三十路女のヤマトナデシコな日々

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Valencia Orange トマソンRさん
2012.06.11
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テーマ: 茶道(338)
音羽護国寺の茶会を途中で抜け出し、
裏千家淡交会支部総会へ


この日は、 龍村美術織物 の白井進氏による

“茶の湯の裂”

についての講演があるということで
先生から入場券をいただき、聴きに行ってきました


お点前でお濃茶をするようになると、
仕覆や古帛紗など、いやが応でも “名物裂” と接することとなります



茶道具の世界だけでなく
着物や帯の文様としても用いられることが多いため
私にとっては、とても興味深い講演でした


数百年前の染織品が今日まで伝承されて文化として残っているという、
世界に類のないこの染織の技術と文化を、
将来に伝え残していきたいと強く感じました!

そのためにも茶道は続けねば(^_^ゞ 


名物裂(龍村美術織物)

代表的な名物裂の数々が展示されていました


名物裂(龍村美術織物)

講演の後は、龍村美術織物で復元された
数々の名物裂を実際に手にとって見ることができ
とても貴重な体験でした




織り方による分類で、

【金襴・銀欄】 (きんらん・ぎんらん)
【緞子】 (どんす)
【間道】 (かんどう)
【錦】 (にしき)
【印金】
【風通】 (ふうつう)
【紹巴】 (しょうは)
【更紗】 (さらさ)
【モール】 (もーる)
【ビロード】 (びろーど)


有名なものでは、

【金襴】富田金襴(とみたきんらん)

【金襴】富田金襴

同じ連雲(霊芝雲)の金襴に「嵯峨金襴」(さがきんらん)があるが、

「古今名物類聚」では、
連雲が 左上り のものを「嵯峨金襴」、
連雲が 右上り のものを「富田金襴」
と区別しているらしい



【金襴】二重蔓大牡丹金襴(ふたえづるおおぼたんきんらん)

【金襴】二重蔓大牡丹金襴

このツルにも、二重蔓、一重蔓があり、
牡丹にも大牡丹、中牡丹、小牡丹があって、
似ているが模様が異なる



【緞子】笹蔓緞子(ささづるどんす)

【緞子】笹蔓緞子



【錦】有栖川錦馬手(ありすがわにしきうまで)

【錦】有栖川錦馬手

この有栖川錦には、馬の文様の他に鹿、雲龍などがある



【錦】鳥入いちご錦(とりいりいちごにしき)

【錦】鳥入いちご錦

向かい合い花輪をくわえた鳥が幾何学的に描かれた文様

花文を“いちご”にみたててそう呼ばれるこの文様は数種類あるが、

先日買った足袋入れもその一種

足袋ケース(名物裂/【錦】菊苺)
<前田家伝来の名物裂/通称「菊苺」>


【間道】日野間道(ひのかんどう)

【間道】日野間道

これは、“よろけ”の横縞であるが、
直線の縦縞のものもあり種類は多い



【風通】糸屋風通(いとやふうつう)

【風通】糸屋風通

これは実際に手に取って見るとわかるが、
地と文様が透けていて、表裏が二重組織になっている

まさに“風通”とはよくいったものだ



【モール】花唐草段モール(はなからくさだんもーる)

【モール】花唐草段モール

モールは、ムガール帝国時代の織物

私は結構モールが好き

最初に気に入って買った数寄屋袋もモールでした

数寄屋袋(一つ花長斑モール)
<一つ花長斑モール>



【海気】鶴唐草文様海気(つるからくさもんようかいき)

【海気】鶴唐草文様海気


それにしても、名物裂って種類が多すぎて
とてもとても一朝一夕には覚えきれない(>_<)!

でも、それらの裂地とその由来や背景がわかると
茶道がもっともっと楽しくなりそう








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Last updated  2012.06.11 17:32:12
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