ねぼすけの読書感想日記

ねぼすけの読書感想日記

2008.05.31
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カテゴリ: 書評
 ジェームズ・C・コリンズ、ジェリー・I・ポラス「ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則」(1995.9、日経BP出版センター)を読んだ。経営学分野では、かなり有名な本であり続編の「ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則」は既に読んでいたが、古本屋で買っておいていたものである。本書で言うビジョナリーカンパニーとは、スリーエム(3M)、アメリカン・エキスプレス、ボーイング、シティコープ、フォード、ゼネラル・エレクトリック(GE)、ヒューレット・パッカード(HP)、IBM、ジョンソン&ジョンソン(J&J)、マリオット、メルク、モトローラ、ノードストローム、プロクター&ギャンブル(P&G)、フィリップ・モリス、ソニー、ウォルマート、ウォルト・ディズニーの18社である。確かに、出版から10年以上の時を経ても大部分は優秀企業として継続していると言えよう。
 ビジョナリーカンパニーに共通することは、理念は様々だが、その理念が本物であり企業が本気で理念を貫き通していることと指摘する。即ち、基本理念を維持すること(例えば、カルトのような文化・大量のものを試してうまくいったものを残すこと・生え抜きの経営陣)と進歩を促すこと(例えば、社運を賭けた大胆な目標を掲げること・決して満足しない)を同時に実行している企業がビジョナリーカンパニーと言うことである。
 この本が出版された当時、日本の各企業で経営理念とかビジョンを作ることがまるで「はしか」のように流行したと記憶している。形を作っても、これを維持する企業風土や本気度がなければ全く意味のない単なる政治家の公約のように終わってしまった企業も多かったように思う。指摘はもっともでも、実現性・実行方法がなければ経営学の書籍としてはあまり重要性を持たないと言える。 (星三つ:★★★☆☆)


ビジョナリー・カンパニー





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Last updated  2008.05.31 23:29:45
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