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今日は、ありがたいことに一日を健やかに過ごすことができました。
最近、車の中では、小田和正さんの「そうかな」というアルバムを
聞いています。
やっぱり、1998年の大事故で重症を負ってから、
小田さんの曲は、随分変わってきていましたが、
「個人主義」「そうかな」は、本当に人の優しさやあたたかさが
あふれていて、心が落ち着きます。
毎日が、自分との戦いです。
ドストエフスキーの「地下室の手記」を今日も読みました。
途中まで難関で、以前挫折した本であったことを
思い出しました。
今回は、とても納得して読むことができます。
ドストエフスキーは、シベリアに4年も流刑にあっていますが、
そこから出てくる思想は、他のロシア作家と同じく大変深いです。
以前書いた才女の先輩は、先日も新聞に格調高い文が
書評として載っていたので、この本についても、
素晴らしい名文で紹介されると思いますが、
私には無理なのでよしとします。
ドストエフスキーの有名な言葉に
「人間の心は、神と悪魔の戦場である」とあります。
言い換えると、善と悪の戦いの場、ということでしょうか。
毎日、そのことを実感しています。
よくなってきたことも今日はたくさん見つかりました。
病気になる直前、私は若年性痴呆症ではないかと
真剣に悩んでいました。
椅子から離れるとき、移動して何をしにいくつもりだったかを
ほとんど毎回忘れてしまう状況で、最後の頃は、
隣の後輩に、○○しにいくから、と言付けて離れるようにし、
忘れて戻ってきては、確認をして、という状況で
仕事のミスも当然重なりました。
一桁の数字が足せなくなっていったので、
本当に悩みました。
病院に通い始め、有給消化、欠勤を重ねていっていた時は、
会話をしている瞬間から、何を話しているか、何を話されていたかが、
わからなくなって、「今、何て言ってたっけ」というのが
我が家での私の口癖になりました。
漢字もどんどん失われていきました。
小学生の低学年の漢字から、思い出せなくなり、必死に
思い出して書いても、一本多かったり、突き出ていたり、
へんてこりんな漢字しか書けず、辞書が手放せなくなりました。
言葉や名前がどんどん頭の中からこぼれていくように、
消えていきました。
そのうち、薬の副作用がきつくなって、手が震えて、
字を書くことが難しくなりました。
手紙を書くのに、とても苦労しました。
今では、漢字も思い出せるし、手も震えないし、会話もできます。
電話を取ったそばから、誰からの電話かすっかり忘れている
ということもなくなりました。
本も、理解できるようになってきました。
というより、読むことができませんでした。
こうしてみると、随分回復しています。
漢字を思い出すこと、パソコンをうつこと、書くこと、考えること、
苦労しながらも続けてきたのが、やはりリハビリに
なっていたようです。
記憶力は、確か脳の海馬がつかさどっていたと思いますが、
あんなにひどくなっていたとなると海馬もかなりダメージを
与えられていたと思われます。
それが、ここまで回復したのは、多くの人に支えてもらって、
励ましてもらって、必死で治りたいと努力をしてきて、
脳の神経細胞がネットワークを新たに構築してきたということです。
人間の力って、すごいなあ、とあらためて思いました。
毎日が、勝ったり負けたり、あがったりさがったりの連続ですが、
多くの人がこのブログでもあたたかく励ましてくださって、
親友のSちゃんもとても心配してくれて、
たまちゃんも今自分に戦っています。
うつの後輩は、辛く抱えている思いを長文のメールに託して
いっぱい書いてきてくれて、私もありのままのメールを送るしか
できなかったけれど、とても喜んでくれた上に、たくさんの後輩の名前を
並べて、私が健康になるのをみんなが思っていると返事をくれました。
いたって普通を装って、でも陰ながらいつも見守ってくれている人もいます。
人生の師匠は昔と変わらず、必死で励ましてくれます。
今日は、自分に勝ちました。
明日は、明日の自分にまかせるとします。
私は、多くの人に支えてもらって、見守ってもらって、
本当に幸せ者です。
みなさん、本当にありがとうございます。
次のメールでは、また落ち込んでるかもしれませんが、
全部自分なので、そのまま書くことにします。