三日月の夜にはミルクティーを

三日月の夜にはミルクティーを

2010.07.01
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カテゴリ: わたしの日記
部屋の掃除をしていて。

あれやこれやを。
あちこちに移動して。

途中疲れて、椅子に座って。
一息ついて立ち上がった時。

「あれっ…。」

大事なものが見当たらない。

「どこへ…。」

視力が極端に悪い私は、メガネをかけていないと。


そうよ。
見えないのよ。

メガネ…私のメガネ、何処へいった?

ふと。
手に触れるものが。

「あったぁ。」

こんなところに。

と、手に取って。

ん?
何かおかしい。

目にかけて。



なんだかよく見えないし。

鏡を見て。
びっくりしました。

古いコントじゃあるまいし。
メガネが見事に、歪んでいる。



手に取って、よくよく見たらば。
耳にかけるフレームが、片方だけグニャッと…そう、グニャッと。

「あーあ。」

どうすんのよ、これ。
さっき椅子に座った時、お尻の下敷きになったのだわよ、きっと。

再びメガネをかけて。

「ん?…よく見えないんだけど。」

フレームが歪むと、こんなに見えなくなるものなの?

不思議に思って、何度も鏡を見て。
それでも原因が分からない。

で。
手で触れて、やっと理解しました。

「レンズぅ。レンズ、ないじゃん。」

そう、片方のレンズが外れていたのですよ。
こう、パカッと。

「…泣きたい。」

でも、泣かないよ。

折れるんじゃないかと心配になりながら。
フレームを少しずつ、元に戻して。

レンズを無理矢理、パカッと入れて。
元になんて、戻りゃあしないのよ。

買うの?これ、買うの?

そう、買うのよ。
レンズに高いお金を払うのよ。

すぐには無理だな。

なので。
暫くの間、歪んだメガネをかける決意をしたのであります…都会のど真ん中で。

悲しすぎる。





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Last updated  2010.07.01 23:22:58
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