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2010年07月31日
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今日は土曜日なので9時近くまで寝ていました。

相変わらずずっと仕事をしていました。

わたしは夕方にようやく重い腰を上げて出かけました。
学生の頃先生のバイトをしていた時の教え子と会いました。
彼は毎年わたしの誕生日にメールをくれるのですが、
わたしは今年初めて彼の誕生日にメールを返しました。
その時電話がかかってきて、すっかり大人になって働いている、
久しぶりに会いたいですねということで、会うことになったのです。


わたしの方はもともと自分を先生だとも思っていなかったので、
あまり気分は変わりませんでしたが、
向こうから見ればわたしは先生な様子で、
「変わってませんね」と言ってくれました。

高校生が社会人になれば感慨深いものもあるのでしょうが、
わたしは大学生が社会人になっただけだし、
わたしは学生時代働いてばかりいて何のキャンパスライフもなかったので、
自分としては変わってないのが当たり前でした。

彼は仕事でたくさんお酒を飲むようで、
今日もたくさん飲んで、わたしにもどんどん勧めてきました。
わたしは少し遠慮気味に口をつけていましたが、

あれからいろいろ充実した日々を過ごしていたのだなあと、少し嬉しい気持ちになりました。

彼は高校生の時分からそうですが、相変わらず何かを疑っていそうな目をしていて、
周りから浮いたり周りを攻撃していないか気になっていましたが、
それなりに友達もいるようで、少し安心しました。

わたしは一応先生だったのにご馳走になってしまい、

道すがら彼は「こんな時間になると、帰したくなくなりますね」と言いました。
どこかで覚えるんだよなあそういうセリフ、と思いながら、そう、と流すと、
「一晩一緒に過ごしてくださいって言ったらどうします」
と怪我させる勢いの直球を投げてきて、
「それはなにかするわけ」と聞き返すと、
「…」と黙っているので、
「なんもないの」と尋ねると、
「なくも…ない…」と言うので、
「じゃあパス、もったいないでしょう、スポイルするのは」とやさしい気持ちでかわしました。

わたしはタクシーの前で、
やっぱり少しでもご馳走になった分を払おうと思いお財布を出すと、
「大丈夫、もう行ってください、帰したくなくなるから」と言われ、
ふたたびご馳走さまを言ってタクシーに乗りました。

わたしはタクシーの運転手さんに妙に丁寧に道を言ってお金を払って降りました。
誰かに優しく丁寧にしたいような気分でした。
それはわたしが彼に対して悪かったと思っているとかでは全然なくて、
わたしとしては少しは誠実な気持ちでいたのに、
相手からは好奇心の対象であるという事が、
いまさらわたしも大人なので理解できるものの、なんだか寂しいような気持ちだったのです。

人が聞けば誤解するかも知れませんが、
わたしはいつも愛ではなく好奇心の対象で、
誰もわたしに人格や感性があるなどとは知らないようです。
そういう人はわたしが謎めいた余裕を持った人間だと思っていますが、
わたしには余裕なんてないし、自分を人に知らせるのが得意ではないだけで、
別に謎なんてなにもなくて、
人間関係を壊してまで手に入れたくなるようなものは一つも持っていないのです。
あるいは人間関係なんて最初からなかったのかも知れません。

もちろん男女が虚心でいられない仕組みやルールはそれなりにわかるだけに、
相手を責める気持ちも沸かなくて、
わたしはうつ伏せにつっぷして布団を抱きしめて寝ました。
暑くて寝苦しい夜でしたが疲れていたのですぐ眠れました。





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最終更新日  2010年08月02日 21時32分28秒


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