レムリアからの転生旅行者

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神坂俊一郎

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Sep 18, 2025
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カテゴリ: 世界の中の日本


シャーマンシリーズ同様、2006年に韓国、フランスに出張した時の報告的な感想文が出てきましたから、投稿しますが、2006年時点のものであることをご理解ください。


ところ変われば品変わる、と言いますが、国が変わればいろんなことが変わります。


日本人、「郷にいれば郷にしたがえ。」とのことわざもあるし、他人と同じであることをよしとする割には、海外では何故か現地に適応することが下手です。


私は、海外に行った経験は決して多くはなく、他人と同じであることも嫌いなのですが、海外で現地に溶け込む才能はあるようで、どこに行っても「郷に入っては郷に従え」で何とかなっていました。


そこで、そんな私の目から見た世界と日本人について、たまたま、昨年(2005年)訪問することができた韓国、フランスの二つの国を中心に、考えてみたいと思います。


1.韓国編


まず、お隣の韓国は、文化及び相互理解の面から触れてみましょう。


韓国と言えば、キムチを想像するかも知れませんが、2005年当時は、ヨン様を代表する映画スターが日本のおばさんには好評でした。
 実際、ドラマだけでなくパチンコまでヒットしたのには笑ってしまいましたが。


まあ、日本から一番近い外国ですし、人種的にも近いし、言語も、文字こそ違いますが、漢語の影響を受けた、ウラル・アルタイ語系で日本語に最も近い系列の言語ですし、確かに共通点は多いのです。


ところが、韓国のことを知れば知るほど、彼らがむしろ、アメリカやアフリカのように外見が全く違っていれば、もっと相互理解はスムーズに行ったのではないかと思うようになりました。


文化にも関係する面がありますから、その理由から触れて行きます。


まず、両国は、基本的な考え方が大きく異なります。


韓国人は、他人とは違う自分を作り、主張することが美徳であり、それが人間的な強さであると考えています。この点では、欧米に近いのです。


したがって、日本人のように他人と同じであることをよしとしたり、そのことに寛容であることは、自己主張の弱さ、ひいては人間そのものの弱さと受け取ってしまうのです。極端に言えば、韓国は、奥ゆかしさとか謙遜とかいう感覚とは無縁なのです。


そのため、とにかく彼らは自分の意見を主張しますし、日本人的感覚からすると、けんか腰と映るほどですらあります。


また、最も近い言語とは言いましたが、言葉の点では、「私が~する。」の自動詞表現が主体であり、日本語のような他動詞や受動態表現がほとんどないことも、この考え方に起因しているのかも知れません。


態度の点では、日本人よりも姿勢はよいし、胸を張って堂々としています。


しかし、前述のように、相手に一歩譲るとかへりくだると言った行動は、自己主張同様自分の弱さを示すことと考えるため、相手が誰であろうが、態度を変えません。


この点で、腰の低さを美徳と考える日本とは相容れないものがあります。



私は、韓国訪問の他、日本でも韓国人の調査団一行を案内する機会があったのですが、そんな彼らの行動には、かなり違和感を覚えました。


調査と言っても、先進的な日本の状況を教わりに来た立場であったのですが、彼らはソファーに大変よい姿勢で座って相手を正面から見据えましたから、日本人的感覚では、挑戦的に映りました。


しかも、日本人ならば身を乗り出すであろうとおもわれる場面で、逆にふんぞり返ったのですから、日本人的感覚では尊大にしか見えませんでした。


要求も、これこれのことを聞きたいので関係の資料を用意してもらいたい、他の説明は必要ない、疑問な点はこちらから質問するから答えることができる担当者に同席してもらいたいと実に明快ではありましたが、日本的には、税務署の査察のような高圧的な感じを与えるものでした。


この面に関しては、私個人としては、合理性効率性を重視の観点からは歓迎しましたし、対象となった日本の団体の職員も、この点は、上司の挨拶や余計な説明を省略してもらえてよかったと歓迎していました。


マンションの強度偽装問題(いわゆる姉歯事件)で、現状に至った経緯とか余計な前置きを長々と述べてひんしゅくを買った某議員の国会質問じゃありませんが、そう言う点では日本人はくどすぎます。必要最小限の現状説明に止め、要点だけを答えてくれとの彼らの要求は、共感できました。


ここで面白いのは、韓国は自己主張が激しい反面、目上の人を尊敬することにかけては、日本よりもはるかに厳格なのです。この辺は、儒教思想の影響を感じます。


そこで戸惑うのは敬語で、韓国語にも日本語と同様の敬語が存在するのですが、謙譲語の使用法が大きく異なります。理解すれば大変わかりやすいし、むしろ明快なのですが、目上の者に対しては全て敬語で、これは身内だろうが、他人だろうが同じなのです。


したがって、日本語なら、他社の人間に対しては、たとえ社長でも会長でも自社の人間は姓で呼び捨てにしますし、家族以外には「父」「母」「兄」と表現するところを、韓国語だと相手が誰であろうが、○○社長様、○○会長様、お父様、お母様、お兄様、なのです。


北朝鮮でよく言われている、「将軍様のおかげです。」は、日本人にはいかにも大袈裟に、強制的に言わされているように感じるのですが、韓国では、目上の者に対しては普通の表現で、それほど大袈裟に敬意をあらわした表現とは受け取らないのです。


これは、韓国語の問題ですから、韓国国内だけなら問題はないのですが、日本語ができる人でもこのように敬語を使ってしまう場合が多いため、通訳担当者と話していると時々笑えました。


まあ、日本でも、若者に限らず、「○○さん(自分の部署の上司)は、今日はいらっしゃいません。」と答えたり、「○○部長(他の団体の)おりますか。」と聞いたりする敬語を使えない人もいますから、それほど揶揄すべきことではないのでしょう。(余計なお節介で言いますと、前者は「○○は、今日は出社しておりません。」後者は、「○○部長いらっしゃいますか。」あるいは「部長の○○様は、いらっしゃいますか。」が正しい日本語です。)


個人相互の関係から見ると、友達関係がまた大きく違います。


日本では、「親しき仲にも礼儀あり。」と言いますし、そのようにするのが常識ですが、韓国では、「親しき仲には礼儀なし。そんなものは水くさい。」が常識なのです。


しかも、ボディーコンタクトが親愛の程度を示すと考えているらしく、やたらに触りたがり、ひっつきたがりますから、日本人の目から見ると、この人性的マイノリティーなのではないかと少々気持ち悪いところがありました。


恋人同士なら許せるにしても、友達なら男同士だろうが女同士だろうが、腕を組んでひっつく、体を触りまくる、がそれほど異常ではないのですから、日本人的感覚ではセクハラです。


韓国人留学生(女性)が、日本人学生(やはり女性)と親しくなったから腕を組んでべたべたしたところ、同性愛者と見られて気味悪がられたとの実話があります。


男女交際についての感覚も少々違っていて、女性は、たとえ気があっても最初は冷たくするのが礼儀?であり、男性は、断られてもしつこく言い寄るのが礼儀なのです。


ですから、先ほどの韓国人留学生は、最初礼儀だと思って断りまくったところ、誰からも誘いがかからなくなり、腐っていました。


反対に、日本人留学生(女性)が、韓国では男性が熱心に声をかけてくれるから、皆自分に気があるものと勘違いするケースもあります。


所有感覚も同じで、幸い一方的ではありませんが、「友のものは俺のもの。俺のものは友のもの。」で、友人が注文した料理は勝手に食べても全然おかしくないし、勘定も誰かがまとめて払うのが常識で、自分が注文したものを友人が食べるのを嫌がったり、割り勘にすることは、けち、あるいは他人行儀、と受け取るのです。


先の例の韓国人一行を案内した時のできごとの一つですが、お茶を出された場合、日本的常識では、自分の前に置かれたお茶碗のお茶が自分のものであり、それを飲み干したら、お代りを頼むか、我慢するところですが、一人がのどが渇いていたのか、自分の前のものをさっさと飲み干した後、他の人の飲みかけのお茶碗を取って平気で飲み始めたのです。
自分のお茶を飲まれた方は、韓国では当然のことと気にもとめない風でしたが、私及び同席した団体の職員は、ぎょっとしていました。


韓国に留学した日本人から、韓国人の友人が大挙して押しかけてきて蓄えの食料や冷蔵庫の中のものを食い尽くして行くので困る、との話しもよく聞きますから、確かに親しき仲には礼儀なし、そんなものは水くさいが彼らの流儀であり、常識なのでしょう。


相違点ばかりを挙げましたが、よく似た点もあります。


私は、韓国訪問前に、言葉の勉強のためにと思って韓国映画を何本も見たのですが、情緒の点では、日本と余り差はないと感じましたし、日本で韓国映画が人気であるのも、映画を見ているだけではそれほど違和感を感じないか、大袈裟な演技だな程度で済んでしまうからだと思います。(最近便利なものがありまして、インターネットで見ることができるのです。ウィニーやシェアではありませんので、誤解のないように。)


傾向としては、昭和 30 年代の日本映画のように素朴で、直球勝負で感動させるパターンがほとんどで、最近の日本やハリウッド映画のように、複雑な伏線を設けたものはほとんどありませんから、大変わかりやすいものでもあります。


しかも、「私の頭の中の消しゴム」や「オールドボーイ」のように、興味深い題材を扱っていますから、ハリウッドや日本がリメイク権を争って買っていくのもわかるような気がしましたが、リメイクされたら、恐らく複雑な伏線を持った別物に変身しているのだと思います。


映画で見ている分にはそれほど違和感がないように、情緒的には日本人と非常によく似た、いや我々よりも素朴で純真な感覚を持っているように思います。


しかし、変なところで似ている面もあって、思わず笑ってしまうこともありました。


韓国映画「英語完全征服」(原題「誰か英語を教えて」)に、役所に外人が質問に来たところ、英語だったため誰もわからず、職員が皆、私は聞こえません、わかりません、と逃げてたらい回しにし、一番若い女子職員に押しつける場面がありました。(そのため、彼女は職場を代表して英会話教室に通う羽目になるのです。)


日本でもよく似たもので、六本木で外国人が一生懸命道を聞いているのに、みな逃げたことがありました。


中国人らしい男性だったのですが、英語で通じないと見るや、片言の日本語で話しかけたにもかかわらず、話しかけられた中年のおばさんは、「私、英語わかりません。」と逃げたので、最も近くに居た私は、思わず吹き出してしまいました。
 出張で宿泊した盛岡の某ホテルでも、外国人が英語で「昨日までの電話代はいくらだ。」と聞いているのにフロントの係員が全く聞き取れず、逃げ回っている場面に出くわしたこともありました。


それぞれ、私が案内し、通訳してあげましたが、日本でも大阪で同じことがあれば、恐らく野次馬的に人が集まってきてああでもないこうでもないと言葉を越えて交流したでしょうから、同じ日本国内でも反応は大分違うと思います。


関係するのですが、国際会議では、レセプションあるいはディナーの前にはカクテルパーティーが慣例となっており、出席者は、それぞれ旧知の者を捜しては、指定された公用語(英語もしくはフランス語)で会話をはずませます。


主催国はホストですから、出席する職員も当然その輪に入るものなのですが、韓国の国際会議の時に主催の韓国勢はと見ると、トップは堂々と参加していましたが、下っ端の職員たちは、端っこの椅子に群れて座って、私たちは関係ありません、話しかけないでくださいと言う感じで、自分たちだけで話し込んでいました。


私はどうしていたかと言いますと、日本人と話すなら帰国してから何時でもできますから、ワイングラス片手に集団の中を右往左往しましたが、初めての参加だったため旧知の者がおらず、なかなか会話に加わることができませんでした。


うろうろしていますと、そこはよくしたもので、同じようなあぶれもの?同士はなんとなく通じるもので、中国やインド、北欧諸国の人と、お互い下手な英語で話し合うことができましたから、まあ、身内で固まっている韓国勢よりは社交的であったと思います。


それでは、他の国の会議ではどうだったかと言いますと、フランスの会議では、専門の者があたっていたこともありましたが、主催者側は皆積極的に話しかけ、会話の輪を自ら作り上げようとしてくれました。


しかも、フランス語、英語を同じように使いこなし、右隣の人にはフランス語、左の私には英語といったケースもしばしば見られました。


ですから、私も話しかけることができましたし、それなりに会話の輪ができあがっていました。


ただ、その時に渉外担当の主任の女性と話していてわかったのですが、フランスでは、国際会議のレセプションに出席できるようになるまで、最低 6 年は修行させられるとのことで、参加者は選抜されていたのです。


余談になりますが、海外のカクテルパーティーで出されるお酒は、シャンパンかワインが主体です。レセプションの乾杯も、シャンパンかワインですから、「取り敢ずビール。」あるいは「乾杯はビール。」は、国際的には日本だけの風習のようです。


元々ビールは、日本で言えば昔の焼酎、現在の発泡酒のようなもので、格が低いお酒と見なされていますから、用意さえされていない場合もあることを知っておいてください。  


また、外国人から見れば、日本には日本酒という素晴らしいお酒があるのに、何故外国の酒であるビールで乾杯するのか不可解だと言います。



おまけに、韓国での笑い話(実話)をいくつかあげておきます。


①インチョン国際空港にて、免税店の韓国人女性に日本語でかけられた言葉。


「ねえ、うるしいりませんか。」(彼女は、「お土産に、螺鈿細工の漆塗りの器はいかがですか。」と言いたかったのだと思います。)


②その螺鈿細工の日本語の説明書。


「サザエの革を使って、作られています。」(「革」ではなく「殻」では。)


③オミジャ(五味茶)とは何かと店員に尋ねた時の彼女の答え(日本語)。


「私、知らないねえ。でも、おいしいよ。」(日本人がよく中国人の日本語を、「~あるね。」とか面白おかしく表現することがありますが、実際接してみると、中国人よりも韓国人がなれない日本語を話す時の感じによくあてはまっていました。)


④そのオミジャの日本語の説明書。


「ティーベックをコップに入れ、熱い湯を注ぎ、よく掘ぜてお召し上がりください。」(しかも、商品はバッグではなく、顆粒だったのです)


⑤マッコルリ(どぶろくみたいな濁り酒)が意外と美味だったので、おみやげに買おうと思って免税店で尋ねたら。


「そんな安い酒置いてないよ。」(何と、日本に帰ったら近所のスーパーで売っていました。)



おまけその2・要注意事項


①交通は、左ハンドル右側通行。運転は結構荒っぽいため、歩いている時も要注意です。交差点は右折可です。(赤でも車が来ていなければ曲がってよい。)


信号は、余り守りません。したがって、レンタカー運転は避けた方が賢明です。(ハングル標識が読めないなら尚更避けるべきです。)


それから、韓国に限らず右側通行の国に行った時に注意すべきことは、日本人つい習慣で右見て車が来ていなければ車道に踏み出してしまうことです。右見て、左見てではなく、左見て、右見てなのです。サイパンでそれでひき殺されてしまった新婚女性が居ました。外国では、日本と違って歩行者優先ではありません。


②韓国は、戦闘地域です。38 度線は、休戦ラインであって、北朝鮮と完全に停戦合意がされたわけではありません。そのため、空港や町中には機関銃を持った兵士や警官が常駐していますし、国際会議ともなると、周辺はマシンガンを抱えた兵が固めており、私服警官も大勢動員されています。突然銃をぶっ放されるようなことはないと思いますが、逮捕されることはしばしばあるようなので、疑われるような行動を取らぬよう注意しましょう。


③外観だけでは、日本人と見分けが付きません。ところが、前述のとおり、基本的な受け取り方が違うため、黙っていたり、下手な対応をすると、血の気が多い韓国人には、無視された、あるいはばかにされたと受け取られて、ぶん殴られかねません。


実際、日本人が韓国人に話しかけられ、何を言っているのかわからないので黙っていたら、無視されたと受け取られ、殴られるトラブルがよくあるそうです。


何か言われたら、とにかく日本語でも英語でもいいので、わからないと答えることです。


若い人には、英語がよく通じます。


ソウルでスターバックスに入ったところ、最初は韓国人と思われたため早口の韓国語でまくしたてられ、ちんぷんかんぷんだったのですが、英語で聞き返したら、相手の若い女店員すばらしく英語がうまく、大変よく通じました。


④買い物しても、袋はくれないか、有料のことが多いので、袋は当然と思わず、マイバッグを持参しましょう。(これは、韓国に限らず、海外では当然のことです。)


⑤コーヒーも緑茶も、恐ろしく薄い。アメリカンではなく、本当に薄くて味がありません。一流のグランドインターコンチネンタルホテルのコーヒーですら、かなり薄目でした。韓国で美味いコーヒーを飲みたければ、全世界共通の味を提供しているスターバックスに行くことを勧めます。



韓国編の最後に、韓国が国際問題とやたらにとりあげたがる、過去の侵略、首相の靖国神社参拝、竹島領有の問題に対する私見を述べておきます。


侵略問題については、韓国内の一派が併合を推進したことも事実ですから、謝罪するのは変なものだと思います。


また、戦後処理の段階で政府間で決着がついていて、賠償金も支払済みですから、今更持ち出すのは理由がないことなのですが、韓国は政府が賠償金を受け取ったものの、国民には説明せず、全部国庫に入れてしまいましたから、もらっていないと思い込んでいる人が多いのです。


靖国神社問題も、戦犯に対する意識も違いますし、そもそも戦犯として裁いた考え方が正しかったのかも疑問があります。


東京裁判の時に、インド代表が、英米露も捕虜を虐待したり、降伏している艦船に対する攻撃を行った事実があるのに、日本だけを問題にすることはおかしいと弁護してくれた事実があります。


また、宗教に対する捉え方も違います。


日本は、どのような者であり、死者は供養し、祀るものであり、鞭打つ者ではないとの思想があります。


ですから、余計なお世話であり、国際問題にするようなものではないと思います。


大体、参拝が問題にされだしたのはむしろ最近のことであり、従軍慰安婦問題も、靖国人者問題も、朝日新聞が日本が悪いかのような記事を書いたため、韓国や中国に都合のいいように利用されたのが実態です。


朝日新聞が記事にするまで、何の問題にもなっていなかったのですから。


ただ、竹島問題だけは、私は日本の対応も悪いと思います。


韓国が反対したからと国際司法裁判所への調停申請も行わず、事実上の領有を黙認し続けたのですから、韓国以外は日本領と認めていますから、きちんとこの際、主張すべきではないかと思います。


いろいろ挙げましたが、韓国人の行動、日本人の感覚からかけ離れていたとしても、同じことをアフリカンのような明らかに外見の違う者がやったとしたら、それほど違和感を持たなかったのではないでしょうか。


こと韓国人に対しては、外見の近さが却って相互理解を妨げている面があるのです。


お互い、外観が余りに似ているので、全て同じだろうとの思いこみがあり、少しでも違ったときの反感、反発が大きいのです。


韓国には韓国の流儀があり、日本には日本の流儀があるのです。


そのこと自体は、不思議でもなんでもないのです。


なまじ外見がそっくりだから、お互い相手に同じ常識が通用すると思い込んでいることが、一番の問題なのだと思います。


日韓関係は、隣国の同胞ではなく、お互い全く違う国同士であり、そのことを尊重した上でよく理解して調整していくべきことだと思いました。


そのような姿勢があれば、韓国はソウルでもそれほど治安は悪くなく、よいところだと思いました。
ただ、もう一度行きたいかと問われれば、ノーです。一度行けば十分です。




2.フランス編



韓国編は基本的な文化の面に触れましたが、フランス編は、マナーについての話しを中心に触れてみたいと思います。



面白いもので、私は韓国では日本人とは思われず、空港の免税店以外では常に韓国語で話しかけられて困ったのですが、フランスでは比較的日本人と認識されていました。


しかし、パリのスターバックスのアルバイト店員だった日本人留学生には日本人と思われなかったようで、最後まで英語でやりとりしたお笑いがありました。


そこで理由をよくよく考えてみると、パリは、地域的に住民の人種がはっきり分れていたのです。


私が泊まっていたホテルのある地域は、観光地から少しはずれていたため観光客の出入りは少なく、高級住宅街に近い地域でもあったため、中国・韓国系住民が全くといってよいほどいない場所だったのです。


そのため、出没する東洋人イコール日本人との感覚があったことも影響していたのかも知れません。


なお、幼稚園児には、「ジャポネ」ならぬ「エトランジェ」(カミュの小説の題名では「異邦人」と訳されていますが、日本で言えば「外人」ですか。)と呼ばれました。



前置きはこの辺にして、フランスの場合、マナー以前に感じたのは、個人の責任の明確化です。


何か問題が起こった場合の彼らの常套句は、少々責任があったとしても、「これは、私の責任ではない。」でした。


事前に聞いてはいたものの、実際はそれほどではあるまいと思っていたのですが、行ってみたら本当にあったので笑えました。


最初はロンシャン競馬場からホテルに送ってくれるはずのバスが来なかった時で、皆で文句を言ったところ、係の若者が携帯電話で問い合わせた結果、最初に出た文句が「イット イズ ノット マイ フォールト」(私の落ち度ではない。)だったのです。


恐らく日本で同じことがあれば、主催者側としてはまず最初に「ご迷惑をおかけしてすみません。」とでも謝るところでしょうが、日本以外の国では謝罪する時は自分に明確な過失があった時だけであり、謝ることはその過失を認めたことになることを知っておいてください。


自分が悪くない時は、「エクスキューズ ミー」と言うべきで、「アイム ソーリー」と言ってはいけないのです。


では、バスの件がその後どうなったかと言えば、私の責任ではないとの前置きの後に、警官の指示で待ち合わせ場所に停車できなかったため、通り過ぎて大分離れたところにいるとの状況説明が続きました。


私は、聞いたときにそれしかないと思いましたから、「じゃあ、バスが待っているところまで歩きましょう。」と提案しようとしたのですが、流石に各国のお偉いさんが集まっていると違います。


彼らが最初に発した文句は、「責任者を出せ。」でした。


そして、携帯で事務局長(ルイ・ロマネ氏)を呼び出させて、交渉していました。


係の若者が板挟みにあって両方から文句を言われて可哀想でしたが、結果的には私が提案しようとしたとおり、その若者がバスまで案内しますから歩いてくださいに落ち着きました。


この一件、翌日そのロマネ氏から一言お詫びの挨拶があったのですが、その挨拶でも、最後に「バット イッツ ノット マイ フォールト」(しかし、私の落ち度ではない。)と付け加えたので、私は吹き出しそうになりました。


まあ、この責任問題、契約にも関係するもので、お互いの信頼関係によって対処しようとする日本人、あるいは明文化しないで紳士協定によって対処しようとするイギリス人には、感覚的に理解しにくいものがあるかもしれません。


しかし、国際的にそんな関係が通用する国の方が少ないのですから、責任関係を契約によって明確にし、慎重にあたらないといけないと思います。


それから、ロンシャン競馬場の昼食会の時に、不思議なことに私が座っていた椅子の座面に釘が飛び出していたのです。(しかも、頭ではなく尖った先の方が)


何か少しチクチクするなと思いながら、満席だしそのまま座って食事を終えてから確認するとそういう状況でしたから、ボーイを呼んで「この椅子は使わない方がいいよ。」と注意したところ、彼、顔色を変えてすっ飛んでいき、ボーイの中でもチーフのような者が飛んできました。


そこで、このような状況だと説明すると、賠償を要求されるのかと思ったのか、彼も青い顔をして黙り込んでしまいました。


こちらは、料理は大変おいしかったし、ちくっとしただけで、怪我したわけではないから、「バット ノープロブレム」と言って笑い飛ばしてあげると、彼はあからさまにほっとした顔をしました。


この場合、私の責任ではないと言える状況じゃありませんでしたから、余計だったのだと思いますが、それでも日本人のように平身低頭謝ることがないところが、心の中では「イッツ ノット マイ フォールト」と唱えていたようで、フランス的なのかも知れません。


そして、そのチーフ、私が問題にしないと知ると、他の客にか、それとも上司にかはわかりませんが、ばれたら困るという態度で、こそこそとその椅子だけ別のところに運んでいきました。


それから、フランスでは、2005年になってから学生が中心となって暴動が起こりましたが、原因は、若者の雇用推進のため、採用後 2 年間は、特別の理由無く解雇できるとの法案が導入されることになったことでした。


反発の最大の理由が、自分に責任のないことで解雇されるのは我慢ならんとのことだったのですから、根底には個人の権利意識と責任の明確化があるのでしょう。


結局、法案は撤回を余儀なくされましたから、反発の凄さがわかります。


しかし、若者の雇用をどう確保していくのかの代案を出さずに反対するところがフランスらしいとも思えました。



さて、マナーの話しに移りますと、このフランス訪問では、ヴェルサイユ宮殿での晩餐会に招待されるという、フランス人でも一生に一度もあり得ない幸運に預かりました。


私は、正式なマナーについては、小さい頃に厳しくしつけられたためか、どこに行っても何とかなるのですが、当然ドレスコードはブラック・タイでしたから、衣装を揃えるだけで大変でした。


因みに、ブラック・タイとは黒いネクタイのことではありません。
実際に、ブラック・タイ指定のパーティーに、黒いネクタイで略礼装の黒の上下、いわゆる礼服で参加した日本人が居たそうです。


タキシード上下、ウィングカラーシャツに蝶ネクタイ、ベストかカマーバンド着用が本当のブラック・タイです。


因みに、日本で一般的な黒の礼服は、日本でも正式にはあくまで略礼装であり、礼装はタキシードかモーニングかフロックコートなのです。


海外で日本の礼服がどのように見られるかといいますと、礼装でもなんでもなく、強いて言えばマフィアの制服なのです。


その上白か黒のネクタイまでしてしまっては、マフィアの葬式に参列する者としか見えないそうです。


ジャパニーズヤクザは海外でも有名ですから、誤解されて無用なトラブルに巻き込まれたくなければ、海外では葬式に参列する時以外は、日本で言う礼服は着ないことです。



私は、ヴェルサイユ宮殿での晩餐会ですから、宮廷晩餐会レベルの正式な礼装として、タキシードもズボンも蝶ネクタイも全て黒で統一し、カマーバンドではなく、より正式なベストで臨んだのですが、他の日本勢はカマーバンドで、タキシードも蝶ネクタイもカマーバンドも結構まちまちの色でした。


他国勢はと見ると、流石にベストは少なかったのですが、ほとんどの人が私と同じように黒で統一した礼装でしたから、結果として日本勢では、同じく礼装で如何にも着慣れていた JRA の役員 1 名と私の 2 名が違和感が少なく、何だかまともに見えてしまうことになってしまいました。


そのためか、日本勢からはほめられましたが、「お似合いですよ。」はともかく、「初めてというわりに、不思議に決まっていますね。」と言われたのには苦笑しました。


マナーの話しに戻りますが、ヴェルサイユ宮殿行きの送迎バスに乗車するための集合場所の高級ホテル「スクリブ」に私は 30 分前に着きました。


一番乗りだったため、ホテルのコンシェルジュに競馬の関係者ですと声をかけた後椅子に座って待っていると、他国の代表の人たちも集まってきました。


奥様同伴の人も多く、マナーとしてそのドレス姿の女性を立たせるわけにはいきませんから、私は一番先に立って席を譲りました。


私に続いて他の男性陣も女性には席を譲りましたし、これは常識であり当然のマナーでもあったのですが、この一件で、そのホテルのコンシェルジュやベルボーイが、宿泊していない私にも親切に対応してくれるようになりました。


よく見ているものです。


この一件、他にもいいことがありました。


私は、指定のホテルが馬鹿高かったため、一人だけえらく遠いところの安ホテルに泊まっていました。
 晩さん会の招待状を各ホテルに配って歩いた国際渉外担当係の女性には、「あなたのホテルが一番遠かった。」と言われましたが、暗に「一番ぼろかった。」と言いたかったのだと思います。
 実際自分でも、今度は高くてももう少しましなホテルに泊まろうと思いました。


送迎バスは、指定のホテルから出発しますから、普通なら一番近いホテルに行くところですが、安全のため、少し遠かったのですが間違える心配のない、オペラ座近くの有名な高級ホテル「スクリブ」にしたのです。


すると、係の方ではもっと近いホテル(「ピエールアンドバカンス何とか」覚えていませんし、面倒なので、「ピエール」にします。)に来ると勝手に思っていたらしく、ピエールでは「一人来ていない。」と心配していたらしいのです。


我々のバスは、スクリブとピエールの 2 カ所停車でしたから、ピエールで乗ってきたジャーナリストの一人が、韓国で見かけていたから私のことは覚えていたらしく、やけになれなれしく「あんたが来なかったから騒いでいたぞ。」と言うので、「私は、スクリブに行きました。」とだけ答えました。


それ以上何も言わなかったところ、彼は、無愛想で話しにくいと思ったからでしょうが、私が席を譲ったご婦人と夫君の席の方に移って、「あの日本人が来なかったから困っていた。日本人は変な奴らだ。団体が二つもあるし、海外に開放していない。」と関係のないようなことまで付け加えて文句を言い出したのです。


すると、ありがたいことにそのご婦人が、「彼は、スクリブには一番先に来ていたようですし、そのことをコンシェルジュにも伝えていましたよ。当然問い合わせればわかったはずですから、それは主催者側のミスでしょう。あなたがどうこう言うことではないのではありませんか。」とたしなめてくれたのです。


まあ、全て理解していたにもかかわらず反論しなかった私も、人が悪かったかもしれません。


直接話しかけてくれれば当然反論もしたのですが、余り柄の良く無さそうな人でしたし、聞こえよがしに他人に話していたため、私は無視したのです。


しかし、もし私がみすぼらしい服装だったり、日本の電車内よろしく、ご婦人に席も譲らず座ったままでいたなら、そのご婦人も決してよくは言ってくれなかったでしょう。


それどころか、一緒になって「確かに日本人は変な人たちね。礼儀知らずだし。」と言われていたかも知れません。


服装を整え、マナーをきちっと守っておくと、よいことがあるということです。


マナーにはもっと注意すべきことがあります。


一言で言えば TPO になりますが、タキシードのような正装で街中を歩き回ったり、地下鉄に乗ったりするものではありません。


そのような服装で移動したいなら、ハイヤーをチャーターすべきなのです。


海外では時々、ブランドもので固めて地下鉄に乗っている日本人を見かけましたが、本人は得意気でしたが、周囲の人は、場違いな格好をしたいかれた日本人が居るわと冷ややかに見ていることに気付いていないところがお笑いでした。


気になったので現地の日本人に聞いてみたところ、「シャネルやグッチを着て地下鉄に乗る行為は、日本で言えば、結婚式の打ち掛けを着て山手線に乗るようなものだ。」との答でした。


私はと言えば、ハイヤーをチャーターするようなお金もありませんから、タキシードを袋に入れて、ぼろいウィンドブレーカーを羽織って、一見みすぼらしいと言ってはフランス人に怒られそうですが、周囲のフランス人に溶け込んだ服装で、自分のホテルから歩いて行き、その高級ホテルの側でさっと着替えました。


ホテルでは、そのホテルの格にあった服装を心がけるのもマナーです。


日本人観光客の中には、日本の旅館のような感覚なのか、普段着でホテル内をうろついたり、レストランに行ったりしている人がいましたが、これも NG です。


海外のホテルでは、一歩部屋から出たらそこはパブリックスペースなのです。


また、日本の安ホテルでよく見かける、ドアーを開けたまま何かをするなんてことも、危険ですし、非常識以外の何ものでもありません。


「スクリブ」では、ジーンズにキャミソール姿でうろついている若い女性や、田舎のスーパーに出かけるような服装でホテル内のレストランに行こうとしていた年配の夫婦の日本人を見かけましたが、これは明らかなマナー違反です。


このような高級ホテルに宿泊するなら、それにふさわしい服装をすべきなのです。レストランに行く時も、せめてジャケットぐらいは着用すべきなのです。


まあ、そのような礼儀知らずの日本人が多かったからこそ、コンシェルジュやベルボーイが、宿泊客である彼らや彼女らよりも、むしろ私に親切にしてくれたのかもしれませんが。


フランスで感じたことは、国際的なマナーの遵守です。彼らは、日本人だから馬鹿にしているのではありません。


マナーを守らない行為をする人を軽蔑しているのです。


むしろ差別されているのは、旧領土のアフリカ、アジア各国からの移住者である、北アフリカ系や黒人なのです。


差別によって就職の機会を得にくい彼らが、 2005 年の 10 月以降フランス各地で勃発した暴動の主犯となったのです。



要注意事項


交通は、左ハンドル右側通行です。通常の交差点は日本と同様ですが、信号のないあるいは信号と組み合わされたラウンドアバウト(ロータリーのようなもの)の通過には、慣れが必要です。右側から来る車優先ですが、アイコンタクトにより、曲がってくるのか進むのか、意志確認するコツを覚えると、通過が楽になります。レンタカーは指定しない限りマニュアルシフトです。また、ほとんどの乗用車はジーゼルエンジンですから、給油はガソリンじゃなく軽油です。このジーゼル意外に静か、パワフル、高効率。何故日本で売らないのか不思議です。トヨタも、フランスではヴィッツ(現地名ヤリス)にジーゼルエンジンを搭載して売っています。


歩行者はまず信号を守りません。また、バンパーにぶつけて車を前後に動かしてスペースを作って駐車するのが常識ですから、急坂を除き、駐車してもサイドブレーキはかけないことです。それから、狭い路地でも平気ですっ飛ばしてきますから、運転する際も歩く際も要注意です。歩道を歩いていてはねられかけたこともありましたから、 韓国の方がむしろ運転マナーはよいかも知れません。


私の経験から言えば、信号を真面目に(馬鹿正直に)守るのは、日本人とドイツ人だけです。


地域によって、治安に大きな差があります。パリは、厳しい取り締まりによって全体に治安はよくなっていますが、モンマルトル及びカルチェラタン周辺は、要注意です。


他には、シャンゼリゼ及びフォーブルサントノーレ通りでは、物乞いとスリに注意が必要です。


私が行き来していたサンラザール駅からモンソー公園にかけての地域は比較的治安が良かったため、晩餐会から帰る際の深夜の一人歩きも不安はありませんでした。


ホームムレス多し。余計なトラブルに巻き込まれたくなかったら、目を合わせないこと。


ブランドものは持ち歩かないこと。持ち歩きたければ、タクシーで移動し、かつチップをはずむこと。


ルイ・ヴィトンを持つ者は、通常の 2 倍のチップをはずむのがサービス業界の常識なのですが、日本人は守らないためよく思われていません。



まとめ


海外での日本人の悪いところ


①姿勢


がにまたでうつむいて歩く。道がわからないのか地図を見ながらきょろきょろして落ち着きが無く、隙だらけ。見るからにいいカモだと思います。


②服装


TPO に合わない服装をしている。高級ホテルでカジュアルな服装をしたり、高価な服を着て街中を歩いたり、地下鉄に乗ったりしています。前者は無知だと馬鹿にされますし、後者は、その上にいいカモと思われます。


③行動


日本人同士で群れる。一人じゃうんともすんとも言わないくせに、群れていると、街中でも平気で大声で話し合う。


あるいは、現地の高級料理店に大挙して乗り込み、大声で話したり、声を出してボーイを呼ぶ等、マナーに反する行為をする。


海外では、大きな声を出すのは、助けを呼ぶ時か、文句を付ける時なのです。それ以外の時に大声をあげることは、一種の営業妨害、嫌がらせと受け取られかねません。要求があれば、黙って手を挙げ、小声で要求することです。(日本でも、正式な礼法ではそうです。安い店でやると無視されますが。)


逆に、文句を言うべき時に小声になったり黙ってしまうので、日本人は馬鹿にされるのです。


食事


海外でも日本食を食べたがる。日本には、身土不二という素晴らしい言葉があります。


その土地にはその土地の食べ物が一番なのです。折角海外に行くのですから、現地の食事を楽しむことです。


二番目に、人と同じものを注文したがる。実はこれ、海外の高級店で日本人を嫌がる理由の一つになっています。


本日のおすすめ(シェフズ・チョイス)の看板を出すと、日本人は全員それを注文したがるため、日本人が来たら看板を隠す店さえあります。


私は、複数で行くなら違うものを注文することをすすめます。それで、マナーには少々反しますが、こっそり少しずつ取り替えて食べてみると、いろいろな料理を味わうことができ、楽しいものです。


⑤ 意思疎通


日本人同士群れると、周囲の迷惑かえりみず日本にいる時以上に大声で話すくせに、相手が現地人だと、途端に沈黙します。


買い物するにしても、黙ってお札やクレジットカードを出し、黙って受け取るので、金払いはいいが感じの悪い客とのイメージを持たれがちです。


ます最初に、「プリーズ」なり「エクスキュゼ モア」なり「ジュ・プランサ」(フランス語で「これください。」の意味。)なり声をかけた後、品物を受け取る時は、「センキュー」でも「カムサハムニダ」でも「メルシ」でも「シェーシェー」でも(全て意味は「ありがとう」)一言ぐらい返すべきです。日本でも、外国人が一言もしゃべらずに何かをしていったら、不気味でしょう。



3.最後に


私が海外で心がけることは、まずよい姿勢でいることです。


外国人は、まず姿勢でその人の人となりを判断するところがあります。


姿勢がよいと、それなりに見てもらえます。


見かけで日本人が反感を持たれたり、中国人や韓国人の方が優遇されることがあるのは、この姿勢によるところが大きいと思います。


大体、姿勢が悪いと卑屈になり、不健康にもなります。


次に心がけるのは、マナーを守ることです。


マナーと言いましたが、世界共通のものも多いのですから、そんな大層な物ではありません。


食事マナーや特定の動作のように、特に現地で気をつけるべきことがあれば、それにも従うようにしますが。


そして最後に、食事を含め現地の生活に溶け込むこと、それだけなのです。私にとっては、海外だから特別なことをしている意識は全くありません。


たったそれだけのことができない人が多いから、日本人はよく思われていません。


私は、国籍不明人になりたいわけではありません。日本人であることには誇りを持っています。


その点で、日本国内のことなのですが、国際人として非常識極まりないと呆れたことがありましたから、紹介しておきます。


何のことはない、国旗掲揚及び国家斉唱の時のマナーです。国旗及び国歌に対しては、たとえ自国のものではなくとも、起立して敬礼するのが、世界の常識であり、マナーなのです。


特に多民族国家においては、国旗や国歌は、その国の国民であることのよりどころでさえあるのです。


したがって、「国家斉唱時の起立敬礼は、生徒の自主性に任せる。」などとわけのわからないことを言う教師は、教師である資格はありませんし、それ以上に日本人である資格もないと思います。


これは自主性のはき違えです。最重要ともいえる国際マナーを指導できない、いや指導しようとすらしないような教師に対しては、私は東京都の懲戒処分では甘すぎると思います。


国際的常識から言えば、不適格だからくびにしろと主張したいほどの問題なのです。


最初に自分の国を愛すること、それがなくては、他の国の人々を尊重することもできませんし、国際的感覚をもつことなどできるはずがありません。


最低限のマナーを守ることは常識ですし、郷に入っては郷に従えなのです。海外では、その国を尊重するのがマナーなのです。


残念ながら、海外で日本人を見かけた時、「ここは日本じゃねえ。」と怒鳴りたくなることがよくあります。


日本人、海外でよくかもにされるのも自業自得なのです。トラブルに巻き込まれたくなければ、まず何よりも世界共通のマナーを守り、ここは日本ではないと認識し、その国のやりかたを尊重することです。



※おまけ 私の恥


偉そうなことを書きましたが、私にも失敗は沢山あります。


中には笑えることもあれば、笑えないぐらい大きな失敗もあるのです。おまけに二つ挙げておきます。


①韓国でのキムパブ売りのおばちゃんとのやりとり。(おばちゃんは韓国語、私は英語でしゃべっている。)


「これください。」


「おいしいよ。 1500 ウォンよ。」


何を言われたかわからなかったが、表示が 1000 ウォンだったから、私は 1000 ウォン札を出した。


500 ウォン足らないよ。」


何にするのかと言われたと勘違いした私の言葉。


「朝食にしようと思ったんです。」


「だから、これは 1 パック 1500 ウォン。 500 ウォン足らないよ。」


おばちゃんも、私が何を言っているのかわからないが、足らないので言い返す。


「昼食にしてもいいかな。」


おばちゃん、自分が言うことが通じてないと気付いて、 500 ウォン硬貨を出してみせる。


「だから、これ、 1 枚ちょうだいよ。」


私も、 1000 ウォンのキムパブと自分が買おうとしたキムパブの種類が違っていることにようやく気付いて財布の中を見たが、硬貨がないので更に 1000 ウォンを出す。


おばちゃん、ようやくわかってくれたかとほっとしながら品物とお釣りを渡す。


「ありがとうございました。」


「ありがとう。」


ホテルに帰って、朝食代わりに食べてみたらとてもおいしかったので、次の日も買いに出かけ、ソウル滞在中通いました。


最後まで私は英語、彼女は韓国語のままでしたが、何となくお互いの言っている内容は通じるようになり、最終日には感謝の意味を込めて3つ 5000 ウォンで買って帰って、日本で夕食に食べたら、家内もおいしいと感心していました。(本当は、生ものであるキムパブは、持って帰ってはいけなかったようです。)


端から見れば、最初は漫才みたいなやりとりだったと思います。


②香港国際空港呼び出し事件


普段は時間厳守、余裕を持って 15 分前には行くのがモットーなのですが、フランスの帰りに、ゼネストを切り抜けて無事に飛行機に乗り込んで最後で安心したのか、香港のトランジットの出発時間を勘違いし、航空機を 20 分待たせてしまいました。


しかも、勘違いした時間の差は 40 分で、日本との時差 1 時間を間違えたわけでもなく、自分でもどうにも間違えた理由がわからないのです。


これこそ時差ぼけなのかも知れませんが、最後の一人だったのに待っていてくれた航空会社には感謝です。


ちなみに、この時、香港国際空港中に、私の名前がアナウンスされたのですが、最初の英語アナウンスは、まさか自分の名前が呼ばれているとは思いませんでしたから、あれ、誰か放送で呼ばれていたかなあ程度でぴんと来ませんでした。


最後は、航空会社の女性係員が「○○さんいませんか。」と日本語で私の名前を、しかもフルネームで叫びながら走って呼びに来てくれました。


海外の空港で、しかも日本語で自分の名前を呼ぶ声を聞けたことには不思議な感慨がありましたが、焦りました。


そして、その女性の後を慌てて走っていって飛行機に乗り込んだのですが、こいつのせいで出発が遅れたんだと一目瞭然でしたから、他の乗客の視線の冷たかったこと。


③リ・コンファームでの間違い(やりとり全て英語)


「リ・コンファームお願いします。」


「ラスト・ネームをお願いします。」


「○○と××の 2 名です。」


「そのような予約はありません。この便は満席ですので、予約した旅行社に相談してください。」


一瞬真っ青になりましたが、よくよく考えると、ラスト・ネーム(日本語でいう姓)を勘違いしてファースト・ネーム(名の方)を答えたことに気づき、もう一度挑戦したところ、今度はすんなり行き、ほっとしました。


今やリ・コンファームの必要な航空会社は少なくなっていますが、搭乗ゲートの直前変更は日常茶飯事、便変更や遅延もしばしばあることですから、英語でこの程度のやりとりはできないと困ることがあるでしょう。



失敗は成功の母と申しますが、要は、あらゆることをよい経験として活用することです。


失敗をしないことが賢明なのではありません。失敗することが愚かなわけでもありません。


失敗を恐れて行動しないこと、同じ失敗を繰り返すこと、それが愚かなのです。


最後に、ユダヤの名言を紹介しておきます。


「愚か者は、許すことも忘れることもしない。世間知らずは、許して忘れてしまう。賢者は、許すが決して忘れない。」(トマス・サズ)


日本・韓国・中国、隣人同士、賢者になれないものですかねえ。

これが、正式のブラックタイです。

ヴェルサイユ宮殿の一室です。世界遺産での晩さん会に参加できました。

これ、朝食にしていたキムパブです。美味しかった。


韓国、派手なパフォーマンスが好きで、国際会議期間中毎晩どんちゃん騒ぎをしてくれて、寝るのが1時過ぎでしたが、あほちゃうかと思ったのは、これでお金を使い過ぎて、5か月後にパリに行く旅費が無くなったため、欠席して国際的に失笑を買いました。






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Last updated  Sep 20, 2025 09:56:27 PM
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Yoko@ Re:ヤマトタケル異聞8(10/04) 記紀とは違うヤマトタケルを興味深く拝読…
Yoko@ Re:ヤマトタケル異聞1(09/21) ずうずうしくリクエストをしたYokoです。 …
Yoko@ Re:ヤマトタケル?2(04/19) 21日のご返信に気が付かず、ご返信せずに…
神坂俊一郎 @ Re[1]:ヤマトタケル?2(04/19) YOKOさんへ アメーバブログも確認したら全…
神坂俊一郎 @ Re[1]:ヤマトタケル?2(04/19) YOKOさんへ 既に発見されたかも知れません…

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