THMISmamaの~お洒落の小部屋~

THMISmamaの~お洒落の小部屋~

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

THMIS

THMIS

カレンダー

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

カードを洗濯@ Re:晄史から案内されて眞鍋家のリビングに。(10/12) カードを洗濯は、 0896243676 からどうぞ…
癲狂院@ Re:「旦那が一緒なんだから安心しな。」(05/15) 癲狂院の知りたいことは、0896244450 か…
ショルダーバッグ@ Re:「密着取材、話を受けたの、佐津香さんと課長なの。」(04/02) ショルダーバッグの知りたいことは、0896…
タクシーの中@ Re:「今、病院からそっちに向かってる。タクシーの中だ。」(12/27) タクシーの中については、 0896240183 を…

フリーページ

2025.06.05
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
手書きハート

耀司、まだスマホを耳に。
「えぇ。僕もそんな風に聞いてます。はい。」
睦美の顔を見て眉間に皺を寄せて下唇をビロン。

そんな耀司を見て睦美、クスクスと。
カウンターに置いておいてくれた買い物袋を持ってキッチンに。

耀司、
「あ~~、えぇ。はい。…とにかく、ほんと、流行ってますよね~~。午前中に行った病院の先生からも。……えぇ。はい。」
そして…。ようやく1分後に。

通話は切れる。途端に耀司、テーブルにガックンと。
「勘弁してくれ。あぁだの、こぅだの。あ~~。」
テーブルの上に前のめりで。

睦美、蛇口から水を。そして、手を洗って。
「もしかして…、芙美花さんの友達の…。」

前のめりのママで耀司、
「あぁ…、うん。」
そして、顔を上げて、
「詩乃ちゃんって子がいるんだけど、芙美花同様に、今、インフルなんだ。それでね~~、芙美花ちゃんの具合どぉ…???…って。それから永遠に20分。いや。俺にママさんたちの話し、言われても困るって。」

睦美、
「えへ…???」



睦美、可笑しがりながら、
「そうでしょうね~~。」

前のめりのままの耀司、ようやく体を戻して睦美に、
「うん…???」

そんな耀司に睦美、


途端に耀司、
「そぅっ!!!…そうなの。そうだよね~~。そういう事~~。うんうんうん。」
と、そこまで言って、
「うん…???」
顔を僅かに傾げて、
「睦美さん。…良く分かるね。そういうの…???」

睦美、まな板を出して包丁を出して、
「えぇ。」
そして、僅かに顔を傾げて、
「私も、音楽教室に通っているママさんたちと、月に2回程度、ランチ、してますから。」

いきなり耀司、目を真ん丸にして、
「へぇ~~。そうだったんだ~~。」

「えぇ。向こうから誘ってくれたんですけど。…でも。…それがなかったら、本当に私、音楽教室と家の往復だけ。だったんです。」

耀司、睦美を見て、
「ふ~~ん~~。」

睦美、
「今日は、メインは天婦羅。」

耀司、ニッコリと。
「わお。」

睦美、
「芙美花さん、病院。」
そして、耀司を見て。

耀司、ニッコリと、
「うん。午前中に行って来た。」

ニコリと睦美。

耀司、
「ははは。まっ。本人も行かなきゃって感じだったから。」

「うんうん。」
「とにかくも今も、しっかりと休んで。」

「そうですねぇ。」
「ニット帽に、ダウンジャケット。そしてマフラーして手袋。それにマスクと。完全防備。」

思わず睦美、
「はははは。何だか可愛らしい~~。」
耀司を見て、
「それでなくとも芙美花さん、可愛いから~~。」

耀司、微笑みながら、
「でさ。病院に行ったら、何々、30分程度で全て終了~~。」

いきなり睦美、耀司を見て、目を真ん丸にして、
「うそ。普通、1時間は待たせ。」

耀司、目を瞑って顔を左右に。そして…。
「保険証とマイナンバーカード出して、お願いしますって言ったら、それだけで、宮前から聞いてますって言われて、それからは10分も待たないで名前呼ばれて。」

睦美、目を真ん丸にしたままで、
「凄っ。」

「診察室に入ったら、今度は。」
ニコニコと。
「高井戸君にはお世話になりましたって、先生も看護師も、俺と芙美花にお辞儀してくれて。」

睦美、
「あぁ~~。亡くなった奥様の~~。」

耀司、にこやかにしながら頷いて、
「うん。なんだろうね~~。」

「亡くなった奥様の影響力、凄ったんですね~~。」

耀司、唇を締めて、
「うん。ありがたかった。先生や看護師さんからもあんな風に言われて。祐里子、みんなに愛されてたんだって。つくづく感じたわ。」

その声に睦美、ニッコリと。

すると、僅かに沈黙。

何かしら耀司、その時の余韻に浸るように…。
…そして、チラリと睦美を…。そして、睦美に、
「…でね。」

睦美、素材に包丁を入れながら耀司を見て、
「あ、はい。」

耀司、睦美に手招き、
「ちょっといい…???」

また睦美、
「あ、はい。」
エプロンで手を拭きながらキッチンを。そしてテーブルに。

耀司、睦美に椅子に座るように手を。
「病院から出て薬局に。」

睦美、コクリと。
「うん。」
椅子に座って。

耀司、
「…で。一応、師長に報告。」

睦美、
「あ~~。宮前師長。」

耀司、コクリコクリと、
「うんうんうん。芙美花、受診、終了しました~~って。」

睦美もコクリコクリと。
「うんうんうん。」

「でね。」
耀司。
「そのまま、スマホを芙美花に渡したのよ。」

睦美、
「あぁ。えぇ。はい。」

「そしたらさ。」
耀司、途端に顔をあちらこちらに。唇も搾ったり、噤んだようにしたり、何となくぎこちなく…。
…思わず、クスッ。と噴き出したように、
「…そしたら…。」

睦美、僅かに眉間に皺を、顔を傾げて、
「うん…???」








ママでいい…。   vol,317.  「祐里子、みんなに愛されてたんだって。つくづく感じたわ。」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

楽天ブログ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2025.06.05 16:54:39 コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: