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大阪市の知的・精神障害者施設建設 混乱さらに拍車か
建設予定地は、旧国鉄官舎跡地の阿倍野区美章園三の敷地(約千四百平方メートル)。市は、知的障害者の入所更生施設や通所授産施設、精神障害者の通所授産施設、社会復帰をサポートする地域生活支援センターなどの複合施設を計画している。
市が敷地を購入したのは平成五年。以降、計画を作成し、八年から地元住民に説明を始めた。だが「事前に話がなかった。地元無視だ」と反対する一部住民との話し合いが平行線をたどり、十二年一月には、市のボーリング調査を阻止するため、住民が敷地フェンスの出入り口に鍵をかけ、見張り小屋を設置する事態に発展。市が仮処分を申請し、大阪地裁が住民二人に妨害行為の禁止を命じた。
反発の強さから、市は十二年三月、建設費にかかる国からの補助の内示をいったん返上して建設を延期。十六年には住民からの意見などをもとに、知的障害者の入所施設の定員を四十五人から三十人に縮小し、住民と障害者が一緒に花作りに取り組める緑地スペースをつくることなどを盛り込んだ見直し計画を提示した。
結局、この計画でも合意には至らなかったが、市は「機は熟した」と判断し、十九年春の開設を視野に、十七年度中の着工を決定。今年六月に国からの補助の内示を改めて受け、年内の着工方針を固めた。
これに対し、地元の反発や不信感は逆に増幅している。二日の埋蔵文化財の試掘調査では、市側は市職員百五十人のほか、警備員百人を動員。市は、着工に際して大阪府警とも連絡を取り合うとしており、両者の溝がますます深まることが懸念されている。
反対住民でつくる「住民の会」の会長(73)は「 福祉施設に反対しているわけではなく、高齢者施設ならば構わない。 市はもっと話し合いの場を持ってほしい」。一方、市は「これまで理解を得るべく最大限努力を続けてきた。施設を待ち望んでいる人もいる。これ以上の建設先延ばしはできない」と強硬な姿勢を示している。(12/7 産経新聞夕刊)
「障害者ってそんなに邪魔者?」といった… 2006/10/11 コメント(3)
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