
「どお…???…あった…???」

芙美花、
「うん~~。まだ~~。」
すると。いきなり目を見開いて、
「あったっ!!!あった、あった、あった~~。きゃー―――――――っ!!!おかあさん、あったよ~~。」
いきなり飛び跳ねて喜ぶ芙美花。

祐里子、掲示板を見ながら、
「どこ。どこどごどこ。」
そして、芙美花の受験番号を見て、
「ハッ。」
そして、芙美花を見て、
「ははははは。やった~~~、芙美花~~。」

芙美花、母を見て、ニコニコと。




帰りの車の中で芙美花、スマホで、
「おとうさん、おとうさん。博楼、受かった~~。」

その知らせに耀司も椅子から立ち上がり、
「そうか。やったか。ははははは。イェイ、イェイ、イェ~~イ。」
そして、
「おめでとう芙美花~~。」

助手席でニコニコしながらも運転する母に、
「イェ~~イ。」

祐里子も左手親指を。
「イェ~~イ。」



芙美花、夢を見ていた。








ママでいい…。   vol,303.  「もうすぐ卒業式なので、ひとりの欠席者もなしでの卒業式に臨みたいところです。」

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最終更新日  2025.05.22 18:41:34 コメントを書く


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