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体外受精記録、~採卵~の続きです。 3月15日、無事に採卵が終わり、次の日の受精確認までは本当に本当に祈る想いでした。 めちゃめちゃ怖かったです。不安も大きかった。 でも、今回本当に思ったのは不妊でがんばっている人はこんなにもつらい想いをして戦っているんだということ。 妊娠するということは本当に奇跡で、子供を授かるというのは本当に奇跡で。 簡単に受精するわけじゃない。一生懸命、一生懸命、長い道のりを経て二つの生命が出逢ってひとつになるというのは、ほんの一瞬の出来事で そこからまた一生懸命 生き続けるのです。 こんなこと、頭では分かっていたつもりだったけど本当は分かっていなかったな。 いい経験ができたと思っています 採卵翌日、仕事をしながら気持ちは上の空。お昼が来るのがこんなにも怖いなんて。 ちゃんと、がんばってくれているだろうか。 そればかり考えていました。 12時過ぎ。病院へ電話で受精確認をしたところ、培養士さんが丁寧に説明してくれました。 「3つのうち、無事に顕微授精の方は受精できました。残りの自然で試みた方は、ひとつは染色体異常で受精はしたのですが、これは残念ながら移植はできません。染色体異常というのは、普通卵子1個に対して精子も1個の核があって、受精した後、全部で2個にならなくてはいけないのですが、ひとつは核が3つ見えます。これは、多数の精子が入ってしまったもので、今後成長しません。成長したとしても、妊娠には至りません。それで、残りの最後のひとつは無事に受精しました。なので、顕微授精1つと、自然のものが1つの合計2個をこれから培養し続けます。順調に行けば、3日後の18日に移植をします。」 息がつまる想いでした。 3つとも、がんばって生きようとしてくれたんだなあ、っていう想い。 ひとつは残念だったけど、なんとか2つの受精卵ががんばってくれた。 それでも3つとも・・・いや採卵できた変性卵を含む5つとも、紛れもなく私のお腹で大きくなった卵たちでした。 それが愛おしくて愛おしくて なんだか涙が出そうになりました。 でも、これからしっかり分割を経て成長しなければいけない。毎日毎日、祈り続けました。無事に育ってくれますように。 迎えた18日は10時半ごろの病院到着でした。 培養士さんから、2つの受精卵の成長の写真を見せてもらえました。 採卵してから3日目には、8分割していれば、成長のスピードが順調らしく、顕微授精のほうは12分割、自然の方は9分割にまで成長していました。 成長のスピードも順調で、卵の質もとてもいいです、と言われました。 ただ、採卵後からお腹が痛くてすごく気になっていたので診察してもらうことになりました。 普通は1個の卵しか作られない卵巣を、採卵のために注射でむりやり何個も作り出しそれが原因で卵巣が腫れたり、腹水がたまることあるようでこれはOHSSという【卵巣過剰刺激症候群】という怖い副作用といわれています。 そうなると、その周期での移植はできません。 ひどい場合は肺にも水がたまり呼吸が苦しくなり血液がドロドロになりそれが原因で命に関わるというとても怖い副作用です。 誰でもなるわけではありませんが最後の排卵を促すhCG注射が引き金となって症状が現れることが多いそうです。 診察したところ、卵巣は5cmくらいで腹水もたまっていないので大丈夫とのこと。ひどいときは10cmくらいに腫れ上がるらしくとりあえず移植はできますと。 受精卵の移植は、わずか10分程度。 麻酔なしでエコーを見ながら子宮に受精卵を入れるみたいです。子宮の位置を確認し、いい場所がみつかったら培養士さんが、受精卵を取りにいき看護師、培養士、医師がみんな見守りながら注入しました。 「ちゃんといい位置に入りましたよ。あとは安静にね。」 痛みは全くありませんでした。 終わったら部屋までの短い道のりを車椅子で連れて行ってもらい、腰をすこし高くしたベッドで20分休んでから またまた黄体ホルモン補充のための注射をお尻にされ(ま、またかい)帰宅となりました。 仕事は、連休前だったのでその日の午後と翌日の19日はお休みさせてもらい、20、21日と連休。 4日間、ひたすら実家でのんびり過ごしました。 というか、結局お腹が痛くて何もできなかったけど、採卵と移植ですこし痛みは残りますとのことだったので、気にしないようにして過ごしました。 が!!!! 悲劇は突然やってきました。 3月23日、卵巣の腫れをチェックするために病院にいくと「すこし卵巣が腫れている、あと腹水もすこしたまっている。ただ、このまま痛みがひどくなれば、妊娠の可能性があります。」といわれました。 OHSSになりかけだったのですが、普通、OHSSの症状は着床して妊娠が成立するとひどくなるみたいです。(妊娠により、卵巣からさらにホルモンが出て刺激されるからだそう) できるだけ安静に、水分は多めに取って様子を見てくださいといわれ帰宅しました。 その日、黄体ホルモン補充の注射をまたまたまたまたお尻に打たれ、どんだけ打つんじゃいってまだ冗談が言えたほどでした。 その翌日・・・起きたら下腹部が痛い!! でも、痛みがあってもやることは水分摂取くらいしかないと言われていたのでお腹をさすりながらなんとか仕事に行き、仕事から帰ると痛みで横になり・・・の繰り返しで次の受診は28日の月曜日なのでそれまで待つべきか悩んだ挙句 とりあえずゆっくり歩いたりお腹に負担をかけないようにして軽く仕事してました。(これがいけなかった) 土曜日に、あまりに痛くなって急遽仕事を早退し受診したところ 「卵巣がこないだより腫れてる。腹水に関しては、前も後ろも溜まっていて子宮が浮きそうなくらい・・・症状がひどいのでとりあえずin outチェックをしてください。飲んだ量と、おしっこの量を計算して明らかにおしっこの量が減ってきたら全部お腹に溜まって行きますから、危険です。そのときは、すぐに入院管理が必要ですので、日曜日でも夜中でも、とにかく病院に来てください。in outのバランスが崩れなければ、とりあえずは様子を見てまた火曜日に来てください。本当は4月1日に判定予定でしたが、症状悪化も考えられるので火曜日には判定します。」 とのこと。 そのときはすでに、歩くのもくの字で すり足な感じでした。 ただひとつ、救われたのは、このときも医師に言われた 「採卵からもうだいぶ日数が経っているし、今の時点でOHSS発症は、妊娠の可能性が高いです。だから無理しないで。」 という一言でした。 その後、バランスが崩れることなくお腹の痛みはずっとあったもののなんとか過ごして、採卵から2週間後の3月29日、判定の日がやってきました。 次の日記につづく。
2011.04.01
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昨日、出産した病院の退院お土産(内祝いの本や赤ちゃんのミルクの試供品など)の中に入っていた、ベネッセ出産お祝い・誕生記念品に応募したものが届きました ※出産した病院の感想を書いて応募すれば全員送られてくるものです! 子供の名前が入れれるもので、切手か絵本か選べるのです。 絵本も、1人目出産の場合と、兄弟がいる場合の2パターン選べてそれぞれ名前が入ります 入院中、暇だった私はフラフラと病棟をあるいていたら受付のところにこの本の見本が置いてあって、みてみたら・・・・ めっちゃ感動(笑) 泣きそうになって部屋にそそくさと戻りました(笑) 赤ちゃん目線からのお腹にいるときから誕生までの簡単な絵本で自分の出産とかぶってしまい。 なので切手より絵本を選びました それがこれ~ こんにちわ〇〇くん と、名前が入り、出産した病院の名前も記載されます 中身は・・・ こんな感じ! 絵本のところどころにちゃーんと名前が入っていて、パパも登場するか、ママだけでよいかも選べます せっかくなのでパパ登場編にしてみた。 かわいすぎる 最後のページには、メッセージなど書くところがあって、今日はクリスマスなので、ボウへのファーストクリスマスプレゼントとしてチョチョと二人でメッセージを書いてボウにプレゼントしようと思います(え。いただきものがプレゼントかい(笑)) 読み聞かせができるころになったら、何回も読んであげたいな~。 手始めに、練習として一人で読んでみたら・・・ 「ママの声が聞こえるよ」とか「待ってるよってママの声が聞こえたよ」とか「〇〇くん、がんばって会いに来てくれたのね」とか・・・ ・・・むり(笑) 泣けてきて読めませんでした(1人で声を出しながら読んで泣いてる光景・・・ひどい(笑)) 世界でたった一つのオリジナル絵本。 ビリビリになるまで読んであげよう
2013.12.25
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