ruppaの河流れ

R-15
何故
今朝キュウリを千切りしてる時にふと思った
最近の映画は、やたらレイティングシステムが多い
スクリーンに映し出されるＢＡＮＢＡＮ！やＢＯＭＢＯＭ！が純真無垢な子供に悪影響を及ぼすのだろうか
日本は銃規制によりパンピーのＢＡＮＢＡＮは禁じられている
もちろん車のエンジンをかけたと同時のＢＯＭＢＯＭもダメダァメなのである
だが昔から刑事モノのドラマでは銃や火薬は当たり前のように使っていた
たまにしか観ない映画とは違い、毎日一般家庭で星条旗のおじさん達の真似事がブラウン管から放映されている
玩具ザラスでは当たり前のように銃が売られており、優しいマミーはソレを与えてやり子供たちは楽しそうに人を殺す真似事をしている
そして優しいダディは死んだ振りをしてあげる
ちゃんちゃらおかしいファッキン銃規制である
銃刀法違反で捕まった大人は幼少時代に見た松田優作の真似事がしたかった訳ではない

「お前はなんで街中でぶっぱなしてたんだ！さあ吐け！」
「俺・・俺ァ　太陽に吠えたかった　それだけなんだ・・・」
あるわけがない

それじゃＲ指定の理由はなんなのか
アダルティーしかない
未成年が観てはいけない境界線はどこなのか
武田久美子の貝殻は大丈夫なのか
もしその貝殻がしじみだったらアウトなのか
そうこう考えてる間にキュウリもどんぶり一杯になってしまった
行くしかないわね　
前々から観たかった映画がＲ－１５と書かれていた

高鳴る胸を抑えＨ－１５に座った
序盤からものすごい銃声が映画館に鳴り響いたいや、ここじゃない　こんな事くらいでＲ指定にするわきゃないわ
もっと・・・こう胸をえぐられるような　涙腺さえも塞いでしまうような何かがあるはず

とストーリーも中盤にさしかかったその時
あまりの衝撃に持っていたダイエットコーラを床に落とした
「ウワワァァァァァァン！！」
心の中で叫んだ
エンドロールが終わり頭の中で猫とイタチが追いかけっこをしていた

もし・・・もし私が子供を産み、その子にこの映画を観せれるだろうか
「修く～ん　今日も遅くまでお勉強頑張ってるね」
「あ、母さん　僕も来年は高校受験だし、死ぬ気で頑張らないとねっ」
「でもあまり無理すると体に毒よ　母さんお気に入りのＤＶＤでも観て休憩なさい」
「ありがとう　　へえ、ディパーテッド　面白そうだね」

コンコン
「修く～ん　お夜食もってきたよ　大好きなおかかおにぎりよ」
「ああ、丁度ＤＶＤ観終わったよ　わあ美味しそう～いただきまぁす」
「ふふ、たぁんとお食べ　　あら？どうしたの食べないの？」
「こいつぁ・・・・・・・」