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2008年09月01日
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今日もどんよりとした天気の一日でした。

梅雨の合間に少しだけ夏が来てやっぱり梅雨に戻ったみたいなまま9月になりました。
月初なので仕事が忙しくて、けれどもいつもの月よりはラクに終業できました。

仕事が終わってから、営業の進藤さんに誘われてお酒を飲みにいきました。
進藤さんは18の息子がいるようなおじさんで、
息子の話とか昔の仕事の話や音楽の話をしながらお酒を飲んで過ごしました。
愚痴も仕事の話も無くて、のんびりとした良い夕飯でした。

しかし途中で「私離婚するんですよ」と言われて、どう返していいのかわからないので「そうですか」と返しました。

意味がよくわからなかったのでそのまま黙っていると気まずくなってきて「家どうするんです」と訊いたら「家は私が買ったから…」と言ってその話は終わりました。

21時過ぎにお店を出ると雨が降っていました。
帰ろうと思いましたが、もう一軒ということになりショットバーに入りました。
そこでもつらつらとどうでもいい話をして過ごしましたが、
進藤さんは突然に「あなた本当に美人だよね」と言いました。
その頃には進藤さんは相当酔っ払っていました。
「ありがとうございます」と返し、これはもう帰ろうと思いトイレに立って「終バスなので帰りますね」と言ってバス停まで一緒に歩き、それぞれバスに乗って帰りました。

帰宅するとわたしの恋人が一人で平和にインターネットをしていました。
寝転がってる腕を取って「市川さん」と語り掛けましたが一心不乱に氷室京介のセットリストを眺めていました。
5回ぐらい「市川さん」と話しかけましたが「ミーコー」という適当な相槌を返してひたすらインターネットをしていました。
わたしは外に出て煙草を吸いました。

いやわたしという人間が誠実じゃないんだと思いました。

どうすれば自分のくだらない感性を漂白してしまえるのか哀しい気持ちでいっぱいでした。
いつも「やるべきことをやる」というような感覚で言葉を発し、椅子に座り、時計を見つめ、歩いたり走ったりしている事が汚らしく感じるのです。
相手があばずれを求めていれば適度にそうなるし、
相手が清楚さを求めていれば適度にそういう言動をします。

それを察知するのも、それに対応するのももう無意識なのです。
そのことが吐き気がするほどくだらないことに思え、しかしその勘を捨てられないのです。

「男女は役者、世界は劇場」とはその通りだろうし、
人にはそれぞれやるべき事があるというのもその通りだろうと思うのですが、
わたしの優しさも真面目さも愛も、そうしなければならないから生み出しただけの代物に思えるのです。
そんなあからさまな器用さを持たずに愛と優しさを持ってこの世の一つの歯車になっていたいのです。
紫煙が霧に混ざって口の中が煙くさい嫌な味でした。
煙草を消して家に入って口をゆすいで寝ました。





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最終更新日  2008年09月03日 13時56分40秒


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