misty247

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2012.12.26
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カテゴリ: 観た映画のこと
 試写会で『LOOPER/ルーパー』を観てきた。

 ここ15年でインターネットが一気に普及して、人々の生活はどれほど変わっただろうか。目に見える部分、はためにはそれほど変わっていないかなと思ったけど、そうでもないか。たとえば電車の中。半分ぐらいの人が情報端末をさわっている。これは30年前に子供が電車のなかでゲームウォッチに熱中していたのとは違う。端末の操作が、離れたところにいる人とのコミュニケーションになっているからだ。その点で一時的な流行のたまごっちなどとは違う。スマホをたまごっち程度にしか使っていない人もいるけど。……それはいいとして。
 タイムマシンが発明されたら、インターネット以上にエポックメイキングな利器に違いないと思うのだが、どうやら話しはそう単純ではなく、原発以上に封印しなければいけないものらしい。まぁ、なんとなくわからなくもないが。

 時空の違う世界が交錯しあう設定は理解が難しい。でも、すでに『マトリックス』や『ターミネーター』、極めつけかと思える『インセプション』で十分に鍛えられている。しかし、この『バック・トゥー・ザ・フューチャー』並にシンプルな本作の設定になぜか戸惑いを覚える。なぜなんだろう?
 そう。戸惑うのはタイムマシンがらみのことではなく、30年を挟んで繋がる2つの世界への理解だ。
 未来側。タイムマシンの用途は著しく限定されていて、その用途は何かというと、この世から消しちまいたい奴をドラム缶にコンクリート詰めにして大阪湾へ沈めるかわりに、タイムマシンへ放り込むのだ。
 現代側。原っぱに「消しちまいたい奴」が、モグラ叩きのモグラのようにポンと現れる。それを、いつどの位置に敵機が現れるか知りつくしたシューティングゲーム熟練者のように、シューターが間髪入れずボンと撃つ。
 そういう設定なのだ。
 観ているこちらが時空の挟間に落ち込んで半ばトランス状態。本編上映前に必ず映される映画泥棒警告の、客席の彼女のように、口をポカンと開けて、ポッポコーンを運ぶ手は固まって、ただ唖然とするばかり。


 いや、いいことないか。それをいいと言ってしまっては書くことがなくなった。
 まぁ、観終わって、いろいろと考えさせられる映画ではある。「30年後の自殺を約束して、富を得るか?」という命題が根底にある。「えっ? 何歳の時点でかによるってか」 いやいや、何歳なら富の方を取るかな、とか、そういうことをご自身で考えて頂きたい。そんな風なあれこれが、この映画の美味しいところだ。





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Last updated  2012.12.26 22:14:21
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