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カテゴリ: 台湾棒球
連休前の記事ですが、今年の台湾職棒はちっとも本塁打が出ないことが話題になっているそうです。

5/6までに放たれたホームランの数は、4球団全体で僅か36本(62試合)。 2試合にやっと1本 のペース。


個別の選手でも。
去年は4月だけで10本打った 林智勝選手 はまだ5本。
台湾人ホームランバッターの代名詞・ 陳金鋒選手 はケガで不調とはいえ、たったの1本。
張泰山選手 も開幕から1ヵ月以上打てず、4月29日にやっと今季1号。
チーム全体でまだ3本 しかホームランが出ていない。


ホームランが出ない原因として網路上では、各チームの四番が軒並み不振だからとか、雨が多くて湿度が高いからだとか、いろいろ理由が上がっているそうですが、今年から試合球をSAKURAI-990というボールから MIZUNO-M210というボールに替えたことも一因と見られているらしい。

選手の間では、今年の試合球であるミズノは飛ばない、ホームランの手ごたえでもフェンス前で失速する、去年までとは反発力に差があるのではないか、と言われているんだって。
→[記事] 中職全壘打大減量都怪新球彈性差? (自由時報)(4/28)(big5)


で、これに関連して面白い記事が。

[記事] 「球」證前全壘打/王林仲秋:球的彈性真的有差 (自由時報)(4/29)(big5)
[記事] ’92年首見4人20發全壘打/超彈力Sun-up 轟出名號 (自由時報)(4/29)(big5)

職棒聯盟秘書長の李文彬さん曰く、職棒元年はSSKとZETTの混用、翌年はMIZUNO、1992年はSun-upを使用したそうですが、Sun-upのボールが採用された1992年(職棒3年)は前年と比べて一気に100本も本塁打が増え、年間に20本の本塁打を打つ選手が初めて、それも一気に4人も出現して話題になったんだって。

林仲秋 さんも、職棒キャリアの中で多種のボールを打って来た中で1992年のSun-upが「良く飛ぶボール」として最も印象に残っているそうです。林仲秋さんは前年にMIZUNOのボールでは16本の本塁打だったのが、翌年にSun-upになったら24本に急増。聯盟から目をつけられて、翌年には使用球を変えられてしまったとか。


実際、1992年はどのくらい多く本塁打が出たのかを聯盟官網で調べてみると。


職棒2年:202本 / 180試合、1試合あたり 1.12本 (MIZUNO)
職棒3年:314本 / 180試合、1試合あたり 1.74本 (Sun-up)
職棒4年:319本 / 270試合、1試合あたり 1.18本 (??)
職棒5年:380本 / 270試合、1試合あたり 1.41本 (??)

確かに、Sun-upのボールを使用した職棒3年(1992年)は前後の年と比べてかなり多く本塁打が出ていました。

Sun-upって、日本のプロ野球でも公式球として使われている「サンアップ」のことでいいんですよね、これ。


で、何が面白いかっていうと。


サンアップ:飛ばないボール
ミズノ:飛ぶボール

と言われていたはず(←今でも「サンアップ ミズノ ボール」などで検索するといっぱい出て来ます)。


なのに、台湾ではまるっきり逆。

サンアップ:良く飛んだボールとして記憶に残っている(1992年)
ミズノ:飛ばなすぎて打者が困惑している(2010年)

ということらしい。へ~。

まぁ、台湾でサンアップのボールが使われていたのは20年近く前の話、どうもその間にサンアップ社も倒産してしまってブランド名だけが残っている状態(?)だそうですので単純な話ではなさそうですが、なかなか興味深い話でありました。





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Last updated  2010年05月10日 15時31分37秒
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