ＭｏＭｏ太郎日記

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Jun 17, 2022

善光寺御開帳でツー-アウト

(22)

テーマ：【御開帳情報】遠くとも一度は参れ善光寺(22)

カテゴリ：旅の重さ

高札のあった善光寺入口からは善光寺の境内ということになります。
こちら )は無宗派の単立仏教寺院ですが、天台宗の「大勧進」と25院、浄土宗の「大本願」と14坊によって護持・運営されているそうです。
そのような関連の寺院がこの参道沿いに並んでいます。

そして、仁王門が見えてきました。

善光寺の山号は「定額山」(じょうがくさん)というのですね。

仁王門を抜けると、石畳みの仲見世通りとなり、この両脇には飲食店、土産物屋が並んでいます。

この側溝を跨ぐ小さな石橋。橋の隅っこに穴の開いた石があります。そして、この橋には「駒返し橋」という立派な名前がついています。

建久８年(1197)に源頼朝が善光寺を訪れた際に、馬の蹄が、橋の石の穴に挟まり困ったため馬を返した場所だと言われているそうです。ということは、あの橋の隅っこにあった穴が今まで残っているのですね。

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも、是非ここで馬に乗って立ち往生した大泉洋さんの演技みたいですね。

こちらにあるのは六地蔵。
ラッキーセブンの七地蔵とはならないのかというと、六地蔵の「六」とは、仏教の教えの「六道(りくどう)」を表しているそうです。
六道とは「餓鬼界」、「地獄界」、「修羅界」、「畜生界」、「天界」そして「人界」に分けられていて、人々が輪廻を繰返すための道のことだとか。

そして、山門です。寺院が平地にあっても山の門、山門と呼ばれているのですね。

山門は500円の参拝券を購入すれば、この山門に上がることができます。
ちなみに、善光寺本堂の拝観するためには600円の参拝券の購入が必要です。
なお、善光寺の施設を全部廻りたい人には、三堂（本堂内陣、山門拝観、経蔵拝観）と善光寺史料館、さらに前立本尊参拝・お戒壇巡りがセットになった参拝券1,200円があります。

そして、御開帳の時に立てられる回向柱。
本堂の前に立てられた回向柱が「善の綱」と呼ばれる五色の紐で結ばれ、回向柱に触れると前立本尊に直接触れたのと同じ利益があるといわれ、来世の幸せが約束されると言われています。

この回向柱に触れるための行列ができていました。

そうすると、必ずいるのが行列に横入りする輩。MoMo太郎の前にも並んでいる間、５～６人の人に横入りされました。
折角、仏様の前で心を清めようという善男善女の中にいる不心得者がいるなんて、「 堪忍信濃の善光寺 」(→→→ こちら )と言われても、御本尊の阿弥陀如来的には アウト ですね。
ツー-アウト です。

皆さん、熱心にお参りされていますね。

続いて、本堂で御開帳されている善光寺前立本尊を詣りしようかと思いましたが、本堂を一周するくらい長い行列ができていて、入場制限されていたため、本堂参拝は諦めました。

次回、７年後の御開帳の時に拝観することにしました。
さて、この御開帳、正式名は善光寺前立本尊御開帳。数え7年目ごとに1度（開帳の年を1年目と数えるため、実際には6年間隔の丑年と未年）にあるそうです。
と書いて、えっ！今年は寅年なのではと思いますが、実は令和３年春に御開帳予定していましたが、新型コロナウィルス感染症の影響で延期となり、今年開催されることになったそうです。

また、善光寺の御本尊は「善光寺式阿弥陀三尊」で、白雉5年（654）より絶対秘仏とされているため、鎌倉時代にそのレプリカとして造られた「前立本尊」が今回のような御開帳の時に公開されています。

【つづく】