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いやあ今年2024年ですが、早くも5か月が経過しました。月日が流れるのは本当に早いですね。 それでは次にファンドマネジャーより今月のまとめを発表させていただきます。 皆様こんばんは。当ファンドポートフォリオマネジャーのProf.みきまるです。早速当ファンドの今月の成績ですが、ベンチマークに相変わらず劣後しての着地となりました。今月は中小型のバリュー株に株価軟調な所が多かったのですが、それが痛打となり大きく成績を落とす結果となりました。正直、非常に深刻な状況です。 さてポートフォリオマネジャーの私には今まで言っていなかった「密かな楽しみ」がありました。それはポートフォリオ上位銘柄を競い合わせてレースみたいにして遊ぶ、というものです。 具体的に言うと、私は有料サービスの「かぶたんプレミアム」にポートフォリオ全体の時価総額0.5%以上となる上位の銘柄を登録して毎日あーでもない、こーでもないと独り言を言いながらガヤガヤやっておりました。ここには全部で50銘柄まで登録できるのですが、沢山いた方が賑やかで面白いので、いつの間にか上限MAXとなる50銘柄が常にいる状態となっていました。 例えば今年2024年1月1日のポートフォリオを見返してみますと、全部で51銘柄が0.5%越えの状態であり、さらにその下にも僅差でTOP50を目指す子達がぎっしりと並んでいる、と言う感じで、その入れ替え戦をチェスの駒を動かすような感じで日々楽しんでおりました。 ただその後、「あれ?、もしかしてこれ単に入れ替え戦という自分で考案したゲームを心行くまで楽しんでるだけになってない? 大切なポートフォリオが珍獣満載の動物園状態に陥っており、一番大切なパフォーマンスを追求することが二の次になってしまっていない?」ということにハタと気付きました。実に遅いですね。 そこで大いに反省して、その後の数か月で徐々にポートフォリオ最上位陣の取捨選択を行い銘柄数を大幅に絞り込んできました。その結果、本日現在では時価総額0.5%以上の銘柄数は32となっています。 なので、来る2024~25主力株概況シリーズでは最上位陣に思い切り大金を張るという20年くらい前の様な思い切った布陣となりました。この先のパフォーマンスは良いにせよ悪いにせよ、おそらくベンチマークとは全く異なるものになるだろうと考えています。 それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
May 31, 2024
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さて今日も 2022~24主力株概況シリーズ です。丸2年近くのロング公演となってしまいましたが、いよいよゴールが近づいてきました。137位 3197 すかいらーくホールディングス (東P、6・12月優待) △ (バリュー投資家としての評価) ○ (優待族としての評価) PF時価総額137位の上位銘柄は、ファミレス最大手で主力業態は『ガスト』のすかいらーくです。 現在の株価は2133円、時価総額4862億円、PBR3.00、自己資本比率は38.1%、今期予PER64.76、配当利回り0.5%(10円)、総合利回り2.3%(10+40=50円、優待券のメルカリ平均価格は額面の95~100%と超高額。そのためここでは100%で換算。)で、優待は100株保有で年2回2000円相当の優待食事券などです。 優待券を使えるお店は全国津々浦々に広がっており、その利便性は控えめに言って最高です。今日は私が大好きなお店である むさしの森珈琲 での使用例を御覧頂きましょう。 外観からしてとても素敵なんですね。 名物はパンケーキですね。 雲みたいにフワフワで美味しいです。 後、個人的にはこのクラブハウスサンドがめちゃ旨いと思います。私はちょっと油断するといつもこれを頼んでしまいます。 具材がたっぷりかつ色々と入っています。私はバリュー投資家なので、沢山の食材がバランスよく入っていて適度な分散が効いているご飯が本能的に大好きなんですね。 ちなみに私はこのクラブハウスサンドにプラスして20品目のGOODバランスサラダを追加して食べるのが好みです。 むさしの森珈琲は、全体的にとても居心地の良い空間に仕上がっており、私はいつもゆっくりと投資本を読みながら過ごしています。 さてすかいらーくHDは、バリュー投資家としての観点からは非常に割高で新規参戦はあり得ないレベルですが、優待券の使いやすさ・楽しさは日本トップクラスであり、優待族的な観点からは非常に良い銘柄です。そのため、現行の優待制度が続く限りは、これからも楽しくホールド継続の予定です。 2022~24主力株概況シリーズ 免責事項当シリーズは、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
May 30, 2024
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さて今日は2022~24主力株概況シリーズです。 136位 8387 四国銀行 (東P、3月優待) ◎ PF136位は、1878年創業の名門で高知県に地盤を置く地銀中位の四国銀行です。「優待地銀株バルクプロジェクト」拡大の一環で優待MAXまで買い増ししたため順位を上げてきました。 現在の株価は1119円、時価総額480億円、PBR0.28、自己資本比率は5.0%、今期予想PER7.29、配当利回り3.6%(40円)、総合利回り4.2%(40+7.5=47.5円、利回り最良となる200株保有時で換算)で、優待は「6か月以上の継続保有を条件として」100株保有で500円相当、200株保有で1500円相当のクオカード、1000株保有で3000円相当、2000株保有で6000円相当の地元特産品です。 200株優待品。 2000株優待品の藁焼き鰹たたきセット。やっぱり高知って言ったらカツオのたたきだよねえ。 ボリュームたっぷりで嬉しい。。。 脳天にガツンと来る旨さ。 動物的な本能でガツガツ貪り食う感じ。 四国銀行は依然として指標的にも安いですし、総合利回りもまずまず出ていますし、PF上位に足る銘柄であると考えています。
May 29, 2024
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さて今日も2022~24主力株概況シリーズです。135位 7864 フジシールインターナショナル (東P、3月優待) ◎ PF時価総額135位は、熱収縮性ラベル開発で先鞭を付け、市場シェア5割強で専業トップのフジシールインターナショナルです。 現在の株価は2344円、時価総額1410億円、PBR0.96、自己資本比率は68.6%と良好、今期予想PER12.00、配当利回り2.6%(60円)、総合利回り3.8%(60+30=90円)で、優待は「1年以上の継続保有を条件として」100株保有で3000円相当、1000株保有で10000円相当のオリジナル・クオカードなどです。 さてフジシールインターナショナルは指標的には妥当な株価位置ですが、過去25年間1度も赤字が無く利益を積み上げてきていますし、売上高推移を見ても着実に成長していますし、非常に良い銘柄と思います。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) 個人的には、ここはもう少し株価的に高く評価されても不思議ではない感じがしています。
May 28, 2024
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さて今日も2022~24主力株概況シリーズです。 134位 9956 バローホールディングス (東P、3月優待) ◎ PF時価総額134位の上位銘柄は、中部地区食品スーパー業界の雄のバローです。ここ数年PF上位の地位を保っていますが、今年もここで登場してきました。 現在の株価は2376円、時価総額1283億円、PBR0.78、自己資本比率は36.9%、今期予想PER10.35、配当利回り2.9%(68円)、総合利回り3.3%(68+10=78円)で、優待は100株保有で1000円相当、500株で1500円相当、1000株で3000円相当の自社電子マネーギフトカードです。以前は自社開発商品もしくは自社グループ商品券だったのですが変更となりました。なお長期株主優遇優待制度も数年前から導入されています。 バローは食品スーパー業界ではすでに売り上げ上位の銘柄ですが、傘下のドラッグストア(Vドラッグ)、ホームセンター、スポーツクラブなどの総合力で依然としてジリジリと売上高を伸ばし続けているのは高く評価できると思います。 スーパー業界下位には例えば、7520エコスや7643ダイイチなどもっと指標に割安な銘柄もありますが、バローはその規模の大きさと安定的な成長力も加味すると、今の株価位置なら依然として大きな魅力があるものと感じています。これからもしっかりと業績推移を注視しながら、PF上位銘柄として楽しくホールドしていく予定です。
May 27, 2024
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さて今日も2022~24主力株概況シリーズです。ワイは既に次の2024~25主力株概況シリーズの下書きが8位くらいまで進んでいて早くそっちに移行したいので、「在庫処分セール」としてここからは一気に鬼の勢いで書き溜めていたのを放出します。133位 7380 十六フィナンシャルグループ(東P、3・9月優待) ◎~◎◎ PF時価総額133位の上位銘柄は、資金量岐阜県首位で県内貸出シェア約3割の十六銀行が中核の十六フィナンシャルグループです。 現在の株価は4650円、時価総額1763億円、PBR0.38、自己資本比率は5.6%、今期予想PER9.43、配当利回り3.0%(140円)、総合利回り3.4%(140+20=160円、優待品は私の独断で2000円で換算)で、優待は100株保有で3月株主にミネラルウォーター1箱(500ml入24本)、500株保有で9月株主に3000円相当の岐阜・愛知・三重県名産品です。 100株優待品のミネラルウォーター。 ちなみに優待族である私のお家のパントリー(食品格納庫)には、各社から頂いたミネラルウォーターが所狭しと並んでいます。(汗) 500株優待品のカタログギフト。 どれもいいんだよなあ。 綺麗だなあ。 この岐阜名物のハムも美味いんだよなあ。 バッグに入って届くのが面白いなあ。 シンプルに焼いても抜群だし。 ナポリタンにしてもうまい。 さてここは「2年で株価は2倍以上」になりましたが、依然としてご機嫌な低PBR状態が続いています。ま、元々がどんだけ異常に低評価だったか、という話ではあるのですが、私の十六FGとの楽しい旅路はまだまだ続きそうです。(笑)
May 26, 2024
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さて今日は2022~24主力株概況シリーズです。超ロングラン公演となっていますが、いよいよ今度こそ本当に第4コーナーを回ってゴール寸前となりました。今は次シーズンの超主力達のブログ記事の下書きをしていますが、アドレナリンが出過ぎて収拾が付かないくらいの状況となっています。(汗) 132位 8233 高島屋 (東P、2・8月優待) ◎ PF時価総額132位の上位銘柄は老舗百貨店の高島屋です。 現在の株価は2429.5円、時価総額3980億円、PBR0.84、自己資本比率は35.4%、今期予想PER11.27、配当利回り1.7%(40円)、総合利回り2.3%(40+16=56円、優待カードは私のシークレット独自調査により年間1600円相当で換算)で、優待は100株保有で年2回、10%割引の株主優待カードなどです。 以前から何度も言及していますが、デパートの株主優待カードは滅茶苦茶役に立ちます。高級ブランド品の多くが10%引きになるのが嬉しいですし、それ以上に有料の文化催事に無料で正々堂々と忍び込めるのが大きいと個人的には感じています。 実際私も高島屋の優待カードを使って、様々な企画展に無事に侵入を果たしています。いくつか具体的に見ておきましょう。 ジミー大西画業30年記念作品展 余談ですが、このジミー大西展に行った後に名古屋駅のサラベス( 3068WDI が手掛けるパンケーキレストラン)で休憩していたら、偶然サイン会の終わったジミー大西さんが通りかかり、画集に追加でサインを戴いたこともありました。 それ以外にもいろいろな催し物に潜入しています。 このようにデパートの優待カードと言うものは、毎日の生活を彩り豊かでちょっとだけ素敵なものにしてくれます。その意味で、ここ高島屋も優待族的には「必須科目」的な銘柄です。これからも現行の優待制度が続く限り、楽しくホールドして応援していく予定です。
May 25, 2024
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さて今日は、2022~24主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP130銘柄をまとめておきます。 1~10位 11~20位 21~30位 31~40位 41~50位 51~60位 61~70位 71~80位 81~90位 91~100位101~110位111~120位121位 4463 日華化学 ここは指標的にも安いですし、優待内容もなかなか良いですし、PF上位で戦うに足る良い銘柄と思います。122位 7867 タカラトミー ここは指標的には妥当な株価位置ですが、優待品には日本トップクラスのガチンコパワーがあります。また玩具メーカーと言うのは一発大ヒット作が出れば業績が劇的に改善することもありますし、その意味ではとても夢のある銘柄でもありますね。123位 7475 アルビス最近は中京圏への侵攻を始めています。屈強な戦国大名揃いの超激戦区でアルビスがどこまでやれるのかが楽しみですね。124位 7987 ナカバヤシ ここは指標的にも安いですし、総合利回りもたっぷり出ていますし、ポートフォリオ上位で戦うに足る確かな実力があると考えています。125位 9029ヒガシトゥエンティワン 地味な運送会社ですが、過去安定してしっかりと利益を出し続けており、またマイルドながら成長力があるのもいいですね。126位 2282 日本ハム 「優待って本当に貰ってみないと分からないよなー」といつも思います。と言うのは、日本ハムの優待、頂いてみると明らかに「物が良い、クオリティーが高い」のがヒシヒシと伝わって来る、滅茶苦茶に良い内容だったからです。127位 9823 マミーマート ここマミーマートに限らないのですが「日本国民貧困化関連銘柄」には大きなチャンスがあるように思いますね。128位 7984 コクヨ ここは指標的には妥当な株価位置と思いますが、優待内容には非常に力がありますね。129位 7417 南陽 1950年の創業以来70年以上一度も赤字を出したことのない非常に守りの強い会社ですね。 130位 5451 淀川製鋼所 ここはまずまずの低PBR&好財務&賃貸等不動産に含み益たっぷりの3本柱が揃っており実に私好みの銘柄です。 以上、2022~24ポートフォリオTOP130銘柄のまとめ でした。2022~24主力株概況シリーズ 免責事項2022~24主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
May 18, 2024
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しばらく前にあるマネー雑誌に「株の売り時の教科書を作りたい。」という事で取材を受けたのですが、その時に彼が「うーん、なんだか誰に聞いてもみんなが難しい難しいって言って、全然歯切れの良い答えが返ってこないんですよねえ。」とぼやいていました。 その理由は非常に簡単です。なぜなら「株式投資において売り時の判断が一番難しい。」からです。クリアカットに言語化することは至難なのです。でも同時に株の売り時の判断の精度が投資の最終パフォーマンスを決定する訳なので、これは実は一番大切なことでもあります。 ちなみに私は投資本を評価するときには株の売り時についての詳細な解説があるかどうかを必ず見ます。経験上そこが疎かにされている本は「ほぼ駄本」です。 ところで私たち人間はご飯を食べればその後で必ずいつか「うー」をします。でも多くの人は美味しい食事のことには熱心なのに、結果の「うー」に関してはほとんど無関心です。「今日のうーは、色つや・形共に最高だったな。ちょっとツイートしとこう。」などという人はほとんどいません。(笑) でも「うー」は人間としての「出口」であり極めて重要です。何故なら、そこには生物としての健康状態がはっきりと現わされているからです。 それと同じで、私たち投資家は株を買えば、ほとんどの場合にはいつかそれを売ります。でも多くの投資家はどの株を買うか?、そしてそれをいつ買うか?については熱心に勉強し考えますが、いつ売るか?については何故かおざなりで無頓着になりがちです。でも、株の売り時、出口戦略は投資において極めて重要です。何故なら、前述の通りそこの巧拙がパフォーマンスに致命的に大きな影響を与えるからです。 さて、我々が株を買うのは、何と言ってもその株が安いと思ったからです。 私の様なバリュー系の投資家であれば、PBR、PER、時価総額、自己資本比率、配当利回り、総合利回りを勘案して安いと思ったから買ったのであり、グロース(クオリティ)系の投資家であれば、成長力の割にはPERが低い、利益率が高いなどを勘案して安いと思ったから買ったわけです。 またモメンタム系の投資家であれば、過去の株価推移が力強い、レラティブストレングス(アメリカのテクニカル・アナリストのJ.W.ワイルダーによって開発されたテクニカル指標で過去一定期間の株価における上昇・下降分の割合のこと。前年度年初の株価と今年度年初の株価を見た場合 RS(%)=(今年度株価-前年度株価)÷前年度株価×100 )が高いことを評価して、その割には安いと思ったから買ったわけです。 そしてどのようなタイプの投資家であれ、自分が想定していた、目標としていた株価に到達し、既に十分に割高になったと思ったから売ったわけです。 ところが、もう自分の基準では割高なはずのその株が何故か売った後もスルスルと上昇していく、全く思ってもいなかったことで凄く悔しい。こんなことだったらもっと握力を強く持ってホールドして置けば良かった、、、ということを私達投資家は頻繁に経験します。株の売り時程難しいものはなく、日々その技術レベルを上げるべく我々は修練を繰り返しているというのが実情なのです。 さてそれではそのとても難しい「株の売り時」に関して、私が2024年の現時点で考えていることを今日はまとめておきます。全部で7つあります。「そんなにあるのかよ。」と思われた方がいるかもしれませんが、「売り」はそれだけ複雑で難易度が高いという事です。 まず、一番大切だと思っているのは、1. 前もって自分で勝手に「目標株価」を決めない。損は切って、利益は放置しておく。 ということです。 これはどういうことかというと、上がり始めた株と言うのは「モメンタム(勢い)」を手に入れているのが大きなポイントなのです。そして、 モメンタム投資にはバリュー投資と同等以上の有効性がある ことは既に多くの論文により証明されています。一つだけ具体例を挙げると、ファクター投資入門(アンドリュー・L・バーキン ラリー・E・スウェドロー著 パンローリング社 2018年)の中で、1927~2015年の長期データで、バリューファクターの年間プレミアムが4.8%だったのに対して、モメンタムファクターのプレミアムは9.6%だったことが報告されています。(P114) 一度上がり始めた株はそのファンダメンタル超えて遥かに空高く上昇していくことがあります。そして、どこまで上がるかは決して誰にも分からないのです。 それを自分の都合で勝手に決めた目標株価に達したからと言ってあっさりと売却するというのは、 せっかくゲートに入った勝ち馬を撃ち殺すようなもの (成長株投資の神 マーク・ミネルヴィニ著 パンローリング社 2016年 の中でのダン・ザンガーの言葉) ですし、だからこそ、 価格目標を設定することには問題がある。最も良い銘柄は結局、たいていだれの予想をもはるかに超えて大きく上げるもの(同 マーク・ミネルヴィニの言葉) でもあるわけです。 つまり、持ち株が上がり始めたら、もう割高だなと思ってもモメンタムを発揮しているうちはグッと我慢してホールドを続けなくてはならないということなんですね。 これが何故大切かというと、誰にも正確な未来を見通すことが出来ないという「究極の複雑系」である株式市場では、単純に考えると 勝率は50% しかないからです。 半分の確率で負ける以上、トータルで勝つためには、「勝つときには大きく勝つ」ことが絶対に必要 なんですね。 私はこの考え方を バリュー→モメンタム戦略 不人気な時期にバリュー株としてそっと静かに買い、株価の上昇局面をグロース株として圧力強く楽しくホールドし、ついにモメンタム(勢い)が失われたときに売却し、ポッケに札束をねじ込んで風の様に去る戦略 と定義しています。 そしてその一方で、見込みと違って値下がりした銘柄については適切な損切りを徹底していくことが大切です。なぜなら 損失は利益の2.5倍のダメージがあるというのが相場心理学の教え であり、それを 放置することは投資家としてのIQ(知能指数)とEQ(心の知能指数)に大きな損傷を与える からです。まさに古いウォール街の格言である、 「損は切って、利益は放置しておけ。」が正解 ということなんですね。 この点に関して、名著 システムトレード基本と原則 の中で、著者のブレント・ペンフォールドは、 トレーディングで成功するための本当の秘密はただひとつ。損失を管理すること。 。。勝ちトレードはほとんど無視してよい。それらは普通、問題にならない。利は伸びてめったに損にならない。成功するためには、損失の管理にすべてのエネルギーと決断力を集中する必要がある。 との鮮烈な名言を残しました。「損は潔く切る。そして利益は引っ張るだけ引っぱる。」これが株式投資で「最も大切」なことなんですね。 私が次に大切と思っているのは、2. 株を売る時にはテクニカルの視点を持つ。下がり始めたら迅速に売る。 ということです。これは、バリュー投資家的視点から株を買うタイミングを選定し、モメンタム・テクニカル投資家的視点から株を売るタイミングを選定する つまり、 株を買うときと売るときでは違う考え方、異なる哲学を用いる ということです。 これが何故重要かというと、株と言うのは騰がる時はゆっくりの場合が多いですが、下がる時は非常に早くてあっという間の事が多く、 ファンダメンタルよりもテクニカルの方が売り時を早くかつ鋭敏に検出してくれるから です。 この「株の売り時のシビアさ」については、過去に多くの大投資家が言及しています。永遠の名著、 マネーの公理(マックス・ギュンター著、日経BP社) の中で、著者のギュンターはそれを、 船が沈み始めたら祈るな。飛び込め。 という印象的な言葉で表現しました。 また、モメンタム投資に関する歴史的金字塔である、 私は株で200万ドル儲けた(ニコラス・ダーバス著、パンローリング社) の中で、著者のダーバスは、 トレンドが反転したらどうするのか。泥棒のように逃げ出すしかない。 と述べました。 ちなみにこのダーバスの言葉に着想を得て、私は株の売り時に関し、 みきまるのドロボー理論 指標的に高値圏にある持ち株が、モメンタムを失い「これは完全に崩れたな。」と感じたら、迅速に売却し、ポッケに札束をねじ込んで後ろを決して振り返らずに音速で猛ダッシュで去る というものを開発して、日々の投資の中で実際に使っています。(笑) さて次に、具体的な株の売り時についてですが、株価推移がモメンタム(勢い)を失って最高値から10%下がったときを目安にしています。 前世紀の大投資家である ジェラルド・M・ローブ は 値上がりして大きな含み益を持った株について、損失の時と同じシステムで売るように勧めています。具体的には、株価が相場の最高値から10%下がったら部分的に処分することを考えたほうがいい、と言います。損切りと同じやり方を踏襲すればよいので非常に分かりやすいですね。 また名著、オニールの空売り練習帖(ウィリアム・オニール著、パンローリング社) の中で、空売りのダイアグラム という有名な表があるのですが、経験上このチャートと出来高推移に当てはまる銘柄は実際にその後急落することが多いと感じていて、持ち株がこのパターンに綺麗に当てはまる場合にも売却を検討することが多いです。 私が次に大切だと考えているのは、 3. 100%正しくあろうとしない。 という事です。株式市場では「絶対的な正解」は決して手に入ることはありません。何故なら、「運用」というのは文字通り「運を用いる」ものなので、必然的に偶然、運に結果が左右されるからです。ただ我々日本人には「完璧主義」を目指す傾向があり、それで投資を苦手とされる方が多いと個人的には推察しています。 具体的には私は、 ステップシステム という前世紀の大投資家であるジェラルド・M・ローブのやり方を基本的に踏襲しています。以下彼の永遠の名著である、投資を生き抜くための闘い からの引用です。 (損切りする勇気を持てない場合でも)持ち株の一部だけなら売る気にもなれるだろう。。。 自分の銘柄が明らかな「失敗」を犯したと感じるたびに少しずつ売っていけばいい。 。。この方法は、ある薬が体質に合えば量を増やし、合わなかったら量を減らすという考え方に似ている。 素晴らしいですね。 またそれ以外に 迷ったら半分 という、マーケットの魔術師株式編でスティーブ・コーエンが述べたやり方も意識しています。。以下引用です。 自分が間違ったと思ったり、理由が分からなくても相場が思惑と逆行している場合は、ポジションを半分に切れ。いつでも積み増せるのだから。。。これを 2回やると、ポジションは元の4分の1 になる。するともう大きなトレードではない。。。重要なのは行動を起こすこと。手をこまねいて悲惨な目に遭うトレーダーがあまりにも多すぎる。。。マーケットの動きをコントロールすることは出来ないが、マーケットに対して自分がどう反応するかは自分でコントロールが出来る。 うーん、何度読んでもこれまた素晴らしい文章ですね。 すいません、少し脱線しました。要は株を売るという難題への取り組み方として、どっちみち100%正しくあることは出来ないのだから、マーケットの状態を観察し続けながらダラダラ&チビチビ売るのが良いと考えているのです。そしてジェラルド・M・ローブの言った前述の ステップシステム が一番自分のやり方に近いですね。 次に大切なのは、4.常に次の再投資先を探し続けて確保しておく。 ということです。 株を売った後に必然的に訪れる再投資のリスクを甘く見ている投資家が自分を含めて多すぎる のです。その為にみんなここで絶望的につまづいてしまうのです。 せっかくある銘柄で大きく資金を増やすことが出来ても「次のヒット株」が続かない、それが原因で資金力の大きな、ビッグな投資家になれないんですね。以下はホームラン級の超名著 価値の探求者たち での ヴィーニー・イェ の言葉(20170328の記事)です。 「株を売る際には必ず、売却資金を次は何に投資するのかを考える。バリュー投資の経験から学んだ最大の教訓は、ほとんどの投資家は再投資のリスクを軽く見て、きちんと分析しようとはしていない ということだ。。。優れた投資家と普通の投資家との分かれ目は、まさに再投資のスキル にある。優れた投資家は常に再投資の準備をしていて、複利効果を働かせることが出来る。」 プロのサッカー選手は、パスを出す前にどこに相手がいるのかをしっかりと見定めます。やみくもにやけくそに適当にボールを蹴りだすことは決してないんですね。投資もそれと一緒なのです。そして私が現在695銘柄と言う巨大な「優待株いけす」を管理&維持し続けているのも、それが「次の投資先」を見つけるうえで抜群に役立つからなのです。 私は常にキャンパスに「大きな絵」を描いてばかりの、夢見がちでやや脇の甘い投資家であり、自分で言うのもなんですが銘柄選択のミスは他の凄腕の方と較べると残念ながらかなり多い方だと思います。でも、それでもこの「世界最弱」とも評される地獄の日本株市場をここまで20年間以上何とか生き抜いてきました。 そしてその最大の原動力となったのが、ある銘柄での戦いを終えて現金化した後の「再投資」にあたって、「母なる優待株いけす」から次の新鮮で期待値の高い「黄金色の魚」を選び続けることが出来たことなのです。つまり、いけすがあったからこそ、私はここまで概ねうまく「再投資」を繰り返して来れたという事なんですね。(日経マネーに連載していた自分の記事より引用) 次に大切なのは、5.嬉しくなったら売る。 ということです。これは行動に移すのは非常に難しいのですが、自分の20年以上の経験上間違いなく極めて有効です。持ち株が市場で評価されて急騰した。更にその後もグングンと値上がりを続けていて、自分の心が浮き浮きわくわくし、「自分の見込み通りだった。嬉しいな。!」と感じたら、それが売り時ということです。 マーケットの魔術師 システムトレーダー編 (アート・コリンズ著、パンローリング社)の中でマレー・ルジェーロというトレーダーが、 市場とは、大多数からお金を取り上げて、それを上位5%に与える仕組み。。。95%の人は人間本来の心理のせいでお金を失う。 と述べました。つまり、自分の心の動きと反対の売買をすることが大切 ということなんですね。私が尊敬している日本株市場のある凄腕バリュー投資家はかつて「絶対に売りたくない・手放したくないと心の底から思った。だから自分はそこで売った。」と述べました。 次に大切なのは、6. 大きく買いたい株があったら、持ち株を見渡して総合戦闘力が最も低い子を代わりに手放す。 ということです。株式市場は常に変化しています。そして我々の持ち株1つ1つの「リスク・リワード比」も刻々と変わっていきます。素晴らしい極上の銘柄を発見したら、自分の持ち株を点検して一番劣るものを売り、入れ替えていくことは理に適ったことです。かつてダーウィンが述べた様に、 生き残るのは最も強い種でも最も知的な種でもなく、変化に最も素早く反応する種 なんですね。 最後に大切なのは、7.ポップコーントレードをしない。 ということです。これは数年前に、知られざるマーケットの魔術師(ジャック・D・シュワッガー著、パンローリング、2021年)を読んで滅茶苦茶感銘を受けたエピソードなのですが、あまりにも良い話なのですぐに自分の「売りのルール」に追加で取り入れました。 具体的には、第1章のピーター・ブラントの言葉です。 ブラントは「ポップコーントレード」と彼が呼んでいるものをなくして、パフォーマンスを改善した。 これは、かなりの含み益になったのに損益ゼロか、さらに悪いことに含み損になるまで持ち続けるトレードのことを指している。 彼はトレーダーになって早い段階でこれを経験し、そうしたトレードを避けるためにルールを作った。 振り返ってみると、私はブラントの言うこの「ポップコーントレード」を良くやってしまっていました。この数年でも、ある銘柄で9桁を超える含み益を持っていたのに、「ワイは長期投資家だから。」と全く利益確定をせずにのほほんとホールドしていて、結局そのほとんどを失ってしまったということも実際にありました。 一・ 自分の総資産の一%に等しい含み益が出たら、一部を利食いする。 二・ 利益目標の七〇%以上に達したら、逆指値をそれまでよりもずっと近くに置く。 その意味で、上記のブラントの「ポップコーントレードを避けるためのルール」は実践的で素晴らしいと思います。特に、「自分の総資産の1%に等しい含み益が出たら、一部を利食いする。」というのは分かりやすいですし、パフォーマンスを安定させるうえでも有益なやり方だと感じました。そして自分の投資手法に取り入れました。 後、少し余談ですが、持ち株の損切りラインに関しては利食いの10倍厳しい基準をおいており、 総資産の0.1%を超える含み損が出た場合にはその銘柄は機械的に売却する ようにしています。(但し有望と考えている銘柄の場合はいわゆる節税クロスをかけて買い単価を下げて仕切り直しをすることもあります。) 以上の7つがこの「株の売り時について考える。」という難題への私の考える2024年での最新のまとめとなります。これを読んで、「もっと良いアイデアがあるよー。」と言う方は是非ツイッターのコメント欄で教えてください。
May 11, 2024
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さて今日は、2022~23主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP10銘柄をまとめておきます。 1位 2726 パルグループホールディングス 雑貨店「3コインズ」の戦闘力の高さ に賭けての戦いですね。 2位 1605 INPEX 日本市場唯一の「黄金株」✨企業ですね。 3位 7605 フジ・コーポレーション 専門とするタイヤ・ホイール販売に関しては、日本一の総合戦闘力を誇っていますね。 4位 9831 ヤマダホールディングス 業界首位の割に指標的に安い気がしますね。 5位 3003 ヒューリック 「物件を高く買って、更に高く売る。」昭和的な価値観の超イケイケ企業で、個人的には大好きなタイプですね。 6位 9057 遠州トラック 成長力・指標的な割安感・優待力の「3種の神器」を併せ持った銘柄ですね。 7位 2792 ハニーズホールディングス 「バランスの取れた圧縮陳列手法で抜群の店舗戦闘力」を誇る、「アパレル界のドーミーイン」的な銘柄ですね。 8位 9027 ロジネットジャパン 激渋&激レアな札証銘柄なのが実にいいですね。 9位 2790 ナフコ 超低PBR、かなりの低PER、堅牢な財務状態、嬉しい年2回優待の4拍子が揃った、小粋な銘柄ですね。 10位 8281 ゼビオホールディングス 、、、 グレアム的なシケモク銘柄 ですね。 以上、2022~23ポートフォリオTOP10銘柄のまとめ でした。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Sep 17, 2022
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2024~26主力株概況シリーズの下書きに取り掛かりました。今日は朝から今までずっとぶっ通しで書いていて頭が沸騰しているので、ちょっとお出掛けしてきます。家に戻って気が向いたらもう1本出す予定です。
May 19, 2024
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さて今日も通常の2021~24PF概況シリーズです。412位 8267 イオン (東P、2・8月優待) △ PF412位は、純粋持ち株会社で傘下に総合スーパー、専門店、金融などを持つイオンです。 現在の株価は3322円、時価総額28965億円、PBR2.70、自己資本比率は8.0%と財務状態はイマイチ、今期予想PER61.86、配当利回り1.2%(40円)で、優待は100株保有でオーナーズカードなどです。 オーナーズカードで潜入出来るイオンラウンジは、我々優待族の憩いの場として有名でしたが、株主数の激増で最近は色々と厳しくなりましたね。 後、私はイオンのスーパーをあまり利用しないので、年によってはオーナーズカードの還元の返金額があまりにも少なくて恥ずかしい時があります。 特に2020年とかはやばかったですね。(滝汗)↓ イオンには指標的な輝きは一切ありませんが、ま、優待族的には必修銘柄の1つではあります。これからも業績推移をしっかりと見ながらホールドの予定です。
May 24, 2024
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さて今日は、2022~23主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP20銘柄をまとめておきます。 1~10位11位 2153 E・Jホールディングス 多くの魅力に溢れ、ロレックスのエバーローズゴールドの時計みたいに優しくキラキラと輝いている銘柄ですね。12位 9401 TBSホールディングス 資産バリュー株としてみた場合に異次元に安いですね。13位 8219 青山商事 業績には薄日が差してきていますね。14位 7932 ニッピ 某凄腕投資家曰く、「悪魔的割安」銘柄ですね。15位 7846 パイロットコーポレーション 極めて高い利益率、湯水のごとく毎年湧き出る魅惑のフリーキャッシュを誇る、日本を代表する「ここ掘れワンワン銘柄」の1つですね。16位 8591 オリックス 私の「4代目絶対基準優待バリュー株」です。非常に偉大だったので、次の5代目探しが難航しています。17位 7552 ハピネット 高いガチンコ戦闘力を持つ正統派優待バリュー株ですね。18位 9990 サックスバーホールディングス 数年単位で見ると、非常にいいんじゃないかな?と思っています。19位 3539 JMホールディングス 良い意味で北関東のヤンキー魂に根差した「獣性」を感じるのがいいですね。20位 7228 デイトナ 会社ホームページを見ても、またIRに電話をしても、「社員同士のコミュニケーションが濃密で、みんなが自社のことが大好きで、極めて情熱的に働いている。」ということがダイレクトに伝わって来るのがいいですね。 以上、2022~23ポートフォリオTOP20銘柄のまとめ でした。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Nov 10, 2022
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さて今日は2021~24PF概況シリーズです。410位 9085 北海道中央バス(札証、3・9月優待) △ PF410位は、道央を基盤とする北海道最大のバス会社で不動産、建設、スキー場、ホテルなど兼営事業を多数抱えている北海道中央バスです。 現在の株価は3280円、時価総額103億円、PBR0.31、自己資本比率は70.7%で有利子負債は0、今期予想PER19.10、配当利回り1.2%(40円)、総合利回り2.7%(40+50=90円、100株優待のメリカリ平均価格は2500円)で、優待は100株保有で年2回株主優待乗車運賃半額券30枚などです。 さて地方のローカル市場である札証(札幌証券取引所)は、私がPF上位の一角で戦っている 9027ロジネットジャパン を筆頭として、他にも3055ほくやく・竹山HD、3136エコノスなど「マイナー割安株の宝庫」となっています。自分はそんな札証のことを「もっと深く、包括的に学びたい」と言う思いがあり、その一環としてここ北海道中央バスにも参戦しました。 実際に優待を頂いてみて、「どうして良いかわからず、ちょっと途方に暮れている」というのが正直なところですが、ま、しばらくはホールドしていく予定です。(汗)
May 22, 2024
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さて今日は通常の2021~24PF概況シリーズです。 411位 7979 松風 (東P、3・9月優待) ○ PF411位は、歯科用材料・器具大手の松風です。 現在の株価は3335円、時価総額597億円、PBR1.43、自己資本比率は84.3%と良好、今期予想PER15.41、配当利回り2.6%(88円)、総合利回り3.8%(88+40=128円、優待品は額面の100%で換算。理由は後述)で、優待は100株保有で3月株主に3960円相当の自社取扱製品(薬用ハミガキセット・マスク)+3・9月株主に自社製品の割引販売です。 さて松風の優待品は下記の通り、「歯科用のプロ向けのマスク+ハイクオリティの歯磨き粉」になります。 松風は指標的な割安感はあまりありませんが、優待内容が極めて良く、優待族的にはマスト銘柄の一つと高く評価しています。これからも現行の優待制度が続く限り、末永くホールドして応援していく予定です。
May 23, 2024
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さて今日は2021~24PF概況シリーズです。409位 3080 ジェーソン (東S、2月優待) ○ PF409位は、低価格の飲料・加工食品・日用品の小売りチェーンで首都圏地盤のジェーソンです。私は優待狙いで2024年4月26日に参戦しました。つい最近のことですね。 現在の株価は659円、時価総額84億円、PBR1.38、自己資本比率は54.5%、今期予想PER13.00、配当利回り2.0%(13円)、総合利回り3.2%(13+8=21円、優待券は暫定的に額面の50%で換算)で、優待は500株保有で8000円相当の株主優待券(1000円×8枚)またはミネラルウォーター4箱(500ml入り24本)です。 ジェーソンは指標的な割安感はあまりありませんが、マイルドながら成長力がありますし、PF中位としては特に問題のない銘柄であると考えています。
May 21, 2024
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この記事は株式投資とは全く関係がありません。なので読み飛ばしていただいて構いません。お盆休みで時間があるのと、自分の頭の整理のために一度は書かなくてはならないと以前から思っていたので、個人的なメモ書きとしてここに残しておくものです。。。。 さて我らが誇る大名古屋を象徴する街中華の名店味仙(みせん)は今や全国区の人気となった「台湾ラーメン」の発祥のお店としても知られています。名古屋圏に数店舗ありますがお店によって味もメニューも微妙に異なります。 そんな中で、私は名古屋中心部の繁華街の矢場町にある「矢場味仙(やばみせん)」にもっぱらよく行きます。その理由は松坂屋・パルコ・三越などのデパートやリユースの聖地として知られているコメ兵大須本店が近くて、投資家としてのリサーチの合間に寄るのに非常に便利だからです。後、これはちょっと秘密のことなのですが、近くにお気に入りの中古CD店があるのも大きいです。 ちなみに自分はいつも味仙でご飯を食べた後にそのCD屋さんに行くのですが、味仙のご飯は全体に非常に辛いのでCDを漁っている内に高確率でお腹が痛くなります。そしてまだ何十分かは探したいのに、ポンポンの限界が先に来て不本意なままに会計をしてお店を飛び出すということが頻繁にあります。 しばらく前に行ったときには2人で合計5品を選んで食べたのですが、無事にお腹を壊しまして、またもやCDを探しきれませんでした。(汗) 、、、そこで今日は、「矢場味仙でどういうメニューを選べばその後にお腹が痛くならずに、ゆったりとCD屋さんを探検できるか?」という命題を考えてみたいと思います。 それでは前回の選択品を順番に見ていきましょう。 まずは大定番の「青菜炒め」。通常の火力の10倍で一気に仕上げるという味仙の代表料理で文句なく美味しいです。これは必須アイテムですね。 次に大好きな「ニンニクチャーハン」の大盛り。日によって差はありますが、当たり日だと「宇宙一美味しい」食べ物なんじゃないかと思います。これも絶対に外せないですね。 この日は次に「カニ唐揚げ炒め」。 味仙の蟹はとにかくうまいのです。カウンターに無造作に積み上げられた姿を見ただけで痺れますね。 ただ、この日は玉ねぎが生焼けでイマイチ。味仙ではこういうことも良くあります。 次にホルモンラーメン。 味仙の看板料理は台湾ラーメンですが、これは日によってはとんでもなく辛くて食べるのが危険とすら感じる時があります。かといって辛さ控えめの「アメリカン」にすると今度は物足りなさすぎる。 その点、ホルモンラーメンは辛さがやや控えめでかつ新鮮なホルモンの濃厚な旨さが追加されて抜群の一品なのです。 いや、そのはずだったのです。でもこの日のはとんでもなく辛かった。コショウの効きも凄まじくて唐辛子とのダブルパンチで喉を通っていかない。正直この段階で、「あぁ、これは今日もワイのお腹終わったな。」と直感しました。 この日は更にもう一品、麻婆豆腐も頼んだのですが、これまた唐辛子が強烈で完食できなかった。といいうか、ここのマーボーは以前も自分の限界を超えていたのにコロッと忘れてしまって再度注文してしまったのだった。ワイの海馬はもうパッカパカや。 そしてこの5品を食べた私は、その後のCD屋さんであっという間に撃沈したのでした。これは驚くほどに早かった。今回の反省は、蟹の唐揚げはシンプルにそのままの姿で注文するべきだった、蟹はそのままで十分に美味しいという事、ホルモンラーメンも日によってはとんでもなく辛いのでこれまた安全と思い込むのは危険という事、マーボー豆腐は辛さ的に自分には無理なのでもう2度と注文してはいけないという事でした。逆に、美味しいと分かっている安全牌のビーフンや手羽先を頼めばよかったと思いました。 次回はこれらの反省を生かして、より安全に楽しく味仙で過ごしたいと思います。後、名古屋圏には投資家の方々が多いので「これは辛くないし、美味しいよ。」というメニューが他にありましたら、ぜひ教えてください。お願いします。
Aug 14, 2023
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さて今日は2022~24主力株概況シリーズです。 131位 3099 三越伊勢丹ホールディングス (東P、3・9月優待) △(バリュー株投資家としての評価) ◎(優待族としての評価) PF時価総額131位の上位銘柄は、百貨店首位の三越伊勢丹HDです。 現在の株価は2877.5円、時価総額11230億円、PBR1.82、自己資本比率は48.5%、今期予想PER20.38、配当利回り1.5%(44円)、総合利回り3.1%(44+45=89円、100株優待の利用限度額30万円のカードを4500円で換算)で、優待は10%割引の株主優待カード(利用限度額は保有株式数及び期間で異なる)を年2回です。 このカードは普通のハウスカードでは割り引き対象外の地下の食品売り場でも使えたり、駐車場でも無料サービス時間が延びたりと、実際に使ってみると非常に便利です。またカードの提示により有料催事や文化展に無料入場できるのもとても嬉しいです。 そして当然のことですが、一部の例外があるものの百貨店ならではの高級ブランドの商品が10%引きになるのも素晴らしいことです。 今日は追加で新宿伊勢丹での買い物の一例も見ておきましょう。 クリスマスオーナメントです。 実際に飾ってみました。 綺麗✨✨✨ ここ三越伊勢丹HDに限らないのですが、百貨店各社の株主優待カードというのは、毎日の生活のクオリティアップに欠かせないものです。これからも現行の株主優待制度が続く限りは楽しくホールドして応援していく予定です。
May 20, 2024
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※これはブレインストーミングのための私的なメモです。特に推敲せず思い付いたままをラフに書き殴っているものなのでご了承ください。※ 今日の日記は、シリーズ「主力株候補のアイデアはどこから来るのか?」の第3弾です。未読の方は、 第1弾 第2弾 と順番にご覧下さい。 さて今日も具体的にPF上位で戦うことになる主力株候補をいつもどうやって探しているのかを自分の頭の整理のために思い付く限り書いていきます。4. ファクター投資の観点から銘柄を探す。これは以前からちゃんと認識せずに使っていたやり方だったのですが、超名著 「ファクター投資入門」 を読んでからはその有効性と概念を再認識して意図的に手法の1つに取り入れたものです。 さて、投資における「儲け」の源泉となるプレミアムのあるファクターとしては、サイズ(小型株効果)、バリュー(低PBRや低PER)、モメンタム(クロスセクショナルモメンタム、タイムシリーズモメンタム、フレッシュモメンタム)、クオリティ(収益性が高い)などがあるわけですが、ここ日本株市場ではそれに追加して配当(高配当)が有効なファクターとなることが複数の論文から示唆されています。 この配当効果は前述のファクター投資入門では「有効なファクター足りえない」、「バリューファクターやクオリティファクターへのイクスポージャーで十分に説明できる」とバッサリと切り捨てられているものですが、この数年注意深くマーケットを観察してきて、「日本株市場では明らかに効いている」と思ったので、考えを修正して自分は「配当ファクター」も以前よりは重要視するように投資哲学を修正・アップデートしています。(滝汗) さてそれでは具体的にどうしているか? これが実にアナログなのですが、自分はヤフーファイナンスの「時価総額下位」、「低PBR」、「低PER」、「配当利回り」、「年初来安値更新」の各ランキングを上位から虱潰しに見て調べるというやり方を好んで多用しています。定期的に大体それぞれの上位1000位くらいまでは見ます。経験上、この5つのランキングの複数に登場している銘柄にビッグチャンスが隠れていることが多い印象です。 後は、時価総額下位の特に50億円以下からは経験上「大化け」する子が良く出るので最重点を置いて徹底的に調べて尽くしています。確か、この「時価総額50億円以下の銘柄は統計的にハイパフォーマンスである。」ということについてはいくつか論文も出ていると思います。 更に各銘柄の「掲示板の雰囲気」もチラッと見ます。その銘柄で大きくやられていて「頭に焼きの回った」投資家が元気にキーキーと喚き散らしているようなところは要注意で勝てないことが多いです。逆に彼らがついに諦めて去り、人の気配が途絶えて投稿が無くなり静まり返っているところにチャンスが多い感じです。 主力株候補発掘のアイデアとしては、このくらいかな? 他に皆様が使っているやり方が合ったら、是非ツイッターのコメント欄で教えてください。 、、、まさかの続編へ続く。。。
May 12, 2024
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さて今日は、2022~23主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP30銘柄をまとめておきます。 1~10位 11~20位 21位 7516 コーナン商事 コーナン商事からは良い意味での「ケダモノ臭」がするのがいいですね。絶対に「カインズとDCMを一人ずつ順番に●す。」と考えていると思います。 22位 3467 アグレ都市デザイン 「アグレには特別な何かがある」と思いますね。 23位 3405 クラレ 「クラレの真ん中には高いバリューがある。」と私は思いますね。 24位 6073 アサンテ 利益率が高く、大した設備投資も必要なく、かつ時間の経過とともにどんどんと現金が魔法の様に積み上がっていくという、めちゃんこ儲かる最高のビジネスを展開していますね。 25位 6425 ユニバーサルエンターテインメント 、、、久々に万株ホルダーに復帰しました。赤道直下の蜃気楼オカダマニラもようやく仕上がってきていますし、スマートスロットの新機種にも期待できそうですし、頑張って欲しいですね。(笑) 26位 2681 ゲオホールディングス 現在「確変モード」に入っているセカンドストリートの絶好調がどこまで続くかですね。自分にとっては勝負株の1つで、現在9桁越えの激アツバトルとなっています。(滝汗) 27位 7533 グリーンクロス ここは少なくとも2015年くらいからはずっとポートフォリオ上位に居座っています。つまりこの8年間、私の厳しい銘柄選択基準をクリアし続けてきた、時の試練を乗り越え続けてきた、信頼できる クオリティ銘柄 であり続けてきた、ということです。地味ですが偉大な存在ですね。 28位 5283 高見澤 6年連続のPF上位入賞です。超不人気ですが、優待なめ茸は抜群と思いますね。 29位 4365 松本油脂製薬 2021シーズンに初めてのポートフォリオ上位進出を果たしてきたフレッシュな銘柄ですね。 30位 9882 イエローハット 指標的に安いし、過去25年間全く成長していない業界1位でライバルの 9832オートバックスセブン と違ってジリジリと着実に成長しているし、今期で13期連続増配予定で株主還元にも積極的だし、いつの間にか財務鉄壁の無借金企業になっているし、もちゃくちゃいい銘柄ですね。 以上、2022~23ポートフォリオTOP30銘柄のまとめ でした。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Dec 18, 2022
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いやあ青葉薫る5月になりました。ゴールデンウイーク真っ只中の方も多いでしょうね。 さてマーケットでは昔から 5月は長年にわたって、油断のならない月だった。それは私たちが「5~6月の被災期間」と呼んでいたものの一部だった。S&P500は5月に、1965~1984年の20年のうち15年で下げた。 ダウ平均とS&P500にとって、5月は最悪の6か月の始まりだ。だから、「5月に売って、相場から離れなさい」と言われるのだ。(出典 アノマリー投資 、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P184) とされています。投資家にとっては1年で最も「極悪な季節の始まり」という事ですね。(滝汗) そのため、この「投資家にとって不利な季節」である5月から8月までは、自分はフルインベストメントはいつも通り貫くものの、極力ポートフォリオを資産バリュー・収益バリュー側に寄せて、大きなダメージを避けるように、手堅く保守的に戦うようにいつも心がけています。 それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
May 1, 2024
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今日はポートフォリオの損傷が非常に激しく、見回り&補修作業で忙しいためブログの更新はお休みとさせて頂きます。
May 16, 2024
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さて今日は通常の2021~24PF概況シリーズです。 408位 4923 コタ (東P、3月優待) △ PF408位は、美容室向けヘア化粧品製造・販売のコタです。 現在の株価は1458円、PBR3.73、自己資本比率は76.5%で有利子負債は0、今期予想PER29.82、配当利回り1.4%(20円)、総合利回り3.8%(20+35=55円、優待品は私の独自判断で額面の70%で換算)で、優待は100株保有で5000円相当の自社製品などです。 コタは指標的にはかなり割高ですが、利益率の高い素敵なビジネスをしていますし、総合利回りもまずまず出ていますし、PF中位としては十分に許容できる銘柄であると考えています。
May 17, 2024
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さて今日は、2022~23主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP40銘柄をまとめておきます。 1~10位 11~20位 21~30位31位 7705 ジーエルサイエンス ここは私のポートフォリオ上位には他にあまりいない精密機器セクターの銘柄であることがとても気に入っています。多種多様な銘柄でPFを組み上げることは安全性と健全性の観点からも大切ですし、またその方が勉強になって楽しいですからね。32位 9035 第一交通産業 タクシー業界最大手のナンバーワンなのに、超不人気市場である地味な「福証」暮らしが長く続き、毎日の出来高が「枯れ枯れの枯山水」なのが激渋でいいですね。33位 3297 東武住販 指標的に割安&超小型&マイルドな成長力&激レアな5月優待の4つの魅力を備えた小粋な銘柄ですね。34位 7485 岡谷鋼機 「江戸初期1669年創業」で中部財界のドン&名門商社です。指標的にも激安ですね。35位 8928 穴吹興産 うどんの国讃岐らしい、日本株市場最強クラスの魅力的な御当地優待が魅力ですね。36位 8935 FJネクストホールディングス 業界最強クラスの武闘派営業陣が強烈で、何があってもオラオラで業績数字を作ってくるのがいいですね。37位 8877 エスリード 業績不安定なところが多いマンションディベロッパーとしては、特異的に財務状態が良くてかつ業績推移も安定しているのがいいですね。38位 9404 日本テレビホールディングス 民放キー局はどこもとんでもなく安いですが、日テレは視聴率首位なのがとても魅力的ですね。39位 9324 安田倉庫 倉庫業界には魅力的な優待バリュー株が多いですが、その中でもここはトップクラスですね。40位 4676 フジ・メディア・ホールディングス ここはメディア業と都市開発&観光部門の両方からバランスよく収益を上げているのが良いですね。 以上、2022~23ポートフォリオTOP40銘柄のまとめ でした。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Feb 2, 2023
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さて今日は、2022~23主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP90銘柄をまとめておきます。 1~10位 11~20位 21~30位 31~40位 41~50位 51~60位 61~70位71~80位81位 3397 トリドールホールディングス トリドールHDは指標的な割安さは皆無ですが、優待内容は極めて強力です。優待券をもらった時・そして優待券を使って実際におうどんを食べたときの脳内麻薬の大量放出のされ方にはマックに匹敵するものがあります。所謂 C株(優待がバリュー株) ですね。82位 5184 ニチリン ニチリンは万年不人気セクターの「自動車部品関連株」であるために、指標的には割安水準です。ま、自分としては今の株価位置であれば、のんびりと楽しくホールドしていくだけですね。83位 7167 めぶきフィナンシャルグループ 指標的にも割安ですし、優待内容も抜群ですし、ポートフォリオ上位で戦うに足る極めて魅力的な銘柄であると評価しています。84位 5900 ダイケン 「ダイケンはディープバリューだし、優待MAX5000株は余裕でホールドできるな。」と思っています。 85位 7989 立川ブラインド工業 立川ブラインド工業は「まるで何かに目覚めたかの如く」急激に株主還元姿勢を強めてきており、それを評価して買い増ししたために、久方ぶりに大きく順位を上げてきました。86位 7264 ムロコーポレーション 指標的に十分に安く、財務状態は鉄壁で、優待内容も最高という、3拍子揃った良い銘柄ですね。87位 7614 オーエムツーネットワーク ここは、「食肉小売業」として見てもまずまず安いですが、「外食優待株」として捉えると破格に安いと思いますね。88位 8544 京葉銀行 ここは底値からは上昇しましたが、相変わらず指標的には割安です。私の「優待地銀株バルクプロジェクト」もまだまだ続きそうですね。89位 8366 滋賀銀行 自己資本比率と保有有価証券の含み益が地銀トップクラス で、かつその割に地銀界では相対的にPBRが低いので、総合的に見て非常に魅力的な銘柄と思いますね。90位 3943 大石産業 包装資材メーカーには良い優待バリュー株が多いですね。 以上、2022~23ポートフォリオTOP90銘柄のまとめ でした。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Oct 7, 2023
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さて今日は当ブログ看板記事の 2022~23主力株概況シリーズ です。8位 9027 ロジネットジャパン (札証、3月優待) ◎◎~◎◎◎ PF時価総額8位の主力株は、陸運持株会社のロジネットジャパンです。2019シーズン8位、2020シーズン5位、2021シーズン9位に続いて、4年連続でのポートフォリオTOP10入賞となりました。(上記データはロジネットジャパン会社HPより引用) 現在の株価は3390円、時価総額237億円、PBR1.16、自己資本比率は47.8%、今期予想PER7.36、配当利回り2.8%(95円)、総合利回り3.4%(95+20=115円、優待品はネット平均価格の2000円で換算)で、優待は100株保有で「北海道大雪山ゆきのみず」550ml 24本入り 1箱などです。(上記データはロジネットジャパン会社HPより引用) 私はロジネットジャパンを主力にして戦っているので、毎年ものすごい量のお水が届きます。ガチで凄いボリュームです。 重いし、たくさんあるし、腰を痛めそうなので、タオルの上にのせて引きずっていきます。。。 家の食糧庫(パントリー)がパンパンです。 透き通っていてとても美味しいお水です。私はいつも筋トレの時にゴクゴク飲んでいます。 さてロジネットジャパンは2015年3月期までは非常に冴えないダメダメな業績がずっと続いていましたが、その後 2016年3月期からは急激に利益の出る体質に変貌を遂げ、覚醒&躍進 しています。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) IRによると、近年の業績飛躍の理由は以下の3つとのことでした。1. アマゾンの デリバリープロバイダ (Amazonの日本法人「アマゾンジャパン」が提携する地域限定の配送業者のこと。)になったことの効果。2. ロジネット西日本がそれまで全然収益が出なかったのが、挽回 してきた。3. 業界全体に追い風 が吹いている。 料金値上げの要望が通る 状況になっている。 さてここロジネットジャパンは、高い成長力・指標的な割安感・実用的な優待の3拍子が揃った最高にクールな銘柄ですが、所属市場が札証と超マイナーなことが災いして、日々の出来高が枯れ枯れの枯山水でほとんどなく、その極端な流動性不足から株価も割安水準に放置されています。IRによると、「札証脱出の検討はしているけれども、現時点では直接的な計画はない。」ということでした。 さて今期のロジネットジャパンですが、相変わらず成長力を維持しており、また業績推移も良好です。 そして中期的視点で見た場合の潜在ポテンシャルも相変わらず抜群であると考えており、これからもPF最上位の一角として楽しくホールドして応援していく予定です。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Sep 7, 2022
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さて今日は、当ブログの看板記事である2022~23主力株概況シリーズです。15位 7846 パイロットコーポレーション (東P、12月優待) ◎◎ PF時価総額15位の準主力株は、筆記具首位で、欧米等の海外売上比率が高くワールドワイドな銘柄であるパイロットコーポレーションです。2021シーズンは20位でしたが、株価上昇により順位を上げ今シーズンはここで登場してきました。 現在の株価は5930円、時価総額2480億円、PBR2.07、自己資本比率は71.3%と良好、今期予想PER13.00、配当利回り%(80~90円)、総合利回り1.7%(80+20=100円、100株優待品のメルカリ平均価格である2000円で換算)で、優待は100株保有で自社製品などです。 今日は私が今年2022年に頂いた1000株優待品を見ておきましょう。私は文房具好きなので嬉しかったですね。 これが100株優待品。素晴らしい内容です。こんなの学生時代に使えたら嬉しかっただろうなあ。。。↓ そしてこれが1000株優待限定の高級ボールペン。滅茶苦茶にカッコいい。!! ↓ さてパイロットコーポレーションは、利益率が非常に高い典型的な クオリティ銘柄 です。私は 「バリュー投資冬の時代」 の到来を受けて、現在銘柄選択法にかなりの修正を加えています。具体的には、成長力があったり、収益性が高かったり、財務状態が良くて安全性が高かったりなどの特徴を備えた、いわゆる QARP(quality at a reasonable price)銘柄 への投資比率を上げています。 その理由ですが、この2~3年のマーケットを注意深く観察すると、「ほどほどにバリュー+かつ高クオリティ」な銘柄のパフォーマンスがとても良かったので、遅ればせながら自分もそこに寄せて大幅な軌道修正を図っているということです。 すいません、ちょっと脱線しました。パイロットコーポレーションの話に戻りますが、下記の通り、極めて高い利益率、湯水のごとく毎年湧き出る魅惑のフリーキャッシュを誇る、日本を代表する「ここ掘れワンワン銘柄」の1つです。具体的に数字を見て参りましょう。 この10年ほどで急激に利益率が高まってきています。いいですね。 過去20年間、常にフリーCFはプラスです。正に「小判がザクザク」。バリュー投資家としてはこのCF推移を眺めるだけで白ご飯が3杯はイケますね。(笑い) 見てください。この美しすぎる自己資本比率の改善具合。ここからはもう少し株主還元に振って欲しいですね。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) 「THEクオリティ銘柄」であるパイロットコーポレーションの今後の業績推移をしっかりと見ながら、引き続き楽しくホールドしていく予定です。 2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Oct 10, 2022
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さて今日は、2022~23主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP70銘柄をまとめておきます。 1~10位 11~20位 21~30位 31~40位 41~50位 51~60位61位 8071 東海エレクトロニクス ここは「割安株の宝庫、名証メイン市場(旧名証2部)」らしい十分な指標的な割安さを備えた銘柄で、同時にネットネット株(NCAV式)でもあります。また過去25年を見ても一度も赤字もなく業績の安定感も抜群です。「縁の下の力持ち」として実に良いと思いますね。62位 8334 群馬銀行 ここは売上高がじり貧だったものの近年は増加に転じています。地方銀行の中には地域の人口減少に伴って苛烈に売上高を落としまくっているところも多いので、群馬銀行は地銀界では相対的に良い位置にいると思います。63位 7463 アドヴァングループ とても力のある銘柄であり、株価4桁に評価されても全く不思議ではないと考えています。64位 4624 イサム塗料 「玉石混合のネットネット株魔界」の中では珍しいくらいのいい方の「玉」、ピカピカ健全な優待ネットネット株ですね。65位 6623 愛知電機 売上高の72.5%を占めている回転機事業がこの数年で急成長しており、その割に指標的に安いので、自分は滅茶苦茶いいと思いますね。66位 1718 美樹工業 指標的に激安水準ですし、PF上位でホールドしていくのには何も問題は無いと考えています。むしろチャンスがあればもう少し買い増ししたいくらいですね。67位 9409 テレビ朝日ホールディングス 持分法適用の関連会社株式(東映アニメーションや東映)に888億円もの含み益があり、それを考慮すると「実質PBR」は0.3倍台となります。つまり、「テレ朝は見た目のPBRも低いが、その実態は更に濃厚に割安」ということですね。68位 7327 第四北越フィナンシャル・グループ 指標的に割安ですし、総合利回りも出ていますし、地銀上位で相対的な安心感も強いですし、新潟県を完全に制圧&県内天下統一している企業ですし、極めて魅力的な優待バリュー株ですね。69位 8043 スターゼン 指標的にも割安ですし中長期でみるとマイルドながら成長力もありますし、万年不人気ですが非常に良い銘柄と思いますね。70位 8418 山口フィナンシャルグループ ここは中核となる山口銀行が、地銀「不良債権耐久力」ワーストランキングで、101行中の97位、つまり耐久力が101行中で5位と評価されるなど、地銀界では相対的に強い銘柄です。また過去25年間の業績も安定していますし、12期連続増配中で株主還元への意識がしっかりしているのも好印象ですね。 以上、2022~23ポートフォリオTOP70銘柄のまとめ でした。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Jun 23, 2023
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さて今日は2021~24PF概況シリーズです。397位 3880 大王製紙 (東P、3月優待) △ PF397位は、業界4位で、『エリエール』ブランドで家庭紙では首位級の大王製紙です。 現在の株価は1133円、時価総額1915億円、PBR0.77、自己資本比率は26.1%、今期予想PER188.83、配当利回り1.4%(16円)、総合利回り2.3%(16+10=26円)で、優待は「1年以上の継続保有を条件として」100株保有で1000円相当、300株保有で3000円相当の自社商品詰合せ(トイレットペーパー・ティッシュペーパー等)です。私は2023年8月に100株→300株へ買い増ししました。 それでは今日は私が過去に頂いた100株優待品を数年分眺めておきましょう。いずれも、日々の生活にダイレクトに役立つ実践的で質実剛健な内容です。 大王製紙は、まずまず低PBRですし、上記の通り優待内容にも力がありますし、ポートフォリオ中位としては特段の問題のない銘柄であると評価しています。
May 2, 2024
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さて今日は2022~24主力株概況シリーズです。120位 8388 阿波銀行 (東P、3月優待) ◎~◎◎ PF時価総額120位は、徳島県首位の地銀である阿波銀行です。 現在の株価は2774円、時価総額1138億円、PBR0.37、自己資本比率は7.9%、今期予想PER10.59、配当利回り2.5%(70円)、総合利回り3.1%(70+15=85円、利回りは200株保有時で換算)で、優待は100株保有で徳島県特産藍製品、200株保有で3000円相当の地元特産品、1000株保有で6000円相当の地元特産品です。 100株優待品。 200株優待品 ここの優待カタログはかなり良い内容です。 過去の選択例をいくつか見ておきましょう。 阿波尾鶏(あわおどり) 噛み締めがあって美味い。! 徳島県ナンバーワンの人気観光地で鑑賞ルートが約4キロ!もあることで有名な「大塚国際美術館」の美術陶板、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」 さて阿波銀行は、自己資本比率が高めかつ保有有価証券の含み益が多くその割に地銀界では相対的にPBRが低いので、総合的に見て非常に魅力的な銘柄と思います。 以下は2023年5月30日の東洋経済オンラインに載っていた 全国地銀「有価証券評価損益」ワーストランキング からの引用ですが、阿波銀行は95位つまりトップ9位であり、保有有価証券の含み益が605億円となっています。これはつまり保有している債券などで損失が出てもそれを「埋める」ための余力が大きいという事を示しています。(上記データは東洋経済オンライン20235月30日の記事、全国地銀「有価証券評価損益」ワーストランキング より引用) 私は2023年7月に、「総合的に考えてあわぎんは優待MAXの1000株まで買えるな。」と考えて買い増ししました。そしてその結果、今回ギリギリで主力株概況シリーズに初登場してくる結果となりました。優待を楽しみに引き続きホールドして応援していく予定です。2022~24主力株概況シリーズ 免責事項2022~24主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Mar 13, 2024
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さて優待というのは、持ち株数によって何段階かにグレードが分かれていることが良くあります。例えば100株保有だと1000円相当の自社製品のところが1000株保有だと3000円相当になる、みたいな感じです。 そしてこの優待制度には経験上、多くの場合において「優待ミニマムの法則」と言うものが成立しています。具体的には以下の2つがあります。1. 優待はその最小単位(多くは100株)で獲得するのが一番総合利回り(配当+優待利回り)が高くてお得である。2. 最小単位の優待は表示価格以上のお得な内容になっていることが多い。 1番は改めて言うまでもないでしょう。例えば 7867タカラトミー で見てみると、100株優待はミニカーが2台(下記写真左)ですが、株数を10倍の1000株にしてもミニカーは4台(下記写真右)と2倍にしかなりません。つまり優待ミニマムの100株保有が総合利回りの観点から見て圧倒的に得という事ですね。 2番はちょっと見逃されがちなのですが、例えば 3539JMホールディングス が分かりやすいです。会社側からは100株保有で2500円相当、10000株保有で10000円相当の優待品とアナウンスされていますが、具体的に見てみましょう。 まずは100株優待品。 次に10000株優待品。 どうでしょう? 4倍までの差は無いように感じられます。私がざっくりとテキトーに計算すると、100株優待品は4500円相当、10000株優待品は14000円相当くらいに思います。両方ともに額面以上の価値がありそうですが、100株優待品の方が明らかに表示価格に対しての高いプレミアムが乗っているように感じられます。 また10000株優待を獲得するには当然100株優待の100倍の金額が必要となる訳ですが、両者の優待品の内容に100倍の差が無いことは言うまでもないでしょう。 さて我々優待族がバブル崩壊以来30年間以上低迷し続けた世界最弱の日本株市場で元気に生き抜けるのには、この「優待ミニマムの法則」が大きく貢献しています。 私は自らの投資成績・優待獲得実績を最大化するために意図的に保有銘柄数を増大させ続けていますが、多くの優待族の方を見ても、銘柄数というのは投資暦が長くなるにつれて自然に増える傾向にあるようです。これは本能的にそうした方が市場で長生きできると分かっているからでしょう。 私は、そういったことからもやはりこの「優待ミニマムの法則」は極めて有効な投資手法の1つなのではないか?と考えています。
Mar 31, 2024
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さて今日は、最終コーナーを回り大詰めを迎えた2020~21主力株概況シリーズです。 78位 7593 VTホールディングス (東1、3月優待) ◎◎ PF時価総額78位は、日産、ホンダの自動車ディーラーのVTホールディングスです。 現在の株価は507円、時価総額605億円、PBR1.21、自己資本比率は26.7%、今期予想PER5.40、配当利回り4.3%(22円)、総合利回り5.3%(22+5=27円)で、優待は100株保有で株主優待券1冊(ヤフオク平均落札価格は100円、そのためここでは0円換算)、1000株保有で5000円相当、5000株保有で10000円相当のカタログギフトです。 今日は私の過去の5000株優待品の選択例を1つだけ見ておきましょう。 でっかいパープルの傘。 大雨の日でも濡れにくて最高です。 さてこのVTホールディングス、地元の中部圏の一部のバリュー系投資家の方々の間ではカルト的な人気を誇る銘柄です。そして総合利回りも十分に出ていますし、私も実に悪くない銘柄であると思っています。2021主力株概況シリーズ 免責事項2021主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Aug 15, 2021
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さて相場の方は暴落していますが、そういう事には関係なく今日は株式投資本オールタイムベスト138位株式トレード 基本と原則 (マーク・ミネルヴィニ著、パンローリング、2018年) の第6弾です。 今日は、第10章 並外れた成果を上げるための8つのカギ から。 大きな成果を上げるための4つのカギ 第1のカギ - タイミングを計る 率直に言えば、人生でもトレードでもタイミングがすべて。 第2のカギ - 分散しない あなたが何を聞き、何を読んでいようと、個人投資家が幅広く分散する必要はない。 適切なときに最高の銘柄に集中投資する必要がある。 第3のカギ - 銘柄の入れ替えはタブーではない 重要なことは、売りシグナルが点灯したら手仕舞うことだ。あるいは、ほかの銘柄のほうが魅力があると思ったら、魅力に欠ける銘柄からそちらに乗り換えることだ。トレーダーは持ち株と結婚しているのではなく、「デート」をしているだけだ。 資金は常に最も良いパフォーマンスが得られそうなところに移して、リスクにさらしている資金は問題がある状況からほかに移すべきだ。 エッジがあるのなら、銘柄の入れ替えは良いことだ。 第4のカギ - リスクとリターンの比率を常に維持する 損失に対しては短期的な手法を用いて、一方、利益に対してはある程度、長期の手法を用いるべきだ。それは損切りは早く、利は伸ばすということを意味する。 このミネルヴィニの指摘には全面的には賛同しかねるところもありますが、「並外れた利益」を目指すためには非常に重要な考え方であるとも感じます。ただ熱意と力量が乏しい投資家が真似するのはちょっと危険かもしれないですね。(汗)
Oct 3, 2023
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さて世の中には本当に色々な種類の優待品が有るわけですが、今日はそんな中で私が大好きな「缶詰優待株」のベスト4をランキング形式でお届けしたいと思います。 尚、これは 2010年に書いたもの 2019年に書いたもの 更に 2021年に書いたもの の最新アップグレード版となります。 過去3回の記事が「全くアクセス数の落ちない異例のロングラン記事」となっているので、ここで最新版としてリライトしておくものです。もちろん、順位を含め内容は全面的に刷新し2023年現在の視点でベストの所を選んでいます。 さてこの記事の人気の理由ですが、私の推測では投資家の方だけではなく恐らく株式投資未経験の方からのグーグルを通しての継続的なアクセスがあったためだろうと考えています。そのためこの記事はいつもより、「フレンドリーに、読みやすく、極限まで親切に」書き上げています。なので、一般の方も是非最後までご覧下さい。それでは参りましょう。 まずその前に、「缶詰優待は何故素晴らしいのか? 」 の理由ですが、 1. 優待で貰える缶詰と言うのは、スーパーではあまり見かけないようなハイグレードな品物が多くて嬉しい。更に高級な缶詰と言うのはお店で買おうとすると意外なほど、驚くほどに高いので戴く喜びも格別である。 2. 缶詰というのは何と言っても日持ちがするのがいい。また災害などの緊急時にも役立つ。総合的に見た場合に食料品として「ローリスク・ハイリターン」でリスク・リワード比激高な素敵過ぎる存在である。3. 缶詰は水産物を中心にEPAやDHAなどの体に良い成分がたっぷりと含まれていて抗炎症作用や免疫機能の調整などの効果があり、健康維持に役立つアイテムが多くて広く人生全般の役に立つ。 4. 毎晩の投資の勉強をしながらの晩酌の友として、最適なアイテムが多くて助かる。 あたりです。 さて、それでは早速「缶詰優待株ランキング」を始めましょう。まずは第4位です。 4位 5902 ホッカンホールディングス (東P、3月優待) 食缶業界3位。現在の株価は1525円、時価総額205億円、PBR0.37、自己資本比率41.3%、今期予想PER14.15、配当利回り3.0%(45円)、総合利回り4.9%(45+30=75円)で、優待は100株保有で3000円相当、1000株保有で6000円相当、2000株保有で8000円相当の自社グループ製品詰め合わせなど。2023年3月期から缶詰以外にお菓子なども選べる選択制となり更にパワーアップしました。 ホッカンHDの缶詰優待内容はこの後に紹介する上位3社にはやや劣りますが、1単元が比較的少額&超低PBR&高い総合利回りが出ており、未保有の方には是非100株お勧めしたい銘柄です。 100株優待品(左)と2000株優待品(右)。優待内容は過去数年ほぼ一緒です。 ホッカンマークが可愛い。 よく見ると、とても珍しい組み合わせ。 ホッカン優待缶詰の鮭サラダ ホッカン優待缶詰のカレー 3位 1332 ニッスイ (東P、3月優待) 水産大手で冷食など食品の比重大。現在の株価は693円、時価総額億2165円、自己資本比率39.1%、PBR0.99、今期予想PER9.59、配当利回り2.9%(20円)、総合利回り3.8%(20+6=26円)で、優待は500株保有で3000円相当、1000株保有で5000円相当の自社商品セット(EPAドリンク・瓶詰・缶詰等)。 ニッスイの優待缶詰はとても使いやすくて良いと思います。日々の食生活での「即戦力度」で見るとナンバーワンですね。下記は1000株優待品です。 パッケージが明るくてポップ。 ニッスイ優待さば缶の和風パスタ ニッスイ優待オイルサーディンとツナとニンニクのトマトパスタ 2位 1301 極洋 (東P、3月優待) すしネタに強い水産会社。現在の株価は3750円、時価総額410億円、PBR0.85、自己資本比率33.1%、今期予想PER6.64、配当利回り2.4%(90~100円)、総合利回り3.1%(90+25=115円)で、優待は100株保有で2500円相当、300株保有で6000円相当の自社缶詰詰合せ。 極洋は業績好調で指標的にも安く、極めて優れた銘柄と思います。各缶詰のクオリティもこれまた素晴らしい。 100株優待品(上)と300株優待品(下) 1つ1つの缶詰が、どれも大きくて高そう。 極洋優待さば缶とオクラの夏パスタ 極洋優待ずわいがに水煮の贅沢パスタ カニが立ってる。ピーンってなってる。! カニの旨味が凄い。とにかくカニが強い。カニのこと以外もう何も考えられない。!1位 2932 STIフードホールディングス (東S、6・12月優待) 水産食品やおにぎり具材の製造を手掛け、セブン向け売上が8割超。現在の株価は4195円、時価総額249億円、PBR3.78、自己資本比率は51.4%、今期予想PER16.57、配当利回り1.3%(55~60円)、総合利回り2.7%(55+60=115円)で、優待は100株保有で年2回3000円相当の株主限定自社商品。 STIフードホールディングスはバリュー投資家としての観点からは明白に割高ですが、缶詰優待族としてみた場合には抜群の銘柄です。何故なら優待内容にオリジナリティがあって更にそのビジュアルが美しく、更には食べても非常に美味しいという3拍子が揃っているからです。 STIフードHDの優待の何がいいって、まずはこの計算され尽くした鮮やかなそのルックスですよ。毎回脳がトロけます。 なんか、食べるのがもったいないよね。 お洒落過ぎる。。。 私は「缶詰優待」が大好物なのですが、2023年現在のナンバーワンは間違いなくここSTIフードHDです。それでは最後に実際の使用例をいくつか見て終わりにしましょう。 STIフード優待のオリーブサバの和風パスタ STIフード優待のペペロンチーノ STIフード優待の地中海風サバハリッサのアラビアータ 以上、「缶詰優待株私的ランキングベスト4 2023年編」でした。♪ 次回はまた数年後にやりたいと思います。
Oct 21, 2023
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さて今日は通常の2021~24PF概況シリーズです。 406位 9319 中央倉庫 (東P、3月優待)〇 PF406位は、内陸の総合物流でトップクラス&倉庫上位の 安田倉庫 と連携、補完し合い国際貨物拡大に注力している中央倉庫です。 現在の株価は1153円、時価総額220億円、PBR0.48、自己資本比率は78.1%と鉄壁、今期予想PER12.90、配当利回り3.1%(36円)、総合利回り4.0%(36+10=46円)で、優待は300株保有で3月株主に2000円相当、9月株主に1000円相当のクオカードなどです。以前は100株保有で優待が頂けたのですが、5月10日に変更になりました。 私は元々ここを100株だけ保有していました。IRを見た瞬間に「あ、優待改悪か。」と思って、「もうここまでか。」と感じて売り注文を出していました。その日は開示情報が多過ぎて完全に殺気立っていたので、ほとんど何も考えずの反射的な行動でした。 その後温泉に行って夜空を見上げながら、露天風呂にぷかぷか浮いていたのですが、その時に、「うん?、ちょっと待てよ。中央倉庫は優待改悪の代わりに増配もあったし、それに以前から見どころのある、高い潜在ポテンシャルのある良い子だ。ここで見捨てるのではなく、逆に新しい優待ミニマムとなる300株まで買い増しして引き続き応援しよう。」と思い付きました。 そしてお家に帰って眠い目をこすりながら売り注文を取り消し、代わりに200株追加で買ったので、それで急遽ここで登場してくることとなったのでした。
May 14, 2024
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いやあ激動の2020年3月が終わりましたね。 今月も2月に続いてずっと苦しい展開でしたが、特に私が専門としている中小型の優待バリュー株には激しく売り込まれ、かつその後のリバウンドも弱めなところが多く、全くいいところのない、実にキツイ一か月となってしまいました。過去の20年間で一度も記憶にないくらいに厳しかったですね。。。 次に今月の成績ですが、対2019年末比でー26.2%となりました。一時期は瞬間最大風速でー34.2%くらいまで行っていたので、これでもある意味では少しは持ち直したとも言えるのですが、ま、言葉もありません。 ただ、市場で戦っていれば「あらゆることが起こりうる」訳なので、これは仕方ありません。気持ちを切らさず、勇気を失わず、快活さを保って引き続き頑張ります。それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Mar 31, 2020
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さて今日は2021~23PF概況シリーズです。297位 3763 プロシップ (東P、3月優待) ○ PF297位は、会計パッケージがメインで特に固定資産管理、リース資産の管理などに強みを持つプロシップです。 現在の株価は1270円、時価総額198億円、PBR2.42、自己資本比率は68.5%で有利子負債は0、今期予想PER11.25、配当利回り3.9%(50円)、総合利回り4.7%(50+10=60円)で、優待は100株保有で1000円相当、500株保有で2000円相当のクオカードです。 プロシップは成長力があり、利益水準が高く、過去の株価推移も長期で見れば比較的 綺麗なモメンタム経路 を描いて上昇しているというクオリティー銘柄です。PF中位としては全く問題の無い良い銘柄ですね。
Oct 13, 2023
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さて今日は、「新しい銘柄の下書きが次々にボコボコ追加されていて未だ終わりが見えない」混沌状況となっている2022~24主力株概況シリーズです。121位 4463 日華化学 (東P、12月優待) ◎~◎◎ PF時価総額121位の上位銘柄は、繊維加工用界面活性剤が主力で、美容室向けヘア化粧品事業も展開している日華化学です。しばらく前に優待MAXとなる3000株まで買い増しをしたため、滑り込みでシリーズ初登場となりました。 現在の株価は954円、時価総額169億円、PBR0.50、自己資本比率は52.9%、今期予想PER8.38、配当利回り3.6%(34円)、総合利回り4.1%(34+5=39円、優待品はメルカリ平均価格の額面の50%で換算)で、優待は500株保有で5000円相当、1000株保有で7000円相当、3000株保有で12000円相当の自社ヘアケア・スタイリング商品および手指消毒剤です。 今日は私が過去3年に戴いた優待品をざーっと見ておきましょう。 2022年です。 2021年です。 2020年です。 日華化学は指標的にも安いですし、上記の通り優待内容もなかなか良いですし、PF上位で戦うに足る良い銘柄と思います。これからも現行の優待制度が続く限りはのんびりとホールド継続で応援していく予定です。 2022~24主力株概況シリーズ 免責事項2022~24主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Mar 20, 2024
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さて今日は2022~24主力株概況シリーズです。127位 9823 マミーマート(東S、3・9月優待) ◎ PF127位は、埼玉地盤の食品スーパーのマミーマートです。 現在の株価は5360円、時価総額579億円、PBR1.58、自己資本比率は50.8%、今期予想PER11.91、配当利回り1.6%(83~90円)、総合利回り2.1%(83+32=115円、優待券のメルカリ平均価格は額面の80~90%、ここでは厳しく80%で換算)で、優待は年2回、100株保有で(1)買物優待券(100円)20枚、または(2)自社商品詰合せ、または(3)生鮮ギフトなどです。 マミーマートはじりじりと売り上げを伸ばしていますし、指標的な割高感もありませんし、実力のある良い銘柄と思っています。最近は低価格新業態である『生鮮市場TOP』のヒットで業績が急改善していることを評価して「謎の急騰劇」が続いていますが、ま、今くらいの株価水準であればこのままホールドでいいかな?と考えています。 それにしても思うのは、今の日本は急激な円安とインフレが進行し「国民全体の貧困化」がどんどん進んでいるなあ、ということです。ここマミーマートの低価格業態店がブレイクしているのも多くの消費者の「生活防衛意識」が高まっていることによるものでしょうし、他にも3539JMホールディングスの好調なんかにも「日の国全体窮乏化」が反映されているように思います。 そう考えると、スーパー業界に限らず、「日本国民貧困化関連銘柄」には大きなチャンスがある ように強く感じています。2022~24主力株概況シリーズ 免責事項当シリーズは、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Apr 13, 2024
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さて今日は2022~24主力株概況シリーズです。130位 5451 淀川製鋼所(東P、3月優待) ◎~◎◎ PF130位の上位銘柄は、独立系圧延メーカーの淀川製鋼所です。 現在の株価は5410円、時価総額1885億円、PBR0.82、自己資本比率は71.3%と鉄壁で有利子負債は極小、今期予想PER13.10、配当利回り5.7%(309円)、総合利回り6.1%(309+20=329円、優待品はカタログギフトのみで換算。)優待は100株保有で「ヨドコウ迎賓館」入館券1枚+2000円相当のカタログギフトなどです。 優待で焼豚たまご丼を作りました。 淀川製鋼所はまずまずの低PBR&好財務&賃貸等不動産に含み益たっぷりの3本柱が揃っており実に私好みの銘柄です。またつい先日には、株主還元方針の改定があり、「年間配当200円を維持したうえで連結配当性向75%以上を目途」とするという発表もありました。 なので、今くらいの株価位置であればこれからもいつまでものんびりホールドしていきたいですね。
May 13, 2024
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さて今日は株式投資本オールタイムベスト第7位で永遠の名著である マーケットの魔術師 株式編 (ジャック・D・シュワッガー著、パンローリング社) の超久方ぶりの第2弾です。 今日はシリーズ中でも最高傑作の1つとされている、「ウォール街で最高のトレーダー」であるスティーブ・コーエン(1956~存命中)のインタビューを見ていきましょう。コーエンはその抜群に冴えた頭脳だけを持ってウォール街に手ぶらでやってきて、資産1兆円を達成した伝説の男です。 彼のインタビュー内容は「控えめに言って超最高」です。私は今までに文字通り何十回(たぶん25回くらい)も読み直していますし、もっと言うと「ほとんど内容を暗記」しているくらいです。そしてこの日記でもこれまでコーエンの言葉を何度も何度も取り上げてもいます。 それでは、「魂の震える炎の名言」に溢れた珠玉のインタビューの紹介をいよいよ始めましょう。 このゲームは完全なものではないから。僕は自社のトレーダーに関して統計を取っているけど、 最高のトレーダーでさえ、利益を上げるトレードは63%にすぎない。ほとんどのトレーダーの勝ちトレード比率は50~55%。つまり、間違いを犯す確率は非常に高い んだ。そうだとすれば、損失はできる限り小さく、利益を上げられるときはより確実にそれを大きなものにしなければならない。 そう、「損切りは早く、利喰いはゆっくりと。」ということですね。ほとんどの投資家はこの大切さを頭では分かっています。でも実際にマーケットと言う戦場に出ると、「言うは易し、横山やすし。」で真逆の行動になってしまうんですね。(笑) またこのコーエンの言葉に関連して、以前に 勝率は50% という超人気記事も書いていますので、良かったらこちらも御覧下さい。 僕はいつもトレーダーたちに「 自分が間違ったと思ったり、理由が分からなくても相場が思惑と逆行している場合は、ポジションを半分に切れ。いつでも積み増せる のだから」と言っている。 これを2回やると、ポジションは元の4分の1になる。するともう大きなトレードではない よね。 重要なのは行動を起こすこと。 手をこまねいて悲惨な目に遭うトレーダーがあまりにも多すぎる。 コーエンの言葉の中で、自分の血肉=重要な投資原則になっているのが上記の言葉です。そしてこの名言を基にして、 迷ったら半分 という大人気記事も以前に書いていますので、未読の方は是非ご覧下さい。 僕が求めているのは、リスクをとることを恐れない人。 欲しいのは、危険を恐れずリスクをとる度胸がある人。 コーエンは「トレードの最中に爬虫類の様に振る舞うことのできる、ほとんど遺伝子の異常ともいえる特異な能力」を持った人間 です。そして自分の周りに「ベイビー・コーエン」をたくさん並べることを好んだトレーダーでもありました。 そして私がコーエンに憧れ尊敬しているのは、自分には彼の様な「爬虫類的な攻撃性」が著しく欠けており、それを眩しく、羨ましく思っているからです。 マーケットの動きをコントロールすることはできないが、マーケットに対して自分がどう反応するかは自分でコントロールができる。 僕の基本理念とは、 自分の理論に従ってトレードしたら、自分が正しいかどうかは相場に聞く というやり方なんだ。 これらのコーエンの言葉を初めて読んだ時の、頭を鈍器で殴られたような精神的な巨大な衝撃を昨日の事の様に思い出します。 鋼鉄の意思と、それとは裏腹なふにゃふにゃの柔軟性。 超A級とC級のトレーダーを分つもの。それは「考え方」そのもの なのだ、ということが実に良く分かるとてつもない名言ですね。 インタビュワーのシュワッガーの質問 御社にはトレーダーたちと働く専門スタッフに精神科医がいるとお聞きしましたが? アリ・キエフ です。彼はここで週に3日働いている。 アリは以前オリンピック選手の精神科医として働いた経験がある。 オリンピック選手とトレーダーには共通点がある と思っている。 彼らはともに非常に競争の厳しい世界に身を置いて、結果が全て だよね。 トレーダーたちの中には、投資アイデアの良し悪しではなく、個人の性格的な欠陥が足かせとなっている者がいる と感じていた。 すべてのトレーダーには、何かしらの欠点がある ものなんだ。 アリ・キエフはコーエンが主催していた「世界最大級&人類最強&最狂のヘッジファンド」であったSACキャピタル・アドバイザーズ(現在は閉鎖されています)に「永久採用」されていた凄腕トレーディングコーチでしたが、2009年にその栄光の生涯を終えました。 キエフには複数の著作があるのですが、特に リスクの心理学 は傑作です。私はこの本を読んで初めて、「含み益が出ているポジションを買い増す」ことが苦手であるという自分の投資家としての大きな欠点 をはっきりと認識することが出来ました。そして日々、この弱点を矯正して「少しでも良い投資家」になることを目指しながら戦っています。ちなみにこのリスクの心理学は、「株式投資本オールタイムベストシリーズ」で入魂の全10部作として近日登場予定です。既に原稿は脱稿しており今は最終仕上げ中です。御期待下さい。 いやあ、改めて読み返したコーエンのインタビューでしたが、何十回読んでも魂が震えますね。 彼こそが世界でベストオブベスト、ナンバーワンのトレーダー です。これからも折に触れ復習していきたいと考えています。
Feb 26, 2018
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このブログをはじめてから思いもよらないほどたくさんの方に訪問をしていただき正直感激しています。 最初の頃の日誌に書いたのですが、現在の私の投資方針をもう一度掲載させて頂きます。 私の投資方針 配当+優待の利回りの良い優待バリュー株は勉強も兼ねてとりあえず、一単位は買ってみて「優待株いけす」に入れる。 いけすの中で魅力的な株を主力に昇格させる。 優待株でなくても飛びぬけて魅力的な株には当然投資する。 中長期の粘り強い投資を信条としてあまりにも頻繁なポートフォリオの入れ替えは避ける。 投資本の名作「カウンターゲーム」の指標に当てはまるような急落銘柄への逆張りは積極的に行う。 投資指標としては負けない投資を重視してPBRを最重要視する。 あまりにも分散投資をしすぎるとパフォーマンスが上がらないので、これは!という株にはバフェット流のフォーカス投資をする。 夜はぐっすり眠りたいので信用取引はしない。現物取引で頑張る。 父親がギャンブルにはまりエライ目にあったので、それを反面教師としギャンブルはしない、質素でシンプルな生活を心がける。といったところです。 私はまだまだ勉強中の未熟な投資家です。間違ったことも多々書き込むかもしれませんが、今後もこのブログを書くことにより自分自身少しでも成長していければと考えています。 ご訪問頂いている皆様、これからも御指導よろしくお願い致します。
Nov 11, 2005
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私の「4代目絶対基準優待バリュー株」であり、ポートフォリオの司令塔として君臨していた、8591オリックス の 2024年3月期での優待廃止 が発表されました。 優待廃止までにまだ2年あるというとても良心的なパターンであり、またオリックスはそもそも優待が無くてもガチンコでポートフォリオ上位で戦えるだけの力にある銘柄、私の言うところの A株(優待ディープバリュー株。仮に優待が無くても十分に戦えるだけの力を持った銘柄の事) でもあるので、中長期的には株価への影響はほとんどないものと思います。 ただ自分にとっては「オリックスよりも総合的に見て良い銘柄なのか?」を基準にしてポートフォリオ上位の各銘柄の順位付けをしていたので、開示情報を見た時の精神的なショックは極めて大きいものがありました。 ま、2021年9月期で70万人も株主がいたので、いずれXデーが来るかもということは覚悟はしていたのですが、3月の個人投資家向けの会社説明会で「これからも現行の優待制度を継続すると明言した」という情報をツイッターで目にしていたので、ちょっと自分の中で安心していたというか油断があり、それで完全に「寝首を搔かれた感」がありました。体は正直なもので、開示を見ると同時にギューッと強烈にお腹が痛くなってトイレに駆け込みました。(玉汗) 優待スーパーバリュー株だった絶対王者を失い、私は次の 「5代目」 を早急に探さなくてはならないこととなりました。率直に言って、現行のオリックスに匹敵する力を持った銘柄など日本株市場にはほとんど存在しませんし、今はただただポートフォリオの大切な心臓部を抉られ、奪われてしまった喪失感・疲労感・虚無感でいっぱいです。ふー、これは本当に困ったことになりました。
May 11, 2022
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さて私がライフワークとして取り組み、足掛け6年の期間と「みきまる史上、最大の情熱」をかけてお送りしてきた、遠大な「2017~2022PF概況シリーズ」ですが、ようやく最後までやり遂げることが出来ました。 今は正直ちょっとホッとしていますし、その全体がほぼ優待株で構成された自分の「2022年最終完成型ポートフォリオ」を改めて俯瞰しながら、リラックスして「束の間の休息」を楽しんでいます。 さて今回の「ポートフォリオ概況シリーズ」は、2017年1月に始まりました。 ちなみに当時の「PFトップ10銘柄」と、それぞれの勝負の帰結は以下の通りでした。 1位 6425 ユニバーサルエンターテインメント 結論としては、私はここで全く結果を出せずに終わりました。リスク・リワード・レシオの劣ったギャンブル銘柄でしたし、こういう帰結は十分にあり得たな、と時が流れて思います。 今から考えると、当時の私は、「最速で資産○○億を目指す。リスクは取れば取るだけそれに比例してパフォーマンスは向上する。ワイはいつまでもこんなちんたらしたアンゴラウサギステージに留まりはしない。爆速でS級投資家に成り上がる。」とあまりにもアグレッシブ過ぎて、それで目の前の現実がきちんと見えていなかったと感じています。2位 9035 第一交通産業 ここは決して悪い銘柄ではないですが、その後世界は新型コロナの猛威に襲われ、それがアゲインストとなるここは株価が低迷しています。それでも2022年7月の最新ランキングでは時価総額30位前後と、依然としてポートフォリオ上位に留まっています。3位 6670 MCJ ここは結果としては私の「買値の7倍」まで上昇し、びっくりするくらいの大きな利益を得ることが出来ました。自分にとって「大ヒット銘柄」になってくれて本当に嬉しかったです。今は激戦の形見の恩株が1000株、ポートフォリオの片隅に眠るのみです。4位 8167 リテールパートナーズ ここでは実に手堅い利益が出ました。自分はここの様な「地方スーパー」銘柄での戦いを以前から非常に得意としているのですが、やっぱり投資家ってそれぞれに得手不得手ってあるんだな、と改めて思いましたね。同級4位 非公開 ここは当時「ブログ非公開」銘柄としてプレッシャーのかからない状況下で秘密で激アツで戦ったのですが、結果としては「トントン」に近いちょいプラスでした。様々な新しい経験をすることが出来てとても面白かったです。 後、詳しくは書けないのですが、企業IRが「本当に知られたくない超ヤバい話。」は、「証拠が残らないようにポンといきなり携帯に電話をかけてきて伝えてくることがあるんだな、凄いことをこんなにサラリと穏やかなテンションで言うんだな。大人の世界って、深いんだな。」ということがとても印象に残っています。 5位 3097 物語コーポレーション ここはガチの大成功で終わりました。「焼肉きんぐ」の活気が凄い、「丸源ラーメン」の肉そばが滅茶旨い、そういう消費者としての観察が巨大な利益につながったという点で、ピーター・リンチど真ん中の王道銘柄であったと感じています。ちなみに今は、恩株として1000株のみを感謝を込めて保有継続しています。 6位 1916 日成ビルド(その後スペースバリューHDへ改名) ここはその後社長さんに不祥事が発覚するなどいろいろありましたが、株価上昇により、私は実はトータルではかなりの利益を上げることが出来ました。懐かしいですね。7位 7520 エコス ここはその後も「万年不人気」でしたが、結局のところジワジワとその良さが評価されて株価は当時から2倍になりました。私は売ったり買ったりを繰り返しながら、まずまずの利益を積み上げることが出来ました。そういえばここもワイの得意な「地方スーパー」でした。今は恩株として3000株のみを保有継続しています。8位 3297 東武住販 ここは依然としてとても良い銘柄と思います。私はある程度の含み益がある状態で、ポートフォリオ35位前後でのバトルを継続しています。9位 3299 ムゲンエステート ここは全然からっきしダメでした。当時からリスクの高い銘柄であることは認識していたのですが、大敗しました。自分のリスク・リワード・レシオの見積もりが完全に間違っていたと思います。 後、社名にムゲンとかグローバルとかユニバーサルとかフェニックスとか、「過大なイメージ」を想起させる単語が入っている会社って、何故かパフォーマンスが非常に悪いと思います。今後気を付けます。10位 8119 三栄コーポレーション 売ったり買ったりしましたが、トータルでは「ちょい負け」くらいだったかな。ここは今期も業績不振が予想されており、1ファンとしてちょっと心配しています。 こうしてみると、6年前のPFトップ10銘柄の中で、今でもトップ10入りしているのはなんと1銘柄もありませんでした。これは、 「相対的に良い銘柄」というのは常に変化している、株価変動と業績変動によって各銘柄の「リスク・リワード比」はダイナミックに変動していく、という厳然たる事実を反映している ということだと思います。 また同時に、「有効な投資戦略」が猫の目のように変化し続ける変幻自在の株式市場で継続して生き残り続けるにはそうあるべき なのだろうとも感じています。 ま、いずれにせよ、これからもライフワークの「ポートフォリオ概況シリーズ」を書き続けることを通して、少しでも総合戦闘力が高くて生きの良い銘柄をPF最上位に集結させることが出来るように、継続して努力を続けて行きます。 私の投資家としての冒険はこれからも続きます。目標とする「S級投資家」になれるように、「優待ヘッドギア&パンパース完全装着」で挑み続けます。 それでは引き続き、2021~2027年の超ロングスパンでお送りする予定の、「4代目ポートフォリオ概況シリーズ」をよろしくお願いします。
Jul 24, 2022
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さて今日は2022~23主力株概況シリーズです。今シーズンもようやくTOP50に辿り着きました。50位 8341 七十七銀行 (東P、3月優待) ◎~◎◎ PF時価総額50位の上位銘柄は、仙台拠点で東北最大の地銀である七十七銀行です。 現在の株価は2390円、時価総額1832億円、PBR0.36、自己資本比率は4.6%、今期予想PER7.86、配当利回り3.4%(80円)、総合利回り3.8%(80+10=90円)で、優待は「1年以上の継続保有を条件として」300株保有で3000円相当、1000株保有で5000円相当、3000株保有で10000円相当の地元特産品またはクオカードです。 七十七銀行は私の「優待地銀株バルクプロジェクト」の中で最上位の一角を占める大切な銘柄です。これからも今後の業績推移をしっかりと見ながらホールドしていく予定です。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Mar 8, 2023
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さて今日は2021~23PF概況シリーズです。275位 3861 王子ホールディングス (東P、3・9月優待) ◎ PF275位は、1873年創立で製紙国内首位の名門である王子ホールディングスです。 現在の株価は571.6円、時価総額5798億円、PBR0.60、自己資本比率は40.8%、今期予想PER8.71、配当利回り2.8%(16円)、総合利回り3.5%(16+4=20円)で、優待は1000株以上を6カ月以上継続保有(9月・3月の株主名簿に同一株主番号で連続2回以上記載)を条件として、3月株主に4,180円相当の自社グループ製品カタログギフト券などです。 私はここにしばらく前に参戦しました。優待権利獲得は来年になると思います。これから末永くホールドして応援していく予定です。
Aug 18, 2023
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さて今日は2021~24PF概況シリーズです。379位 2359 コア (東P、3月優待) ○ PF379位は、独立系SIのコアです。 現在の株価は1930円、時価総額286億円、PBR1.76、自己資本比率は72.5%、今期予想PER12.88、配当利回り2.6%(50円)、総合利回り3.9%(50+25=75円、優待券はメルカリ平均価格の5000円で換算)で、優待は200株保有で東京国立博物館友の会または奈良国立博物館メンバーシップカードまたは九州国立博物館メンバーズプレミアムパス1枚などです。 コアは指標的には妥当な株価位置とは思いますが、業績好調で成長力がありますし、優待内容にも独自性があって魅力的です。私は以前からチラチラ見てはいたのですが、「一度は優待を貰ってみよう。」と思い立ってついに2024年1月に新規参戦しました。今は自分にとって初めてとなる優待権利獲得を楽しみにしています。
Mar 25, 2024
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さて今日は2021~24PF概況シリーズです。403位 4461 第一工業製薬 (東P、3月優待) △ PF403位は、凝集剤、合成糊料など工業用薬剤首位で技術力に定評がある第一工業製薬です。 現在の株価は3400円、時価総額363億円、PBR0.94、自己資本比率は37.8%、今期予想PER32.54、配当利回り1.9%(65円)、総合利回り2.2%(65+9=74円、優待品はメルカリ平均価格となる額面の30%で換算)で、優待は100株保有で3000円相当の自社製品などです。 第一工業製薬は指標的な割安感はありませんが、経験上「化学セクター」からは大化けする銘柄が良く出る印象があり、これからも勉強のためにホールド継続の予定です。
May 8, 2024
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さて今日は2021~24PF概況シリーズです。ちなみに今回の銘柄は時価総額が325000円なのですが、このプラスマイナス30000円くらいの間に60銘柄ぐらいはひしめき合っているという大ボリュームゾーンとなっています。 私はこの「ポートフォリオ概況シリーズ」の下書きを大体30くらいはいつも余分に持っているのですが、これは逆に言うと時価総額が30000円くらい急に上がる子が出ると、もうその銘柄の下書きが無くてその日にいきなりガチンコで慌てて書かないといけないという状況で、実は結構しんどい所です。407位 2498 オリエンタルコンサルタンツホールディングス (東S、6月優待) ◎ PF時価総額407位の中堅銘柄は、総合建設コンサルタント大手のオリエンタルコンサルタンツホールディングスです。 現在の株価は3250円、時価総額200億円、PBR0.89、自己資本比率は31.2%、今期予想PER7.61、配当利回り3.1%(100円)、総合利回り3.2%(100+5=105円)で、優待は「1年以上の継続保有を条件として」100株保有で500相当のクオカードなどです。 オリエンタルコンサルタンツホールディングスは成長力がありますし、指標的にも安いですし、PF中位としてはとてもいい銘柄であると考えています。
May 15, 2024
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さて今日は久しぶりに通常のPF概況シリーズです。 232位 2222 寿スピリッツ (東JQS、3月優待) △ PF時価総額232位は、お菓子大手の寿スピリッツです。いつの間にはインバウンド(訪日外国人観光客)関連としてかなり上昇していますね。 現在の株価は3810円、PBR4.40、株主持分比率は61.1%、今期予想PER28.43、配当利回り1.1%(40~50円)、総合利回り1.6%(40+20=60円)で、優待は100株保有で2000円相当の自社グループ製品です。 株式コード2222の寿スピリッツは、かつて平成22年2月22日に株式2分割、増配、優待改善と、2がたくさん並ぶお洒落で小粋な発表 をしたことがありました。こういうの、嫌いじゃないですね。これからもいたずら心に溢れる寿スピリッツを、楽しくホールドしながら応援していく予定です。
Jul 3, 2015
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