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2006.07.11
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カテゴリ: ガンプラ関係
 今回は、既に本ブロクでは比較用に登場してもらっている、HGUC版GM君のレビュー。

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バンダイ 1/144 HGUC GM 定価 735円(税込み)

バンダイ HG020 RGM-79 ジム

バンダイ HG020 RGM-79 ジム 560 円 ホビープラザ ビッグマン様

 このGMと言うモビルスーツは、それまでのロボット物では無かった「主人公ロボットの量産型」と言う画期的な位置付けで登場したMSです。
 それまでのヒーローロボットは、殆ど例外無く、ただ1体のみを超科学力で完成させた、替えの効かない一体のみの存在だったのに比べ、主人公のガンダムとほとんど同じ姿のロボットが多数登場したのは、ガンダム世界の「モビルスーツは兵器である」と言う概念を判りやすく表現していて、画期的だったのではないかと思います。

 実は、富野作品では、ザンボット3の時も「日本政府に設計図を渡してザンボットを量産させる~」と言うセリフがあり、ザンボット3自体は23話で終了してしまったので「量産型ザンボット3」は見られなかったのですが、そのアイディアがGMに繋がったのかも。

 それにしても、このGM、最初は「ガンダムと全く同じ性能」と言う設定だったんだけど、後付け設定でどんどん「ガンダムのスーパーロボット化」が進み、一方GMは廉価版のザコキャラ、とどんどん格下げ(苦笑)。
 そもそも、ガンダムが強いのはアムロが強かったから、と言うのが元設定の位置付けで。TVでもそういう風に演出されているし。
 まあ、富野監督自身がZガンダム時に「ガンダリウム合金」なんて後付け設定やっちゃったのも、混乱に拍車をかけたんですが。


 あと、GMは初代のTVアニメでは、実は極端に出番が少なく、それこそシャアズゴ(byあずま勇輝)に胴体を貫かれるシーンと、ビグザムに蹴散らされるシーンくらいしかマトモな出番が無いので。「めぐりあい宇宙」で、ようやくリックドムをカッコよく倒すシーンが追加された位。

 しかし、プラモデルでは「ガンダムの量産型」と言う事で、ガンプラブームの時から比較的人気が高かったと思います。GMバリエーションも、ザクほどではないけど結構出たし。

 結局、GMがアニメできちんと活躍したのは、OVA「0083」が最初だったのでは。このOVAは、脚本が五武冬史、演出が加藤充子と実はボトムズスタッフなので、ガンダムよりも一般兵っぽいGMの方を多く登場させたのかも知れません。特に最初の数話はGP01たいして活躍してないです。


P9280005.JPG
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 HGUCのGMは、2001年の発売。実はHGUCガンダムとほぼ同時期の発売で、パーツそのものの流用は無いものの、デザインラインは全く一緒で、設定上のガンダムとGMの類似性がきちんと表現されているのはポイントが高いかも。

 このGMの出来は、個人的には全HGUC中でも1、2位を争う完成度だと思います。プロポーションは太すぎず細すぎず、顔も適当に弱そうでGOOD。可動部分はシンプルですが十二分に動くし、パーツも少なくて組みやすい。そして、価格も700円という事無し!でしょう。この価格で、カメラアイがクリアパーツなのも非常にポイントが高い。

P9280013.JPG

 この作例は、巷で話題の「かんたん塗装仕上げ」を実験した物で、成型色のまま組んで関節部分やシールド裏などのグレー部分のみを塗装、組み上げてタミヤエナメルの黒でスミイレした後、トップコートを吹いただけです。玩具的な仕上げをイメージしたため、ウェザリングとかは特に無し。
 なお、キットのビームサーベルは不透明のプラなので、塗装で再現。ただし、ガンダムなど他キットのビーム部を流用する事が可能です。

 結局、マアマアの仕上がりにはなりましたが、個人的には今ひとつだったので、この技法は封印していたのですが。
 しかし、「塗装は難しくて、、、」と言うお客さんもいるので、こういう作例をまた作ってみようかな、と。 

 なお、簡単塗装の際、スミイレにタミヤエナメルを使うと関節部分にヒビが入る事があるので、スミイレはトップコートを吹いた後が良いと思います。あと、関節部分にはなるべくエナメル溶剤が回らない様に注意して塗装すると良いでしょう。





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最終更新日  2006.07.11 17:45:09


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