misty247

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2007.07.07
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 久須夜ヶ岳のトレッキングを終えると十四時だった。この後は「花はす早朝マラソン大会」の地、敦賀と福井市の間にある南条町へと移動した。

 若狭湾沿いの国道を走り、三方(みかた)へと向かった。
 地図上には旗が並んでいた。旗は海水浴場のマークである。実際に走ってみると、行く手に広がるどの湾も、パラソルやビーチマットや浮き輪の派手な原色が砂浜を覆っていた。色とりどり満艦飾の浜辺は、道を挟んで向かいのくすんだ漁村の町と対照的だった。
 似たり寄ったりの海水浴場を三つ四つ通り過ぎて、若狭の代表的な観光名所「三方五湖」へと達した。

 若狭なる三方の海の浜清みい行き帰らひ見れど飽かぬかも (万葉集)

 五湖の水面は、海水と淡水が混じりあう作用で水の色が五色に変化するらしい。「見れど飽かぬ」はその美を見つけたのだろうか。
 湖畔を通る道端には、梅干やウナギなどの特産物を売る店が建っていた。ウナギと梅干は食い合わせが悪いと子供の頃に教わった記憶がある。ここの地の人は、否応なしに食い合わせしまう環境におかれてきたと思われる。単なる迷信とか、塩分摂り過ぎの注意とかもいうが、ウナギと梅干の食い合わせ、その真偽のほどはいかに。

 三方から丹後街道に入って敦賀(つるが)へと向かった。
 敦賀に入ると、日本三大松原の一つとして名高い「気比の松原」(けひのまつばら)への案内標識が目に入った。疲れていたので、松原で休憩しようと寄り道することにした。

 盆には、日本海側で一番と謳う花火大会「 とうろう流しと大花火大会 」が催されるそうである。
 砂浜の片隅にベンチを見つけて寝転がった。しばしまどろむ。……

 目を覚ますと、夕間暮れの潮騒が、海水浴客の奇声を一つずつ消し去って、砂浜はひっそりとした清閑をようやく取り返したところだった。時計を見ると16時過ぎ。一時間ほど眠ったようである。一万七千本あるという松の林の一郭を通り抜けて白砂青松をあとにした。

気比の松原






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Last updated  2007.08.01 14:13:13
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