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犬でもわかる保険の話 バックナンバー
ちょっとプレッシャー
いよいよ始まりますよ~
『LD菊池の保険の花道』
≪犬でもわかる保険の話≫
ワン!ワン! 初めまして
僕はウェルッシュコーギーのレン
足が短く、小回りが効くので
ふるさとのイギリスでは牛を追いかけていました
今日から皆さんと保険について勉強します。
先生は僕のお父さんLD菊池
よく解らないけど僕と同じように足の短い
ファイナンシャルプランナーという種類の人間だそうです
それでは始まり始まり
第一回 《みんな良く解っていないのです》
レン「お父さん、そもそも保険ってなんなの?」
菊 「ウ~ン、さすがに犬だけあって素直な質問だね
でも、実は人間も保険のことについては
良く解っている人は少ないんだよ」
レン『ふ~んそうなんだ、
じゃあそんなに大事な物じゃないの?』
菊『それが、違うんだ。先ず第一に保険は高い買い物なんだ
日本人が払っている平均保険料は月額約5万円
これを三十年掛け続 けるとい払い総額はなんと
1800万円のもなる。
だから保険は人生において「2番目に高い買い物」
(一番は住宅)ともいわれているんだよ」
レン 「へ~ そんなに高い買い物なんだ、
でも、そんなに高価なものなのに
みんなよく解っていないって本当なの」
菊 『そうなんだ。保険年金に関する知識のアンケートでは
約3割の人が『ほとんど知識がない』と回答しているんだ。
だからお父さんはみんなに保険の事を知ってもらおうと思って
こんなふうに犬のレンにも解るように話をする事にしたんだ。」
レン 「そうなんだ、じゃあ一生懸命勉強するから
おわったらフリスビーで遊んでね」
続く、、、、、、
本日のデータ-
生命保険 個人年金の理解度
十分に知識がある・・・・13.6%
どちらともいえない・・・55.2%
ほとんど知識がない・・・30.6%
無回答・・・・・・・・・・・・・・・0.5%
参考:金融広報中央委員会・平成15年
『金融に関する消費者アンケート』
『LD菊池の保険の花道』
≪犬でもわかる保険の話>>
第2回
<<見えるお金と見えないお金>>
レン『昨日は高い保険料を払っていながら
保険のことを理解している人は、
とっても少ないという話だったんだけど、
人間ってお金が大好きだと思ってたのに
不思議だね?」
菊 「そうなんだ。
人間、特に日本人は
見えるお金には敏感なんだけど、
見えないお金には寛容なんだ。」
レン「見えるお金と見えないお金?
同じお金にも種類があるの?」
菊 「見えるお金とは
自分のお財布から払うお金
見えないお金とは
通帳や給料明細の中のお金の事さ
たとえば同じ税金でも
消費税は自分のお財布からでていくお金だから
3%から5%に上げるだけでみんな大騒だったろう。
でも所得税は給料から差し引かれて
自分が払っている実感がないから
10%の税減枠がなくるっていっても
みんなあんまり騒がないんだよ!」
レン『なるほど、それなら,犬でも良く解るね
じゃやあ,生命保険は見えないお金ってこと?』
菊 「その通り!
生命保険料は支払いのほとんどが
「給料天引き」か
「口座引き落とし」になっている。
お金はお財布から出て行かない,
しかも毎月同じ金額だから
いつの間にか払っている実感が
なくなってしまっているんだ。
現在、日本の生命保険加入率は
全世帯の90%超えている、
つまり、日本のほとんどの世帯が、
無意識に保険料を払っていうという事になるんだよ」
レン 「ふ~ん、30円安い卵を買うために
早起きしてスーパーにならんだりするのに、
目に見えない保険料は毎月気にせず払っゃうんだ。
人間て、不思議だね」
次回に続く、、、
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「
本日のデータ-
生命保険の世帯加入率・・・・・・・・91.8%
世帯加入件数(平均)・・・・・ ・・・・3.6件
1世帯当たりの月平均払込保険料・・・・5.1万円
(平成12年 生命保険文化センター調べ)
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
第3回
『人類史上最高の発明』
レン「昨日までの話で、
人間は、よく解らないないまま
たくさんのお金を生命保険に払っているっていうのは
なんとなくわかったんだけど
だったら、保険っていらないものなの?」
菊 「レンもそう思うかい。
実は,人間もなんとなく無駄なお金を
払っていると思っている人が多いんだ。」
レン「ふ~ん。そうなのか。
保険って本当に無駄なものなの?」
菊 「そうじゃない、
生命保険は人間が作り出した
「最も素晴らしい発明」といわれている
人間にとってとっても大切なものなんだよ」
レン 「へ~ そうなんだ。
どこがどんなふうに素晴らしいの?」
菊 「よ~く聞くんだよ
生命保険は、誰かが本当に困った時
その人とまったく関係のない人が,
その人を助けてあげることの出来る
唯一のシステムなんだ」
レン 「えっ!まったく関係ない人がたすけてくれる?
どうしてそんなことができるの?」
菊 「それを説明する為には,先ず,人間は何の為に
生命保険に加入しているかを考えて見ることが
必要なんだ。
レンは何の為だと思う?」
レン 「さっき,本当に困ったら助けてくれるって言ってたよね。
困った時の為って?? う~ん むずかしいなあ!!」
菊 「生命保険が助けてくれる《困った時》とは
お父さんが死んでしまって、生活するお金が
入ってこなくなって時なんだ。」
レン 「え~! お父さんがいなくなったら、朝の散歩も
いけなくなっちゃうよ~!!いやだ~!!」
つづく、、、
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「
本日のデータ-
世帯主に万が一の場合,遺族の生活は?
大丈夫・・・・・・・・・・・・・・・4.5%
多分大丈夫・・・・・・・・・・・・21.8%
少し不安・・・・・・・・・・・・・39.8%
非常に不安・・・・・・・・・・・・33.3%
不明・・・・・・・・・・・・・・・・0.9%
2002年生命保険文化センター調べ
第4回
《生命保険にしか出来ない魔法》
レン 「《生命保険は人間が作り出した最も素晴らしい発明品》
ていう話、今日はもう少し具体的におしえてよ!」
菊 「よし,解った。
レンは,貯金は三角、保険は四角って言葉を
聴いたことがある?」
レン 「えっ,なにそれ?」
菊 「これは、万が一の時に用意できるお金についてを
表現した言葉なんだよ」
レン 「万が一の時のお金ってどういうこと?」
菊 「貯金と保険を同時に始めたとしよう。
両方とも20年で2000万円貯まります
ところが,10年目にお父さんが死んでしまいました。
さて、いくら手元に戻ってきますか?
貯金の場合は
2000万円の半分の1000万円です
保険の場合は2000万全額です。
貯金の場合は戻ってくるお金は貯まった分だけ
だから,つまり右肩上がりの三角形
保険の場合は最初から約束した額が戻ってくる
だから最初から同じ四角形
でも,誰がその分はらってくれたのかな?」
レン 「う~ん、、、わかった,保険会社だね」
菊 「そう、確かに,直接お金を払うのは保険会社だよ、
でも、そのお金は
一家の大黒柱に万が一のことがあったときに
残された家族の生活を守る為に
保険に加入している人みんなが
少しずつ出し合って貯められた
お金の中から出されるんだ」
レン 「そうか、それが昨日話してくれた
《誰かが本当に困った時、
その人とまったく関係のない人が
助けてくれるシステム》っていうのは
このことだね。」
菊 「そうなんだ、小さな掛け金で、突然の不幸に対し手の不安を
解消してくれる。
これが生命保険にしか出来ない魔法なんだ」
レン 「う~ん, 生命保険そんなふうに出来ていたんだ!!」
続く、、、
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「
本日のデータ-
貯蓄保有額の階層別世帯分布数
300万円未満・・・・・・・・・・・・・15.1%
300万円~ 500万円・・・・・10.3%
500万円~1000万円・・・・・19.8%
1000万円~1500万円・・・・・12.7%
1500万円~2000万円・・・・・・7.9%
2000万円~3000万円・・・・・・9.5%
3000万円以上・・・・・・・・・・・・・10.5%
無回答・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14.3%
平成13年 金融広報中央委員会調べ
第5回
《実際にどのくらい困るか知ってますか?》
レン 『保険は、知らず知らず困った人を
助けている事は
何となく解ったんだけど
保険に入っている人は
みんなそんな事かんがえて
いるのかなぁ?」
菊 『うん、レンの思っている通り
人間が保険に入る一番の理由は
自分に万が一の事があった時に
「残された家族が経済的に困らないため」
と言う理由が一番なんだ」
レン 「お父さんがいなくなっちゃったら
暮らしていけなくなるの?」
菊 『さすがに犬だけあって素直な質問だね。
でも、実はその質問が生命保険を考える上で
とっても大事な質問なんだ」
レン 「えッ!こんな質問が大事なことなの?」
菊 「そう、実は、人間は自分がいなくなってしまったら
きっと大変だろうなという、
漠然とした不安に対して
対応するために保険に
加入して要るんだけど
実際にどんな風に困るか
きちんと把握している人は
少ないんだ?」
レン 『へえ~、そうなの 。どうしてさ?』
菊 「自分が死んでしまうなんて
あまり考えたくないものさ。
それに、そういうことをきちんと
教えてくれる人はなかなかいないからね」
レン 「お父さんは、そういうことに詳しいの?」
菊 「そうさ、お父さんは、専門家なんだよ」
レン 「どうもあやしいな~。
いつもパソコンに向かっているけど
オネエサンの写真見てることが多いし」
菊 『ゴホ、ゴホ、、、余計な事はいわなくていい
じゃあ、お父さんが専門家だっていう所を
レンに教えてあげよう」
レン 「犬でもわかるようにおしえてよ!」
続く、、、
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「
本日のデータ-
直近の生命保険加入理由
加入理由(複数回答)
希望に合った生命保険だった・・・・・・・・・・32.5%
セールスマンが知り合いだったので・・・・・・・23.9%
加入していたセールスマンの勧めで・・・・・・・17.8%
掛け金が安かったので・・・・・・・・・・・・・17.6%
セールスマンの説明が親身だったので・・・・・・15.5%
生命保険文化センター調べ
第6回
《2つのリスクがあるのです》
レン
>今までの話で、
>保険ってどんなものなのかは少し解ってきたけど
>いよいよ、これから
>本当に自分に必要な保険を見つける方法
>教えてもらえるんだね。
>なるべく、わかり易く教えてよ。
菊
よし、わかった。
先ず、最初に人間が備えなければならない
2つのリスクについての話から始めよう。
レン
>2つのリスク!
>なんだかむずかしそうだなぁ。
菊
これは大事だからじっくり説明するから
よく聴くんだよ。
人は、生きていく上で
2つのリスクに備えなければならない。
一つは「死亡リスク」
そして、もう一つは「生存リスク」
昨日まで話をしていた
一家の大黒柱が死亡する事で
発生するのが
死亡リスクって言うのはわかるよね。
さて、もう一つの生存リスクって何だと思う?
レン
>生きているリスクってことだろうけど
>生きていることの何がリスクなの?
菊
それはね、
こういうことなんだ
人間は生きていれば必ず老後を迎える
ここでいう老後とは
勤労収入が無くなってからの
ライフステージのことをいうんだ。
現在、サラリーマンの定年は60歳
ここから先は、お給料がもらえない
そして現在の平均寿命は
男性78.36歳
女性85.33歳
60歳の人が後何年生きるかを表す平均余名は
男性21.9年(81.9歳)
女性27.4年(87.4歳)
となっている
つまり定年を迎え
勤労収入の無くなる60歳から始まる
約20年間を生活する費用の不足が
生存リスクなんだ。
この生存リスクの詳しい中身については
あとで、またじっくり説明するからね。
レン
>ふ~ん。生きていてもリスクはあるんだね
>2つのリスクはわかったけど
>どっちのリスクの確率が高いの?
菊
うん、そこの所が生命保険を考える上で
とっても大切なところだ。
次回、詳しく教えてあげよう。
レン
>なんだかむずかしくなってきたよ。
>、僕、犬なんだから、
>出来るだけ簡単な言葉で
>わかり易くだよ。
>そこんとこよろしくね!!
続く、、、
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「
本日のデータ-
平均寿命と平均余命
日本人の平均寿命
男性78.36歳 女性85.33歳
60歳時点の平均余命
男性21.9年(81.9歳)
女性27.4年(87.4歳)
平均余命途はその年になった人が
平均後何年生きられるかという数字で
0歳の平均余命が平均寿命となります
第7回
《60歳までに死亡する確立は?》
レン
>昨日までの話で
>『人間は「死亡リスク」「生存リスク」という
>2つのリスクに備えなければならない』
>という事はわかったんだけど
>昨日言ってた
>「2つのリスクの起こる確立が
>生命保険を考える上でとっても大切」って
>どういうことなの?
菊
それを説明するためにもに
まず
「2つのリスクの起こる確率」から見ていこう
死亡リスクとは、
勤労収入がある60歳までになくなること
生存リスクは勤労所得の無くなる
60歳以降を生きていくこと
とするとこんな数字が出てくるんだ
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
10万人の出生者が60歳を迎えたときの
生存率は
生存者 死亡者
男性 89,928人 :10,072人
女性 95,046人 : 4,954人
生存リスクと死亡リスクは大雑把に言うと
9:1 死亡する人は全体の10%に過ぎないんだ
(参考:厚生労働省『平成15年簡易生命表』)
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
レン
>ふ~ん、そうなんだ。
>でもそれが、生命保険を考えるのに
>どういう関係があるの
菊
それは、こういうことさ
生命保険は、長期契約の商品なので
現在多くの人が
ずいぶん前に設計された形のままの
保険に加入しているんだ
レン
「古い形」のままじゃいけないの?
菊
すべてが悪いわけじゃない
相当古い形ものが巡り巡って
今の時代に一番合っていたりする事もある
ただは、現在残っている古い形の保険は、
60歳までの死亡の確立が高い時代
子供と、年金が老後の面倒を見てくれた時代に
合わせている保険が多いんだ
具体的にいうとこんな特徴がある
【大きな保障は60歳で無くなる】
【お金があまりたまらない】
つまり、
「ほとんど死亡リスクのみに対応した保険」
になってしまっているんだ
レン
>でも、死んだ時には頼りにでしょう?
菊
もちろんだよ
でもそこで、さっきの確立の事が
問題となるんだ。
生存リスクと死亡リスクは9:1
使わない確率がとっても高い
つまりせっかく掛けても
役に立つ事が少ない保険なんだよ
世帯主の契約している
普通死亡の平均保障額2598万円
に対して
保険会社がお客様に払った
1件あたりの平均保険金額は173万円
というデーターもある。
ある外資系の営業マンが
古い形の保険を説明するのに
『お客様が、60歳までに死ぬ自信があるなら
この保険はものすごくいい保険です』
という表現を使ったのを聞いた事があるけど
本当にいまだにそんな保険が多いんだ
問題なのは
使う確率が少ない死亡リスクのための出費が
コストを意識せずに出されているケースが
多いということなんだ
これは、お父さんの個人的な考えだけど
使わない確率の高いものには
なるべく合理的に無駄を抑えた
対応をするべきだと思う
そして一番問題なのは、
こんな仕組みをきちんと知らないで
みんなが保険を払っているという事なんだけどね
レン
う~ん、なんだかわからないけど
人間って無駄が多いんだね!!
続く、、、
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「
本日のデータ-
10万人の出生者が60歳を迎えたときの
生存率は
生存者 死亡者
男性 89,928人 :10,072人
女性 95,046人 : 4,954人
生存リスクと死亡リスクは大雑把に言うと
9:1 死亡する人は全体の10%に過ぎないんだ
(参考:厚生労働省『平成15年簡易生命表』)
第8回
《いい保険を選ぶための3つの条件とは?》
レン
>昨日は60歳までに死んじゃう確率は
>全体の10%以下という話をしてもらったんだよね。
菊
10%以下ということが
わかることではじめて、
保険の保障期間に意味があることが
わかってくるんだ
あまり知られていないけど
今世の中に出回っている保険は
実質的には短期保障のものが多い
そして問題なのは
自分の保険の保障期間がいくつまであるか
わかっていない人が多いということなんだ。
レン
>でも、それって、保険証券に書いてあるんでしょう?
菊
確かに書いてある、
でもこれが、プロでもじっくり分析しないとわからないくらい
わかりにくく書いてあったりするんだ。
レン
>中身がわかると困っちゃったりして!!
菊
まさか、そんなことはないと思うけど
そんなふうに感じることもあるくらいさ。
現実に、自分の保険をよ~く調べてみると
「自分の考えていたのとはまったく違っていた」
というの話はたくさんあるんだ。
もともと、「真剣に考えて契約していない」
自分の責任の部分でもあるんだけどね
レン
>でも、担当の人が、ちゃんと設計しているんだよね
菊
そう、その担当者
担当者は大事な要素なんだ
なんたって、保険はわかりづらくて奥が深いからね。
加入した保険の内容は
ほとんど担当者の力によって決まる
といってもいいくらいさ
なのに、契約したときの担当者は当の昔にやめてしまっていて
今の自分の担当者の顔さえ知らないという人が
びっくりするくらいたくさんいるんだよ
レン
>え~! 何かあったとき、どうするの?
菊
そこが大事なんだけど
意外とみんな
何かあったときどうなるか
気にしていない
保険は形のない商品だから
支払い保険料が
みんな保険会社の利益のように感じてしまう。
実際、生命保険の募集手数料を
契約のためだけのの料金と考えると
結構高いのかもしれない
みんな保険があんまり好きじゃない原因は
そんなところにあるのかもしれない
そこで、担当者の質の問題が出てくる
きちんとした知識をもった担当者が
いろいろのな相談に乗ったりしながら
最後まできちんと契約をフォローしてくれて
本当に困ったときにも迅速で誠実な対応をしてくれたら
手数料なんて、安いものだと思う
レン
>どういうこと?
自分が死んだあとに、
残された家族のために
専門知識を持った人が
一生懸命動いてくれたら
本当に安心だろう
レン
>確かにそうだね
菊
生命保険を選ぶときには
いい会社、いい商品、いい担当者
これが大事なんだよ。
そして、いいい担当者を選ぶの秘訣は
いい友達を選ぶのと一緒
まず、腹を割って話してみることさ
レン
そうか、友達だったら
何かあったときも安心だものね。
続く、、、
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「
本日のデータ-
Amazon.co.jpによる書籍検索
「生命保険」・・・・・・・・・・・・・583冊
「生命保険」&「見直し」・・・・・・・ 20冊
第9回
『大変な事になりますよ』
レン
>前の話の大事なところは
>60歳までに、
>死んでしまう確率と生きていく確率は9:1
>という話だったよね!
菊
そう、だから、
60歳満期の保険は
9割の人がもらえないってことに
なってしまうんだ。
レン
>でも、昔の保険は
>ほとんどが、終身保険だから
>死ぬまで保障があるんじゃないの?
菊
ぉ~!犬の癖にずいぶんくわしいじゃないか。
でも、それは残念ながらちょっと違うんだ。
今、日本の保険の主流を占めているのは
『定期つき終身保険』という保険なんだよ。
この保険はメインの保険である終身保険に
特約の定期保険がついているんだ。
レン
>主契約が終身保険なら
>60歳を過ぎても
>保障してくれるんじゃないの?
菊
もちろん、主契約は一生涯の保障なんだけど
問題は、主契約の大きさによるんだ。
定期付終身保険は組む合わせの仕方で
トータル5000万円の保障でも
終身保険部分が
50万円
60歳前に保障がなくなってしまう定期保険部分が
4,950万円
というものでも作れてしまうんだ
これだと、9割の人は
「50万円の終身保険しか残らない」
と言う事になってしまう
レン
>ふ~ん。みんなそんなこと知っているの?
菊
最近は、マスコミが保険のことを取り上げるので
みんな、ちょっとは気になっているんだけど
はっきり、自分の保険をわかっている人は
少ないと思うよ。
レン
>わかった。
>気になっているけど、
>積極的に調べないのは
>前に言ってた、
>「保険は見えないお金」だからだよね!
(気になる方は第2回をお読みください)
菊
そうだ!
レンもだんだんわかってきたね!
定期付終身保険の話は
あとでしっかりもっと詳しく
教えてあげるから楽しみにしてなさい
まずは、
9割の人が迎える老後の話を
しっかり勉強しよう
レン
うん、わかった、
でも、今日は頭がいっぱいになっちゃった
老後の話は、明日聞かせて
勉強はこれくらいで
公園でディスクやりたいよ~
ワン!ワン!ワン!ワン!
―― というわけで、LD菊池は
レンを連れ公園に向かったのでありました。
続く、、、
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「
本日のデータ-(の代わり)
5月14日
本日はデーターの変わりにLD菊池の経験談
自分の保険を
理解している人・・・ほとんどいない
満足している人・・・あんまりいない
何とかしたいと思っている人・・・かなりいる
実際に動く人・・・なかなかいない
第10回
《キーワードは団塊の世代》
レン
>前回の9割の人がもらえないかも知れない保険の話
>ちょっと心配だなぁ
菊
うん、その話はもう少しあとで、
じっくり話してあげるから、もう少し待っていなさい
今日はまず、9割の人が迎える
老後の話だ。
レン
>60歳位までに死んで出しまう確立は10%未満
>だから9割以上の人は60歳以降お給料がもらえなくなってからの
>人生が残っている「老後」を迎えるんだったよね。
菊
そう、60歳時の平均余命から考えても
20年、つまり人生の四分の一は老後なんだ。
レン
>お父さんは、ずいぶん老後にこだわるけれど
>今だって、お年よりはたくさんいるし
>うちだって、お父さんより、おじいちゃん達のほうが
>余裕がありそうに見えるんだけどなぁ
菊
犬の癖に、ちゃんと見るところは見てるじゃないか。
レンの言うとおり、今、厚生年金を受給している人たちは
かなり、余裕のある暮らしが出来ているんだ
これは、ある意味、体を張って、日本の高度経済成長を
支えてきた世代に対するご褒美なのかもしれない
ケースによっては
ちょっともらいすぎじゃないのって
思うときもあるけどね
ただ、これから、間違いなく日本の年金制度は
現状を維持できなくなるんだ
レン
>間違いなく?
菊
残念ながら、そうなんだ。
キーワードは「団塊の世代」と人口減少
レン
何、それ?
菊
まず、「団塊の世代」
『団塊の世代』世代とは戦後のベビーブームの
昭和22年から24年までに生まれた人たちのことで
現在約800万人いるんだ
もっと大きく分けて昭和20年代生まれの人とすると
約24万人いる世代を呼ぶんだ
戦後の文化の流れは、この団塊の世代に合わせて
動いてきていたとも言われている
幼稚園のときはロンパールームが始まり
小学校に入ると少年マガジン創刊
高校背になると平凡パンチ創刊
大学生になるとアイビーファッションのVANと学生運動、
社会人になると高度経済成長と、
アメリカ並みの家電品の普及
そして、子供が出来るとミキハウスに
象徴される子供服ブランドの出現
一億総中流時代の主役も段階の世代だ。
団塊の世代を相手にしていれば何でも売れたから
日本のマーケティングも戦後一貫して
団塊の世代中心に動いてきたんだ
レン
>それが、年金とどう関係あるの?
菊
それはこうなんだ
年金制度において、団塊の世代は今まで
払う側の主力として年金制度を支えてきた
だから、もらう人たちは安心して生活できた。
しかし、あと数年でこの人たちが、もらう側に回るんだ
今まで、年金を払っていたたくさんの人たちがもらう側に回る
しかも、そのあとを払っていく人の数は年々減っていく傾向にある
これは、団塊の世代をピークにして子供の出産率が下がってきたことが
原因なんだ。
実際に2006年からは、日本の人口は減少に向かい始める。
これは、本当にいろんな意味で、大問題なんだけど、
年金問題を見ると
「払う人が減ってもらう人が増える」
という厳しい状況が待っているのは
誰が見ても簡単にわかるだろう
だから、年金は間違いなく現状維持できなくなるんだ。
レン
>ふ~ん
>なんだか、心配になることばかりだね
続く、、、
私は、団塊の世代の少し下になります
いくつのなっても、時代の後ろを歩いている感じ
燃える物が無かった世代かもしれません
ちなみに団塊の世代の後に出てくるのは新人類世代
彼らは、常に満たせれていた世代で
物心ついたら家には家電製品はそろっていたし
就職の時期はバブル真っ盛りの売り手市場
その後もいきなりバブルの恩恵を受けてしまいます
その後苦労しているはずですけどね
この世代には外車とか、ブランド品とか
とにかく高い物が売れたんだそうです
そしてその後に出てきたのが
団塊ジュニア世代
この世代は、団塊の世代の子供たちより
ちょっと後に生まれて来た人たちで
物質的な欲望があまり無く
個人主義なのに自分たちは何がしたいか
さっぱりわかっていない世代なんだそうです
これからのマーケティングの対象はこの世代なのだそうですが
何が欲しいのかさっぱりわからない
とっても難しい世代のようです
第11回「昭和36年生まれ」
レン
>年金は払う人が減ってもらう人が増えるから
>今までどおりにはいかないのは
>あたりまえっていうことは解ったけど
>これからどんなふうになるの?
菊
うん、もうすでに、年金改革は、始まっているんだ。
平成16年には厚生年金保険料が引き上げられているし、
平成17年4月には
国民年金保険料の引き上げ
60歳代前半の在職老齢年金制度の改善
その他数々の法改正があったんだ
でも、抜本的な対策は働く人を増やすしかない
そして、たとえ今から出産率が上がったとしても
効果が出るまでには
気の遠くなるような時間がかかってしまう
それに、この時代
どんどん子供の数か増えるとは、
考えられないよね。
結局、これからは公的年金を当てにしないで、
生きていく覚悟が必要になってくるんだ
レン
>自分で何とかしなければいけないんだね
菊
そうさ、これからは、自己責任の時代になってくる
だから、まず、現状を分析し、未来に備えるのが大事
ひとつの例として昭和36年生まれ以降の人の年金問題がある
>昭和36年以降生まれ?
=====続く======
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「
本日のデータ-
平成16年 年金改正
平成16年10月施行
・厚生年金保険料の引き上げ
・基礎年金国庫負担割合の引き上げ
・年金額伸びの調整
・給付水準50%の確保
・所得情報の取得
・確定拠出年金の拠出金限度の引き上げ
平成17年4月施行
・国民年金保険料の引き上げ
・次世代育成支援の拡充
・60歳台前半の在職老齢年金制度の改善
・第3号被保険者の特例届出の実施
・若者に対する納付猶予制度の創設
・保険料の申請免除等の承認機関の遡及
・厚生年金基金の免除保険料率の凍結解除
・厚生年金基金の解散の特例措置
・特別障害給付金制度の創設
平成17年10月施行
・確定拠出年金の途中引き出し要件の緩和
・企業年金間のポータビリティの確保
※こんなに変更があります
うまくだまされてないか心配になってきました
第13回<<月額\66,208円でどうやって暮らそうか?>>
レン
>前回は昭和36年以降に生まれた人は
>60歳から65歳までは、収入がなくなってしまう
>という話だったけど
>今日はどんな話?
菊
今日は、65歳以降の生活がどうなるか?
について話をしよう。
これからする話は
年金が今のままの水準でもらえると仮定しての話だから
ほとんど参考にはならないと思う
でも考え方として聞いてほしい
まず、国民年金だけの場合
現在の物価水準のままと仮定すると
65歳になると年間¥794,500の年金が受け取れることになる
月に直すと¥66,208円
夫婦2人で1ヶ月¥132,416円
物価があがれば支給額もスライドするんだけど
物価が上がっているんだから
使えるお金としては変わらないんだ
レン
>ずいぶん少ないね!
菊
これじゃあ、はっきりいって暮らせない
あとは貯蓄を取り崩すしかないんだ。
たとえば、倹約して1ヶ月20万円で暮らすとしても
20万円-13.2万=毎月6.8万円、年間約80万円不足する
80才まで生きるとまだ15年あるから
80万×15年=1200万円なければいけない
ちなみに、国民年金受給者っていうことは
サラリーマンじゃないっていうことだから
会社が退職金を用意してくれることはない
全部自分で準備する必要があるんだ
レン
>現実は本当に厳しんだね!
菊
まず、厳しい現状を把握することが大事
そして、自分なりの解決策を探していけばいいんだ!!
レン>
でも、解決策なんてあるの?
続く、、、、、
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「
本日のデータ-
平成17年度 年金額
老齢基礎年金 704,500円
障害基礎年金(1級) 993,100円
障害基礎年金(2級) 794,500円
遺族基礎年金 794,500円
子の加算額(1人目、2人目) 228,600円
子の加算額(3人目) 76,200円
スライド推移
年度 年金額のスライド 前年の消費者物価指数
平成12年 据え置き ▲0.3%
平成13年 据え置き ▲0.7%
平成14年 据え置き ▲0.7%
平成15年 ▲0.9% ▲0.9%
平成16年 ▲0.3% ▲0.3%
平成17年 据え置き ▲0.0%
『
ワン!ワン! こんにちは
僕はウェルッシュコーギーのレン
足が短く、小回りが効くので
ふるさとのイギリスでは牛を追いかけていました
今、皆さんと一緒に保険について勉強中。
先生は僕のお父さんLD菊池
ファイナンシャルプランナーといって
僕と同じように足の短い種類の人間だそうです
それでは始まり始まり
『LD菊池の保険の花道』
≪犬でもわかる保険の話≫
第14回<<年金月額66,208円 さてどうする>>
レン
>前回の話は国民年金しか加入していない自営業者の人は
>月々66,208円の年金しかもらえない
>倹約してつき20万で暮らしても毎月6.8万,年間80万円
>平均寿命を考えると1200万円が不足するという話だったよね
菊
そう、サラリーマンじゃないから国民年金しかもらえない
そして,サラリーマンじゃないから退職金もない
だから,自分で何とかしなければいけないという話だったね
レン
>なんだか,大変だね
>いったい何をどうすればいいの?
菊
何でもそうだけど,
心配事が起こりそうなときは
こんなふうに考えるといいんだよ
まず現状を把握するすること
次に,出来る対策をきちんと立てること
そして,出来ることを、きちんとやったら、
未来に対して無駄な心配はせずに
起こりうる状況をきちんと受け入れる気持ちになること
恐怖の大半はどうなるかわからないことからやってくる
だからまず冷静に現状を把握し分析することが大事
問題が把握できれば,それに対して自分の出来ることは
おのずと見えてくるはず
そしてそれが,万が一自分では解決不能だとしたら
じたばたしても始まらないんだから落ち着いて
受け入れる準備をすればいい
レン
>う~ん、解ったような、解らないようなだな~
>もう少し具体的におしえてよ!
菊
よし、老後生活について今の話を当てはめてみるよ
まず現状分析
一番最初に老後の生活費
必要額は
毎月の生活費 がんばって節約して20万円
必要期間 65歳から80歳まで15年
20万円×12ヶ月×15年=3,600万円
次に入ってくるお金
夫婦2人の国民年金
年間794,500円×15年×2人=2,383万円
これを合わせて
不足分 3,600万円-2,383万円=1,217万円
さてここでもっと詳しく分析
本当は生活費がいくら必要なのか
65歳以降も勤労収入があるか
不動産,配当金等の勤労外収入があるか
年金基金、民間の個人年金等の定期収入はあるか
65さいまでにお金はいくらたまっているか
子供にお金がかからなくなっているか
住宅にお金がかからなくなっているか
その他重大な要因はないか
細かく分析すると現状が見えてくるはずなんだ
ここで大切にも悲観的にならない事
レン
>でも、どんどん心配になっちゃいそうな気がするよ。
菊
>物は考え方さ
今本が売れに売れている
税理士の岡本吏郎さんによると
現代の日本は,どんな状況になっても
生きていく意思さえあれば餓死する心配のない
人類史上もっとも恵まれた環境
という事になっているんだそうだ
だから,何も恐れることはない、、、、と思えるはずさ。
そんな気持ちで対策に移っていこう
レン
>お父さん,久しぶりだから気合が入ってて
なんだか、いつもより張り切ってるみたいだね
続く、、、、、
≪犬でもわかる保険の話≫
第15回
レン
>前回は、国民年金の人は
>年金だけではかなり厳しいという話だったけど、、、
菊
今日は、厳しい老後に対して何が出来るかという話だよ
その前にもう一つ厳しい話
厚生年金を受けとるサラリーマンの話だ。
以前にも話したけれど昭和36年4月生まれ以降の人は
65歳までは厚生年金も一切受け取れないことになっている
しかし、少子高齢化がどんどん進行する中
年金保険料を払う人が減り
年金をもらう人が増える状況では
20年後の厚生年金がどうなっているかは誰もわからない
65歳になれば確実にもらえるわけではない
現実に年金一元化ということは言われだしている
そうすると受給額が減る事になる可能性は高い
だから厚生年金受給者とは言えども
老後の準備はしておいたほうがいい
レン
>う~ん
>本当に厳しい話ばっかりだね
菊
まぁ~、嘆いていてもしょうがない
今日は、老後に備えるいくつかの方法だ。
レン
>お願いします。
菊
まず、一番解りやすいのは収入を増やすこと
レン
>そりゃそうだけど、、、
菊
一番早いのは、現状の仕事で収入を上げる
レン
>それってがんばってえらくなるってこと
菊
まぁ~ そうだな
でもこれはみんなが出来る事じゃないよね
そこで次にキャリアアップ(転職)、
あるいは、自分でビジネスを始める
その次は、週末企業に代表されるサイドビジネス
それから投資、
デイトレードで、資産を作っている人もいる
レン
>リスクのあるものばかりだね
>現実味がないな~
菊
確かにレンの言うとおりだけど
終身雇用も退職金制度も崩れてきている時代に
一つの職場にしがみつくことも安全策とはいえないかも知れないぞ
安易な転職はお勧めしないけど
どこにいってもも通用する
自分自身の付加価値をたけめる努力は
これからの時代には絶対に必要だと思うよ
レン
>それはわかったけど
>もっと、現実的な方法を教えてよ
菊
よし、次回は発想を変えたお金の貯め方について
教えてあげよう
続く、、、、、
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