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本日、塾対象セミナーに朝から参加しました。代表の南岳司です。
「さあ、大変」です。
何かと言うと、教科書に載っていないことも来年は学ぶようになるということです。
新指導要領が小学生2011年、中学生2012年から変わるということは、ご存知の方も多いかと思います。
ただし「移行期間」として、来年から、「変化」が起きてくるのです。
一言でいうと「ゆとり教育」が以前のカリキュラムに戻る!
一度は否定された「詰め込み教育」が復活すると言っても過言ではありません。
数学、算数( )内は学習する学年が下がった意味
解の公式、有理数、無理数、相似の面積比、体積比
● (高校→中1)
不等式、集合、球の表面積と体積、・・・
●(中学→小6)
反比例、拡大図縮図、文字式、対称、
●(小6→小5)
約数倍数、異分母分数加減、体積、平均、体積、合同(中2から)
●(小5→小4)
分数加減、見積もり、小数の乗除、平行垂直、平行四辺形、ひし形、台形
立方体直方体(小6から)
●(小4→小3)
分数加減、小数加減、二等辺三角形、正三角形、角、円と球
●(小3→小2)
分数(30年ぶり)、体積、時間、箱の形、正方形長方形直角三角形
●(小2→小1)
時刻
数学はざっと見て、「学年の前倒し」が多い!
理科で新たに加わる(復活する)内容
中1
力とばね、質量と重さ、水圧、浮力、種子植物以外の植物
中2
電力料、熱量、電子、交流、、周期表、生物の進化、日本の天気、大気の動き、海洋の影響
中3
力の合成分解、仕事、仕事率、熱の伝わり方、放射線、イオン、原子核、遺伝子、DNA、地球温暖化、外来種、日食、月食、銀河系
私、今書きながら、恐ろしくなってきました。
ゆとりで小学6年間育ってきた生徒が中学で急にこれだけの内容をできるのか?
答えは「格差」の広がりでしょう。
クラスの半分は消化不良を起こし、勉強からドロップアウトしていく。
これが、実は「来年」から教室で起こりえる風景なのです。
「恐怖心をあおる」ことは私の趣味ではありません。
ただし、実際に起こることですので、今から覚悟、そして実行が必要です。
もう一度言います。今から「覚悟」と「実行」が必要です。
何事も心の準備と体の準備体操が要るように、
来年から起こり始める「つめこみ学習」に今から備える必要があるでしょう。
やるしかないですからね。
子どもはよく言います。
「これって大人になって使わないでしょ」
答えは
「使わないけど、使う」のです。
学習内容は使わないけど、「学習姿勢」「学習への意欲」は死ぬまで使うのです。
それが人生を楽しめるかどうかの差になる場合が多々あります。
教えるほうも、学ぶほうも。
共に頑張りましょう。
勉強は本来面白いもので、自分の将来を、自分の可能性を広げるものです。
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