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July 26, 2005
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カテゴリ: 読書いろいろ
先日チラッと紹介しました、アメリカ陸軍に在籍する日本人が書いた本です。

この本によりますと、生まれも育ちも日本で日本国籍を持つ純粋な日本人がアメリカ陸軍に入って将校になったのはこの方で2人目だそうです。
その方は、政治的、金銭的なバックアップも無く単身渡米して自分自身の力でアメリカ軍将校の地位を勝ち取ったとかいてます。
著者のほうは、政治的なバックアップがありました。アメリカに行く前に、自衛隊のある方の紹介でアメリカ大使館の駐在武官と会い、アメリカ軍に入れるかどうかなどいろいろ聞いてましたから。

それでも著者は、まずアメリカで大学に入り、大学内に併設された将校養成訓練機関で学び、その間に永住権の取得、市民権の取得をめざしました。
大学卒業までに、訓練課程は全部修了し永住権も取得しましたが、市民権がまだだったため将校になれず、一兵卒としてアメリカ陸軍に入隊します。

そのあとアフガニスタンに行くことになるわけですが、アフガニスタンでの戦闘の様子なども書かれています。
地名その他は現在進行形の作戦のため、架空の名称などに振り変わってますが、わかる方が読めば大体どの辺の事かわかるのではないかと思われます。

以前、イラク戦争に従軍取材された方の本を読んだことがあるのですが、その本では戦死とされたうちの何人かは味方の誤爆、誤射などでなくなられているのだそうです。ひどいものでは夜間道路わきで仲間と横になっていたら、味方のトラックに轢かれて死亡、というのもあったのだとか。


数日後、その攻撃が味方の誤射であると知らされました。いくら的のロケット攻撃を受けた後でパニックになっているからといって、見張り場所の位置などを忘れてところ構わず掃射したらしいと。誤射した相手の名前は知らされなかったそうですが、こんなことがあるとは夢にも思っていなかったと著者は書いてます。そりゃあそうでしょうね。自分が背中を見せられる相手から、まさか撃ってこられるなんて想像すら出来ないと思います。

ブラックホークが消息不明後墜落したときも、夜間に救助作戦があって、地雷原の中暗視装置を頼りに行動している中、TV局の取材陣がいきなり照明をつけて取材を始めたのだとか。身を隠す場所もないところで、しかも夜間、明かりをつけることがどんなに危険なことかこの取材陣にはわかっていなかったようです。このときは何も無かったようですが。

アフガニスタンで6ヶ月を過ごし、帰国。
そして将校養成訓練を経て、いよいよ少尉に。

そして日本に帰ってきたとき、お世話になった自衛隊の方にも再会します。
著者はこの自衛隊の方に、『あなたのような人こそ自衛隊に入ってくれればうれしい』とまで言われています。

著者は何故アメリカ陸軍を目指したのか。
少年時代に見た『ランボー』に強烈な印象を受けたこと、湾岸戦争のときに金だけ払って何もしなかった日本と違って、軍隊を送り無法者のイラク軍を駆逐し、クウェート再建に貢献したアメリカ合衆国を支持していること、アメリカ軍の一員となって、世界のため民主主義のため何かをしたいこと、などをあげています。

でも何故自衛隊でなく、アメリカ陸軍なのか。
それは実戦が経験できるという理由のようです。

先般イラクでなくなられたフランス外人部隊所属の日本人のように、自衛隊では出来ないことを目指したのでしょう。







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Last updated  July 26, 2005 10:39:00 PM
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