月のひかり★の部屋

月のひかり★の部屋

2006年10月26日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類


rabennda10m.jpg



飛行機から降りた後、私と直美の二人がその夜泊まることになっているホテルまで、どんな風にして行ったのだったか、あまりはっきりとは記憶していない。

何しろ、もう何年前だったのか、よく思い出せないような、、、私の脳裏の「思い出」という記憶のページの中では、すでに風化が始まリ掛けて殊更、希薄になっている思い出だからか、飛行機の中から見た虹の記憶があれほど鮮明であったことに較べると、その部分はまるで色褪せたモノクロの無声映画のようなシーンとして辛うじて保存されているに過ぎないのである。

しかし、物語りに紆余曲折があるように、一枚の絵に濃淡があるように、私の新潟での思い出にも多少とも抑揚というものがあったとしても何の不思議も無いことである。

と、言うよりも、却ってこの部分は淡々としていた方がむしろ趣深い全体となるに違いないので、一向に差し支えないというものであるだろう。


a_ilst186.gif


と、いう訳で、二人がどこで何を昼食として食べたのだったか、どんな会話をしたのだったか、飛行場から、何に乗ってホテルまで行ったのだったか・・・困ったことにはホテルのあった場所が一体、新潟の何と言う所であったのか、その地名さえも定かではなくて、全く覚えていない有様である。

ただ、やたらと長く電車に乗ったような気がするし、やたらと長くバスにも乗っていたような気もする。

多分、地図だけを頼りに紆余曲折しながら、初めての新潟の街を感動深く眺めながら、二人は次第に目的地まで近付いて行ったことだけは確かだった。

そう、そう・・途中、二人とも喉が渇いたので休憩を兼ねて、とある街の、とある喫茶店に入った。

まだ外はぎらぎらと明るい日差しの午後であるにも拘わらず、喫茶店の中は妙に薄暗くて、ちょっと場違いな感じを受ける二人であったが、何を隠そう、あの頃は女だてらに、どちらも祈りの戦士のような日常を送っていたので、そんなことは物ともしないで注文して出されたケーキセットをみるみるうちに平らげたのだった。


koutya.jpg



その時の紅茶茶碗の模様がとても綺麗で、
(これってかなり高級なんだなぁ・・)と思いながら、紅茶を味わいながら美味しく飲んだという記憶だけ印象深く残っている。

直美と私がその喫茶店で、いったいどんな会話をしたのか、全く今、思い出せない。

多分、記憶に残るほど重要なことを何もお喋りしなかったというだけのことであるに違いない。

ただ、二人の間には始終、優しい雰囲気だけが流れていて、お互いに何も気を遣うこともなく、気楽にのんびりと旅を続けていたことだけは確かであった。

自分がそう思うので、直美もきっと、そうであったに違いないと思い込むのは、果たして私がおめでた過ぎる人間だからか?

まぁ、今となってはそんなことを深く考え込んだりする必要もないことであるが・・・

そうこうしているうちに、宿舎であるホテルについに無事に到着したという次第である。


niigatahoterum.jpg



「あ!ここが多分、予約してあるホテルですね!」

「確かにそのようですね!やっと着きましたわね!私達!」



ー続くー





↑のキリ画はいずれもインターネットで検索してお借りしました。アリガトウゴザイマス・:*:・(●´Д`●)・:*:・!!

キリ画のある場所











お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年10月27日 05時08分58秒
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: