とりあえず・・DIYで行こう!

とりあえず・・DIYで行こう!

October 19, 2010
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カテゴリ: 本・テレビ等


しかも、買った本は捨てられない人なので、中学生以降に購入した本は大体残ってる。
たまにそういう本も読んだりするので、「何回読んでも、やっぱりいいよなぁ」なんて思った本もせっかくなので紹介してみようというシリーズw。

この作品は当時かなり話題になった記憶がある。
三作目の「巨人たちの星」も持ってるはずなんだけど、山に埋もれて発見できず・・・。
手元の「ガニメデの優しい巨人」を見てみると1983年8月の14版とある。初版が1981年の7月だから2年で14版というとんでもない部数が売れたってことか。
一回5千部とすれば7万部?もっと少しずつ刷ったのかな?
どちらにせよ今では考えられない部数だねぇ。いい時代でした。

ホーガンといえばハードSFのイメージなんだけど、この作品でも謎解きの楽しさと緻密な設定を読み込んでいくSFならではの醍醐味が存分に味わえる。

ただ、作中では2028年で有人木星探査をしていたり月面基地もあったりで、少々将来を夢見すぎている部分はある。
まあでもこの年代のSF作品は大抵、宇宙旅行に関しての予測はこんなものだったと思う。
もちろん、当時の東西冷戦が終結して(ある意味では正しかったけど)、核戦争の危機を脱した人類が(核融合、あるいは新エネルギーの発見という筋書きが多い)その闘争本能を宇宙に向ければ、という前提があってのことだったけど。

そう考えると、ほんとにそうなっていれば月面基地くらいは建設できてたかもしれないけど、現在の世界情勢では宇宙どころじゃない。
「はやぶさ」の第二段の予算を削って子供手当て?高速道路無料?そんなものに当てようとしてるんだから、考えてみるとほんとに夢のない世界になってきてるね。

この、「ガニメデの優しい巨人」の14版という栄光も、当時はまだまだ未来に対する希望ってモノを世間の人たちがいっぱい持ってたからできたことだったのかもしれない。
SF小説ってモノも、そういう未来への憧れを作品中で体験できるってところが一つの面白さだからね。

今の出版業界を見てると、ネクラな作品が幅を効かせてるけど、やっぱりそういうことなんでしょうね。
ホントはSF小説がバンバン売れるような世の中にしていかないと、イカンのじゃないか?

星を継ぐもの

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価格:735円(税込、送料別)



今回、「どうせ絶版だろう」と思って検索してみたらちゃんと売ってたので感激。
しかも、帯に小野不由美センセーのお言葉まであるじゃありませんかw。



まあ、絶版SFは多々あるんですけどね・・・。





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Last updated  October 19, 2010 07:36:54 PM コメントを書く


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ますますむさい@ Re:マフラー制作の準備(11/04) 謹賀新年。今年もDIYに精進されるかねw
みすたけ99 @ Re[1]:「ランクル70」 マフラーフロントパイプの交換(05/28) やんかなさんへ ブログをしばらく放置し…
やんかな@ Re:「ランクル70」 マフラーフロントパイプの交換(05/28) 今回の記事を参考に読ませて頂きました。 …
よじまる@ Re:GSR250 キースイッチ不良でエンジン始動せず・分解清掃(10/20) 大変参考になりました。自分はキーシリン…

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