三日月の夜にはミルクティーを

三日月の夜にはミルクティーを

2009.05.09
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カテゴリ: わたしの日記
大学生の頃のお話。

母校の高校へ、教育実習に。
ある日、先生に言われました。

「明日出張なので、あなた調理実習しておいて。」
「は?」

は?…は?…はあ?

いきなりそんなこと言われても。
しかも調理実習なんて、私の専門外ではありませんか。

でも、しょうがありません。


ということで、何が何やらさっぱり分からないまま、調理実習を。

自慢ではありませんが。
私の母校は、全員が国立大学を受験する進学校……(やっぱり自慢じゃん)。

女子生徒達、頭いいんだな、これが。

一度説明しただけで、後は自分達でとっとこと進めていかれる。

「なーんだ。何にもすることないじゃん。」

私はただただ、ボーッと彼女らの姿を眺めているだけ。

実習が終われば、さっさかと試食して、さっさかと後片付けして。
うーん。
あまりにも出来すぎている。

私だって、何かしたいじゃありませんか。


そう思って手を出そうとすると。

「あ。私達がやっておきますので。」
「あ、あら、そう…?…じゃ、お願いね。」

なんだかかえってお邪魔になるようで、準備室で待機してしまいましたわよ。

自分が高校生の頃は、あんなだったかしらねえ。


随分後になって、英語の高校非常勤講師をしていた方に話すと。

「あのね。私も思ったんだけど…偏差値の高い学校ほど、そういった面で先生は楽よ。」

ほほう。
そういうものなのですか。

私はあんないい子じゃなかったような気がしないでも…。

あ、いやいや。
いい子でしたわよ、きっと…。





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Last updated  2009.05.09 19:36:27
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