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2025.06.26
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カテゴリ: カテゴリ未分類
手書きハート
「はい。」

耀司、
「お、サンキュ。」

芙美花、
「ねね、おとうさん。岡山のおじいちゃんとおばあちゃんにも睦美さんとの事、教えないと。」

瞬間、耀司、
「おっと、あっぶねぇ~~。なんだかんだあってすっかり忘れてた~~。」

そんな父に芙美花、ブスッとした顔して、

椅子から立ち上がろうと。

芙美花、
「もぅ~~。」
自分のスマホを部屋着のポケットから出して、
「私から電話する~~。」
そして…。
「お味噌汁冷めちゃうから食べて~~。」

耀司、椅子に座って、
「あ~~い。」

芙美花、
「あ、もしもし、おばあちゃん。」


「何、芙美花~~。いきなりだからびっくりした~~。」

相手は祐里子の母親の宇喜多諒子(うきたりょうこ)である。

スマホで芙美花、
「あのね。突然なんですけど~~。おとうさん、再婚する事になりました~~。」

いきなり耀司、ご飯を口に入れたのを、

そして芙美花を見て、
「てか、そんな、どストライクに。」

スマホから、
「え…???…え―――――――っ!!!」

遠くから、
「おぃおぃ。どうした…???…芙美花って。」

この声は祐里子の父親の声、宇喜多陽平(うきたようへい)、72歳。
諒子同様に現在、年金暮らしである。

諒子、受話器を持ちながら、
「耀司さん、再婚するんですって。」

陽平、台所から駆けつけて、
「おぃおぃ。」

受話器から芙美花の声、
「もしもし。もしもし。」

諒子、
「芙美花、あぁ、うん。はいはい。おばあちゃん。」

受話器から、
「あのね、おばあちゃん。」

陽平、女房の持つ受話器に耳を近づけるように。

受話器から芙美花の声、
「おとうさん。今度~~、再婚する事になったの。…でね。式は来月の8日。日曜日。」

諒子、
「いや。今聞いてび~~っくり~~。」

受話器から、
「ごめんね。おとうさん、おばあちゃんたちに知らせてるかな~~って思ってたらまだだって。だから今、私が~~。おかあさんスマホ、捨ててなかったから、それから電話番号~~。」

スマホから、
「そぅかぃ、そぅかぃ。わざわざ~~。」

耀司はもぐもぐとご飯を食べている。

芙美花、
「あ、おじいちゃん。今、おばあちゃんにも言ったけど~~、おとうさん、再婚する~~。と~~っても奇麗な人~~。」

耀司、その声に両眉を上下に2度程。

芙美花、
「うん。その人は~、今、ピアノ講師してる人~~。でぇ~、もしかしたら、テレビに出るかも、知れない人~~。」

耀司、またいきなり、
「ぶっ。」
そして、
「おぃ、芙美花~~。それはまだ分かんねえだろ~~。」

スマホから、祖父の声、
「一体、何がどうやって、そんな風に…。」

芙美花、
「う~~ん。…つまりは~~。……。」

芙美花、朝食そっちのけで母の実家の祖父と電話での話は続く。
「どうせ電話料金はおとうさんの銀行口座からだもんね~~。」

そういう事である。






「いやいやいや。高井戸~~。いつの間に~~。…って言うか、この前会った時には~~。」
この声は耀司の共同経営者の麹屋。

耀司、パソコン画面に。
「悪ぃ、悪ぃ。2億円問題でな。頭がそっちの方に。…それに…。まっ。こっちの方も、ああだのこうだので…。まっ。…で。…さっきも言ったように。」

パソコン画面の麹屋、
「何…???…その、音楽教室の。…って言うか、今はピアノ講師。」

「あぁ。」
「いや。何か、先ず有り得ねぇ話だよな~~。」

「ん~~~。まぁな~~。」

「…って言うか~~。まっ。実際の話し~~。高井戸家自体、ある意味、やべぇもんな~~。」
麹屋、少し、可笑しがりながら、
「おま、家事一切出来ずに、芙美花ちゃん大学受験。やっべぇだろ。家事やりながら受験勉強~~???…おぃおぃ、そりゃないだろって。…確かに。心配はしていた。」

耀司、
「まぁな~~。…で、切っ掛けは~~去年の芙美花の修学旅行~。…実際、芙美花自身、後で聞いた話だけどな。家事の事で、修学旅行、諦めてたようだったんだ。」

いきなり麹屋、
「そりゃ、おま。可哀そ過ぎるだろ。幾ら何でも。」

「まっ。俺は、そんなの関係ないから、行って来い。的、感覚で。」
「しっかりしてるわ、芙美花ちゃん。…んなおま。毎日、家事やってる人の身にもなってみろ~~。人にゃ、生活のリズムってもん、あんだろうが~~。」

耀司、その声に、申し訳なさそうに、
「ま、まぁな。」

「修学旅行中に家の事~~って、思っちゃうって事だろ~~。」
「…ま。まぁな…。」

「家の事、考えてんのに。それに、家事一切出来ない父親~~。修学旅行から帰ったら、疲れがどっと。」

耀司、またまた申し訳なさそうに、
「はいはい。その通りです~~。」

麹屋、
「…で、おま。その…???…妹さん。」

「あぁ。」
「大したもんだ。…んじゃ、高井戸~~。妹さんに、天晴れ、やんなきゃ~~。」

「そういうこった。」









ママでいい…。   vol,338.  「大したもんだ。…んじゃ、高井戸~~。妹さんに、天晴れ、やんなきゃ~~。」

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最終更新日  2025.06.26 22:01:20 コメントを書く


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