小説家って詐欺師なのです。
核心をついた真実です。小説家は優秀な詐欺師なのです。
詐欺師でなければ、小説なんて書くことができません。
冷静に考えてください。実際に起こっていない事象を、実際に体験したこともないことを、いくらかの資料や憶測だけで、読者を釘付けにする一つの話を作り上げてしまうのですよ。
体験したことをそのまま書くのであれば、事実を述べているだけなので、別に話をつくる必要も無いのです。あること無いことを豊かな空想力で作り上げて1つの話にしてしまう。
読者を小説の世界に引き込む要素は、正に優秀な詐欺師と共通します。
余談ですが
今日、このブログを見ていただいた皆様方は、途中で読むことをやめようと思われましたでしょうか。ほとんどの方は、ここまで読み進めていただけたと思います。大変つまらない話をしているのにです。
では何故ここまで読み進めたのでしょう?
今日のブログの1行目にヒントがあります。
「小説家って詐欺師なのです」
たった、これっぽっち。この言葉に吸い寄せられて、あなたはここまで読み進めました。これが真実です。
小説家を詐欺師だなんて、普通は誰が言うでしょうか。先生、先生と尊敬して見ているはずなのです。
そこです。「小説家を詐欺師と言う訳が無い」と頭の中にインプットされていることを、冒頭でいきなり詐欺師だと言いましたので、みなさんは興味を持たれて読んでみようと思った訳です。
今日は騙されたと感じた方、この場でお詫びしておきます。
読み手に興味を持ってもらうのは、「題名」や「1行目」が重要となることについては、また後日に書かせていただきます。
話をもとに戻して真面目な話
論語にあります、一を聞いて十を知る。物事の一端を聞いただけで、その全体を理解することです。しかし何も知らないのに、そのようなことができるのでしょうか。当然ですが何も知らなければ一を聞いて全体を理解することは不可能です。
このようになれば結果がそのようになると予想がつくから、十を知ることができるのです。どれだけの経験を積んできたかが重要となってきます。
どんどん、色々なことに興味を持って動いてください。
その意味では、専業の作家より、兼業の作家、それよりも本業が忙しく片手間に書いている方のほうが有利なのです。
プロの作家よりインパクトのある文章が書けるかもしれません。
すべての感覚を磨いてください。五感を鋭くしてください。
文章を豊かにするに当たっては、無駄な経験は存在しません。
つまらない、ちょっとしたことも経験のひとつです。
読者には文章だけで伝えなければならないのです。
書き手が十を知ることができないのに、読者に十を知るように頭の中で描かせることはできません。
一を知って万を知り、一を与えて十を描かせる。
豊かな経験が、読者の頭の中で文章を爆発させます。
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