続々・絨毯屋へようこそ トルコの絨毯屋のお仕事記

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November 22, 2018
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コレクションっていうと聞こえがいいけれど、蒐集、それも蒐集癖ってなると怖いですね。

しかも1枚、2枚じゃない。まとめて何枚も。すっかり忘れていた・・・ってやつ。

実際に現地に行って作り手たちから手に入れたものでないから正体がわからない。
いったいどこのどなた様? って問いかけてしまった。




トルコでは「アラビー」と呼ばれているウールの手織物にウール糸で刺繍された大きな布。
一時期、トルコに大量に入ってきたことがあるのだけど、私はトルコもの以外の織物は興味がないので見向きもしなかった。全く好みではなかったのだけど、何かの機会にまとめて誰かから譲り受けたもの。
もう20年以上前の話である。

なんだかわからないものは説明できないから売らないし、売れないと思っているから、もしかしたら何度か売ろうとしたかもしれないけど、ほぼそのままになっていた。





年金退職を数年後に控えてキリム、絨毯の在庫の整理をしているところで目についた。
これって結局なんだったんだろう・・・。
イラクのものだということは聞いて知っている。
下地と刺繍部分はウール糸でチェーンステッチで作られていて、それを中央で2枚接いで大きな1枚の織物にしていることも見たらわかる。

外国語の文献探すのも読むのも面倒だなあ・・・と思って、試しに日本語で「アラブ ウール刺繍」で検索したら榊氏のブログにわかりやすい説明がありました。ラッキー!!
知らないことは知っている人から学ぶ。

失われたイラクの手仕事マーシュアラブの刺繍布1
湿原に生まれた布マーシュアラブの失われた刺繍2

マーシュアラブのウール刺繍布なんだそうです。
(・・・って記事も2015年だし、知らないでいたのは私だけかもしれませんが)
湿原の住人がどうやって羊毛を手に入れてどうして毛織物を織ろうと思ったのか、現地の生活の様子をイメージするだけでいろいろ細部の妄想が膨らみます。
改めて毛質とか、紡ぎ方とか、織り方とか、モチーフの刺し方とか見ちゃいました。




やっぱりね。

背景を知ることは大切なことだと思います。

織物と刺繍が組み合わさったマーシュアラブ。
湿原がなくなったことで作り手もいなくなった幻の刺繍布・・・ってフレーズに心が震えます。

20枚ぐらいはあったから糸質と染色で年代分けでもしてみよう。
そしてサイケだったり、ポップだったりのモチーフをじっくり見てみよう・・・って思ったのですが、その前に今日明日やることがたくさんあるので延びに延びて結局は老後の楽しみってことかな。


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Last updated  December 8, 2018 11:24:57 PM


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