月のひかり★の部屋

月のひかり★の部屋

2006年04月27日
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テーマ: 小説日記(233)
カテゴリ: カテゴリ未分類
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今、私はインターネットの世界で小説と短歌というものを少しばかり書いている。
勿論、趣味でだが・・
そのことが今のところ、自分の楽しみの為にはなっていても、果たして少しでも他の人の楽しみにもなるレベルにまで到達出来ているのかどうか判らないのがとても気になるところであるが・・
いずれは、その両方を兼ね備えたプロという者になりたいという希望を持っていることだけは、はっきりとした事実である。
希望のあることは実現する可能性のあることなので素晴らしいことであると自分で思っているのだから世話はない。
まぁ、そのことは兎も角として、昨日の朝早く「連続短篇小説」の最後の(4)を書き終わったのは実に嬉しいことであったが、いざ、登録しようとした矢先に何がどうなったのか、パソコンの一番下に帯状に寝転んでいる筈のツールバーの姿が突然消えて行方不明になってしまったのだった。
私は大慌てで、書いた作品をその儘保存すると、ツールバーの居所を探してあちこちさ迷い歩いた。
いつも在るものが、突然消えて無くなるということほど、私を慌てさせ惑わせるものが一体他にあるだろうか。
全く人間にとって喪失というものほど危機を感じるものはないのだから・・・
いったん電源を切ろうとしても「スタート」の文字さえ消えてしまっていては、どうしょうもない。
(遣り切れないわ!どうしたら良いの?)
こうなったら電源を直接切るしか仕方ないのかなぁと思ったが、その前にデスクトップのマイコンピューターなんかを開けて、殆どやけくその状態で、あちこちクリックしている中に、迷子になっていたツールバーちゃんが何と!いつ帰って来たのかパソコンの右側に今度は縦に「ぼぅ・・」として立っているではないか!
ちょっと見たところではどこも怪我をしている様子も無いので、
「当分はまぁ、これでも良いか・・」と思って、大急ぎで短篇小説を取り出して登録したという次第だった。
未だに原因が何だったのか、何がきっかけになって再び戻って来たのかよく判らない。
その後、家の中にばかり閉じ籠っていては駄目だと思って、夕食の材料を買うことも兼ねてぶらぶらと外に出て行った。
駅前の広場を歩いていると、若い二人連れもまた私と平行するように並んで駅の方に向かってゆっくりと歩いていた。
お互いに腕を組み合って、私より少し前を歩いているので、熱々の恋人同士であることがよく判る。
(良いよねぇ!良いよねぇ!)と次第に遠ざかって行く二人の後ろ姿を見ながら、私はすぐ傍にあるベンチに何気なく腰を下ろした。
他の家族に連絡することがあったのを思い出して数秒間、携帯電話を出して操作して、いざ電話を掛けようと顔を上げると、向こうから先程の若い二人連れが先程と全く同じように腕を組んだ姿勢で同じ方向に向かってゆっくりと歩いて来るではないか!
「え!これって一体どういうことなの?」
一瞬、不思議に思ったのだがそれ以上は深く考えないことにした。
考えたところでそれが一体何になるのか?疲れるだけだから・・
(それにしても、不思議なことだったなぁ・・)と、今でもやっぱりまだ心の中に謎として残っている。
今朝は今朝で、短歌を一首登録しょうとしたのだったが・・・
「高速エデイダ」を使って、背景が黒いのだから、いつものように白い文字に設定して、お気に入りの画像も入れて登録すると、短歌は一つしか入れていない筈なのに何故だかネット上には同じ短歌が二つも現われたので驚いた。
人間にとって、無い筈のものが突然目の前に現れた時ほど驚き慌てることは無い。
「これは一体どういうことなの!?」
もう一度編集を開け、一つを確かに削除してから登録し直したのであったが、ネット上にはやはり二つ現れて、何度繰り返しても結果は同じことだった。
「まるでお化けの仕業だわ!」と思わず叫んでしまった。
高速エディダを普通のエディダに切り替えて、二つ並んでいる短歌とタグの部分を見つけ出して、(今度こそ!)と、一つを念入りに削除してから登録したら、遂に上手く行ったのでほっとした。
もしかすると、原因はすべて自分の方にあるのかもしれないが、それが一体何であるのか自分としてはよく判らないことばかりなので、判らない間はいずれも「謎」ということになっていつまでも残る。
事態が終了してしまった今となってだから言えることなのかもしれないが、すべてのことは明確にはっきりと判っている状態であるよりかは、むしろ判らないことは判らない儘に在る方が良いというようにも何となく思えて来る。
何故なら、「謎」という言葉にはそれほど人を惹き付ける不思議な魅力があって、いつまでも消えずに残っていて欲しいと思うから・・

春は長閑で美しいイメージの季節であるが、その一方謎めいた不思議な季節でもある。

                 ―完―











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最終更新日  2006年04月27日 08時22分58秒
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