MIND-BODY THINKING BLOG        -こころとからだの対話

MIND-BODY THINKING BLOG        -こころとからだの対話

PR

×

Calendar

Profile

BANBAN23

BANBAN23

Comments

fu-sha @ はい(~_~) 同感です。 そういったことがとても難し…
青虫@ Re:笑いの効用? はじめまして・・・ 最近体調を崩す人が多…
青虫@ Re:砂の器 はじめまして・・・ 最近体調を崩す人が多…
oriza@ Re:鎧(よろい)とボディワーク -その(1)-(06/16) 先生のHPをいつも拝読致しております。は…
BANBAN@ Re:バランス(03/21) Tommyさん コメントありがとうございます…
2006.10.21
XML
アレキシサイミア ”機能的解離” が関与しているらしいということはすでに述べました。

日本の心身医学の草分けである故池見ら(1986)は
「アレキシサイミアのケースでは感情だけでなく、身体感覚の気づきも低下していることが多い」
と述べ、その状態をアレキシソミア(Alexisomia; 失体感症)と呼びました。

一方で、欧米を中心に「身体感覚増幅」、すなわち、身体の感覚が過敏になる、という状態が身体化障害の患者などにみられるという報告も多くあります。
心身症患者においても、アレキシサイミア傾向と相関してこの身体感覚の増幅がみられるという報告があります。

つまり、心身症や機能的な身体の症状が出現する疾患においては、自分の感情への気づきが低下し、身体感覚の気づきが低下したり、身体感覚の増幅が起こったりしているというわけです。

感情の気づきの低下した状態では、前述の脳の機能的解離などに伴って、もう少し本能的なレベルの情動が発散されないために抑圧され、抑圧された感情が身体症状化しやすくなるということが考えられます。


また逆に、慢性的なストレスにさらされた状況では、感情や身体の気づきが鈍くなることで自分を守る=防衛的な機序で、身体感覚の気づきが低下することも考えられます。

このようなことから、心身症やその周辺疾患では、何らかの身体感覚の逸脱が併存するのではないかと推測されます。

バイオフィードバック はリアルタイムで刻々と変化する身体の状態をフィードバックするので、普段は気づかない身体の状態を知ることができ、
「身体との対話」
が可能になります。

そしてそのときの身体感覚に注意を向け、その感覚とフィードバックされる情報を手掛かりに、心身の状態をセルフコントロールすることを目指します。

心身症のように身体感覚の逸脱した病態に対して、バイオフィードバックは本当の身体の状態と自分で感じる身体の感覚をマッチングさせ、逸脱した身体感覚を回復させる方法として重要です。
バイオフィードバックで身体感覚が回復して、気づきが高まるプロセスの中で、前述の脳幹や大脳辺縁系と大脳新皮質の機能的解離が改善され、伝達機能が回復していくと考えられます。

バイオフィードバックはいわば
「身体の声を聞く」
方法であり、自己の内的感覚を高める方法です。


すなわち、感情の気づきや表現ができるようになり、アレキシサイミアやアレキシソミアの病態が改善されると考えられます。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006.10.21 11:57:04 コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: