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一尺八寸に大きくきった 大炉の点前 は、田舎家で囲炉裏を囲む冬の風情を模して創案された 裏千家独自の点前 だそうです。
大きな炉に大蓋の釜を据えて、熱の放散を防ぐために五徳の向こうに「 雪輪瓦 」を置き、 燃える炭 と立ち上がる湯気で客にほっこりと温まってもらうという厳寒の時期の点前です。
この点前は 後炭 がなんともわびた風情で味わい深く、雪輪瓦の向こうに後炭を炉中に組んでおき、炭道具は焙烙に入れて持ち出してする様子をちらっとだけ放送で見せていましたが、本当に珍しく目にしたものがないものでした。
大炉は逆勝手で、濃茶薄茶の点前は、普通の炉の逆勝手と一緒です。
でも、逆勝手がこれまたお稽古する機会が少ないものだから、ただの運びのお薄でもぎくしゃくぎくしゃく、いちいち考えながらしないと体が動きません。大体足がいつもと逆というだけで、ロボットウォークのようになってしまう・・・
講師の倉斗先生は「 本勝手をしっかりと身につけていれば、逆勝手をの良さを楽しみ面白さを見つけることが出来ます
」と仰っていたけれど・・・
すんなり体が動かないことには、なかなか面白いとは・・・
やはりお稽古回数ですよね。。。。
大炉自体、そのように炉を切ったお茶室でないと目にすることはないので、大炉のお点前を見る機会、まして大炉でお点前する機会なんて一生のうちに来ることがあるのでしょうか?お点前はしなくてもいいけれど、大炉でのお茶会に出て、お炭手前を見てみたいと思いました。