「 玄牝-げんぴん-」 の 感想対談、第1回
きよ
意外だったのはそれだけじゃなくて
ずっと同じ場所で撮り続けているわけだし、実際吉村医院の外での撮影はごく少ない、
撮っている対象もほとんどが、妊婦さんと家族と、産科医吉村先生と助産師さんたちなのに
このドラマ性というか、面白さ、心の揺さぶられ様は何? と思わなかった?
とも
うん。出てる人が自分の気持ちに誠実で、正直だったよね。
さまざまな人生のドラマがあった。
きよ
お産にまともに向き合って、しっかりそれを外から捉えたら、
究極の人間ドラマが浮かび上がった。
出産の悦びだけではない、さまざまなドラマ。
とも
うん。人生、いいことだけではないよね。
その中で一人一人が真剣に生きてるなあ。と思ったよ。
その厳しい人生の中で、お産が、赤ちゃんとの出会いが、光って見える。
きよ
そんなさまざまなものを、すべて包み込むような、大きないのちの流れを見せてもらったんだと思う。
産んで、生まれて、死んで、繰り返してきたことだよね。人間だけじゃなく。
自然、宇宙にすっぽりと包まれた流れ。
とも
そんな、大きな命の流れまで感じられる映画だったね。
産まれてくる赤ちゃんも、産む女性も、なんて尊いことか。と、改めて思った。
きよ
その大きな流れをつないでいるのは、私たち女性なんだよね
河瀬監督の今までの映画はヨーロッパのスポンサーが必ず付いていたのだけど、今回のはテーマがどうしても受け入れられず、
河瀬さんの会社だけで制作することになったのだとか・・・・続く・・・
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