misty247

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2008.06.17
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カテゴリ: 私の歩いた山と道
 前回「野底(のそこ)マーペー」と書いたが、野底(のすく)マーペーが正しいようだ。麓に野底と記す地名があり、それは「のそこ」と発音する。マーペーの場合には昔の訛りを継いで「のすく」になるのかな。

 サータアンダギーと呼ばれるお菓子がある。スーパーやコンビニ、土産物屋など、沖縄地方ではいたる所で売られている。ゴロンとした丸っこいドーナツで、サータアンダーギーは砂糖油揚げ(サトーアブラアゲー)の意味なのだそうだ。シラブルが似ているので源は同じなのだろう。このように土地の言葉は一ひねりした読み方をするので、勘で読むと読み間違える場合が少なからずある。
 たとえば伊原間は「いばるま」。島の北東に伸びる半島の付け根の地名だ。半島突端の平久保崎灯台は観光名所のひとつで、東が海のこの地は朝日を望むのに好いらしい。
 御神崎は「うがんざき」。北西に突き出る半島の先端の地名で、こちらの灯台も観光名所。西が海のこの地は夕陽の絶景スポットだそうだ。西の川平(かびら)石崎との間にひろがる底地(すくじ)ビーチは、日本一早くに海開きされるビーチとしてよく紹介される。

 さて、ここで問題。
 次の漢字に読み仮名をふりなさい。
 ・伊原間
 ・御神崎
 ・川平
 ・底地
 ・野底マーペー
 答は今回のここまでの中に書かれてある。いかに適当に読み流しているか、よく分かったことと思う。

 サトウキビ畑の農道を進んでいると「野底マーペー登山口」の看板があった。自転車を停めて、いざ登山開始。
 実はあまりゆっくりしていられない。時間はもう16時半で、夕食の都合で18時半までに宿に帰らないといけない。45分で登って山頂休憩15分、45分で降りて宿まで自転車で15分、といっぱいいっぱい。なにもマーペーでトレイルランをしようと思って来たのではない。本当はゆっくり登山を楽しみたいのだ。
 えっさ、ほっさ、えっさ、ほっさ。昼間雨が降ったので蒸し暑い。たちまち汗だく。でもお構いなしに、えっさ、ほっさ、えっさ、ほっさ。道は明瞭で、テープも導いてくれる。登山道はこんな感じ。もちろん自然林である。

石垣島_野底マーペー登山道



 そういえば先の男性は、大型の三脚を担いでおられた。おそらく蝶の撮影目的で入山されて、山頂まで行かずあの辺りで引き返したのだろうと推測。登山道のあちこちで黒アゲハがよく舞っているのだ。
 石垣市のガイドブックの片隅に蝶の写真が載っていたら、それは市の蝶「 オオゴマダラ 」だ。日本の蝶としては最大級になるそうだ。

 クモの巣払い用の小枝を振り回しながら、先を急いだ。急ぎつつも脇目ふりふり。蝶ではないが、探しているものがあった。世界最大の豆、 モダマ である。ガイドブックでその存在を知り、これは実物をぜひ見てみたい!と思った植物だ。8段のハンギングポケットみたいなのが、そこらの木の枝に掛けられていないかと始終注意していたが、残念、モダマは見つからなかった。西表島に渡らないとモダマは見れないのだろうか。

石垣島_野底マーペー赤土


 登っているとロープ場あり。見るからに滑りそうな粘土質の赤土である。この土で赤瓦を作るのだろうか。
 石垣の伝統的な家屋は、半円状の赤い瓦を白い漆喰のようなものでがっちり固めた屋根を持つ。そして忘れてはならないのが、狛犬的鬼瓦の シーサー 。
塀は低めの石垣で、防風の目的を兼ねて福木という樹をよく植える。台風の通り道であることが、そういう構造を求めさせ、かつ広く行き渡らせたのであるが、これが町並みの美観作りに貢献度大であることは、島内を巡っていてよく分かる。
 下の写真は市街地に建つ『桃林寺・権現堂』。味わいある門構えの典型である。  <つづく>

石垣島_野底マーペー家屋






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Last updated  2008.06.21 04:22:27
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