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https://www.allservice.ro/forum/images/t430.jpg
■T430のEEPROMの所在と簡易アクセスポイント
http://www.ja.axxs.net/t430.htm
T430のEEPROMを拝むためには、T430のシスボ(システムボード)を摘出するしかない。「保守マニュアル」に分解方法が記載されているが、けっこう面倒だ。(でも、思い切ってやりました。)

調べたところによると、T430のEEPROMはシスボの裏側、C-MOSバックアップ電池のコネクタの手前側、黒い絶縁シールの下にあるとのこと。
絶縁シールをめくっていくと、[U22]とシルク印刷されているところに、8pinのチップ「24P08」があった。
理屈的には、このEEPROMに保存されているパスワードを読み出せばいいのだが、読み出し用のパーツをそろえるのも、スキルを習得するのも大変なので、リスクは高いが簡単にできる方法でSVP解除 を試みることにした。
この方法は、EEPROMの5pinと6pinをショートさせて、SVPが設定されていないかのように装い、BIOSに入って、未知のSVPを強制的に上書きしてしまう方法。
EEPROMがシスボ表面など、操作しやすい場所にある場合は、マイナスドライバなどで、5pin・6pinを短絡してしまうのだが、今回はシスボ裏面にあるため、簡単なスイッチを5pin・6pinにはんだ付けして、ON/OFFを行った。
SVP回避は次のような手順で実行した。
※以下の手順は、当方の単なる覚書です。この手順では必ずしもSVPが解除できるとは限りませんので、ご注意下さい。また、最悪の場合、CRCエラーなどの回復不可能なエラーに発展する危険性もあります。
まずは、C-MOSバックアップ電池を外して、ACを挿すと、自動的に電源が入るようにする。スイッチはOFFで。
バックアップ電池を外しているので、ここで必ず日付・時刻エラーとなり、[ESC]か[F1]がを選択する画面となる。
何度か試してみたが、このメッセージが出る前に、スイッチをONにすると、SVPを回避することができる。(メッセージが出てからでは、パスワード入力画面になってしまう。)
うまくBIOSに入れたら、再びスイッチをOFF。これは、この次の作業(SVPの上書きを有効にするためだ。)
[Security]の[Supervisor Password]の項目を[Enabled]に設定して、パスワードを書き込む。
あとは、設定を保存して再起動すると、また同様な画面になってパスワードを求められるので、先ほど設定したパスワードを入力する。
これでBIOSに入れれば「上書き」がうまくいったことになる。
あとは、新しいパスワードで、[Null]設定すればOKだ。
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