今回の事故と前後して、トヨタ自動車は同じような不具合の報告を他に5件受けている。事態を重く見た同社は、このPCSを備えるクラウンと「レクサス」ブランドの「IS300h」「IS250」「IS350」、計4車種のリコールを決断し、2013年6月26日に国土交通省に届け出た。対象台数は、クラウンが約1万9000台、レクサス3車種が計約1000台である。
改善対策の内容は、ミリ波レーダーの情報に基づいて前方車両や障害物を検出するソフトウエアのロジックを修正するというものだ。対象車両の運転者に対しては、ソフトウエアを修正するまでの間、PCSを無効化するように呼び掛けている。
なぜPCSは誤動作したのか。今回の事故について、トヨタ自動車は国土交通省に誤動作の原因も報告している。事故後に同社がこのクラウンを調査した中で有力な証拠となったのは、ドライブレコーダーに記録されていた映像だ。PCSが誤動作する直前に、クラウンは右側の車線からタンクローリーに追い越されていたのである。
そこで、PCSが誤動作した原因について以下のような仮説が浮上した。前方車両に当たって散乱したミリ波がタンクローリーによって乱反射し、その乱反射したミリ波を受信したことで、PCSの制御システムが「すぐ前方を車両が走行しているので衝突の可能性が高い」と判断してしまった。
出典: http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1304Y_T10C13A9000000/?n_cid=DSTPCS003
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