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イズミールに戻り、ある日の夕食。宿泊所に近いローカルの魚レストランで食事をすることにした。大きな魚を焼いてもらい、そのボリュームにびっくり。魚はkg単位で値段が付いている。その魚が何kgあるか実際に計量して価格が決まる。その他にヨーロッパヘダイのグリル、小エビのバターオーブン焼きと言ったシーフード、いくつかのエーゲ海地方の前菜を頼んだ。お魚にはワインとかがいいのだろうけれど、翌日のことを考えて全員がノンアルコールの飲み物を頼んだ。ただコーラなどの甘い飲み物はちょっと…という時に、ではチョルチルはいかがですか? とがルソンが勧めてくれたのがこれ。グラスにたっぷりのレモンを絞ったものに塩が少々、テーブルでソーダ水を投入し、泡立てた飲み物。エーゲ海地方やアルコールを出すところではポピュラーであるが、名前がソーダレモンではなく「チョルチル」。チョルチルはトルコ語で英語では「チャーチル」の意味。チャーチルというとイギリスの政治家のウィンストン・チャーチルを思い出す。もしかして彼の好きな飲み物だったのか・・・とか考えたのだが、名称の由来は別だった。イズミールの魚料理を食べさせるお店アフメットプレイスの主人アフメット・ペンディックリ氏。トルコでは古くから頭痛や吐き気がする時には、レモンとソーダを塩を混ぜて飲む民間療法があるのだが、アフメット氏が自分のために頻繁にこれを作って飲んでいるうちに、お客さんたちにもリクエストされ出すようになったそう。やがてお客さんの間で評判になり、それまで特に名前が付いていなかったこの飲み物は、いつの日からかアフメットさんのあだ名であった「チャーチル(チョルチル)」として呼ばれるようになり全国に広まったのだとか。チョルチルに関するYoutubeショート動画はこちら↓↓↓↓↓【トルコの飲み物】チョルチルの作り方家でもレモンにソーダを加えて飲むことはあるが、チョルチルはレモンの濃度がかなり濃い、そしてソーダを逆さにして一気に注ぐことで泡立てるのが肝心。綺麗に泡立ったチョルチルで4人が揃う最後の晩餐を楽しんだ。明日は一人がバスでブルサに戻り、もう一人はイズミールの空港から日本へ。一人が私と一緒にアンタルヤへ行き、そこからまた旅は続く。(続く)----------------------------------------------------------------------オヤマニアの会の新刊本販売のお知らせです。アイドゥンエフェオヤ(31点)、アイドゥン(15点)、キュタフュヤ(29点)、カスタモヌ(7点)、ブルサ(29点)、ナウルハン(13点)、エーゲ海地方(22点)など、トルコ各地の貴重なアンティ―クイーネオヤ146点を掲載しています。1目1目が見えるようにに撮影していますので骨董オヤの再現にも参考になるかと思います。古いイーネオヤはトルコに来ても特定の博物館でしか見ることができません。博物館レベルの個人所有のイーネオヤコレクションをまとめた世界初無二のトルコのオヤ本です。1ページに全体画像とモチーフの拡大画像、データとして地域、モチーフ名、素材、サイズが表記されています。トルコのオヤ好きさんはもちろん、レース、手仕事、手芸、民族文化、古いもの、美しいものなどに興味ある人にオススメです。タイトル:OYA Traditional Turkish Needlelace(日本語・トルコ語・英語併記)オヤマニアの会編サイズ:21.0×29.7×1.4cm A4版ページ数:160ページ フルカラー重量:約840g発行予定日:2023年7月ISBN:978-625-99032-0-0発行元:ミフリ出版お申込み、お問合せ窓口は◇オヤマニアの会:instagramまたはe-mail◇イーネオヤロゼット: https://igneoya-rosette.ocnk.net/◇ミフリ:(下のリンクにある)ミフリ&アクチェのショッピングサイトで発売中!------------------------------------------------------------------YouTubeの「ikumi nonaka」チャンネルで動画を公開中です。トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介しています。新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ikumi nonaka チャンネル------------------------------------------------------------------ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ミフリ&アクチェにほんブログ村にほんブログ村その他・全般ランキング
December 17, 2023
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2月23日(土)19:00-21:00にトルコの織物のトークイベントが行われる予定です。場所は都内、清澄白河のfukadaso cafe です。Baharさんのある建物の1階にあるレトロでおしゃれな人気のカフェです。海外のガイドブックにも載っているfukadasoなので、私が展示会などでお世話になっている僅かな期間だけでも、2階にあるBaharさんには観光客が覗きに来ていましたし、cafeもいつも人がいっぱいで建物の前で記念撮影している人も見かけました。さて、トークイベントで何を話そうかいろいろ頭の中でこねくり回しているところですが、話そうと思ったらキリのない内容になりそうですので、私の中ではトルコの絨毯屋になるためのレッスンその1、左ジャブ・・・って感じで、絨毯業界を巡る現場の変化から、様々な観点からのトルコの織物の分類、見分け方などをお話しようかと考えています。私は業界歴24年目のトルコの絨毯屋の女社長です。何年やっているからエラいとかいう自慢ではなく、少なくとも24年前の織りの現場を知っているという自慢です。トルコで本当に古いものや、伝統的な作業の現場を実際に見ることができたギリギリ最後の世代だと思います。その頃は昔気質の地元密着型の絨毯屋の親父さんたちがいて、彼らは観光客とは無縁でしたが、村とつながり、織り手と共にいたので現場のことをよく知っていました。(野中幾美コレクションより19世紀の草木染めキリム)絨毯屋としての勉強は学校があるわけでも、誰かが教えてくれるわけでもありませんので、とにかく引っ付いて現場を知る、見聞きする、現物に手で足で触れることから始まります。師匠と丁稚の関係ですね。そして興味があったからこそ、トルコで絨毯屋になったし、知りたいと思ったし、今日まで稼業として続けてこれたとも思っています。当時は骨董キリムも絨毯もまだ見ることができましたので(ギリギリですけど)、いかに本物をたくさん見るかという点では、おかげさまで今振り返ってみても贅沢な素晴らしいものを山のように見たし、持ったし、手放しました。その分、この10~15年は、以前見てきたようなものをトンと見ることがなくなり、織りの現場も想像以上に急激に変化し、何かが違う、これは違う・・・という思いが強く、興味を失いかけていました。長い絨毯屋稼業のおかげで、古くからの絨毯屋仲間がトルコ各地にいます。その多くが高齢のために亡くなったり、彼らが本来売ってきたものがなくなってきたために廃業するしかなかったり、代が変わったことで職種が変わったり、村に作り手がいなくなったことで仕事ができなくなったりといろいろです。もちろん、今でも順調に仕事をしている人たちもいますが、アンタルヤのカレイチだけで300軒あった絨毯屋のうち、現在どれだけ残っているでしょう。私はそんな中、絨毯屋としてはどこか取り残された感じを拭えずにいました。加えて弊社が貿易会社であるため手仕事と関係ない商材の取引なども増えて忙しくなったり、絨毯屋の延長線上で出合ったイーネオヤとの縁が深まったり。でもやっぱりトルコの絨毯、キリムが一番好きです。古いものを読み込む作業が大好きです。古いものを読み込むというのは、その織物が織られた当時の周辺環境や織り手の気持ちを織り目から読む作業です。今と違って、絨毯屋と言えば完全に男性社会であった当時、外国人で女性であるということは、織り手である村の女性たちの懐に入りやすいという特別な立場でもありました。保守的な地域では他人の異性を自分の妻や娘に近づけることはありませんし、実際の仕事取引でも織り手の女性ではなく、その夫や息子など身内の男性との交渉が一般的です。でも私は彼女たちと同じ女性。しかも遠い異国からやってきた外国人、特に好意を寄せてくれている日本人ですから警戒されることもなく、部屋に招き入れられ女性たちと直におしゃべりをし、昔話を聞き、その生活環境、考え方、織りに対する様々なことを近くで見続けるチャンスを与えられました。文献や本は全く読むことなく、織りのこと、染色のことをゼロの状態から自分が見たこと聞いたことを全てとしたことは今となっては、良かったのか悪かったのか疑問ですが、わからないことが出てきたら行って見て聞くということを可能な限り実践してきました。20年以上も前に先輩絨毯屋の親父さんたちと一緒にたくさんの古い織物を見て、いろんな地域の村の女性たちから染色、糸紡ぎ、織りなどを教えてもらったおかげで、モノの良し悪しは少しですがわかっているつもりです。さて、ここで問題です。みなさんは絨毯やキリムを選ぶとき、まず一番最初にどこを見ますか?・・・と言っても商売されているわけでもコレクションしているわけでもなければ、普通はインテリアとして購入される前提なので、適切な質問ではないかもしれません。インテリアと考える場合、色の調和と答える方もいると思います。デザインの細かさ、複雑さ(それだけ手が込んでいるから)というのもあり得ます。もちろんサイズも・・・ですね。なんとなく見たとしても、たくさんある中から「なんかこれ素敵!」と魅かれることもあると思います。詳しい方になってくると地域や、ソフラやミフラップと言ったモデルのタイプ、また敷物以外など形態にこだわる人もいます。年代も大切です。つまり染色方法も気になります。人それぞれだと思います。私の場合は優先順位としてまず糸質があげられます。広大なトルコは自然環境も様々で、そこで飼育される羊の毛質は、品種によっても違いがありますが、気候や植生によってかなり左右されます。その毛をどう紡いだか、人による癖のようなもの、細いとか太いとかではなく、糸そのものにまずぐっとくるものがあります。キリマンという簡単な道具を用いて手で紡いでいるキリマン糸であることは当然ですが、見た目と感触、漂うツヤツヤ感というか、キラキラ感というか・・・。それは詳しい人が見れば誰もが良い毛質と認められるものでもあるかと思います。織物である以上、触った感じというのは私にとっては外せないポイントであり、触った感じが良ければそれがお気に入り・・・ということにもなります。ただそれらの条件をクリアするのは、自然と地域も限定され、ある程度年代のあるものになったりもするのですが・・・。-------------------------------------------------------------------------お話の続きはこちらで・・・!!2月23日(土)19:00~21:00に行われるトークイベント「シルクロード西の終着駅 トルコに伝わるキリムとワインの会」のお申込み受付中です。以下のリンクからお入りください。トルコの織物の種類、織り方、糸質、染色などからの年代や地域、民族の見分け方、織りの現場の様子、現在と過去の比較などをトルコ現地での絨毯屋としての経験を踏まえてお話します。今回は限られた時間での総括的なお話ですが、今後もテーマを掘り下げたお話会ができたらいいなと思っています。質問、意見もどんどんしてください。楽しい充実した会になるように願っています。よろしくお願いいたします。シルクロード西の終着駅 トルコに伝わるキリムとワインの会詳しくはBaharさんのサイトをご覧くださいね。Baharさんのサイトはこちら ⇒ ☆トークイベント開催されますように!! お友達をお誘いの上、ご参加どうぞよろしくお願いします!-----------------------------------------------------------------------「オヤフェスJapan2019」のギャラリートークのお申込みも受付中。2018年にブルサで開催された「国際シルクオヤフェスティバル」の会場の様子と実際に展示されたイーネオヤを見ながら、野中幾美が解説します。トルコのコレクターたちがどんなものを集めているのか、おそらくトルコ現地に行っても目にすることまずないだろう古いオヤたちの数々をご覧いただきます。3月1日(金)12:30-13:00 トルコのコレクターたちのイーネオヤ★平尾直美先生が再現されたかなり変わった形のイーネオヤ作品が当日展示されると思いますが、そのオリジナル品が映像に登場します。コレクターさんたち、暮らす地域が異なると集められるものも異なる。日本に紹介されていないタイプの骨董イーネオヤを見ることができます。3月2日(土)12:30ー13:00 シュンネットヤタウ(割礼式のベット)とブルサのオヤ★オスマン帝国の最初の首都であり、シルクの町に相応しい繊細で上品なイーネオヤが見られるブルサ。ムシュクレ村の割礼の装飾ベットの伝統と、宮殿と庶民の手仕事の違いについて解説をします。3月3日(日)12:30-13:00 野中幾美コレクションと日本人作品の展示の様子★代表的な各地のイーネオヤを展示しました。形態や素材、文化的背景を含めたその違いについてのお話。さらにはエフェオヤについて。そして日本人のみなさまの作品ご紹介。次回の出展に向けて参考にしてみてください。〇費用 各回1500円〇募集人数 各回15名程度希望日、お名前、電話番号、当日連絡がとれるメールアドレスの4点を記載してオヤマニアの会さんのメールアドレス ⇒ oyamania2017@gmail.com へお申込みください。----------------------------------------------------------------------ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ミフリ&アクチェにほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村 その他・全般ランキング
February 6, 2019
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コレクションっていうと聞こえがいいけれど、蒐集、それも蒐集癖ってなると怖いですね。・・・って思ったのは、自分で好きでとか、わかっていて集めたものが手元にあるのは納得できることだけど、なんだかわからないのに集めてしまい込んでいて、たまに倉庫を見たときに「あれっ、これなんだっけ?」と思う自分への言葉。しかも1枚、2枚じゃない。まとめて何枚も。すっかり忘れていた・・・ってやつ。実際に現地に行って作り手たちから手に入れたものでないから正体がわからない。いったいどこのどなた様? って問いかけてしまった。トルコでは「アラビー」と呼ばれているウールの手織物にウール糸で刺繍された大きな布。一時期、トルコに大量に入ってきたことがあるのだけど、私はトルコもの以外の織物は興味がないので見向きもしなかった。全く好みではなかったのだけど、何かの機会にまとめて誰かから譲り受けたもの。もう20年以上前の話である。なんだかわからないものは説明できないから売らないし、売れないと思っているから、もしかしたら何度か売ろうとしたかもしれないけど、ほぼそのままになっていた。過去のブログを探せば書いたこともあるかもしれない、ないかもしれない・・・。年金退職を数年後に控えてキリム、絨毯の在庫の整理をしているところで目についた。これって結局なんだったんだろう・・・。イラクのものだということは聞いて知っている。下地と刺繍部分はウール糸でチェーンステッチで作られていて、それを中央で2枚接いで大きな1枚の織物にしていることも見たらわかる。外国語の文献探すのも読むのも面倒だなあ・・・と思って、試しに日本語で「アラブ ウール刺繍」で検索したら榊氏のブログにわかりやすい説明がありました。ラッキー!!知らないことは知っている人から学ぶ。失われたイラクの手仕事マーシュアラブの刺繍布1湿原に生まれた布マーシュアラブの失われた刺繍2マーシュアラブのウール刺繍布なんだそうです。(・・・って記事も2015年だし、知らないでいたのは私だけかもしれませんが)湿原の住人がどうやって羊毛を手に入れてどうして毛織物を織ろうと思ったのか、現地の生活の様子をイメージするだけでいろいろ細部の妄想が膨らみます。改めて毛質とか、紡ぎ方とか、織り方とか、モチーフの刺し方とか見ちゃいました。やっぱりね。例えほんの少しだけでも情報が入ると見方が変わります。背景を知ることは大切なことだと思います。織物と刺繍が組み合わさったマーシュアラブ。湿原がなくなったことで作り手もいなくなった幻の刺繍布・・・ってフレーズに心が震えます。20枚ぐらいはあったから糸質と染色で年代分けでもしてみよう。そしてサイケだったり、ポップだったりのモチーフをじっくり見てみよう・・・って思ったのですが、その前に今日明日やることがたくさんあるので延びに延びて結局は老後の楽しみってことかな。-------------------------------ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ミフリ&アクチェにほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村 その他・全般ランキング
November 22, 2018
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5月14日(日)オヤと婚礼をテーマにしたお話会とワークショップ------------------------------------------------------------------オヤマニアの会のイベントぺージはこちら ↓ 5月13日(土)トルコの布支度・キリム絨毯とウズベキスタンのスザーニのお話会5月14日(日)オヤと婚礼をテーマにしたお話会とワークショップ5月20日(土)キリム・絨毯・ジジム・スマック織りワークショップそしてオヤツアーの詳細はこちら ↓7月13日(木)~19日(水)旅工房さんのオヤツアーミフリのショッピングサイトはコチラ↓ミフリ&アクチェにほんブログ村にほんブログ村 その他・全般ランキング
April 30, 2017
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オデミシュ方面から戻ってきました。また週末から今度は10日間の地方出張の予定です。その前に今回某所で手に入れてきたお手頃オールドオヤスカーフを買いやすい価格でご提供したいと思います。イーネオヤの立体の大きなお花や、平面のお花・・・いずれもそれぞれの地方の伝統的なモチーフとテクニックで作られています。(私にとって)お値段をお手頃価格にできる理由はひとつだけ。オヤ部分に使われている糸が市販の化繊糸(一部シルクやコットン糸、毛糸のものもあります)である・・・こと・・・のみです。それを言ってしまったら、最近作られているオヤスカーフは全部ナイロンかポリエステル糸なんですけどね。年代で言うと化繊のボビン糸が手芸店で販売されるようになった1970年~1990年代のもの。十分お手本としてご利用いただけると思います。またお値段がお値段だけに気軽に使ったり、オヤ部分をパーツ取りしたりも可能です。女性たちが地域の伝統を引き継いで自分のために作ったものですから、どれも貴重で希少なのです。このまま眠らせておくよりも、有効利用してくださる方にぜひお譲りしたいと思います。採算度外視の1000円均一、2000円均一、3000円均一で出したいと思っています。実際のお値段はトルコでもそんな価格ではありませんのでどうぞご安心ください。日本時間の1月4日(月)夕方~7日(木)まで準備でき次第、順次掲載していきます。私が力尽きたら終わりにします。混乱しますので、今回だけはやっぱりこっちがいいから交換したい・・・とかはなしで、どうぞよろしくお願いいたします。弊社ミフリのショッピングサイトはこちら → ★左側の「オールドオヤスカーフ新年セール」をクリックしてください。ではなるべく早くみなさまにご覧いただけるよう、老体に鞭打って頑張ります。(あっ、写真はいつものように適当です、たぶん)にほんブログ村 手芸(その他・全般) ブログランキングへ
January 3, 2016
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ドシェメアルトゥ絨毯のモチーフのひとつに「ベシタシュ」と言うのがある。トルコ語で「5つの石」の意味で、絨毯の上ではボーダー部分に5つの小さな〇が斜めに並んでいる。↓↓↓↓↓アンタルヤのドシェメアルトゥ絨毯・モチーフの話ベシタシュがトルコの子供の遊びであることは聞いていたが、実際にどんな遊びかは知らなかった。そんな話をしていたら、40代、50代のトルコ人たちが「子供の時に遊んだからよく知ってるよー」というので、教えてもらった。文字通り、5つの石(本当は海岸などにある丸みを帯びた石がよいらしい)を投げたり、拾ったり、手のひらの上に乗せる、遊びである。男性、女性、また地域によって多少のルールの違いはあるらしいが、5つのうちの1つの石を空中に投げている間に1つずつ手で取っていくビルレル(1つ)、2つずつ取るイキレル(2つ)、左手で作った橋の下をくぐらせる「橋」などがあり、失敗したら次の人に順番が移るというもの。どれだけたくさん続けられるかで勝負が決まる。日本にも同じような遊びがあったような、なんだったろう・・・なんて思いながら見ていたのですが、お手玉? なんて思ったものの、私が知っているお手玉は歌を歌いながら両手や片手で空中に放り投げて遊ぶもの。トルコのベシタシュのように、1つを宙に放っている間に、下にあるお手玉を取るというのもなんとなく記憶があったけれど、自分で遊んだことはないから定かではない。たまたまYouTubeで見つけたお手玉遊びの中に、えっーとビックリするぐらい似ているものがあった。それはおばあちゃんが実際にやって見せてくれているお手玉を使った伝承のよせ玉という遊び。↓↓↓↓↓お手玉(よせ玉)伝承こういう遊び方があるというのは、私は実は知らなかった。お手玉には振り技と拾い技の2種があるという。一般的に知られる歌に合わせて宙に放るのは「振り技」(ゆり玉)。トルコのベシタシュのようなタイプは「拾い技」(よせ玉)。調べると日本では奈良時代に中国から伝わり、小石や水晶を使っていたらしい。へえ~。さらに遡ると、お手玉遊びの発祥は紀元前5世紀頃にリディア人よって始まったとされる。つまり、現在のトルコが発祥の地!ってこと。その後、ギリシャでアストロガリとして広まった。トルコのアンカラにあるアナトリア文明博物館には骨を使ったお手玉遊びをする姿が描かれたレリーフもあるそうだ。最初は羊の骨を使って遊ばれていたお手玉が、さらに身近な小石に代わり、シルクロードを通りインド、中国に伝わった。だから中央アジア、ヨーロッパ、南北アメリカ、オーストラリア、アフリカと世界中に同様の遊びがあると言う。※以上、日本のお手玉の会のHPのお手玉の歴史から。へえ~。知っている人は知っていることだと思うけど、私は初めて知ったし、日本でのお手玉の遊び方すら実は知らなかったのだから、いろいろ目から鱗。絨毯のモチーフのひとつである「ベシタシュ」から興味を持った、トルコの子供の遊び。トルコ在住28年が経ってから、初めて実際の遊び方を知り、さらには日本のお手玉との共通点を見たことで、お手玉自体が現在のトルコの地で生まれたことを知るという壮大なストーリー。ベシタシュの遊び方の動画をYouTubeのikumi nonakaチャンネルで配信しました。まずは日本のお手玉の「よせ玉」の遊び方を見てみてください。それからベシタシュを見るとすごくわかりやすいです。↓↓↓↓↓トルコのよせ玉遊び「ベシタシュ」------------------------------------------------------------------YouTubeに「ikumi nonaka」チャンネルを開設しました。トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介していきます。新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤↓↓↓↓↓ikumi nonaka------------------------------------------------------------------ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ミフリ&アクチェにほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村 その他・全般ランキング
August 7, 2020
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ウスパルタまで用事があって日帰りで出掛けてきました。道々にはパパティア、ゲリンジックなどを始めとした春の野花が咲き乱れていて、窓を開けるとその香りが感じられるほどでした。その帰りにアンタルヤの高台にある庭に立ち寄ったのですが、敷地内にも小さな野花がびっしりと咲いていて、まるで花の絨毯のようでした。知っている花もあれば、見たことのない不思議な形の花もあり、中には高山植物として知られる貴重な花まで咲いていました。この辺りはいよいよ現実化しつつある新幹線駅の建設も見据えて、住宅や町としての設備の建設が急速に進んでいますが、まだ自然が残っています。花の絨毯を踏むのも忍びなかったのですが門を開けて庭の中に入りました。ぐるっと点検した後に、最後のオリーブの樹の傍になんと大きなわたげが・・・。タンポポやアザミの小さなわたげもありましたが、これらとは大きさに雲泥の差があります。つぼみのようなものも付いていましたが、例えるなら巨大タンポポ。ネットで調べて見ましたが、具体的な花の名前まではわかりませんでした。摘むこともわたげを飛ばすこともせず、そのままそっとしておきました。春ですね・・・。暑くなって外に出るのが億劫になるまでのほんの隙間のお出かけ日和でした。**********************************************************************2026年7月4日(土)にチャルパナのワークショップを開催いたします。場所は上野駅からすぐのお寺、宋雲院さんのはなれです。お申し込みはオヤマニアの会さんのDMまでお願いいたします。→ ★WS1はチャルパナやカード織りが全く初めての方でもチャレンジしていただけます。9月のワークショップでは初心者さん向けがありませんので、気になっている方はぜひこちらを受けください。また経験者さんも久しぶりの方もWS1で復習してください。WS1 水路(カード16枚使用)日時:2026年7月4日(土)10:30ー12:30 残席3WS2 波(カード25枚使用)日時:2026年7月4日(土)13:30ー16:30 残席4キット準備と帰国日程の都合上、早めの募集ですが、お席残り少なくなっておりますので、ご検討中の方はお急ぎください。**********************************************************************YouTubeの「ikumi nonaka」チャンネルで動画を公開中です。トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介しています。新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ikumi nonaka チャンネル------------------------------------------------------------------ミフリ&アクチェのショッピングサイトはコチラ↓(国際送料なしでお買い物ができる「日本国内から発送」カテゴリーの商品は日本のアクチェから発送中しておりますので、ぜひご利用ください)ミフリ&アクチェにほんブログ村にほんブログ村その他・全般ランキング
April 26, 2026
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