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トルコに初めて来た年から数えて今年で26年目。ずっぼりどっぽりトルコに根を下ろしてしまった感があるのだけど、今、振り返ってみても、全てがつい最近のように思えて仕方がない。年月が経つのは本当に早い。残りの人生、悔いのないように、大切に大切に生きていきたい。ライコス時代のブログがスタートなので2004年以前の記録もあるはずだけど、インフォシーク時代のブログも残しておいてよかった。記憶って定かじゃないから、こういう形で記録に残しておくのも大切かな・・・って思う。30代、40代の私、異国で手探り状態の中、仕事に子育て、よく頑張ったなって誉めてあげなきゃね。にほんブログ村
2013年07月05日
こちらは、内容はまだ模索中。日程と場所だけ決まっています。日程は7月24日(水)~28日(日)を予定しています。岡山新幹線駅から徒歩圏内のスペースで行います。イ―ネオヤのワークショップ。私のお話会を考えています。お話会は、昨年の6月~7月に東京・世田谷区の文化財団で開催されたイーネオヤ・イベントの講演会でのお話をベースに、さらに最新の話題を取り入れてお話をしたいと思っています。ブログにはほとんど情報を載せない私が、珍しく、情報山盛りにした内容です。聴き逃した方、ぜひこの機会にどうぞ。各地のイーネオヤの村や、村の女性たち、そしてなぜこの地でイ―ネオヤが作られ、発達し、さらにはこのモチーフがなぜ必要だったのか、地域ごとのイ―ネオヤの特徴など、お土産ものではなく、伝統手芸としてのイ―ネオヤに興味をもたれる方には、必見の内容ですよ。オリジナルのアンティーク・イ―ネオヤの画像たっぷり。2時間はしゃべりまくれます。他にリクエストがあれば、他のテーマも用意していますので、時間が許す限り、お話会は何度でもやりますよ~。以下は世田谷での講演会「イ―ネオヤを訪ねて」の様子です。プロジェクターとスクリーン用意しないといけませんね。暗幕も・・・・。もちろん販売もします。販売ないとつまらないですものね。詳細はまた後日。にほんブログ村 手芸(その他・全般) ブログランキングへ
2013年05月07日
今年の夏のイベントで、とりあえず確定したところからお知らせさせていただきます。まず、今年はミフリ主催の展示会は予定していません。私も年取って、頭が働かない上、荷物の搬送や展示が面倒になってしまった・・・・からなんですけど、今後は個人でのお取引をメインに、講演会、イベントへの出店、展示会への協力をさせていただきたいと思っています。まずは広島県広島市です。「トルコ雑貨サロングレイシー」主催のイ―ネオヤ初級講習会。イーネオヤのコースター(予定)(写真は作品イメージで変更の可能性あり)7月20日(土) 午前の部10:00-12:00 午後の部13:30-15:307月21日(日) 午前の部10:00-12:00 午後の部13:30-15:30講師は平尾直美先生。各回定員は8名です。イ―ネオヤは初めて・・・という方でも、ぜひぜひチャレンジしてみてください。講習会に参加できないけど、お買いものしたいという人にも朗報です。サロングレイシーでは講習会当日、イーネオヤのアクセサリー、アンティークオヤ、オヤ糸、オヤ本などの販売もします。時間などはお問い合わせください。お問い合わせは「トルコ雑貨サロングレイシー」まで。場所は広島駅新幹線口から徒歩6分、愛宕郵便局向いです。連絡先:050-3699-9445(店舗電話 12~19時) 090-2865-9445メールでのお問い合わせは gracystylel@yahoo.co.jpそれから前日の7月19日(金)には、「トルコ雑貨サロングレイシー」にて、私のトルコのお話会を開催させていただきます。こちらはすぐに満席になってしまう人気のサロンイベントですのでご予約はお早めに。お茶やお食事をしながら、各地で撮影した写真をメインに、堅苦しくなく、おしゃべりしながらの会です。質問などもOKです。あまり地方へ行くことはないので、今回は中国地方の方とお会いできるのを楽しみにしています。7月19日(金) 昼の部14:00-16:00 ティータイム トルコのかわいいもののお話 夜の部19:00-21:00 トルコの結婚事情、トルコの女性たちの暮らし、 私のトルコ生活20年、観光おすすめスポットなどお問い合わせ・お申込みは上記サロングレイシーさんまでお願いいたします。私に直接問い合わせしたいという方は、もちろんミフリの野中までご連絡くださっても大丈夫です。ikumi@mihri.org他にもイベント予定がありますが、確定し次第、お知らせいたします。にほんブログ村 手芸(その他・全般) ブログランキングへ
2013年05月07日
アイドゥン近郊にある、地元の勇者アリ・エフェの博物館に行ってきました。エフェの博物館だもん、エフェオヤがあるに違いない・・・・と思ったからなんですけど。これが博物館にあったエフェオヤ。花の中心にポンポンがついています。ただしアリ・エフェ本人のものではなく、地元の元エフェのお家から寄贈されたもの。正真正銘のエフェオヤです。そしてこちらがオデミシュの女性組合で作っているポンポン・オヤ。ポンポンって丸っこくて、なんか可愛らしいですね。実はエフェオヤはもちろんなんですけど、エフェ自体にハマってます。調べれば調べるほど、興味深い存在です。衣装も素敵だし。ギリシャ戦の以前の対政府戦のときには、女性のエフェもいたそうです。にほんブログ村手芸(その他・全般) ブログランキングへ
2012年11月04日
昨日は久しぶりのお休み。今週はたまっていた仕事を処理しようと思っていたのだけど、スタッフのお父さんが手術をすることになり、本人落ち着かず、仕事どころではなくなった。さて、お知らせです。今週末のお話。10月6日(土)放送の「にじいろジーン」(関西テレビ、フジテレビ系列、午前8:30~9:55)の「世界まるごと見聞録」のコーナーでトルコ・アンタルヤが紹介されます。ガイド役のイエリズ嬢(上写真)と番組マスコットのジーンちゃんが、アンタルヤの「ツウ」な情報をお届け。アンタルヤを知っている人でも「えーっ、こんなところあったの?」と新しい発見があるかも・・・・!にほんブログ村手芸(その他・全般) ブログランキングへ
2012年10月01日
清澄白河の清澄アートギャラリーでの展示会は今週日曜日までです。今日を除いてあと2日間。オールドキリム、遊牧民の日用品だったキリムたち、おもしろいもの、古いものをいろいろ揃えてお待ちしております。さて三軒茶屋のキャロットタワー3階の生活工房の展示「地中海とトルコのイ―ネオヤ」も24日(日)から始まっています。今のところ展示のみですが、いよいよ明日は販売とギャラリートークの日。販売は13:00~17:00ギャラリートークは14:00~14:30ギャラリートークはイ―ネオヤの故郷について、イ―ネオヤコレクションにまつわるお話や質問などにお答えしたいと思っていますので、みなさま遠いなあ・・・・などと思わず、お越しくださいね。トルコからの連絡で、アンタルヤ民族博物館から訪館の要請が来ているようです。私のイ―ネオヤコレクション、その他のコレクションと、それらに関する各地での調査や国外へのPRなどの活動実績を知り、あるプランを立てているそうです。個人では限界を感じているPR活動のプラスになる内容ならもちろん喜んで・・なんですけど。いよいよ明日、生活工房ギャラリーでお会いしましょう。お気軽に声をかけてくださいね。では~。にほんブログ村手芸(その他・全般) ブログランキングへ
2012年06月29日
OIDFAの初日。販売の方は11:00からスタートで、まず人の多さにびっくりである。ボビンレースの世界は右も左もわからないまま参加させていただいている。トルコのオヤという本来のテーマとは異質な素材であるので、どれだけの方が感心をもってくださるか、私たちのブースだけ誰も来ないのじゃないか・・などの不安はあったが、日本の方、外国の方問わず、「どこの国の手芸?」「何に使うもの?」などと尋ねてくださる方も多く、うれしかった。外国からの参加者の中には、ヨーロッパの人もたくさんいて、中にはトルコ語を話すポーランド人やギリシャ人、トルコの手芸を研究している人などもいて話が盛り上がった。トルコへ手芸品を探しによく行くけどイーネオヤ、イーネダンテルをこれだけ見たことはなかったと言ってくれた外国の方も何人かいた。世界の衣装コレクターである某氏も来ていらしていて、19世紀のペシキル(飾り手ぬぐい)を見てすぐに反応されていた。さすがである。こういった手芸の世界はあまり縁がなかったが、イーネオヤのおかげで昨年、今年といろいろ体験させてもらった。不慣れなために、準備も十分でなかったなあと反省。いろいろ勉強にもなった。なんだか終了後のご挨拶みたいだけど、それだけ刺激的な1日であった。あと2日あります。販売ブースは入場料はありませんのでどなたでもご自由にご覧いただけます。今年の夏の催事のお知らせです。7月9日(金)~11日(日)神戸・ファッション美術館にて第14回世界レース大会OIDFA神戸にイーネオヤ・イーネダンテル・素材などの販売で参加。時間は以下の通りです。毎日時間が異なりますのでご注意ください。7月9日(金)11:00~18:007月10日(土)9:00~18:007月11日(日)9:00~16:00オールド・骨董イーネオヤスカーフ、エフェオヤ(1点のみ)、イーネダンテル、単体イーネオヤ、オールドイーネダンテル、オールドイーネオヤパラケセ(数点)、花嫁の髪飾り(1点のみ)イーネオヤアクセサリー、ビーズオヤ、メキッキオヤ、骨董オスマン刺繍(博物館クラス・コレクションピース)などの出品を予定しております。7月26日(月)~8月1日(日)東京・京橋のギャラリーくぼた別館にて、キリム、絨毯、イーネオヤなどの展示会を開催いたします。年に一度のミフリの大バーゲンです。11:00~19:00(最終日は15:00まで)キリム、絨毯、イーネオヤ関連 手編み靴下、手袋、オスマン刺繍、民族衣装、トカット型押し布、オールドキリムクッションカバー、スザーニなどを展示・販売いたします。とくにリビングなどに敷ける大きなオールドキリムや絨毯の購入をお考えの方には、驚きのプライスです。日本では何十万円もするためなかなか買えなかったという方もぜひこの機会をご利用ください。なお、19:00(最終日は15:00)は閉館時間になります。会場の都合で時間の延長ができないため、できるだけ余裕をもってお越しくださるようお願い申しあげます。
2010年07月09日
六甲ベイシェラトンまでのバスの旅は結構おもしろかった。電車で行くつもりだったけど、直行だったので観光バス気分ですっかり気に入って、帰りもバスにした。ファッション美術館は想像以上に立派な建物で、中の展示は明日以降のお楽しみにとっておき、今日は準備と近隣でのショッピングと食事を楽しんだ。ファッションビル、ホテル、駅などがつながっていて、作りが複雑なので、知らないと探訪しにくいかと思う。販売ブースは美術館の中のエレベーター(ここまでは入場料なし)で3Fに上がるか、ショッピングビルRinkの3Fから入るか、アイランドセンターの駅からつながっている通路から入ると、吹き抜けのホールがあり、そこである。小さなブースで、全部の展示はとても無理であるけど、テーブルの下のスーツケースとか段ボール箱の中にオールドのオヤスカーフがたくさん詰まっているので、ご覧になりたい方はどうぞ声をかけてください。今年の夏の催事のお知らせです。7月9日(金)~11日(日)神戸・ファッション美術館にて第14回世界レース大会OIDFA神戸にイーネオヤ・イーネダンテル・素材などの販売で参加。時間は以下の通りです。毎日時間が異なりますのでご注意ください。7月9日(金)11:00~18:007月10日(土)9:00~18:007月11日(日)9:00~16:00オールド・骨董イーネオヤスカーフ、エフェオヤ(1点のみ)、イーネダンテル、単体イーネオヤ、オールドイーネダンテル、オールドイーネオヤパラケセ(数点)、花嫁の髪飾り(1点のみ)イーネオヤアクセサリー、ビーズオヤ、メキッキオヤ、骨董オスマン刺繍(博物館クラス・コレクションピース)などの出品を予定しております。7月26日(月)~8月1日(日)東京・京橋のギャラリーくぼた別館にて、キリム、絨毯、イーネオヤなどの展示会を開催いたします。年に一度のミフリの大バーゲンです。11:00~19:00(最終日は15:00まで)キリム、絨毯、イーネオヤ関連 手編み靴下、手袋、オスマン刺繍、民族衣装、トカット型押し布、オールドキリムクッションカバー、スザーニなどを展示・販売いたします。とくにリビングなどに敷ける大きなオールドキリムや絨毯の購入をお考えの方には、驚きのプライスです。日本では何十万円もするためなかなか買えなかったという方もぜひこの機会をご利用ください。なお、19:00(最終日は15:00)は閉館時間になります。会場の都合で時間の延長ができないため、できるだけ余裕をもってお越しくださるようお願い申しあげます。
2010年07月08日
アンタルヤを出てから成田着まで約36時間後。イスタンブル発とトルコの地方発では旅の時間が待ち時間含めてかなり差がでる・・・・。初めてエミレーツを使ったけど、ドバイから直行というのはかなりラクであった。実家は千葉市なので成田からクルマで20分ほど。荷造りをして、宅配便を神戸ファッション美術館へ送り、神戸へ向かう。神戸って実は就学前に3年ほど住んでいたことがある。といっても私的には全くの土地勘のない地である。のぞみで新大阪まで行き、そこから快速で神戸市内へ。おお、都会だあ・・・。トルコからインターネットで予約していたビジネスホテルに今日から5泊。せっかく神戸まで来たのだから、ちょっとぐらい観光もするもんね~。である。神戸の中華街・南京町へ。中国娘たちの客引きがすごくて、ちょっとびっくり。お腹もすいていたので食堂に入ってコースを食べたけど、通りにも店内にも人も少ないし、全体的になんだか寂しかった・・・・。まだシーズンじゃなかったのかな。明日は午前中、観光して、午後から設営。早めに終わったら、夜の神戸を歩いてみよう・・・・。今年の夏の催事のお知らせです。7月9日(金)~11日(日)神戸・ファッション美術館にて第14回世界レース大会OIDFA神戸にイーネオヤ・イーネダンテル・素材などの販売で参加。時間は以下の通りです。毎日時間が異なりますのでご注意ください。7月9日(金)11:00~18:007月10日(土)9:00~18:007月11日(日)9:00~16:00オールド・骨董イーネオヤスカーフ、エフェオヤ(1点のみ)、イーネダンテル、単体イーネオヤ、オールドイーネダンテル、オールドイーネオヤパラケセ(数点)、花嫁の髪飾り(1点のみ)イーネオヤアクセサリー、ビーズオヤ、メキッキオヤ、骨董オスマン刺繍(博物館クラス・コレクションピース)などの出品を予定しております。7月26日(月)~8月1日(日)東京・京橋のギャラリーくぼた別館にて、キリム、絨毯、イーネオヤなどの展示会を開催いたします。年に一度のミフリの大バーゲンです。11:00~19:00(最終日は15:00まで)キリム、絨毯、イーネオヤ関連 手編み靴下、手袋、オスマン刺繍、民族衣装、トカット型押し布、オールドキリムクッションカバー、スザーニなどを展示・販売いたします。とくにリビングなどに敷ける大きなオールドキリムや絨毯の購入をお考えの方には、驚きのプライスです。日本では何十万円もするためなかなか買えなかったという方もぜひこの機会をご利用ください。なお、19:00(最終日は15:00)は閉館時間になります。会場の都合で時間の延長ができないため、できるだけ余裕をもってお越しくださるようお願い申しあげます。
2010年07月08日
今年の夏の催事のお知らせです。7月9日(金)~11日(日)神戸・ファッション美術館にて第14回世界レース大会OIDFA神戸にイーネオヤ・イーネダンテル・素材などの販売で参加。時間は以下の通りです。毎日時間が異なりますのでご注意ください。7月9日(金)11:00~18:007月10日(土)9:00~18:007月11日(日)9:00~16:00オールド・骨董イーネオヤスカーフ、エフェオヤ(1点のみ)、イーネダンテル、単体イーネオヤ、オールドイーネダンテル、オールドイーネオヤパラケセ(数点)、花嫁の髪飾り(1点のみ)イーネオヤアクセサリー、ビーズオヤ、メキッキオヤ、骨董オスマン刺繍(博物館クラス・コレクションピース)などの出品を予定しております。7月26日(月)~8月1日(日)東京・京橋のギャラリーくぼた別館にて、キリム、絨毯、イーネオヤなどの展示会を開催いたします。年に一度のミフリの大バーゲンです。11:00~19:00(最終日は15:00まで)キリム、絨毯、イーネオヤ関連 手編み靴下、手袋、オスマン刺繍、民族衣装、トカット型押し布、オールドキリムクッションカバー、スザーニなどを展示・販売いたします。とくにリビングなどに敷ける大きなオールドキリムや絨毯の購入をお考えの方には、驚きのプライスです。日本では何十万円もするためなかなか買えなかったという方もぜひこの機会をご利用ください。なお、19:00(最終日は15:00)は閉館時間になります。会場の都合で時間の延長ができないため、できるだけ余裕をもってお越しくださるようお願い申しあげます。トルコ滞在、旅行などのご相談もこの機会にどうぞ。では、みなさまとお会いできることを楽しみにお待ち申し上げております。ミフリ 野中幾美
2010年07月02日
こちらのブログは更新されていますせんが、ちゃんと続編があります。続きは以下のブログへ。後編「続・絨毯屋へようこそ トルコの絨緞屋のお仕事記」はこちら弊社「ミフリ」は外資系トルコ現地法人の貿易会社です。絨毯、キリム、手工芸品全般のほか、ファッション関連、ファブリック関連、食品、家具、キッチン用品、日用品、各種機械などの輸出・輸入、関連したアドバイス業、代行業などを行っています。トルコキリムと伝統手工芸ミフリ&アクチェ
2009年08月15日
今年も残りわずかになりました。トルコはお休みが元旦のみのため、仕事納めも仕事始めもなく、普段とあまり変わらないのですが、気持ちだけは紅白歌合戦とか、除夜の鐘とか、年越し蕎麦とか、初詣とか、お節料理とか思い浮かべながら盛り上げています。こちらのブログへもまだ訪問してくださる方がたくさんいるようですが、以下のブログで続きを書いています。よろしくお願いいたします。ブログの続編「続・絨毯屋へようこそ トルコの絨緞屋のお仕事記」はこちらでは、みなさまよいお年をお迎えください!!
2008年12月27日
ミフリのスタッフの一人、ジェンギズハン、27歳。昨年の夏からつきあいはじめたアルマンという同じ年のお嬢さんと、今年の6月に婚約をした。婚約から半年~1年ぐらいで結婚をすることになるのであるが、これがまたなかなか話が進まない。本人たちも話のすすまなさに、イライラしているので、いったいどうなっているの? と話を聞くことになった。二人の結婚は、いまどきの若者らしく、自由恋愛でみつけた相手。家族も公認でつきあい、時期を見て、両家間で婚約を交わした。婚約といっても具体的なプランはなく、当人同士に力もお金もないので、この地方の慣習にもとづいて、両家の父親が式の日取り、方法などを決めるのだという。ところがどこの世界も同じであるが、男に任せていては、用事はすすまない。入籍だけは一日も早くすませたい二人であるが、トルコでは入籍も日本のように用紙を届ければ済むというものではなく、市役所または県庁の職員立会のもと、日取りを決めて、儀式的な入籍のサインをしなければならない。その以前に血液検査だ、なんだと書類を提出する必要もある。その日取りを決めるのに、本来は本人たちの意志に任せるべきであるが、ここでも父親が「オレに任せておけ」といい、何も進展がないまま日が過ぎていくのである。目上の人に意見することもできず、待つだけの日々。「結婚するのはあなたたちなんだから、自分たちで日を決めて、親には報告すればいいいじゃない。そうじゃなくてもいつがいいか親と話をして、その日に入籍できるように頼むとか・・・・」普通の感覚ではそう思うのだけど、家も家具も結婚式も親に頼らなければならない立場のため、何も言えないようである。とりあえず家はジェンギズハンの父親の持ちマンションのひとつをもらえることになった。家具は寝室とキッチンは女性側の両親が用意し、応接室は男性側の両親が買うことになるらしい。アルマンの買い物リストをみると、新婚家庭にこんなものいるの? という細かいものまですべてリストアップされている。これを揃えてから結婚するのであれば、ずいぶん先の話になるのだと思う。若い二人だけの新婚家庭なんだから、家されあれば、カーテンとベットと寝具があれば、あとはお給料から少しずつ買い足していけば済むのに・・・・・と、日本人的には思ってしまう。結婚までは親がかり・・・という風習では、親のお金の都合もあるし、両家お互いへの、また世間への見栄もあるから、時間がかかるのであろう。式場も決まっていない。当然、クナゲジェシ(結婚前夜祭)や披露宴の両家の負担も決めていない。お金がからむことだから、親同士、これでまた話が落ち着かなくて、日がのびるのだろう。普通だったら、結婚に向けて、二人でドレスの準備や、結婚式や新婚旅行のプランをたてたり、楽しい時期のはずなのに、この二人の日々は両家の父親の決定待ち。全くの受身である。27歳同士の結婚にも親がかり。しかもお金だけだしてくれるわけではなく、口も出しまくり。当人たちに決定権はなにもないのである。このままでは生活費も、子供を作ることも、すべて親に管理され、親の決定に左右されることになるんじゃないか・・・・と他人ごとながら心配するミフリ社長であった・・・・・。それでも家から家具から家電から全て、親に揃えられる力があるのだからそれもラッキーなのか・・・・と思ったりもするけど。
2008年11月13日
ミフリ社長はこの4日間、何をしていたかというと、引っ越しをしていた。引っ越しと言っても同じビル内で、地下のカフェを1階に、1階にあった絨毯屋を地下へ移動しただけなんだけど・・・・。ときどきモノを移動するのは、掃除にもなる。カレイチからドーガラジへ引っ越しをして、ちょうど1年になる。気分転換にもなるし、新規一転がんばろうという気持ちにもなる。スタッフや常連さんは、隠れ家的な地下カフェがお気に入りで、移動したくなさそうだったけど、地下の広いスペースで好きなだけ絨毯を広げられるミフリ社長はこの移動がちょっとうれしいのである。荷物だけスタッフに運んでもらって、あとは絨毯、キリムを広げながら、楽しみつつ、お片付け。途中、スタッフのお父さんとミフリカフェで待ち合わせしていたアンタルヤ県知事が地下へやってきて、「絨毯屋はこっち(地下)の方がやっぱりいい」と。そして広くなったから目につくようになった古い民具などを「うちにもこういうのがあったよ。人にあげてしまって、もうないけど」と懐かしそうに見ていった。片付けはあと1、2日かかる。でも怖いのは、これだけのスペースがあると、家具系を買いそうなこと。実はいくつか目をつけている古い家具があるのであるが、いままでは置く場所ないしなあ・・・・と諦めていた。トラック運転して、大量に運んできても驚かないでくれ・・・・・。あっ、でもまた引っ越しするとき大変だしなあ・・・とか、揺れているミフリ社長であった・・・・。そして、禁煙になった1階のミフリカフェは・・・・・というと・・・・続く。
2008年09月24日
ライコス時代からずいぶん長くなった社長日記。内容とかテーマの統一性がないから、読む人はなんだ、なんだと思っていることだろう。画像はクルド系のミフラップキリム。総草木染め。ミフリ社長個人コレクションから。続きはこちら。別に代り映えするわけじゃないんだけど・・・。ブログの続編「続・絨毯屋へようこそ トルコの絨緞屋のお仕事記」
2008年08月27日
日本からはウズベキスタン航空を利用して戻ってきた。トルコで買えるチケットの中では安いからというのが理由なのだが、距離的にも実際に短いのだと思う。でも時間はかかる・・・。家から成田までクルマで1時間。チェックインが19:00で、成田発が21:00で、大阪に一度降りる。そこでお客を下ろすのと拾うのと・・・。そしてタシュケントまで8時間、タシュケントで4時間待ち、イスタンブルまで5時間。私たちが住むアンタルヤはイスタンブルからさらに飛行機で1時間。イスタンブルで4時間待っての飛行機を予約していたので、結果、日本の家を出てから23時間で着いたことになる。どうりで身体も痛くなるわけである。トルコに戻ってきたばかりは、やはり日本ボケするものである。まずトイレにペーパーをそのまま捨ててしまった。この逆で日本へ行ったばかりの時もトルコボケしているから、いろいろやらかす。一番問題は駐車場や細い道路で右側通行をすることである。対向車がいたり、中央分離帯があればそれほど戸惑うこともないのだけど、気がつくと右側からまわろうとする。ファーストフード店で、トレイの片づけをしない。…トルコじゃ食べっぱなしでいいんだもん・・・・。たいてい店を出てから気がつく。トイレにペーパーを流してはいけないとゴミ箱を探してしまう・・・・だって、癖になっているんだもん。そして日本ではトイレにペーパー捨ててよかったんだって気がつく。あとはお茶を出すときに飲み口ぎりぎりまで入れてしまう。日本人がカップに6分目ぐらいに上品に入れているのを見て「ケチくさいなあ。もっと入れてよ」と一瞬思ってしまい、ああここは日本だった・・・と。画像は8月3日から10日までの鹿沼での催事の準備中に撮影したもの。下がっている小さな四角いものはスカーフ付きのオールドイーネオヤ。次回は4月に都内で古いイーネオヤ、オスマン刺繍、手織り布、その他服飾品などの展示会。
2008年08月23日
トルコに戻る準備でバタバタしています。次はトルコからの更新の予定でしたが、メールのお返事が追いつかなくて遅れております。申し訳ございません。現在、イーネオヤは梱包・送付してしまったため、在庫確認ができない状態です。来週末にはトルコに戻っておりますので、できるだけ早く在庫確認をして各ご連絡させていただきますので、少々お待ちください。ヤカも掲載以外にトルコにたくさんの在庫がございますので、それも順次掲載する予定です。よろしくお願いいたします。
2008年08月16日
昨日でミフリの日本での催事が終わりました。今回は急な催事で、しっかり準備できませんでしたが、それでも遠い鹿沼までおこしいただき、本当にありがとうございました。今回、とくにオールド・イーネオヤの大展示ということで、日本全国からイーネオヤ関係のお客さま、またイーネオヤをやってみたいという方、イーネオヤを扱う国内の業者さまなどに1点1点手に取りながら、ゆっくりじっくり見て、あれこれお話をしながら、写真を撮ったり(ミフリの催事は購入しなくても参考のために写真撮れますよ)、選べる機会を持て、また大変喜んでいただき、ミフリ社長も大感激です。やはり針目を見ながら、モチーフのいろいろ、またトルコでの各地のイーネオヤの現状などをお話しながら・・・というのは違うもので、これからもまたこういう機会を持たせていただける展示場またはグループがあれば、たくさんのイーネオヤを抱えて、ぜひ行かせていただきたいと思っている次第です。これでミフリ社長の日本滞在も残すところあとわずか。この次はトルコ・アンタルヤからの更新です。ではみなさん、お元気で。ありがとうございました。
2008年08月11日
遠いところをみなさま、ありがとうございます。慣れている場所ということで鹿沼ですが、場所がわかりにくいと思いますので、書いておきます。東京方面からだと浅草から東武日光線で新鹿沼駅へ。駅からはJR鹿沼またはJR宇都宮行きのバスで天神町下車。鹿沼市役所方面から教育会館そば、カフェ饗茶案、またはアンリロのある一角に昭和住宅を使った花蓮(hana-re)があります。JR宇都宮からは東武新鹿沼駅行きバスで天神町で下車です。では、お待ちしております。
2008年08月06日
やっと準備が終わり、一息ついているところ。今日は朝から展示会の準備。おそらく1年分の汗を流した。キリムが1部屋、イーネオヤが一部屋。キリムと関連小物は昨年に続くビックリ価格。頭大丈夫? 正気でつけてんの? この価格っていうやつです。そして今年、力を入れているイーネオヤ。自分でいうのもなんですが、とくにオールドのイーネオヤは日本で(きっと日本じゃなくとも)これだけの数を展示した人は前にも後にもいないでしょう(保証しないけど・・・)。壁一面に下げた、下げた。かなり売れて減ったけど、それでも500点近くはあると思う。見るだけで疲れてしまうのじゃないかと心配。それも楽しみって・・・・。面倒で自分のPCじゃなくて、ネットカフェからなので画像を載せられないのが残念だけど。そういう理由で、久しぶりにちゃんと時間をかけて展示しましたので(ここ数年、老齢を理由にちゃんと展示をした覚えがない・・・・・)、見に来てください。詳しくは弊社のホームページにて。
2008年08月04日
日本に戻ってきて2日目のこと。日本はどこへ行ってもクーラー効き過ぎだなあ・・・なんて思っていたら、どうやら体調を崩していたらしく、嘔吐と下○で、しかも気持ち悪いのがおさまらない。食べ物や飲み物を口にする気が全くしないのである。だって食べたらすぐに出てしまうんだもん。せっかくあれを食べよう、これを食べようと楽しみにしてきたのに、それができない・・・というか気持ちがわかないのである。そしてそれが2日たった今も同じ。目の前の寿司やら、とんかつやら、天ぷらやら、おいしいケーキとか・・・・いったい何のために帰国したと思ってんだあ・・・って、誰に言っているのかわからないけど、食べられないとは情けない。コンビニで買い食いもできないし、ミフリ社長から食欲をとったら何も残らないのに・・・。元気がとりえのミフリ社長も、さすが年をとった。トルコと日本の飛行機が苦痛で仕方がない。時差もつらい。で、体調を崩した。早くビジネスクラスで行き来できるぐらいにならなきゃ・・・って思うわけで、でもそれよりどこでもドアが欲しいって思うんだけどね。早く胃袋治しておいしいもの食べまくらなきゃ。
2008年07月25日
新聞やテレビニュースの暇ネタによく使ってもらえるミフリ社長・・・・・。昨日は新しくできた地元新聞の人物ルポコーナーの取材。そして今日は大手新聞社の地方版ネタの取材。ちょうど日本人のお友達が来ていたのでお願いして一緒に出演してもらい、きれいどころで色を添えて(私だけじゃどうもね・・・・・)、新聞記者を喜ばせた。かつて取材する側だったせいか、どうもサービス精神旺盛なミフリ社長・・・・・。言われたら(言われなくても)たいていの演出も演技もする。(・・・だったら化粧ぐらい、してこいよ・・・って!?・・・しないけど・・・)今回は皿と100円ショップのウチワを手に着物姿でポーズ・・・。わざわざ着物まで着るなんて・・・・と思うでしょう。実はこんな感じ・・・・。さすが着物を着るのはめんどうなので、着物のコートを着て、帯をただ巻いただけ、セロハンテープなんかもついていたりする。そして恒例、「撮影で作ったものは何がなんでも味見て帰っていただきましょう」のコーナー・・・・もちろん箸で・・・・ね。
2008年07月21日
エフェオヤの話が出たところで、男性用のオヤを引き続き紹介。ブルサからキュタフュヤ方面の山間部の遊牧系の地域。キリムでいえば、染めをしないナチュラルのヤギ毛を紡いだ糸で作った素朴な敷物や袋物などが出るところ。遊牧民のおじさんが集めてきたヤギ毛のキリムを買ったことがあるので、馴染みがある。このオヤはオヤの部分はコットン系の糸で太めなのだが、またそれが大胆でおもしろい。色とりどりで菱形、花型などいくつかパターンがある。これもうまい下手があり、この太めの糸で細やかに編んであるのもあれば、大胆だけど面白い形と雰囲気のものもある。またこれらのオヤスカーフの特徴として、特定のパターンのヤズマを使用していること。このスカーフが基本的には黒地に花柄なのだが、年代ごとに手の型押し、手描き、プリントと変わってきている。濃い紫、白などのヤズマも稀だけど出る。古いヤズマはオヤを無視して、素晴らしい。ヤズマ部分だけが欲しいがために買いあさったこともある。今回、この地域のオヤを、手の型押しの古いものに限定して、しかもオヤの手がいいものだけを選んだ。ミフリ社長は細かく値段設定ができない性格なので、均一価格なのであるが、同じ値段なら、実際の価値がそれよりずっと高いいいものを選びたい・・・よね?はっきり言って早いもの勝ちです。私が自分用に分けたいものも入っています。でも今回はぐっと我慢・・・。・・と前置きがまたまた長くなってしまったけど、こちらが遊牧民系、シンプルで大胆モチーフだけど、色の好みやヤズマの古さがいい味出しているミフリ社長厳選シリーズ。その一部をご紹介。いかがでした?帰国前のイーネオヤ関連の更新はこれが最後です。
2008年07月19日
引き続いて。イーネオヤの鑑賞会・・・!?新し目のイーネオヤだけど、形がとてもおもしろい。袋状になった花びらのお花。しかもでかい。正統派、骨董イーネオヤ。針金の芯が入っていて、シルクの細い糸で細かに編んでいる。色とりどりで豪華なオヤ。ボリュームもあり、古いものはそれなりに風格がある・・・。エフェオヤというのを過去ブログでも紹介しているけど。エフェと呼ばれる村の若者が使っていたもので、男性用。大きな太陽、星、月などを象徴する特殊なオヤが特徴である。形式的には実際、いろいろあるんだけど、本場アイドゥンのエフェオヤの場合、布がシルクのストライプ柄であるのが正統派。そしてこれが本来のエフェオヤである。オヤは小さいが、男性モチーフ。そしてシルク布。布はかなり古く1900年代と推定。ちなみにこのブログのプロフィール欄の写真もアイドゥン・エフェオヤ。布部分はヤズマ(ガーゼ型押し柄)のものだけど、これが信じられないぐらい薄い。トルコでは「キャート・ヤズマ」と呼んでいるのだけど、薄さのあまり普通に広げると破れてしまうので、息を吹きかけながら開く。ミフリ社長の個人所蔵品。でかいオヤで有名なイズニックもの。迫力。以下、こんなイーネオヤもあります。ひとつひとつの形が見れば見るほどおもしろい。いずれも、なかなか目にできないものばかり。堪能していただけたでしょうか。これらのオールド・イーネオヤを日本で実際に手にとって、見ることができます。8月5日~10日まで、栃木県鹿沼市役所そば、カフェ饗茶庵の花蓮(hanare)にて。
2008年07月17日
イーネオヤ・・・・見ているだけで時間が過ぎていく。ぬい針でシルク糸を自分でよりなおし、結び目を造りながら形を作っていく、実に細かい作業である。トルコで一般的に見られるオヤはトゥオヤといって、かぎ針で編むもので、これは比較的広い範囲で多くの人ができる。しかしイーネオヤとなると、地域が限られ、また作り手も少ないのである。また同じイーネオヤでも、キリムと同じように、地域性、年代、モチーフの珍しさ、手の上手下手、素材の違い、込められた思い・・・などが読み取れ、また女性にとっては昔も今もとても身近な存在なので(日常品)とくに、知れば知るほどおもしろい。ただイーネオヤも、他の伝統手工芸にもれず、作り手の減少、伝統の不継続、需要のなさ、それによる工賃の高騰などで、自然な形としては近いうちに消えうる文化である。・・・・というか、かなり終わっているのを今回見て、体感したけど・・・・。続いているのは新作の普及品。地域性も、モチーフや色へのこだわり、素材へのこだわり、生活の中で継承という意味では、ちょっと遅かったなあ・・・いう感である。まあ、面倒な話は横に置いておいて。イーネオヤを堪能しよう。こういうのを、毎日、毎日見ていると、時間が経つのも忘れ、深みにはまり、そして抜けなくなるのだけど・・・。今年と来年の目標は、(できることならオヤを愛する人たちと)地域を限定したさらに長期に渡る、家庭訪問調査かな・・・・?
2008年07月15日
夏しか帰国できないもので、暑い中大変申し訳ありません。今年も8月5日(火)から10日(日)までの6日間、鹿沼の市役所そば、饗茶庵の花蓮(hanare)で、ミフリの催事をします。本当に暑い時期に、また暑い北関東での催事ということで、毎度ですがその分、満足していただけるように取り計らいますので、どうぞよろしくお願いいたします。今年はメインのキリムなどの他に、「トルコのオールド・イーネオヤ700点大展示」というのがあります。実際は鹿沼にたどり着く前に売れてしまいますので、600点になるか500点になるかはわかりませんが、地域色あり、作り手の好み・センスの差あり、古い手押し型のスカーフもまた面白く、モチーフのそれぞれ異なるイーネオヤによるお花の数々・・・・1日中見ていて飽きません。イーネオヤが何なのか・・・・。これです。こんなのとか・・・。こんなのとか・・・。こんなのとか・・・。まだまだ色々あります。トルコ人個人が放出する貴重で稀少なコレクション・パーツもあります。催事の前とか後に出張販売しにきてくれ、というご要望があれば、相談したいと思います。まずはご連絡ください。
2008年07月10日
新港の方に行くたびに、あるレストランの「ショップ・シシ」の看板が目に入るようになって、気になってはいたのだけど、アンタルヤのショップ・シシじゃ、ハズレだよなあ・・・・と行ったことがなかった。先日、知人が行ってきて、ちゃんとチョップ・シシだったよ、というので試しに行ってみることにした。何度もいうけど、チョップ・シシとクネフェにはうるさいミフリ社長。チョップ・シシってアイドゥンとかセルチュクで有名なんだけど、要は屑肉の串焼きである。肉が小さいからおいしいのである。1人前が20本、1本50YKR(約45円)。大きさと油っこさは満足。でもトルコにしてはサービス面でちょっと気がきかなかったかな・・・・・。食後はもちろん、クネフェ屋でクネフェ。
2008年07月05日
実際に受け取れるまで半信半疑。何も問題がなく、ものごとが進むことが少ないから、最初から期待しないクセがしっかりついてしまっているミフリ社長。今回のトルコの運転免許証への書き換えも、申請したものの、今日手に入ったら儲けもの・・・ぐらいにしか思っていなかった。で、まず警察署に入ったら入り口で顔見知りの警官が「キミの運転免許証はできなかったよ、パソコンが燃えて、焼けちゃったからね・・・・」と、まず一発。「ああ、そうですか・・・」「チャイごちそうしてくれたらできるかもしれない」するとそれを小耳に挟んだ別の警官が「チャイじゃなくてコーヒーじゃなきゃダメだな・・・」「ああ、そうですか・・・」トルコ人に慣れていない人は、こういう会話に不快を感じるかもしれないけど、これらも彼ら流の冗談である。別に他意はない。これだけ言っているんだから、できていて、もらえるのだな、と確信する。運転免許証を受け取った私に、警官たちが「おめでとう! これでトルコでずっと運転できるよ」手にしてみると、結構うれしいものである。というわけで、今後、交通違反すると罰金だけじゃなくて、減点とか免停とか免許取り消しとかもあるというリスクのおまけもついたのである。
2008年07月04日
イスタンブルのAysenecoさんがトルコの運転免許を取ったという話で、「あっ!」と思い出して、今日、あわてて警察に申請に行ってきた。トルコの運転免許は一度とったら65歳まで(実質はそれ以上でも)無期限で使えるから、ラクでいいとはわかっていたけど、書類集めが面倒で今までやらなかった。が、今年は日本の免許の書き換え前に作ってしまおうと決意の元、書類だけは集めていた。ところが6月に入って、出張の連続で、そのまま忘れていたのである。トルコの運転免許を取るために、何が必要かというと・・・・・・。1.日本の免許証と、それを公証役場で認証した書類のコピー。 (これは以前公証役場に申請したけど、そんなものは作れないと拒否されて、今日は持っていかなったけど、別に何も言われなかった)2.日本の免許証の記載内容を、日本大使館か、公証役場でトルコ語に翻訳して認証されたもの。 (以前にアンカラの大使館で発行したものがあったのでそれを持っていった) 費用:日本大使館での発行手数料が24YTL(約2200円)。3.免許証センター(協会?)みたいな団体で売っているファイルと申請書類2枚をタイプライターで記入してくること。 費用:ファイルと書類が2YTL(約180円)、タイプが5YTL(約450円)。4.病院で免許用の健康診断書と血液型証明書 費用:20YTL(約1800円)5.証明写真3枚 費用:1.20YTL(約110円)6.滞在許可証とそのコピー7.パスポートとそのコピー8.裁判所から犯罪歴証明書 費用:5YTL(約450円)9.学歴証明書とそのトルコ語翻訳証明書 (普段、就労ビザの申請で使っているもののコピーを提出)10.申請費用の振込み証 費用:191YTL(約17200円)11.運転免許証発行 費用:35YTL(約3150円)合計 約283.20YTL(約25540円)。もちろん、アンカラの大使館に行くために往復の交通費、宿泊費など500YTL(約45000円)とか、行ったり来たりのガソリン代、翻訳費用、コピー代などがかかっているから、実際の出費は7、8万円かかっているわけだけど・・・・。で、本当はすぐに発行してくれるのだけど、パソコンが動かなくて「明日」と言われた。だから明日になるまでもらえるかどうかはわからない。実際に手に入れるまでは、本当に免許がもらえるのかどうか、まだまだ疑い深いミフリ社長であった・・・・。
2008年07月03日
アンタルヤに小さいけどミフリ社長の畑がある。そこにはとうもろこしが植えてある。手前はトルコの辛~いとうがらし。実はミフリ社長は農学部卒。でも畑仕事とは全然関係ない学科で、畑仕事は在学中からの単なる趣味。植えっぱなしでも育つとうもろこし。だから特別なことをしているわけではないのだけど、育ってうれしい。今年は甘いとうもろこしが食べられる(かもしれない・・・・)。下の画像はとうがらしの花。オヤのモチーフとしても有名な「とうがらしの実と花」。お姑さんに言いたいことがあるけど言えないお嫁さんが、お姑さんに贈ったり、自分が被ったりして辛い心境を訴えるそうである。ミフリ社長には縁のない「とうがらし」だけど、トルコ各地でとうがらしのオヤにまつわる逸話の多さに、畑のとうがらしの花を見て、ついつい反応してしまったミフリ社長である。
2008年07月02日
草木染めの小さな工房が残る、とある町。キリム、絨毯糸のオーダーも以前ほどなくなってきて、失われつつある技術だけど、こだわりながら細々と続けている職人さんがまだいる。そのおうちの孫娘。姿形の珍しい客に(東洋人という意味で)最初は、扉のかげから覗き込む。そっと近づいては、逃げていく。最後にはそばに寄ってきて、離れない。どこへ行っても子供がかわいくてたまらない。(まるでミフリ社長のセリフとは思えない・・・・・)
2008年07月01日
カラプナールの周辺には、遊牧のために夏のみ集落が作られる。白い土の壁に、丸太と乾燥された植物の茎で作った屋根。カラプナールの人たちは、一般的に人なつこく、お客さんを笑顔で受け入れると言われている。言われているだけではなく、実際そうである。私たちが立ち寄った集落でも、突然の訪問にもかかわらず、家に招いてくれて、チャイを振る舞い、食事を断ると、旅の途中で食べなさいと、飼っている羊の乳で作ったばかりの生クリームと、白チーズを包んでくれた。この家には、老夫婦とお嫁さん、二人の孫がいた。二人の孫はシャイな4歳の姉と、物怖じしない1歳の弟。息子は町に仕事に出ていなかった。家の中にはおばあさんが織ったトゥルがあった。
2008年06月28日
出張から戻ってきた。実際の移動距離もスケジュールもハードだったけど、中味が盛りだくさんで、出発したのが、まるで1か月以上も昔の話のようである。仕事の話はさておき・・・。今回の旅でもたくさんの子供たちの笑顔を見ることができた。彼女の名前はヤームル。遊牧民ムトゥ族の定住した、とある村に暮らす4歳の女の子である。織りの調査でこの村に来て、出会った。両目の色が違うのである。片方はお父さんの目の色、片方はお母さんの目の色をもらった、とても幸運な子供である。
2008年06月26日
古いイーネオヤから、新しいイーネオヤまで。イーネオヤ・・・・ぬい針で結び目を作る技法で、トルコでも限られた地域で発展してきた技術である。スカーフの縁飾りになったり、タオルの両サイドの飾りになったり、テーブルクロスになったりしてきたが、大元をたどればエーゲ海地方の下着風の白い服の袖口、襟の縁を装飾する小さなレースから始まったようである。今回はイーネオヤのみを集める旅。キリムと同じで、もう自分のコレクションとして残したい骨董品は見ることができなくなったけれど、実際に継続されている文化であるため、イーネオヤ自体は各産地まで足をのばせば手に入れることはできる。ホームページをUPしようとしたらサーバーの事情で現在できない。詳細はそちらで・・・ということで、この花たちは全てイーネオヤである。オールドのイーネオヤは新しいもので15~20年前のもの。ヤズマが手押しのものになるとそれらを生産していた時期と合わせて考えても50年はくだらない。もちろんそれ以上の年月を経過したすばらしいテクニックと素材の優れたものもある・・・・ただし著名な個人コレクションか博物館に・・・・。これらはオールドのイーネオヤ。自分たちのために作り、保管され、手放されたもの。地域性が強い。オヤにもそれぞれ名前と意味がある。キリムと一緒で面白い。モチーフに意味を含める場合と、色に意味を含める場合がある。こちらは現在の新しいイーネオヤであるが、見ると見事で楽しい。私がもっと器用だったら、これを使って何か作れるのだけどなあ・・・・とアイデアだけが頭の中をグルグルするのだけど、実際には(不器用で)作れないのが残念である。さて、旅は後半戦。明日からまた1週間留守にします。その間にホームページの「イーネオヤ」のUPができるかもしれないので、そちらもご覧ください。
2008年06月19日
画像を載せられないのが残念です。お待たせいたしました。各地のイーネオヤを色々手に入れてきましたので、一時アンタルヤへ戻った、その時にでもホームページに掲載します。今週末にはご覧いただけると思います。立体オヤの単体、古いイーネオヤのお手ごろなものから、なかなか手に入らない面白いものまで。さて、旅は3分の1がなんとか終了。移動距離もある上、デコボコ道の連続で、毎日が体力的にもハードです。でも古い手工芸品を見ると元気がでます。画像は蚕が繭を作っているところ。元シルク糸の産地で、5年ほど前に1軒残らず廃業し、シルク糸の生産が終わった山里で、養蚕を続けている農家を訪ねました。1年に1回のみの繭作り。この里ではシルク糸生産は過去の話になってしまったようです。
2008年06月18日
暑くなったなあ・・・・。出張でエーゲ海とマルマラ海と黒海を見に出かけてきます。あっ、東地中海もか・・・・・。パソコン持参ですので、連絡は取れますが、かなり山奥に行きますので、ネットがつながらない日もあると思います。ご了承ください。カフェはスタッフがおりますので、毎日開いています。また商品の発送については個々にメールにてご連絡いたします。では行ってきます。
2008年06月13日
ミフリ・スタッフのジェンギズが婚約した。相手は交際10か月の病院勤務のお嬢さん。両家も公認のつきあいだったけど、トルコでありがち、娘さんのお父さんいわく、「指輪もしないで家に出入りされるのはなあ・・・・・」。と、つきあうならちゃんと婚約してから・・・・みたいな圧力をかけられていたわけである。自由恋愛と言っても、まだまだ全部自由なわけではないのである。で、とある週末、ジェンギズの両親、兄弟とその連れ合いら、一家揃って娘さんをもらいにいくことになった。トルコの習慣として、通常は男性側の親が出向いて神の名のもとにお宅のお嬢さんをうちの息子にいただきたい、とお願いするわけである。昔なら女性側の男親が「少し考えさせてくれ」などともったいぶったわけであるが、恋愛のすえの形式的なものなので「さしあげました」と応え、指輪をはめるわけである。結婚までの段階としてまずは「ソズル・ユズウ」。結婚の約束の指輪。そして婚約指輪。最後に結婚指輪となる。地域によっていろいろだが、一般的には婚約式と披露宴は女性側が費用を持ち、結婚式と披露宴は男性側が費用を持ったりする。もちろん最初に両家で話し合いをして分担を決めるのであるが、トルコでは結婚式までは親が負担して当然という風習があり、親は子供を結婚させるまでは経済的にも肩の荷がおりないのである。さて、話を元に戻して。お嬢さんをいただきたい、というやつを「クズ・イステメ」と言う。男性側はチョコレートを持参し、女性側はYESならば砂糖たっぷりのトルココーヒーを、NOなら塩入りのトルココーヒーを男性にすすめる。地域や家庭によっては、この逆でYESの場合に、塩がたっぷり入ったトルココーヒーをすすめることがある。男性は好きな女性が作ったものならなんでも口にするべき・・・という風習からくるものらしく、ジェンギズの場合も塩がたくさんはいったトルココーヒーを飲まされ、クズ・イステメの最中にお腹が下ってトイレを往復したらしい。女房のお尻に敷かれるのが確実になったわけであるが、若い二人にとって(二人の両親にとって)本当に大変なのはこれからであろう。
2008年06月08日
アンタルヤは暑さ驀進中。気温的には30度前後でそれほど高くないのだけど、夕方になっても湿気のある空気で涼しい~、って感じがしない。エアコンから離れられないので、ミフリ社長は家かクルマの中にいるわけである。(そういえば店もエアコン効いていたなあ・・・・)というのは冗談で、なんだか用事で右へ行ったり、左へ行ったりしているうちに、ご飯を食べる機会を逃す。そして夜中とか、変な時間に食事をすることになる。スーパーや市に行く時間もないので、家には食材がないので外食する。(単なる手抜きであることも否定しないけど・・・・・)ところでミフリ社長は、実はあんまりトルコ料理が好きではない。チョップ・シシは食べるけど、味と規定にはうるさい。甘いものはクネフェぐらい。ただしやはり味と規定にうるさい。だからお客人があるとき以外は外食はしないのだけど、このところ上記理由で外食続き。アンタルヤのデデマンホテルの近くにあるレストラン「ハジュ・ベイ」。まずカナット。鶏の手羽の炭火焼。手前は麦のピラフと焼いたトマト。切ったトマトの上にひき肉のケバブ。これは日本風にいうと漬物。とうがらしのピクルス。辛いのでミフリ社長は手を出さないけど・・・。そして肉料理にはアイランである。甘くないヨーグルトドリンク。こちらはレストラン「コンヤルラル」のショッピングセンター内の支店。ピラフの上にドネルケバブ。一緒に出されるパンとチーズとバター。ああ、でも段々暑くなってきて、これらの料理ともしばらくお別れ。アンタルヤの夏のメニューはやっぱりスイカとメロンと白チーズである。
2008年06月04日
アンタルヤは地中海沿いの人口約70万人の都市である。夏になると国内・国外から別荘族や観光客が訪れ、人口はさらに増えているのだと思う。それはさておき、アンタルヤから北、つまりイスタンブルへ向かう道は高台に続き、その高台に上る途中に初代大統領アタチュルクの顔の彫像と滝が見える。この彫像の上はどうなっているのだろうと思っていたら、偶然立ち寄った公園がその場所であった。アンタルヤを一望でき、しかも水しぶきで、涼しいのである。暑い日だったけど、水と冷えた空気でいい気分。景色もきれいだし・・・・・。画面の先には見づらいけど地中海。こうして見ると、この10年で急激にビルが建ち、道路ができ、都市化が進み、町が広がったとはいえ、まだまだ緑豊かな土地ではないか・・・・。この美しい町を、機会があったら(機会を作って)一度訪れてみてください。
2008年06月02日
ミフリ社長がついに重い腰を上げた・・・・。トルコの運転免許証を今ごろになって取る気になったのである。今までは、日本の免許を大使館でトルコ語訳してもらったものを持って歩いていた。(日本の免許証と訳があれば、それで有効)ここ2年ほどはズクがなく、免許を更新したときなどは、アンカラまで行くのも大変だし、どうせ日本に毎年帰るのだから・・・と、国際ライセンスを取って乗っていた。今年、アンカラの大使館に行く用事があったので、そのときに昨年(盗難で)更新したばかりの免許証の訳もお願いした。この免許証の訳というのは、トルコの免許証を取る第一歩になるのだけど、いままで書類の多さに、これだけお金と時間かけるまでもないよなあ。別に必要ないしなあ・・・と言い訳しつつ、最初から諦めてばかりいた。就労ビザの更新で警察に行った際に、トルコの免許証を取得するのに必要書類を尋ねてみた。ああ、やはり書類集めは面倒くさい。お金もかかるしなあ・・・・・。と思いつつ、今、1日1つ書類を集めているところである。これが揃えばトルコの免許証が手に入るのである。1.日本の免許証を公証役場の認証書類2.公証役場または大使館で認証された免許証のトルコ語訳3.ドライバー協会の運転証書4.健康状態証明書(病院で取得、証明写真3枚必要)5.検察庁で前科に関する書類6.証明写真3枚7.滞在許可書とそのコピー8.血液型証明書9.免許証取得のための費用の納付証明書10.申請書11.最終学歴証明書(最終学校の卒業証のトルコ語訳)12.パスポートと、運転免許証を取得したときにその国にいたことを証明する日付または査証。たぶん、ゼロから揃えようと思ったら、公証役場の費用と翻訳費用、病院費用、申請費用で4、5万円ぐらいになるんじゃないかと思う。毎年国際免許取ってきたほうが安上がりだよなあ・・・・。これがいままでトルコの免許取らなかった理由なんだけど・・・・。さて、ミフリ社長は無事、トルコの免許証を手に入れることができるのか・・・!?(う~ん、面倒くさがりだから、ちょっと難しいかなあ・・・・・)
2008年05月26日
夕方、元日本語教室の生徒、セルカンとセブギュルから呼び出しがあった。場所はミフリカフェ。(社長が勤務先に行っていないのがバレバレである)行ってみると「バースデーケーキ」。いやあ、ありがたい。ありがたい。忘れないでいてくれたのね。その次にカフェの常連さんの若者が、観葉植物の鉢植えを持ってきた。「お誕生日おめでとう!」えっ。どこから知ったの?オレはなんでも知っている。カフェの常連さんのもうひとりは私が昨年ピアスの穴を開けたのを知っていて、ピアスを。なんで欲しいものがわかったの?オレもなんでも知っている。(言っておくけど、スタッフ以外には誕生日を言っていない)いやあ、ありがたい。ありがたい。そしてスタッフ演出のバースデー・パーティー。ミフリ社長の写真入りのバースデーケーキ。花束と骨董のメッカの聖水用カップセット。まあ、まあ、どこからこんなもの見つけてきたの?いやあ、ありがたい。ありがたい。その後、新聞記者フセインの奢りでかなりファンタジーチックな「インディ・ジョーンズ」の新作を観に行った。現在、息子と二人っきりの異国で、たくさんの弟や妹、娘や息子、孫までに囲まれてこんな風に誕生日を迎えられ、幸せなことだと心から感謝する。
2008年05月25日
近くを通ったのに食べ損ねた。ミフリ社長の好物・・・チョップ・シシ。チョップとはトルコ語でゴミのことだけど、屑肉を串に刺し、焼いたものである。とはいっても実際は肉を小さく切っただけなんだけど、これが他の地方で食べるとハズレが多すぎる。肉が大きすぎるのである。そして脂身がない。それじゃただのシシ・ケバブである。サービスのつもりか、肉を細かく切るのが面倒だから手抜きしたのか・・・・・・。屑肉じゃないとおいしくないのである。ミフリ社長は、大昔になんでだったか忘れたけど、セルチュクのバスターミナルで、チョップ・シシの屑肉を串に刺すのを手伝ったことがあるから、大きい肉をボンボンと刺すのと違って、手間がかかるのはわかる。本場じゃないけど、近い場所だからハズレないだろうと、アイドゥンの街道沿い、チョップ・シシ屋が集まるところで食べた。1人前15本、9YTL(約800円)。う~ん、肉自体はおいしかったけど、これでも肉が大きすぎる。以前、いまや観光地となったシリンジェの村人がやっているだろう食堂で食べたけれど、それは(私にとって)正統派だったし、安かった。アンタルヤへ戻る山間部、エルマル付近の森の中にギョズレメを食べさせるところが何軒かある。ギョズレメは地域で名前を変えるが、サチ(鉄板)で焼いたボレキで、薄く大きな円形の皮にひき肉、ポテト、チーズなどを巻いて食べる。英語でターキッシュ・クレ-プと訳しているのを見かける。これらも近くの農家のおばちゃんが経営しているのだけど、アンタルヤ手前の休憩にちょうどいい。ギョズレメとチャイで3YTL(約250円)。旅の楽しみはモノ(骨董)探しを除けば、食べることである。おいしいものを食べられたときは、旅の疲れも吹っ飛ぶというものである。・・・我慢できずに今年も書いてしまう。スタッフ、友人が(私に怒られないように)ケーキを用意しているのも知っている。今日はミフリ社長の誕生日。ゾロ目になった・・・なんて言っていたのに、もうゾロ目の年が終わってしまった。早い、早い・・・。でもこれで人生の折り返し地点って考えたら、この先まだまだ時間はあるなあ・・・・。
2008年05月24日
アンタルヤ市の外れにフルマ村というところがある。何にもないところだが、ボチボチマンションが建っていたり、別荘地ができていたりする。そこにアンタルヤ市の下水処理場がある。まだ新しく、これからいろいろ設備が作られようとしている。広い敷地内には下水処理システムの他、アンタルヤ名物オレンジの畑が広がっている。ある日、ミフリ社長はアンタルヤ水道局の一日公務員!?としてこの下水処理場を訪問。オレンジ畑もあるし、ピクニックできるねえ・・・なんて言っていたら「えっ!? キミはこの臭いを感じないのか?」と驚かれてしまった。そうなんだよね、ここは下水処理場。我が家のトイレの汚水も、台所の汚水もみんなここへ流れてくるということである。でも本当に何も臭わないんだもん。鈍感な人はいいね・・・って・・・私もそう思う。
2008年05月23日
キョフテというのはトルコで一般的な食べ物である。ひき肉に香辛料を合わせて、俵型にしたり、平べったくしたり、細長くしたり、丸くしたり、串に刺したり、煮込んだり、ミニハンバーグ風、ミートボール風と様々な形と味で各地の名物料理になっていたりする。それぞれにこだわりもあるから、その土地土地の地名が頭についていることが多い。アクスキョフテシ、イズミールキョフテシ、アクチャアバットキョフテシ、イネギョルキョフテシ、テキルダーキョフテシ、ブルドゥルキョフテシ・・・・まだまだあるはず。今回も土地の名前がついたキョフテを食べた。メニューにも普通の炭火焼キョフテと別に名前が載っていた。○○キョフテシ。細長く作ってあって、油分が少なめ。油っぽいのが苦手な人にはちょうどいいかも・・・・と思うけど、思いっきり油がのった肉じゃないとダメなミフリ社長にはパサパサし過ぎかな。ところで、前出のアンタルヤのアクスキョフテシは、ピヤズ(白いんげん豆のサラダ)と一緒に食べる。肉は柔らかふっくらと焼いてあって、ピヤズもアンタルヤの場合はゆで卵とゴマペーストのソース(ニンニク、砂糖、塩、胡桃などと混ぜる)、お酢、レモンなどが入っていて美味い。アクスと言えば、アンタルヤ遊牧民の土地である。その習慣からなのか、アンタルヤのアクスキョフテシ&ピヤズ屋では、なぜかヨーグルトドリンク(アイラン)は飲み放題の無料サービスである。・・・・と出張先のキョフテの話から、アンタルヤのキョフテの宣伝になってしまった。う~ん、ミフリ社長もついにアンタルヤルになってしまったか・・・・!?
2008年05月19日
気候的には春というか初夏に近いかな・・・。でもどこで見る風景も新緑が美しく、その中に黄色、赤、白、紫と花々が咲き乱れ、暑くもなく寒くもなく、とても心地よいドライブであった。ドライブのついでにこんなものを手に入れてきた。画像だけでわかった人はかなりの通。村人が冬の農閑期に内職で手編みするレース編みである。トルコではオヤと呼ばれているもので、これは女性たちが被るスカーフの縁に縫い付ける飾りである。普通はこのオヤと、オヤのデザインや色に合わせてスカーフを選び、自分で縫い付ける。スカーフ部分が古くなると取り外して、また別のスカーフにつけることができる。それぞれのお花には名称があり、意味もあったりする。これは今ではほとんど作り手がいないという「とうがらしの実と花」。家で保管されていたものをお願いして譲ってもらった。トゥ(かぎ針)で作られたものである。立体的になっている。イーネ(ぬい針)で作られたものでは、私のコレクションにもあるが立体的なとうがらしの赤い実の部分だけのものが存在する。これは個人コレクションなので非公開。これはビーズオヤ。ぬい針でビーズを通して編む。これもスカーフに取り付ける目的のものであるが、かつての流行ものなので、最近は一般には使われない。白いガーゼにつけられたものがあるが、ほとんどが古いものである。ビーズオヤはお花をモチーフにしたものもあるが、多くは実や動物、その他の身の回りにあるものを象っている。いずれも取り付け、取り外しができるもので基本的には360cmの長さ。いろんなものにつけて楽しめるのである。床に広げたレース編みのお花畑に取り囲まれて、とっても幸せな気分である。近日中に弊社のホームページでもご覧いただけるように努力中。興味のある方はどうぞ。
2008年05月18日
新聞記者、フセインの配信したニュースがまたまた受賞した。今回はアンタルヤのツアー会社がオーガナイズした国際マラソンのニュースをテーマに、4組が選出されたものである。このツアー会社はドイツ在住の国会議員が事実上のオーナーらしく、ドイツ向けに最大のシェアを誇っている。日本とはほぼ無縁であるが、アンタルヤでは名前をよく聞くし、アンタルヤの若き支配人はマスコミと綿密な関係を築き、例えば今回のようなマスコミ関係者を招いた会合を多くすることで名前を上手に売る、やり手である。さすが大きくなる会社は中心となる人物がスタッフやマスコミの心をガッチリつかんでいるなあ・・・と感心する。さてさてミフリ社長の関心は若き支配人の魅力的な話し方にもあるけど、やはり食べ物である。前菜あれこれに、ラフマンジュ、串焼き肉。特に炭火の入った土皿に乗った、串に指した牛肉、鶏肉、ミンチはうまかった。周囲はラク、ワイン、ビールとお酒の宴会になっているわけだけど、ミフリ社長はもくもく串焼き肉を食べて大満足。あ~あ、これじゃいつまで経っても痩せられないわ・・・・。別にいいんだけど・・・・。ところで受賞者への賞は、ツアー会社だけにリゾートホテル1週間、2名様ご招待というものであった。2名様の文字に「今回は骨休みしたいから{一人}で行って、仕事もなにもかも忘れて休養してくるんだ」・・・・とフセイン。一緒に行く人もいないのに・・・・と、私が突っ込む前に防御されてしまったけど、本人も実は気にしている・・・・!?。
2008年05月15日
トルコ人のカンフー映画好きは今に始まったことではない。かつては(一部現在も)ブルスリーやジャッキーチェンが日本人だと思っている人がほとんどで、日本人の私は彼らのおかげで(?)賞賛の言葉をよくもらったものだ。ジャキー・チェンとジェット・リーの映画があるから観に行こうと、カフェのスタッフや友人たちに誘われいたのだが、映画のタイトルを聞くと誰も知らない。彼らにとっては「ジャッキー・チェンとジェット・リーの映画」で十分のようである。日本人の私としてはタイトルは気になるところ。映画の英語のオリジナルタイトルから、トルコ語のタイトルは「カユップ・クラルルック(失われた王国)」かと思ったら、「ヤサック・クラルルック(禁じられた王国)」。あとで調べてみたら邦題は「ドラゴン・キングダム」。トルコ語の字幕を読む必要の全くない映画であった。二人のアクション・シーン(だけ?)が見所だから、ストーリーを追う必要がなかった。ドーガラジからも近い、カレイチそばのアンタルヤ2000内のプラザに観にいった。20:45からの上映で、お客は私たち以外には2人しかいなかった。広い映画館が貸切状態。大人8YTL(約700円)。学生6YTL(約500円)。アンタルヤで映画に行って、満席で観れなかったという経験は無料券の有効日の最終日に一度だけあったが、それ以外は大抵ガラガラである。休憩時間にはお決まりのポップコーンとコーラ。来週からは、これまたトルコ人の大好きな「インディー・ジョーンズ」が始まるので、今度は火曜日か木曜日の値引きデー(大人も学生も4YTL=約350円)に観にこよう。
2008年05月14日
ミフリカフェで「クナ・ゲジェシ」があった。クナ・ゲジェシって私もよくわからないのだけど、嫁ぐ日を前にした最後の晩、花嫁になる人と花婿になる人、その親戚、友人たちが一同に集まって花嫁の手にクナ(ヘンナ)をつける儀式である。へナをつける意味がちゃんとあるのだろうけど「昔からそういう習慣だから・・・」としか言われない。う~ん。あとは生演奏が入って、ダンス・ダンス・ダンス・・・・。花嫁と花婿。花嫁はまだ20歳。女性の親戚、知人、友人カップルなどを中心に100人ほどが集まった。クナ・ゲジェシの儀式は地方などでもやり方が少しずつ異なるが、親戚、または親しい友人の中から独身の女性がクナをこねて、蝋燭を灯し、花婿と赤いベールで顔を隠した花嫁の周りを、その他参列者から独身女性ばかりが歌を歌いながらグルグル周る。最後に、花婿のお母さんが花嫁の手に金貨を握らせ、その上にクナをぬり、赤い手袋をはめるのである。花嫁はこの晩は両手が使えないままパーティーに参加する。最近は簡略化しているのか、クナをぬって、1時間程度で洗い流していたが、私が過去に経験したのでは、花嫁は両手両足にぬり、朝まで洗い流さなかった。両手を使えなくなった花嫁がおとなしくしているかと思うと、そうでもなく、ダンスの輪に入ってビンダル風のドレスの裾を捲し上げて、花婿の親戚がいなくなり、親しい身内だけが残ると、最後は靴を脱ぎ捨てくわえタバコで踊っていたりする・・・・世の中変わったもんだ・・・・(と驚く私は年とったのか!?)。クナ・ゲジェシが無事終わる。翌日は、花婿の地元で結婚式と披露宴パーティーである。
2008年05月10日
ミフリ社長はキリムがあれば、どこへでも駆けつける。今回も個人宅からこんなキリムを見つけてきた。サイズは345×168センチ。重量8500g。現在、アンタルヤ在住の推定60歳ぐらいの女性。トルコ人は老けて見えるからまだ50代半ばかもしれない。自身が結婚するときに、母親と一緒に織り、アンタルヤの婚家に持ってきたものだという。出身はアフィヨンの村である。アンタルヤで、現在はアパート暮らし。そのため敷いて使う場所もなく、保管する場所もなく、売れるものなら売ってしまいたい・・・ということであった。トルコの家が日本に比べて広いと言ったって、やはり大きなキリムを敷くスペースのある家は少ないのである。それに加えて手織りの民族的なキリムより、新しい機械織りの化繊絨毯を好む傾向があり、手織りキリムの価値を見出せない人が多い。手工芸に関しては、どの国もそういう時期を経ていくものだから仕方がないけどね。キリムは広げてみるとわかるけど、2枚織って、真ん中を縫い付けるタイプ。ということは通常はこの倍の大きさで、正方形に近いのである。村では夏にこれらを高原や家のテラスに敷いて、人々がそこで過ごしたものらしい。2枚のうちの半分・・・ということは、もう片方があるのだろうと思って尋ねたが、最初は2枚作る予定だったが、十分大きいものなので半分だけ織って、それを持ってきたそうだ。モチーフはセルチュクのカルタルモデル。モチーフ自体は、他の地域のキリムでも見られる。この大きさで、しかも貴重なビレッジキリムで、コンディションも良く、お値段は日本までの送料込みで現在片手で足りる。それにしても出所や織り手がわかっているキリムって、話を聞くだけでもおもしろいし、キリムの魅力を倍増させる・・・って思う。
2008年05月08日
温かいアンタルヤでは珍しくない。初夏の風物、雹(ひょう)が降った。それも思いっきり。そしてどういうわけか、家のベランダにひょうが10cmの高さにまで積もり、その後のドカ雨が家の中にまで浸水してきた。断っておくけど、我が家のべランダは鎧戸付きの部屋になっていて外部から雨などが入ることはない。画像は掃除が一段落ついたあとに撮影したもので、だいぶ解けているが、最初にベランダのドアを開けたときはこれが何なのかわからないぐらい積もっていた。鎧戸からも窓からも壁からも天井からも、ひょうや雨が侵入した形跡がどこにもない。屋上からの配水管にひょうが詰まって、外まで流れず、2階の我が家のベランダに逆流してきたとしか考えられなかった。それにしてもすごい量である。おかげで家の中は洪水で、しかも氷雨の水であるから冷たい。足が冷たさに耐えられないほどであった。デッキブラシで風呂場の排水溝に水を流しながら、タイタニックが沈没したとき、海中はもっと冷たかったわけだな・・・とか考えてしまった。寝室と子供部屋、そして長い長い廊下が水浸し。もちろん敷いてあった絨毯も全部、水浸し。フローリングの床は全部剥がれてきてしまうだろうから、張替えだなあ・・・・。だけどそのおかげで家の中、すみからすみまで掃除ができたんだよね。廊下も床も家具の下のゴミまで流れてきて、ほこりがない状態。なんか家の中の空気まですっきりしたみたい。絨毯も大きいのから長いのから、7枚、しっかり洗って、干した。ちょうど冬の絨毯は片付けるところだったから、洗えて一石二鳥!?いやあ、災い転じて家の掃除ができた・・・・というわけである。
2008年04月28日
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