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心が無分別に揺れてヒビ割れそうになること、昔に比べると少なくなった。
自分が揺れる要素を深く抉ってみると、意外と役に立つものだったりすることに
気づいたのはいつだったか。
それまでは、どこまで歩いても荒野が続いていて、
乾いた喉が潤うことはなかった。
途切れそうな意識の中で見た、
大地が割れたその下に、全く別の世界が広がっていた。
世界の反転。
そうして、世界は続く。
心のどこかで、新たな革命に期待しながら 人生は続いていく。
私を助けるために落ちて来たように感じた空は
私が、世界の上下を逆さにできるようになった頃、
煙になって、雨になって頬を濡らした。
今頃、海だろうか。
他の何かで補填できない悲しみは
そのままに見つめ続けて、適正な温度に降りて来るまで
ひたすらに待つ。