もこもこのすっぴん日記

もこもこのすっぴん日記

2011年01月26日
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カテゴリ: ドラマ
他の番組を検索しようとBSジャパンのHPを見ていた時、このドラマの再放送があると知りました。



東京西拘置所を舞台に、新人刑務官と死刑囚との交わりを描きながら、死刑制度についても考えさせられる深いドラマです。

新人刑務官・及川直樹(伊藤淳史)と死刑囚・渡瀬満(ARATA)との友情を軸にドラマは展開していくようですが、他の死刑囚それぞれにも物語があって、「その日」までをいかに生きているのか、どう変わっていくのかを、及川との交わりを通して描かれています。

及川はまだ新人ゆえに、死刑囚との距離の置き方が分からず、我が身に迫ってくるすべての物事を、心の全部で受け止めてしまう。どうすればいいか分からないと戸惑いながらも、必死に解決しようと考える。その未熟だけど真っ直ぐな姿が、伊藤くんにはピッタリの役だと思います。

渡瀬は、両親を殺し自分の人生も狂わせた犯人に仇討ちをし、及川のいる拘置所に送られてくる。
二人は少年時代、同じ野球チームのメンバーで、及川にとって渡瀬は憧れの人だった。そんな渡瀬の変わり果てた姿に衝撃を受ける及川。
こういう心に深い闇を抱えた役が、ARATAさんにピッタリだと思います。日本刀を手に雨に濡れそぼつ姿は、髪型込み(笑)でむっさかっこ良かったです。

他の死刑囚役の俳優さん達も、活き活きと熱演されてますね。見ていて清々しいくらいに。^^

みな個性的で、凶悪犯たちなのについ情が湧いてしまいそうです。

その六平さん演じる石峰から大福餅を取り上げた及川が、後悔して自腹で大福を買って渡そうとしたら、すでに刑が執行されたと知って激しく自分を責める。でも、最期に大福を食べたことを知らされて、心から良かったと安堵する。このシーンが好きです。

中村獅童さん演じる死刑囚の香西は、自分が殺害した被害者の母親に謝罪の手紙を書き続けていた。
決して償うことのできない罪を、償うことはできるのか。
ようやく届いた母親からの手紙。だが、自分の罪を「許させてしまった」ことに、香西はもっと苦しみ命を絶とうとする。
償えない罪を犯すというのは、そういうことなんだろうなと思った。本当の償いは、奪った命を元に戻すことでしかできないのだから。


私は死刑制度には賛成派です。勿論、犯罪を犯すには様々な理由や背景があるだろうけど、無差別殺人や「ムカついたから」みたいな短絡的な理由で人の命を奪った者は、自分の命で償うべきだと思っています。被害者や遺族の気持ちを一番に尊重するべきだと思います。

人生の重み、命の重み、人としてのあり方……。
1話1話を丁寧に見ながら、考えていきたいと思います。



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最終更新日  2011年01月27日 01時17分42秒
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