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火災報知器を取り付けるため、あるワカイ入居者の部屋を訪ねた。
思った以上に整理整頓されて、キレイに使用してくれていた。
購入当時、一番荒れていた部屋だっただけに、少し嬉しい気分になる。
入居者のワカモノが、
「パチンコで12万負けたんっスよぉ」 と話しかけて来た。
クヤシイを連発している。
今の時期、パチンコに12万円投入できるのは、ある意味シアワセかもしれない。
そんなワカモノが、「どう思います??」 と言うので、
「パチンコに向いていないと思うから、止めたほうが良いと思う」 と、意見を述べておいた。
あれこれパチンコについて雑談した後、
「誰でも一度は通る道っスよね・・・・・」 入居者談。
誰でも通るか不明だが、妙な結論で、割り切れない思いを、強引に帰結させ納得しようとしている模様が、なんだか、コミカルで、これはこれで、ワカモノらしいと思った。
日常の生活に困らない範囲で、好きなように楽しくあそんで欲しいと思う次第。
こんなふうにワカモノとの会話を楽しみながら、火災報知器の取り付けは、終了した。
帰り際、実家から送られて来たが食べきれない、と言って、キレイに赤いリンゴをくれた。
ありがたく頂き、礼を述べて退室した。
そんな彼の部屋には、真新しい32インチの薄型テレビがあった。
オレがこのくらいのトシの頃、一人暮らしの部屋のテレビは、誰かにもらった壊れかけのテレビだった。
カラーテレビなのに、画像が2色でしか映らなくなっていた。
「パネルクイズアタック25」などを見ていても、誰が優勢なのか、よくわからない状況だった。
そんなテレビを、しかたなくずっと使っていた。
時代は変わったなあ・・・・・などど、ありふれたオヤジくさいことを思ったそんな夕暮れ。