お盆の帰省ラッシュもオシムジャパンには配慮されることはなかったようだ。
2-0で勝った親善試合トリニダード・トバゴ戦に続く就任第2戦は、オシム監督にとって初の公式戦。前日9日はA3チャンピオンズ杯に出場していた千葉、G大阪からメンバーを招集できなかったが、16日のイエメン戦は国際Aマッチデーということでメンバー招集に支障はない。メンバー発表がいつになるのか注目が集まる中で同監督はこの日、決断した。
トリニダード・トバゴ戦の反省会を兼ねてこの日午後、東京・本郷のJFAハウスでオシム監督、反町、大熊両コーチ、里内フィジカルコーチらが出席して約3時間半のスタッフミーティング。オシム監督はイエメン戦のメンバーについて、12日のJリーグ第17節視察後に決める意向を伝えたという。小野技術委員長は「できるだけ多くの選手をギリギリまで見たいという監督の考え」と発表のタイミングについて説明。さらに「少しでも多くトレーニングをしたい」という監督の方針に沿って、当初予定を1日前倒しして同日午後から合宿に入ることを明かした。
小野委員長は「オシム監督は1人1人の能力を最大限に引き出したいと言っている。私もオシム監督の能力を引き出せるようにクラブとコミュニケーションをとっていく」と言った。さまざまな点で今後もオシム流を貫くことで、クラブ側との対立を生むことも予想されるが、同技術委員長は同監督を全面的にバックアップする意向を明らかにした。
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